ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

共産党と志位委員長 - 3 ( お山の大将 )

2022-09-02 14:25:18 | 徒然の記

 「アジア政党国際会議」に関する情報の続きを、紹介します。

  ・その後に、日本共産党が宣言起草委員会で修正案を提起した時に、中国共産党代表団が異議を唱えなかったので全会一致で採択された。

  ・最終日の総会宣言案に盛り込まれたが、宣言採択直前になり北京の指示を受けた中国共産党代表団が、この部分の削除を要求したため「核兵器禁止条約の国際交渉の、すみやかな開始を呼びかける」の記述が削除された。

  ・日本共産党代表団は、宣言起草委員会で決まったことを、中国共産党の一存だけで一方的に覆す覇権主義的なふるまいに反発した。

  ・日本共産党代表団は、中国共産党代表団を批判する部分的保留を次のように表明した。

   「採択直前に突然、宣言の最終案の変更を求めた一代表団のふるまいは、異常かつ横暴きわまるものであり、この一代表団によって、ICAPPの会議の民主的運営に著しく反する事態が引き起こされたことに、強く抗議する。」

 「中国共産党代表団を批判する部分的保留」・・これもまた、何を意味しているのかよく分からない言葉ですが、抗議をしたことは間違いなさそうです。反対されても抗議されても、中国は自分の意思を通すために何でもします。やりこめられそうになると「過去のことは知らない。」と言い、「自分たちの意見を押し付けているから、覇権主義だ。」と屁理屈を返します。

 議論に負けそうになると、「この問題については議論したくない。われわれは案には反対だ。提案は拒否する」と、対話を拒絶します。それだけでなく、「何度も呼び出して無礼だ。」と難癖をつけます。

 説明を読んでいますと、よく似たことを言うもう一つの国を思い出しました。慰安婦問題、徴用工問題、あるいは旭日旗について、嘘と誇張を混ぜ、日本政府を困らせる韓国です。彼らは強い国には黙っていますが、相手が弱いとなるとどこまでもからんでくる国々です。

 韓国の詭弁は言うまでもありませんが、中国共産党の意見のどこが科学的なのでしょう。マルクス主義は論理が一貫し間違いがないと志位氏は言いますが、中国の議論は、論理でなく相手を黙らせるための感情論で時間稼ぎの空論です。

 「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と前文で言う「日本国憲法」を、平和憲法などと有り難がっている日本共産党が、太刀打ちできる相手ではありません。だから途中で妥協したと見せかけられ、結局は土壇場でひっくり返されています。

 「日本国憲法」を信じていたら国際社会で生きられないと、ここで志位氏も理解すれば良かったのにできませんでした。日本へ戻れば共産党の意見が通る、反日左翼跋扈の世界ですから、氏は翌年の平成29年に中国へ報復します。  この ( お山の大将  ) 情報を、紹介します。

 「2017 ( 平成29  ) 年1月に志位は、第27回党大会において中国共産党に関し、次の4点を挙げ名指しで批判した。」

    1.  核兵器問題での深刻な変質    

         2.   東シナ海と南シナ海での力による現状変更をめざす動き、

         3.  国際会議の民主的運営をふみにじる覇権主義的なふるまい、

         4.   日中両党で確認してきた原則に相いれない態度

 「 以上を踏まえ志位は、中国の〈新しい大国主義・覇権主義の誤り〉を指摘した。」

 「志位によると党大会直前、当時の中国大使だった程永華より面会要請があり、その会見で〈新しい大国主義・覇権主義〉の記述の削除を求める要請があったと言う。」

 「志位は要請を拒否するとともに、なぜそういう規定をしたのか理由を述べて是正を求めた。また、中国共産党代表団が〈アジア政党国際会議〉でとったふるまいを、中国共産党として是とするのか、非とするのか。本国に問い合わせ、回答を持ってきてほしいと要請した。」

 自民党の中だけでなく、共産党の中にも親中党員がいるらしく、大会前の志位氏の演説内容まで中国が把握しています。こうなりますと日本は与党も野党も、大事な話が中国へ筒抜けと言うことです。

 「程は本国に伝えると約束したが、その後も返答はなかったという。そのため日本共産党としては、〈クアラルンプールで、中国共産党代表団がとった覇権主義的ふるまいは、中国共産党中央委員会自身の問題とみなさざるをえない〉〈そこに『社会主義の事業への誠実さ、真剣さ』を見いだすことはできない。〉と判断するにいたったと述べている。」

 これで中国共産党との関係修復は、振り出しに戻り、対立関係になったと言うことなのでしょうか。しかし、情報にはまだ続きがあります。

 「会談で程は、〈意見の違いを公にせず、内部の話し合いで解決してほしい。〉〈敵が喜び、右翼が喜ぶだけだ。〉とも述べたが、志位は次のように反論したと言う。」

 「国際問題で我が党がその立場を公然と述べることは、党の自主的権利に属することであって、もしも異議があるならば公然と反論すればよい」

 「『敵が、右翼が喜ぶ』というのは、安倍政権の『戦争をする国づくり』と真剣にたたかっている我が党に対して、あまりに礼を失した発言である。」

 「率直にいうが、中国の大国主義・覇権主義的ふるまいが、どれだけ安倍政権が安保法制=戦争法を進める口実とされているか、日本の運動の利益をどれだけ損なっているかを、真剣に考えて欲しい。」

 「中国に対して堂々と反論した、さすがは志位委員長。」と、共産党員と反日左翼学者たちは感心するのかもしれませんが、日本を大切にする私から見ればどちらも余計なことをする「害虫」です。『敵が、右翼が』と、この反日左翼勢力が安倍氏を敵視するから、「自主憲法の制定」が遅れ、安倍氏へのテロを誘いました。

 志位氏の率いる共産党について、そろそろ終わりにしたくなりました。次回でそうしたいものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする