温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2014盆栽テクニック(もみじの葉がり)

2014-11-25 22:30:10 | 盆栽教室
昨日モミジの葉刈りの作業を行った。
実は、この静岡では、この作業はもう少し早めに行う。
その遅れた理由は、土曜日からの3連休に行われた吉田公園盆栽作品があった。
もとより数少ない素材に、いつもながら何を出したらいいか迷いながら、今年はやむなく今一番いい状態だった懸崖黒松を出す。
ただ、この盆栽展に何とか紅葉を見てもらえるようにと、葉刈りをせず紅葉の様子を見ていた。
しかし、元々温暖な牧之原市では、モミジをはじめ雑木類の紅葉は、鮮やかな赤や黄色に色づくことはあまりなく、くすんだ色となり紅葉らしくないのが通常である。
もともと昼間と夜の寒暖差が大きいほど、紅葉の程度がいいというが、このところというか、毎年静岡は、11月に寒いと思う日は数少なく、昨日も部屋の中では、時折半袖のTシャツで過ごすほどであった。
そんな温暖な気候では、モミジの紅葉は進まず、むしろ、まだらの紅葉。
これでは作品展には出展できず、せっかく残したモミジの葉だが、やむなく遅めの葉刈りを。
この作業は、毎年行わなければならない。
それは、樹形を保つために重要な枝の選定作業があるが、それには、葉が邪魔。
だから、葉を刈り枝をすべて見える状態にして、それから選定を行うのだが、ここでモミジの剪定にとって注意しなければならない作業の手順がある。
一つは、モミジの枝の極意は、先端に行くにしたがって、徐々に繊細な小枝となること。
ところが、いつまでも葉をつけていると、枝が成長し、繊細さがなくなる。
もう一つの葉刈りの理由だが、甘い甘味料でメイプルシロップがあるが、これはモミジのある種類の樹液。
ということは、モミジは一般的に樹液を出す。
その樹液は、夏、秋にためた養分が冬場保存され、木の中にあふれるほど溜まって春の芽吹きの成長のエネルギーとなる。
その養分ではあるが、盆栽管理にとっては、剪定の時期によって、その養分を切り口から出してしまうこととなる。
そうなると、モミジにとって、成長するエネルギーがなく、十分な成長ができない。
その樹液が出ない時期は真冬だが、そこまで葉刈りを待つと小枝づくりに影響が出るので待てない。
この小枝づくりと樹液の関係で、剪定時期の見極めが必要となる。
だから、葉を刈り、モミジに冬が来たと錯覚させ、剪定するのである。


【写真↓:双幹もみじ】

【写真↓:モミジの色合いもイマイチ。】

【写真↓今から葉刈り】

【写真↓:途中の様子】

【写真↓:作業終了。ここから枝の剪定作業が。ただし、冬と錯覚させるため(!?)1週間後】

【写真↓:先になるに従い徐々に細くなる理想的な枝】

【写真↓:一方、先端まで太い枝や、勝手に伸び、交差や上向きなど、葉刈りをしなければわからないような枝が見えてきた。これらを今後選定する。】
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2014孫をどこまで面倒見られるか・・・!?NO5

2014-11-25 06:33:58 | 日記・エッセイ・コラム
今度はSantaM野女史からコメント。
「みなさん、孫でマゴマゴしてますねぇ~(笑)
今日は1年生と年中の孫のお守り。
大きくなって楽かと思えば、やることが活発でハラハラ。
お絵かき、ぬりえなどしているかと思いきや、外トイレの壁を修繕中のじーじをさがしあて、トンカチ持って手伝い始めた。
年中の孫が咳が出るので、「木のホコリも吸うからマスクして」と渡しても「オレ、マスクきらい!」と押し問答。
でも見てないところでマスクしていたので、「えらいね~」とほめてハグしたら、嬉しそうにニコニコ(*^_^*)
そのうち、二人で木切れとくぎを持ち出し、「おふねをつくるんだ~」とトントン・・・・。
「このあと、ぬるんだよ、何色がいい?」「にじいろ~」と二人の会話を聞いていればかわいいが、「いてぇ~」手を打ったようだ。
けがさせては責任重大。やめさせようとしても夢中でおもしろがってやっている。
思う存分やって、やっと図書館へ絵本を借りに連れて行きました。
やれやれ、ほっ!かわいいけど、大変ですね~。」

孫の話になると、まあ同じ年代、皆さん話が尽きない。
結局この3連休、土曜日は終日、日曜は午前中、昨日は午後からと孫の世話で終わった感じ。
やりたいことはいっぱいあるが、まあいいか。
ただ、ジャンプやジイジに飛びつくなど運動量が増え、それに合わせるのが結構きつい。
せいぜい週1回の孫との時間にしたいが・・・。
ぜいたくな悩みか!?
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