昨日、いったん中止となっていた川崎幼稚園の保護者説明会が再開し、会場は紛糾することもなく、保護者は事の顛末を冷静に聴収していたようだ。
もちろん、忸怩たる思いと川崎幼稚園に対する不信の念は、その心の中で充満していただろう・・・。
その中で、新たに理事長に就任した前理事長のご子息が、事の経過を説明したようだ。
この説明会開催では、新理事長の下、丁重な保護者への対応、また、丁寧な説明に終始したようだ。
前回は途中で紛糾し、また体調不良で救急にかかる保護者がいたため中断したが、今回は何とか無事に終わった。
ただ、そこで私なりに疑問を持つのは、今回の事件で川崎幼稚園、そしてその運営母体の榛原学園の廃止を求める声があるということだ。
しかもその声が、今までさんざん子どもたちを川崎幼稚園に預けて助かっていた親からということが、残念で仕方ない・・・。
元々川崎幼稚園に子ども、孫を預けるということは、その家庭の都合である。
すなわち共働きのためや、新たな育児をする乳児がいるためなど・・・。
要は川崎幼稚園に子どもを預ける必要があったために、入園させた親ではないのか・・・。
保育に頼る親は、子どもを預かってもらえる施設があるということをありがたく思い、川崎幼稚園に子どもを預けていたのではないのか・・・。
そんな幼稚園が残念な事件を起こしたので即幼稚園を廃止しろという発言は、あまりにも短絡的、幼稚園が廃止されたら、自分の子供の面倒をだれが見るのか・・・。
いや、廃止論を唱える保護者は、廃止した結果が自分の子供、孫の保育に影響のない家庭環境なのだろう、子どもを園に預け、親は、自分の都合のいい時間を楽しむ・・・。
今は、両親の育児が困難な場合にしか入園が認められない保育園とは違い、どのような状況でも子供を預かる認定こども園というものがある。
還暦をとうに過ぎた私たちの時代からは、理想的な育児環境だ・・・。
ただ、一方で、存続を懇願する親がいるという、当然だ、家族の生計を維持するため、夫婦そろってフルタイムの勤務をする。
その子どもを預かってくれる施設は、ありがたい存在だ。
そんな施設を廃止すべきという親は・・・、もともと川崎幼稚園に預ける必要がない、待機児童ではない子どもを持つ、単なる親・・・。
そんな恵まれた環境を享受していた親が、何の理由で川崎幼稚園の廃止を言葉にするのか・・・!?
我が子の、我が家庭の事情をさておいて、育児に困窮している他の家族のことは考慮せず、川崎幼稚園の廃止を言葉にしたなら、さすがに身勝手な言動と言わざるを得ない・・・。
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