季節は巡り、23日は24節気の霜降(そうこう)となる。北国や山間部で霜が降り始め、朝には草木が白く化粧をするころである。
そんな天気の良い日、2階の寝室の窓だけでなく網戸まで全開して、奥さんが掃除機をかけた。
その夜、寝室に入ると冷たい空気が漂っている。掃除の後、窓を閉め忘れていた。国からの冷たい仕打ちに慣れているせいか、冷たい布団に入ってもそれほど冷たいとも思わない。
ひと眠りしたころ、小さな「ブーン」という羽音が徐々に大きくなり、左の耳元でピタリと止まった。暗い部屋の中で目をつむったまま、左の手のひらで「ピシャリ」と頬をたたいた。
その後、羽音は止んだ。と思っていたが、しばらくすると又「ブーン」という音がして、今度は右の耳元で止まった。右の手のひらで頬をたたいた。手ごたえはなく、一撃できたかどうかは分からない。
3度目の羽音が近付いてきた。もう我慢できない。電気をつけてみると3時半だ。階下に降りて蚊取り線香を探し出し、短く折って火をつけると蚊の襲来はなくなった。
たかが1匹の蚊であるが、寝ていて聞くあの羽音は目が覚めるほどに大きく聞こえる。網戸を閉めなかったばっかりに、眠れぬ夜を過ごしただけでなく、自分で自分の頬に2度も思いっきりビンタを食らわせた。
間もなく霜が降りようとする時季なのに蚊がやってくるとは、季節も大分ずれてきているのだろうか。
「世の中に か(蚊)ほどうるさきものはなし 文武といふて夜もねられず」と、文武を奨励する松平定信の寛政改革を皮肉る狂歌がある。
ひるがえって現在の世の中、「世の中に か(蚊)ほどうるさきものはなし 霞が関改革というて夜も寝られず」か。
霜降、いや、そうこうしている内に総選挙は近そうだ。
(写真は、何もかもはっきり見えない瀬戸内の「蜃気楼」)
そんな天気の良い日、2階の寝室の窓だけでなく網戸まで全開して、奥さんが掃除機をかけた。
その夜、寝室に入ると冷たい空気が漂っている。掃除の後、窓を閉め忘れていた。国からの冷たい仕打ちに慣れているせいか、冷たい布団に入ってもそれほど冷たいとも思わない。
ひと眠りしたころ、小さな「ブーン」という羽音が徐々に大きくなり、左の耳元でピタリと止まった。暗い部屋の中で目をつむったまま、左の手のひらで「ピシャリ」と頬をたたいた。
その後、羽音は止んだ。と思っていたが、しばらくすると又「ブーン」という音がして、今度は右の耳元で止まった。右の手のひらで頬をたたいた。手ごたえはなく、一撃できたかどうかは分からない。
3度目の羽音が近付いてきた。もう我慢できない。電気をつけてみると3時半だ。階下に降りて蚊取り線香を探し出し、短く折って火をつけると蚊の襲来はなくなった。
たかが1匹の蚊であるが、寝ていて聞くあの羽音は目が覚めるほどに大きく聞こえる。網戸を閉めなかったばっかりに、眠れぬ夜を過ごしただけでなく、自分で自分の頬に2度も思いっきりビンタを食らわせた。
間もなく霜が降りようとする時季なのに蚊がやってくるとは、季節も大分ずれてきているのだろうか。
「世の中に か(蚊)ほどうるさきものはなし 文武といふて夜もねられず」と、文武を奨励する松平定信の寛政改革を皮肉る狂歌がある。
ひるがえって現在の世の中、「世の中に か(蚊)ほどうるさきものはなし 霞が関改革というて夜も寝られず」か。
霜降、いや、そうこうしている内に総選挙は近そうだ。
(写真は、何もかもはっきり見えない瀬戸内の「蜃気楼」)
人の気持ちも変る・・、すべて他責にする時代・・。
はて、老人は何をしようか・・世のため、人のため・・。恩返しのご奉公を・・。
何時ものように空を眺めながら草むしりに出かける・・これが毎朝の日課。健康に感謝しながら・・。
私も、おもしろい事を見つけました。土曜日に披露しますね。新聞投稿は、?????
「霜降」良い響きですね。
国からの冷たい仕打ちだけでなく、糟糠の奥様からも冷たさとブーンのプレゼントでしたか。
お気の毒に… カッカッ蚊 などと笑っている場合ではありませんね。
草抜き、元気でやっていますか。
参りました。
ニュートン算でも割り切れない、自然の営みに感謝・・。しかし、大変・・。
自然の威力、逞しさに脱帽する毎日です。
しかし、誰が大統領になったとしても過去8年間の無能な大統領による政治の失敗を引き継ぎ問題が多いと思いますが。