「武漢コロナ」の吹き荒れる日々、外出自粛を家内と二人で実行中です。食料品は、毎週木曜日に生協の若者が届けてくれます。
しかし、時折、野良猫タビーの餌や、不足したパンや野菜など補充しなくてなりません。それ以外は髪が伸びても床屋へ行かず、歯の治療は中断し、病院の定期検診は何度も延長依頼をしと、閉じこもりの日々です。
日本だけでなく、世界中がこんな異常時です。一生に一度巡り会えるかどうかの、歴史的日々です。オリンピックは4年に一度ですから、珍しくありません。
このような異常時に、ちょうど良い本がありました。図書館でもらった廃棄本の一冊ですが、題名の珍しさに惹かされました。
篠原令 ( つかさ ) 氏の著書、『妻をめとらば韓国人』です。
今から29年前の平成11年に、文芸春秋社が出版しています。私のブログの目的の一つは、息子や孫たちのため、
1. 反日・左翼の有害図書を、徹底的に批判する。
2. 日本の社会に、いかに多くの有害図書が溢れているかにつき警鐘を鳴らす。
3. 美しい言葉や、魅力的な言葉に騙されない知恵が必要だと、警鐘を鳴らす。
そんな思いで本を読み、ブログを書いています。大分読んできましたが、少しも悪書が減りません。以前はムキになり反論に意を砕きましたが、最近変わりました。
「浜の真砂 ( まさご ) は尽きるとも、世に盗人 ( ぬすっと ) の種は尽きまじ。」
歌舞伎の大泥棒のセリフです。「盗人(ぬすっと)」と言う言葉を、「反日左翼」と読み替えれば、日本の出版界の現状です。尽きることのない「反日左翼・グローバリスト」には、立ち向かう必要がないと悟りました。都度真剣勝負をしていては、身が持ちません。
どうしてこのような「おかしな人間」が生じたのか。興味と好奇心を持ち、観察しておれば良いのではないか。
氏の著書は198ページの薄っぺらな本で、51ページを進行中ですが、思考回路の奇抜さに呆れる本です。自分の国を大切にするから見れば、「馬鹿につける薬はない」と言う発見です。
最終ページに書かれている、氏の略歴を紹介します。
・昭和25年生まれ、早稲田大学中国文学科卒
・シンガポール南洋大学、韓国ソウル大学に留学
・ソウルで、ファッションデザイナーの卵だった女性と知り合い、結婚
・渋沢栄一翁の孫、渋沢正一氏の秘書を経て、米国生命保険会社のアジア担当、その後シリコンバレーに移る
・ハイテクベンチャー企業を、何社も経験したのち、平成10年拠点を中国へ移し、アスキー、セコム等の中国進出を手掛ける。
・現在は、東京とソウルと中国の三重生活 韓国人の妻との間に、二人の娘がいる。
略歴は、私生活に触れないのが普通ですが、普通でない著者なので、余計なことが沢山書かれています。
本人は、自らを「団塊の世代」「全共闘世代」と語っています。私より6歳年下なので、存命なら70才です。マルクスも読まないで全共闘の闘志になったと、自慢していますが、恥ずかしい左翼です。思想の土台がなく、周囲に流されている自分を、平気で晒しています。
同じ左翼の無恥ですが、3年前に読んだ元東大総長の大内兵衛氏と、元立命館大総長だった末川博氏に比較すると、まだマシです。
篠原氏の著書はの紹介は、次回からとしますが、参考のため、二人の高名な学者の「恥ずかしい言葉」を、紹介します。「ねこ庭」の過去記事で紹介済みなので、覚えている方はスルーしてください。
〈 1. 大内兵衛氏 〉 ( 昭和30年にソ連・中国学術視察団の旅を経ての感想 )
・私も社会主義を勉強すること実に40年であるが、社会主義がユートピアであるか、科学であるか、今まではっきり分からなかった。
・しかしここへ来ていろいろの見学をして、それが科学であることがしかと分かった。
・ロシアの経済学は、二十世紀の後半において、進歩的な特色のある学問として、世界の経済学界で、相当高い地位を要求するようになるだろう。こういう歴史の変革のうちに、経済学者としていよいよ光彩を加える名は、レーニンとスターリンでありましょう
・かって幾世紀かの間、内憂と外患のために苦しんできた朝鮮民族は、いま金日成首相を天日と仰いで、社会主義国家としての基本路線をまっしぐらにつきすすみ、ゆるぎない基盤を築きあげている。