まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 まつたけ十字軍運動NEWSLETTER 559

2010年12月01日 |  マツタケの林地栽培 
長野県伊那市富県の手入れをしていないアカマツ林

京まつたけ復活・里山再生市民運動


次回(267回)の活動日は12月4日(土)です.午前10時、岩倉香川山にお集まり下さい.    初参加の方は8月10日付ブログを必ずお読み下さい.

 農林中金が地域の林業を支援する事業の一つにフォローアップ事業があり、今年度採択されたプロジェクトの一つである上伊那森林組合のマツタケ山を見学してきた.冠雪する中央アルプスと南アルプスの山々が眺められる.長野県伊那市富県にある面積6haほどの50年生のアカマツ林である.ここの良いところは、15年生の若いマツ林があることでもある.
 標高が1100mを越え、今夏の最高気温も31℃、地温も21℃である.ちなみに岩倉の香川山では気温の最高が35.5℃、地温のそれは30.5℃である.香川山で地温が高いのはマツ林の被陰度が低いためで、要は伐りすぎがその原因である.マツノザイセンチュウ病による被害はなく、我々の活動場所岩倉とはアカマツに雲泥ほどの違いがあり、それは美しいアカマツ林であった.
 東斜面にある今年整備された場所から10kgのマツタケの発生が有り、30年ぶりに新しいマツタケのシロも見られたという整備の効果が確認されていた.その斜面は上部と下部を林道が区切り、下部はこれから手入れをするという.
 地球規模の気候変動で、21世紀になって、今年は除くが、マツタケの発生期に異常少雨と高温に見舞われ凶作が続いているが、標高と緯度の違いは、いかんともならないのか考えさせられる.
 しかし、2006年に始まる太陽活動の低下は、2010年になっても活発にならず続いている.それどころか、2013年から小氷河期が始まるという見方がある.前回の小氷河期にはロンドンのテムズ川が凍っている.高温対策をその間に考えないといけない.
 話は変わるが、同行した農林中金の農林水産環境統括部の方によれば、地域の林業活性化プロジェクトに法人団体(NPOを含む)は応募できるという(目下公募中).人件費の助成がある.大いに利用したい.

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

★お知らせ
1)高松・塩江ふる里会長池田克彦さんが見学に来られる.

2)12月18日(土) 第269回 例会 忘年会開催

3)まつたけ山復活させ隊の仲間たち(高文研刊) マツタケは京都府の絶滅危惧種である.生物多様性上その保全も必要である.お陰様で好評である.1680円で書店でお買い求め下さい!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

●カンパありがとう!
☆カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
カンパの振込先
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

§活動拠点へのアクセスなど(参加ご希望の方は事前に電話下さい、090-6227-4305.また8月10日付ブログを読んでおく必要があります.)
活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分) 活動開始は、午前10時頃から終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は参加のこと.
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.
このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)
§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

§開催予定日 2010年12月―2011年2月
第267回    12月04日(土) 池内  高松・塩江ふる里会長見学
第268回      10日(金) 三輪
第269回      18日(土) 宮崎  感謝際(マツタケの碑詣)・忘年会
第270回 2011年01月08日(土) 榎本  新年会    
第271回     14日(金) 三輪
第272回      22日(土) 宮崎      
第273回      28日(金) 榎本
第274回 02月04日(金) 三輪
第275回      12日(土) 池内
第276回      18日(金) 榎本      
第277回      26日(土) 宮崎
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
以下の項目は 8月10日付ブログ案内号に移動
○まつたけ十字軍運動とは何をする?
○まつたけ十字軍運動活動への参加方法は
○私達のマツタケ山造り(作業方法)の特徴
作業内容と作業区の紹介
○今年の予定と目標?
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
§主 催
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態科学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305

香川理化学研究所
代表 香川 晴男

§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする