昨日の続きを報告します。
最初はモンシロチョウ。
キャベツ畑で乱舞しているイメージがありますが、1頭だけで出勤前ののんびりと日向ぼっこを楽しんでいるようです。
こちらはかなり小さな、サカハチクロナミジャク(?)
ただ、私の図鑑上では、サカハチクロナミジャクに似ていますが、この種は5~7月が活動期となっているのきっと違う名前なのだと思われます。それとも異常気象によって10月にも姿を現したのかもしれません。
コスモスの花とイチモンジセセリ。
この写真でははっきりしませんが前後の写真を確認するとそのように思われます。
ヒメアカタテハ。
初めて見る種類の蝶です。
よく見ると違うのですがツマグロヒョウモンだと思って、今までは見過ごしていたかもしれません。
ここまでが、公園横の河原で出会った昆虫たちです。
ここから、やっと根木内城址公園の中に入りました。
キタテハの秋型でしょうか?
羽のあちこちのとがった形が特徴のようです。
私の大好きなウラギンシジミ。
真っ白な裏面と内側の濃いオレンジ色の対比が好きです。
こちらが内側の様子です。
昨日も書きましたが、どの蝶もまだ体が温まっていないためか、静かに日向ぼっこをしてくれているので撮影ができました。
オンブバッタ(?)
ショウリョウバッタだとすると触覚が短すぎるように思われます。
ヒカゲチョウ。
9月まではサトキマダラヒカゲが群れていた、樹液を出す木の根っこにいました。
ここまでが公園の池周りの平地部分です。
平地部分から階段を何段も上った先の元天守閣のあった広場では、カラ類の群れが出迎えてくれました。
シジュウカラ、エナガ、メジロ、コゲラが忙しく枝の間を飛び回っていました。
素早い動きであること、そして、空をバックにした逆光であることから、
双眼鏡では確認できたものの、カメラのレンズで彼らをとらえることはできませんでした。
たまたまコゲラがレンズに収まりました。
先ほどのコゲラとは違い、こちらでは餌にありつけたらしく、しばらく同じところをつついていてくれました。
あまり音もたてずにこっそりと食事をしていました。
以前から比べると、かなり貧しくなってしまった自然だと思われますが、そんな中でもたくましく生きているいろいろな昆虫たちに出会い、いつの間にか、かなりの時間を使ってしまいました。
名残惜しくもありましたが、またの機会ということで公園を離れました。
帰り道、自宅近くの家のテレビアンテナでモズ(オス)が独特の節回しでさえずっていました。
これなんかは、ハヤニエをするモズには見えない優しい顔ですよね。
かわいい顔ですが目のところに黒い線が入っているのでどうやらオスのようです。
立ち止まってしばらく聞いていると、このモズが変な歌を歌い始めました。
その中一節には「ピープル・プレィ、ピープル・プレィ」と啼くコジュケイの鳴きまねになっていました。
初めて聞くモズのいろいろな鳥の物真似にびっくりしました。
モズはオスがメスの気を引くためにこのような物まねをするのだそうです。
この後、家に帰り、写真の整理(ピンぼけ写真)と写真に撮った昆虫の名調べをしました。
かなり時間を要しましたが、名前を特定するのにかかる時間も、散歩のときと同じようにワクワクして楽しいものとなりました。
<追記>
昨日見た下の写真に写っている黒いガの幼虫はセスジスズメという蛾のようです。
何年か前までは、イモムシをかわいいとか思ったことがありませんでしたが、変われば変わるものです。
成虫も戦闘機のような恰好をしていて「カッコいい」と思ってしまいます。
蛾なのに・・・・。こちらも以前はかなり苦手でした。
相手のことがよくわかると、見方が自然と変わっていくもののようです。