写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

同人誌創刊

2007年01月13日 | エッセイ・本・映画・音楽・絵画
 昨年の今日1月13日、エッセイの新聞投稿の同好会「岩国エッセイサロン」を結成した。5人で発足したメンバーも秋には15人となった。

 丸1年間、各種新聞に投稿活動をし、46篇ものエッセイが掲載され、多くの読者に読んでいただき反響もあった。

 会の結成当初から、年間の活動実績を同人誌という形あるものにしたいと思っていたが、どんな実績になるのか不安があった。

 ところが1年間が終わってみると、すばらしい実績があがっていた。同好の仲間がいるということで、会員同士切磋琢磨してきた成果だと思える。

 会員が力をあわせて作った原稿を携えて、正月明けに印刷屋に向かった。B6版・105ページのものを100部印刷・製本をお願いした。

 「1週間後に出来上がります」という。楽しみに待っていた昨日の朝、「出来上がりました。取りに来てください」との電話。

 転がるようにして急いで向かった。四角い包みが2つ並べてあり、その上に1冊見本が置いてある。手にとってみると、まさにイメージしていた通りの出来栄えであった。

 家に持ち帰り、ゆっくりとページをめくる。大変だった編集作業の疲れも、どこかへ吹き飛んでいくような快感に包まれた。

 私が書いた巻頭の「創刊に寄せて」を第3者的な目で読んでみる。会の結成のいきさつを書いているが、昨日のことのように思い出す。

 会員には定例会のときに配る。明日からは、この会を関心を持って応援してくれた知人・友人に配って歩きたい。

 そうそう、岩国市および近郊の図書館に寄贈し、皆さんにも読んで頂くことにしていた。明日はまずこの図書館めぐりからスタートすることにしよう。

 ひとつ気になることを言う人がいた。印刷屋さんである。「創刊号は出したが、第2集・第3集が出ない同人誌が結構ありますよ」と言う。

 そんなことのないよう、2007年会員一同気合を入れてまた頑張って行きたい。なおこの同人誌、ご希望があればお配りいたしますのでご連絡ください。
  (写真は、無事創刊できた同人誌「花水木」)