孤軍奮闘、総裁選挙の壮絶な戦いを、独自の一匹狼路線で戦いきった石破総理。
その選挙での、巧みに自民党員を引き付ける持論は、その語る穏やかな物言いとともに、党員の心に、もしかしたらと期待を抱かせるほどの最高のパフォーマンスであった。
その石破氏だが、いざ総理大臣になると、総裁選挙までの信条、信念がどこに行ってしまったのかと疑うほどの方向転換・・・。
所信表明からは、総裁選挙のような熱量が全く感じられない。
いや、その石破氏の真骨頂である、とがった持論、政策論が全く見当たらなくなっている・・・。
石破氏は、そうも感じていないかもしれないが、国民からすれば、衆議院議員選挙を自ら挙行するその足元から、石畳が崩れ始めようとしている・・・、早すぎる!
石破氏は、総裁選挙以前から、財政再建、経済にはピンポイントの政策を掲げ、まさにその信念を通す姿勢ゆえ、市場が恐れ、総裁選逆転勝利後の株大暴落につながったほどだが・・・。
石破氏ともあろう方が、やはり自民党と言う組織のトップに立てば、一匹狼ではなくなる、組織に染まり、組織の力関係の板挟みになり石破氏のカラーが薄れていく・・・。
選挙に影響する政治資金問題や防衛費増額は蓋をし、地方創生への交付金増額、賃金アップなど、誰もがやる選挙前のばらまきに走る・・・。
「国民の納得と共感を得られる政治」を目指すというが、それは石破カラーを前面に出し、自民党、野党を問わずこれらを相手に、不退転の決意で突破することで成就すると思うが・・・。
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