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今年の初めから準備を進めてきた岩国検定も、5日後の11月30日に開催するところまで、こぎ着けてきた。「思えば遠くへ来たもんだ」という歌の文句があるが、5年前に発足させた検定も、今回で3回目を迎える。
今年は50問を作成する仕事に加えて、2年前に出版した「いわくに通になろう」という受験用のテキストブックを、9月1日にCD版に変えて出版した。中身はパソコンの画面で読むか、プリントアウトして読むしかできないものであるが、これを読んでもらった上で多くの皆さんに受験していただくことを密かに期待していた。
さてその結果はというと、受験申込者は46名、CDの売り上げはちょうど80枚であった。2年前に出したテキストブックはあっという間に400冊売れたので、今回のCDと合わせて、480人もの人が「いわくに通になろう」を読んでいただいたということになる。ありがたくも大変嬉しい限りである。
受験者数は第1回目が91名、第2回目が74名、そして今回が46名と漸減しているが、これは止むをえまい。どこの地域の検定もこのような傾向をたどっているが、ご当地検定というものは、毎年やるものではなく、5年おきくらいか、世代が変わった時に1度やるくらいがいいように感じている。
岩国検定も、このたびの第3回が済んだ辺りで小休止することを検討しているが、テキストブックだけは市民のみなさんが岩国のことを知るための良い参考書になるよう、今後とも改訂してブラシュアップしていきたいと考えている。
先日、50問でA4用紙9ページになる問題用紙の印刷を終えた。これで試験当日の準備体制はすべて完了。あとは当日朝、試験会場へ全会員が遅れることなく「いざ鎌倉へ」ならぬ「いざ岩国短大へ」馳せ参じるばかりとなった。受験申し込みされた皆さん、もう一度テキストに目を通した上、十分に寒さ対策をして遅刻することなくお出かけください。楽しくも意外な問題が、手ぐすね引いて待っています。会員一同、ご健闘を願っています。