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日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



最近、とっかえひっかえいまだ所蔵しているLPの中から、まだCD化されたか、されないような渋~い作品をジャンルにかかわらず引っ張り出してはタイムテーブルにのせてた。
(↑コレ、ほとんど死語?)

そしたら、一度かけたのちそのまんま1ヶ月以上、のせっぱなしで何度も聴いているLPになったのが、このharold budd the pavilion of dreams。
Obsure「オブスキュア」シリーズという環境音楽のシリーズの1作で、このプロジェクト推進者はブライアン・イーノ。
あのペンギン・カフェもデビューはここからはじまっている。


このLP、昔に友達から中古で半ば強引に譲られた(笑)作品。
そんな状態だったので、入手した当時に何度かは聴いたものの、それっきりになっていた。
音楽雑誌でもかなりの酷評をされていたものもあったと記憶している。
自分的には、当時はきらいでも好きでもない、というよりひっかるところがない、そんな作品だった。


ところが今回は、全ての音から発せられる、異様なくらいに清々しい浮遊感に虜になってしまった!
全くもって、意外な展開。
特に1曲めの"Bismillahi 'Rrahman 'Prahim "
ジャンルでいうと環境音楽なのだが、そう片付けたくない「美しさ」で空間を充満させていく。
「音」があまりに瑞々しいので、今のテクノ系では全く太刀打ちできない。
その完成度で全然かなわないと思う。


もうひとつ、こうしてLPを聴き続けそうな理由が。
調べたらCD化されていたのだが、ジャケが変わってしまっていた。
こうなると、新たに買う気になれない。

元のジャケットはこのよう(写真)
新しいジャケットも同傾向だが、前のは他のシリーズに溶け込んだデザインの中の最後の一作だった。
またそれはそれで作品としての意味があったように思う。

今後、いつかはさすがに飽きるだろうが、しばらくは聴き続けるだろうと思う。
という自分は、ハタシテ成長したのか?それとも退化したのか?、自問し続けることだろう(笑)



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