まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1138

2016年08月23日 |  マツタケの林地栽培 

開催 550回を記念して 食当班の肝いりでお祝いの会がもたれました.参加者の皆さん、料理作りを担当の皆さん、今年の異常とも言える酷暑の中ご出席本当にありがとうございました.マツタケの碑前で座談、香川山BCにはカクテルバーまで設けられ、酒と料理を楽しみました(前回ブログをご覧下さい).
 
 里山再生の成果を目の当たりに、立派に育ったアカマツを見る度に、よくぞ550回を大過なく迎えたと皆さんと共に「山の神」に感謝しています.一方、マツタケなど菌根共生きのこの置かれているニッチェ(生態的地位と訳す)の厳しさ・脆さをどう克服すべきかと悩むところです.その方法は提案できるが、今や、やる人がない(お知らせ1、当日告白).

 ところで、テレビ局などマスメディアは秋の味覚番組を企画しているらしく、9月の半ばに関西でいわゆる丹波まつたけの発生現場と丹波まつたけを味わうを取材したいといってくる.食べるシーンはOKという.これはすご~い?!さすがですな? 協力したいが、アホかと思うと同時にこちらの啓蒙活動の力のなさに情けなくもある.
 マスメディアが情報発信において巨大な力を得ているが、その『操作』を思うと怖い.【季節の移ろいを操ることはできないと思い知れ!!】なんてほくそ笑むが実のところ地団駄を踏んでいる.自然の摂理に従いなさい!!

 皆さん! ご注意下さい.ダニに膝の裏上部を食いつかれました.21日に気がついたときには、ダニ公は死んでいましたが(ラッキー)赤く固い大きな発疹があります.ダニ対策・熱中症対策など怠りなくマツタケ山づくりを楽しみましょう(下記まつたけ山復活させ隊の心得参照).

お祝い会の皆さんを写真に納めました.写真は、左クリックで拡大します.

        

 
 皆さん! 覚えていらっしゃいますか この少年を!


 うれしいメールが来ました.抜粋してちょっことだけ紹介します.

 『大変、ご無沙汰いたしております。昨夏、小学4年生だった息子・瑛仁(あきひと)の夏休みの自由研究「まつたけはなぜ高いのか?」のために、京都に伺って活動を見学させていただいた東京都新宿区の天野です。おかげさまで、瑛仁の夏休みの自由研究は「調べる学習コンクール」の(区立図書館)館長賞を受賞後、全国大会で奨励賞をいただくことができました。
 今年は、金属探知機づくりの科学実験教室に本人が参加したがったためでもありますが、化学も原子も分からないながら「ステンレスはなぜさびないのか」をテーマに なんとか文献をあさったり、鉄道好きなことを生かして 鉄道車両でのステンレス車両とアルミ車両などを鉄鋼会社さんにメールでお尋ねしたりしながら“研究”を進めております。

(少年から)昨年はぼくの自由研究にご協力いただきまして、どうもありがとうございました。おかげさまで、作品は全国大会までいき、いい結果を残せました。
去年、京都に伺ったときは、吉村先生にインタビューに答えていただけたことや木彫りのまつたけを作っていただけたことが、とっても嬉しかったです。とても暑かったですが、ベースキャンプで食べたゴーヤチャンプルーやスイカなどがおいしかったのも、思い出の一つです。ぼくは五年生になり忙しいので、なかなかベースキャンプに伺えないと思いますが、いつかまた、行きたいです。そして皆さんに、お礼がいいたいです。本当にありがとうございました。』
 
8月27日(土)は551回活動日です.午前10時に京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい. 活動報告は宮崎 昭さんです.当日夜、ブログを是非ご覧ください.
 
