昨日は、今年初めての盆栽教室。
とはいっても、もうすでに、第1回目が行われているので、私としては、初習い事。
この時期は、盆栽の作業は少ない。
せいぜい、松柏類の針金掛けか、雑木類の伸ばし気味の枝の選定。
ただし、この時期は絶対モミジと楓の剪定はしないほうがいい。
春以降の栄養素が幹などの中に蓄えこんでいるところを、小枝剪定などしたら、栄養が外に垂れてしまう。
実はメープルシロップは、楓の種類でサトウ楓の栄養素を利用して、メープルシロップとなる。
盆栽教室の講師の話では、静岡では、12月までに選定を終えたほうがいいようだ。
ということで、今月持ち寄った盆栽教室生徒の作品は、それでも、時季を得た名品が持ち込まれた。
中でも、今の時期に花が咲いてちょうどいい、野梅が持ち込まれた。
部屋の中では、この野梅の香りがほのかに漂う。
ただ、講師の見立てでは、次の植え替えには約45度ほど寝かせて固定したほうがいいとのこと。
そういえば、あまりにも正直すぎる姿。
せっかくのシャリ(幹の枯れたもの)を、一番披露し、かつ体幹の曲がり具合をそのまま生かそうとすると、立たせるよりは、少し寝かせたほうが、ずいぶん見栄えが良くなる。
講師は、鉢を斜めに傾けながら、最適の野梅の見栄えを、生徒たちに示していた。
さあいよいよ今年の盆栽教室が始まるが、仕事柄、満足に月第1、第3土曜日の午後の教室に参加できるか不安。
思えば、昨年9月の最初の教室から、なんと、昨日まで毎月2回の教室の日が、ことごとく他の日程と重なり、約半年教室を空けることに。
ただ、バンド活動、審判活動なら、今まで通りで、何とかこなせて参加できていたが、このところ、仕事の面で、やはり土日の出勤が多くなり、教室が欠席となっているようだ。
仕事をさておいてまでも教室を優先させるわけにはいかないが、なんとか調整したいものである。
なぜかといえば、とにかく、80才を過ぎた講師、また生徒も私のだいぶ先輩の60才後半から70才後半まで、年配諸先輩方との会話が、いろいろ話題豊富で、参考となる。
単に、盆栽の育て方ばかりでなく、いろんなコミュニケーションを得るこの教室は、やはり、何とか都合をつけ、参加しなけれなならない有意義な趣味の場である。
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