静波海水浴場は、駐車場が海岸の目の前までアスファルトで整理され、車からの移動が楽、そして、ライフセーバーが常駐して、海水浴客の安全を監視している県内屈指の環境が整った海水浴場。
15日に海開きして、これからひと夏10万人単位の観光客がやってくる。
この牧之原市が活気立つ、新茶の摘み取りと海水浴の二つのシーズン、国道150号線は終日渋滞だが、かえって地元は賑わいがやってきたと喜ぶ。
ところが、その海水浴場で、昨日水難者がいたようだ。
静波海水浴場は、遠浅で波も穏やかな家族づれにも楽しめる安全な海水浴場。
ただ一つ、これはどこの海岸にもあるのだが、一つの危ない潮の流れがある。
寄せる波を見ていれば常に沖から海岸へと海水の流れは一方向に寄せられると思いがちだ。
実は、そんな打ち寄せる波とは反対に沖に戻る強い流れの潮がある、地元では出(だ)しという。
静波海岸では海水浴場内にいくつかの出しがあるので、出しの危険さを看板で知らせているが、しっかりと見てから海水浴場に入る方は少ないかもしれない。
その流れに乗ってしまうと、自分では気がつかない間に、沖へ沖へと流され、いつの間にか足の届かない水深の深い場所まで身体をもっていかれてしまう。
泳ぎが得意で、そして出しの存在を知る者なら、出しから離れ、海岸に戻ってくることができるのだが、出しを知らず、かつ泳ぎが得意でない方は、いつしか足の届かない沖合まで流され、それでパニックになっておぼれてしまう。
昨日事故にあった方は外国人のようだ、ということは、このような海の潮の複雑さを知らないまま泳いで沖に向かってしまったのか・・・!?
海水浴シーズンは始まったばかり、これ以上の事故のないひと夏であっていただきたい・・・。
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