【お知らせ】

1)大雅工房見学とマツタケ山診断と意見交換会、講演 問い合わせは榎本さんまで
  日時:8月30日(火) 猫田車と内田車と尾林車で移動 参加者でガソリン代を分担
  場所:篠山市
       11:00 烏丸五条西南角西 集合
       13:00 大雅工房、当主 市野雅彦氏 篠山市今田町 下小野原837
       15:15 マツタケ山 篠山市 東木之部農事センター
       17:30 意見交換・夕食
       19:30~21:30 講演  「マツタケを栽培する」 篠山市市民センター
       23:00 京都着予定

2)マツタケ山診断と手入れ応援 猫田車で移動 参加希望者は榎本さんまで
  日時:9月4日(日)午前10時長浜市野瀬着 
  場所:滋賀県長浜市大吉寺付近 マツタケ発生林
       
 

【まつたけ山復活させ隊の心得】
悔いの残らないようにするには! 
1.あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、取り扱いを習熟するまで厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.掛かり木の処理で死亡者が続出だそうです.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生.作業は慎重に!

4.急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.切り株を残さないように地際から伐りましょう!

5.マダニ対策の徹底を!  脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性脳炎症(フラビウイルス)も日本に存在する(8月13日北海道で死者).

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう. 

8.使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.

9.ガソリン缶の放置がときどき起こります.元に格納すること.


【まつたけ山復活させ隊とは!】

(目的)マツタケの生活する里山再生・保全のため集うものである

座して森と同化せよ

ほんの5分間
座って森に同化し
森の静寂に耳を傾ける.
木々の音、落葉を歩く虫の音、小鳥の会話.

森を理解するには
森と一体化すること、
森に抱かれること、体感すること!

Wilhelm Stölb
デュッセルドルフ 1954年生まれ .ミュンヘン大学で森林科学を研究
フリーランスのライター、林業の専門家、写真家、画家として活動
 
我々まつたけ山復活させ隊の仲間には、山づくりをする人、資材等を運ぶ人・軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人などがいる.作業内容を固定せず、気づいた人が仲間を集い作業をこなしています(原則).すべての参加者は、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことを必要とする.

活動には、目的はあっても参加者の行為を縛る規約らしいものはない.個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるようにと願ってのことである.
参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用者(あの人たちは何しに来ているのか?といぶかる参加者を指す)は、これを認めない.「香川山に来る」それにプラスする何かがなければならない.当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持つことが必須だ.

 参加を誘う場合には、そこの所を踏まえて欲しい.また、初めての人にきちんと氏名と参加目的をみんなにコアタイム時に話すように教えるべきである.挨拶もできない大人になることを恐れもする. 
これを怠ると一体感が希薄になって、まつたけ山復活させ隊の堕落に繋がる.ひいてはこの活動の存続に関わる恐れがあるとまつたけ山復活させ隊各自の自覚が欲しい.意識改革されることを強く期待する.

まつたけ山復活させ隊活動日

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.登録外参加者・見学者などは500円(施設利用代などを含む).

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?


回 開催日  報告担当者  男厨シェフ                      特別企画           体験参加
 
551 08月27日(土) 宮崎
552 09月02日(金) 三輪      川崎+榎本班
553 09月10日(土) 宮崎
554 09月16日(金) 内田
555 09月24日(土) 榎本
556 09月30日(金) 三輪                                         JIDF ラボ 11回 陶芸作品鑑賞会
557 10月08日(土) 宮崎      松浦+江指
558 10月14日(金) 内田
559 10月22日(土) 榎本
560 10月28日(金) 三輪
561 11月05日(土) 池内                                                                     京都造形芸術大学 環境学受講生 
562 11月11日(金) 宮崎      内田+榎本班
563 11月19日(土) 内田
564 11月25日(金) 榎本                                         JIDF ラボ 12回 通常作業体験
565 12月03日(土) 三輪
566 12月09日(金) 宮崎      松本
567 12月17日(土) 池内

568 2017年1月7日(土)榎本

§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:
 京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

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§カンパありがとう!
  
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催
まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forest
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27

香川理化学研究所(香川山オーナー)
代表 香川 晴男

 

 

コメント
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