「今日(23日)は大暑。いよいよこれから夏本番というか、いわゆる盛夏の候になる」。今朝の新聞の「季語刻々」という欄にこんな書き出しで、暑さについての今昔が書いてある。
夏休みに入った途端、昨日は36都道府県で35度以上の猛暑日になったという。岐阜の多治見市では今年国内最高の39.4度まで上がった。週末には極端な暑さも落ち着くというが、まさにこれからが夏本番、熱中症に気を付けなければいけない。
暑さも「子供のころは、こんなに暑くはなかった」と思い起こす。家の構造にもよるだろう。庇は深いし、縁側はあったし、風は何の邪魔物もない座敷を表から裏へと吹き抜けた。
家に車や自転車のない時代の夏休み、遠い海や川に泳ぎに行くことは簡単ではない。夏休みに1度は汽車に乗り、藤生の海岸へ海水浴に連れていってもらった。これ以外は、泳ぐといえば裏の山へ登っていき、災害防止のために作られた幅3mくらいの小さな川の堰堤をプール代わりにして泳いだ。
水深は背丈以上ある。向こう岸まではわずか3mであるが、それでも足が下に届かない恐怖心は今でも鮮明に覚えている。泳ぎから帰るとごろんと昼寝。ラジオから聞こえてくる高校野球がBGMだ。うとうとしていると「カランカラン」と自転車に乗ったアイスケーキ屋さんの鐘の音。薄目を開けてそっと親の顔色をうかがう。「今日は買ってもらえそうもないな」、そんな日が多かったか。
それでも夏の暑さは、各人うちわがあれば過ごせる程度。今は、半パンに薄いティシャツ、裸同然のスタイルでエアコンの効いた部屋で日がな1日だらりだらり。外に出る時には一大決心がいる有り様。他人のせいでこうなっている訳ではないが、大暑の日、暑さへの対処の仕方に苦慮している。毛皮を身にまとったハートリーが、床の上で横になったまま恨めしげに私を見ている。
(写真は、大暑の日の「酷暑記事」)
夏休みに入った途端、昨日は36都道府県で35度以上の猛暑日になったという。岐阜の多治見市では今年国内最高の39.4度まで上がった。週末には極端な暑さも落ち着くというが、まさにこれからが夏本番、熱中症に気を付けなければいけない。
暑さも「子供のころは、こんなに暑くはなかった」と思い起こす。家の構造にもよるだろう。庇は深いし、縁側はあったし、風は何の邪魔物もない座敷を表から裏へと吹き抜けた。
家に車や自転車のない時代の夏休み、遠い海や川に泳ぎに行くことは簡単ではない。夏休みに1度は汽車に乗り、藤生の海岸へ海水浴に連れていってもらった。これ以外は、泳ぐといえば裏の山へ登っていき、災害防止のために作られた幅3mくらいの小さな川の堰堤をプール代わりにして泳いだ。
水深は背丈以上ある。向こう岸まではわずか3mであるが、それでも足が下に届かない恐怖心は今でも鮮明に覚えている。泳ぎから帰るとごろんと昼寝。ラジオから聞こえてくる高校野球がBGMだ。うとうとしていると「カランカラン」と自転車に乗ったアイスケーキ屋さんの鐘の音。薄目を開けてそっと親の顔色をうかがう。「今日は買ってもらえそうもないな」、そんな日が多かったか。
それでも夏の暑さは、各人うちわがあれば過ごせる程度。今は、半パンに薄いティシャツ、裸同然のスタイルでエアコンの効いた部屋で日がな1日だらりだらり。外に出る時には一大決心がいる有り様。他人のせいでこうなっている訳ではないが、大暑の日、暑さへの対処の仕方に苦慮している。毛皮を身にまとったハートリーが、床の上で横になったまま恨めしげに私を見ている。
(写真は、大暑の日の「酷暑記事」)
そうなんです、岐阜は暑いんです。
今日も暑いです。多分38度くらいあります。
でも、夫の赴任先、ベトナムでは連日40度越えてるそうです。
今の我が家の合い言葉
「ベトナムは40度。それに比べたらまだマシ。がまんがまん~」
です。
堰堤以下の過ってのもろもろの状況を懐かしく思い出しました。あのころはそれで満足していましたから。
流石文章の大先輩です。
現在、過去、現在と流れるようで、気持ちよく読ませて頂きました。
午前中、山口県警主催による高齢者自転車教室なる物を写真撮りに・・・。暑かった~。
ごごのクルマも煮えつくようでした。
それでも、笑いがあることに救われて、アセを拭き拭き楽しんでいます。
お寺さんも今日お参りに来ていただきます。