温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2016 出張続き

2016-11-22 06:52:33 | 日記・エッセイ・コラム
もともとこの役職になって少なくなったとぼやいていた出張だが、このところにきて連日のごとく・・・。

先週は、東京の環境省へ、昨日は県の交通基盤部へ。
すべて来年度人事への支援要望である。

今、建設土木でも建築部門でも、民間、官庁を問わず技術職が不足している。

東日本大震災を契機に公共、民間土木を問わず、その需要が増す中、資格を有する技術職は引く手あまたで、より条件のいい就職先に流れる。

そうなると、もともと給料が高めの県や政令市は、民間へ流れそうな優秀な技術職を何とか確保できるが、十分な給料を支給することができない中小(!?)ひらひら自治体にとって、土木技術者の確保は至難の業。
毎年募集をしても応募がない。

でも、県や政令市と同様の公共施設のアセット、改修工事はある。
小規模の自治体は、不足する専門性を国、県、政令都市などから支援をいただく傾向にある。

今牧之原市は、国交省、静岡県から技術職の派遣をいただいている。この職員は、市の職員を指導するとともに、新たな市民視点で事業を組みたて、市民に同化して本人の研修にもなる。
しかし国も、県ももうすでに市町へ派遣する職員の余裕はなくなっている。

民間の景気がいい分、零細自治体(!?)なぞへは目もくれないかもしれない技術屋さん。

民間の建築物、請け負った公共土木に力を注ぎ稼ぐ、好条件の民間へ就職することは一般的に考えるだろう。
しかし、少ない給料ながら、市町の道を1本、といわず何本でも作るぞ、市民町民のために公共施設の建設・修繕をやるぞ、そしてとどのつまりは、俺のノウハウで牧之原市のまちを作ってやるぞ!という気概を持つ猛者が、現れないだろうか・・・!?

まあそんな篤志家は望めないが、せめて、親が、親戚が、同級生がいる故郷に戻ってきて、一肌脱ぐか、というような技術者はいないものだろうか・・・。

今朝一番に防災速報が携帯に。
福島県沖での大きな地震。何も被害がなければいいが・・・。

さあ今日も頑張っていきましょう!






コメント
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