写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

IXY910IS

2007年10月08日 | 生活・ニュース
 5年前に初めてデジカメを買った。キャノンのIXY300という200万画素のものであった。欠点は、シャッターボタンを押してシャッターが切れるまでにタイムラグがあるため、狙った写真が撮れないことであった。

 形も大きく、重さは240gもあった。2年使ったあと新しく出たIXY50という400万画素のものに買い換えた。性能が良くなったにもかかわらず、小型で重さは僅か130gであった。

 これを使ってこの3年間、ブログに多くの写真を撮って掲載してきた。しかしこのデジカメにもやや不満が出始めた。皆さんの写真に比べて画質が劣ること、マクロの写真がうまくアップで撮れないこと、液晶モニターが小さいことなどであった。

 そんな中、1週間前の夕方、ハートリーを連れて錦帯橋の上河原に散歩に行った。芝生の上で休んでいた時、久し振りに見る知人がやはり犬を連れて散歩に来ているのに出会った。

 長い話を終えて帰ったが、翌日になってデジカメがなくなっていることに気が付いた。持ち歩いているバッグ・部屋・車の中、どこを探しても見つからない。

 錦帯橋に近い警察署に行ってみたが遺失物としての届け出はないという。古くて重い初代のデジカメを取り出して使ってみるが、バッテリーが劣化していてすぐに切れてしまう。

 2,3日はこれで様子を見ていたが、意を決して電器店に向かった。9月に新発売されたばかりのIXY910ISというものを買った。800万画素、3.0型液晶、広角28㎜でワイドからズームそしてマクロまで自由に楽しめるという人気商品だ。

 外出中の奥さんには事後申告ということにした。デザインもいい。カタログの表紙には、オダギリ ジョーがニヒルな顔で私を見ている。

 それにしても、デジカメを買い換えたいという一心が、置き忘れを促したのだろうか。それとも単に老化が進んだだけだろうか。

 今日からのブログは、新しく買ったデジカメに負けず身の回りのことを広角に見る・遠くの物もズームして見る・小さなものもマクロにして丁寧に見て書いていきたいものだが……。  
 (写真は、私を見ている「オダギリ ジョー」)