いよいよ今日、牧之原市では津波避難タワーの建設が3か所で始まる。
牧之原市は、南は駿河湾に面する平野、一方そのすぐ北には牧之原台地の末端があり、海と台地に囲まれた平地に市街地の連坦が延びる。
したがって、将来予測される地震が来たとき、震源地が静岡県の沖合ということで、必ず津波がやってくる。
先の東日本大地震を他山の石として、津波対策が必須。
その第1弾が、万一津波が発生しても、津波が到達するまでの間に逃げ命を守るよう、避難タワーを設置する。
津波到達地区をメッシュで区切り、健常者、身体的障害者、高齢者などのそれぞれの歩行スピードと移動距離を勘案し、その地区の人たちが全員避難できる範囲の中で最適の位置取りをして、津波避難タワーを建設する。
その竣工式、神事などが今日行われる。
いよいよ待ちに待った、津波避難施設の着工である。
市民の発言からは、取り掛かりが遅いなどとの意見をいただくが、地元の方々が今まで幾度となく話し合い、地元にとって最も必要とする対策は、一番いい施設は、いい場所はと問いかけながら、地区の要望がまとまり、地区から市へ提言をいただいた。
今年度中に建設されるタワーは、まずは命を守る施設であるが、今後県と市では津波対策防潮堤を10年かけ建設し、財産と命の両方を守る事業を進めていく。
タワー建設の着手には時間がかかったが、地元が合意形成をして納得した、命を守る施設がいよいよ出来上がる。
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