まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 936

2014年08月19日 |  マツタケの林地栽培 

  

                                                             

マツタケのシロ
和歌山県高野町 岩田山 2010年10月撮影

 活動は、1週間のお盆休みをいたしましたが、その間、皆さんはいかがお過ごしだったでしょう? 今年の太平洋高気圧の勢力がいまいちで、梅雨前線も消えずそのまま秋雨前線になったように見える.その縁を回ってしめった熱い空気が日本列島に流れ込み、各地に異常な激しい被害をもたらしました.

 ここ京都府でも記録にはない豪雨に見舞われた地域もあります.まつたけ山復活させ隊メンバーの皆さん、本ブログ読者の皆さんで、お住まいの地域が大変なことになっておられる方もいらっしゃいます.大きな被害に見舞われた方々に、衷心よりお見舞いを申し上げます.

 この気象が異常なのかどうかの検証は、非専門家の僕にはできないが、地球あるいは宇宙の変化であっていたしかたないものなのか、人の活動による異常気象なのか、常に見極める習慣を持ちたいものです.もし後者によるものなら、世界の人口70億人がその生活を変えることによって、その現象を食い止めることも可能であろう(理論では).国家間、民族間、宗教間(派)の対立を目の当たりにしているとそのようなことはとても信じられせんが・・・・・.

 専門としているマツタケにおいても、今年の異常な大雨は、この秋のマツタケ発生にどのような影響を持つのかも定かではありません.もちろん降り方や土壌の質によって異なりますが、もうすぐ北海道では、発生の第1報も期待される時期ですが、まだ届いていません.最近の主産地・長野県や岩手県の土用マツタケ(梅雨マツタケ)の様子も気になります.

 10月はじめには、まつたけ山復活させ隊の仲間と、岩手県大野高等学校生による里山環境整備のサポートに、また山田や岩泉など岩手の主産地でマツタケ山調査や販売店をのぞいて見ることにしていますが、どうなるか気になるところです.

 8月22日(金)は、まつたけ山復活させ隊第452回活動日です.8月9日予定の男厨派料理が台風のため延期となりました.本日は、松本忠明式カレーが昼食となります.午前10時に京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記の§活動拠点へのアクセスを御参照下さい)にお集まり下さい.活動の様子は、榎本 輝彦 さんが当日夜、ブログにて報告します。
 
 大変蒸し暑い日が続いています. 熱中症に罹らないように、マダニ・マムシなどに咬まれないように、事故に気をつけて、マツタケ山づくりを楽しみましょう! ツキノワグマ出現の可能性があります.歩行中・作業中の遭遇に注意しましょう!   

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【新しい林業を作りだそう!!】
 山の通年型立体活用の原型を作りたいと思っている.
 山の上、尾根筋はマツ林でまつたけ栽培、中腹の人工林では葉わさび、モミジガサなど山菜の栽培.広葉樹林帯では食用キノコ(アミタケ、ホンシメジ)の林地栽培も可能だ.クサソテツ(コゴミ)、オオバギボウシ(ウルイ)、ワラビなど山菜栽培の適地もある.里山林によくあるリョウブの若芽の天麩羅人気が急上昇中だ.タラノキ、コシアブラを凌駕する勢いである.
 山裾は草地化しヤギを飼育する.やぎ乳販売もその規制がとっぱわれる日も近い.若い山羊の肉は美味である.畑や水田に、山のあるいはヤギ糞の有機物を与えて作物を栽培する.いってみれば縄文風循環型農林業の営みである.
 ちょっと大きな資本が要るが、バイオマス発電を集落近くに設置する.林家は除間伐材を持ち込み運搬費を得る.持山も手入れが進む.里山は、実に宝の山である.ダイヤモンドもカットされ磨かねばただの光る石に過ぎない.

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☆お知らせ

1)里山再生と岩倉焼とマツタケ JIDF共催
 ≪第2回 開催≫
【月 日】 2014年10月4日(土) 下記活動日に詳細があります.

2)10月4日(土)全国植樹祭 石川県地域リレー 能登町植樹祭 参加者募集
  私たちのメンバー中山吉男氏がパネル展示 5名の参加者募集 10月3日能登町うつし荘宿泊 まつたけ山復活させ隊 吉村まで

3)10月6日(月)~7日(火)予定  岩手県洋野町大野高校収穫祭  参加者募集 まつたけ山復活させ隊 榎本まで
                  高校生の里山づくりサポーター参加.マツタケ山調査、直売所見学予定


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§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山 (京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分) 
 活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.
このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側)40分
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.メンバー参加者には、現在、食材費+消耗品費として400円を徴収.登録外参加者・見学者などは要500円(施設利用代などを含む).

§参加や見学希望の方は、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?

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まつたけ山復活させ隊活動日

予定日  2014年8月~12月
回  開催日  報告担当者  男厨シェフ


452 8月22日 金 榎本         松本
453 8月30日 土 三輪
454 9月05日 金 宮崎
455 9月13日 土 内田         小原
456 9月19日 金 榎本
457 9月27日 土 三輪
458 10月03日金 宮崎
459 10月11日土 内田
460 10月17日金 榎本
461 10月25日土 三輪         松浦
462 10月31日金 宮崎
463 11月08日土 内田 京都造形芸術大学 環境学受講生 マツタケ山づくり体験
464 11月14日金 榎本
465 11月22日土 池内
466 11月28日金 三輪        内田
467 12月06日土 宮崎
468 12月12日金 内田
469 12月20日土 榎本       忘年会(3000円)
470 2015年1月10日土  池内

里山再生と岩倉焼とマツタケ JIDF共催

≪第2回 開催≫
【月 日】 2014年10月4日(土)
【時 間】 13時~20時
【会 場】 遊狐草舎(京都大徳寺北東角 今宮通り大宮)TEL.075-493-9369 会場の変更もあります.
【テーマ】 まつたけ山復活させ隊/2014
      ”里山の再生と岩倉焼を語り、京町屋でまつたけとおいしいお酒を味わう”
        ・展示 ( 里山再生活動状況、岩倉焼ほか。13時~17時)
        ・シンポジウムと岩倉焼の器で松茸の秋を愉しむ会(17時~20時)
【ゲスト】 (未定) 
【定 員】 定員なし(展示会)、30名(シンポジウムと松茸を愉しむ会) 
【参加費】 無料(展示会)、松茸を愉しむ会の参加費は1万円(当日徴収).参加希望者はまつたけ復活させ隊陶芸班 内田 (TEL:090-2459-7528)に連絡下さい.
          注:天候不順でマツタケが得られない時には、他のキノコを使用します.参加費はかなり安くなります.

≪第3回予告≫
【月 日】 (2014年12月予定)
【時 間】 (未定)
【会 場】 香川山BC(京都市左京区岩倉村松.まつたけ復活させ隊) 
【テーマ】 松茸山再生とまつたけ山復活させ隊の2015年を語る
【ゲスト】 未定
【定 員】 30名 
【参加費】 昼食代(一般500円)
【一 般】 参加可能※ 申し込みは陶芸班世話人内田(090-2459-7528)に連絡の上、お手数ですが、食材準備の都合上、まつたけ山復活させ隊吉村に電話(090-6227-4305)もしくは下記メールアドレスに連絡下さい.                 
       ※お問合せ・お申込みは担当:まつたけ復活させ隊陶芸班 TEL:090-2459-7528(内田)            

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§カンパありがとう!  
  
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

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§主 催
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

香川理化学研究所
代表 香川 晴男

§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典

コメント
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