まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-298-

2008年04月15日 |  マツタケの林地栽培 
ニホンミツバチの営巣用の木の空ろ(準備中)

まつたけ復活・里山再生市民運動


 春といっても、寒暖の差が激しく霜注意報も出るくらいだ.2005年の4月の半ばに京都に戻ったが、そのときは、猛暑の春であった.気候の変動は予測困難な、目下、複雑系であろう.中る日が来るのかな?
 マツタケの人工栽培を狙う人たちから、「なぜできないのか?」と問われたときに、系が複雑系だから」と情けない思いを持ちながら、みんな答えていた.
体調を崩さないようにフィールドワークを楽しみましょう.ヒノキの花粉もピークを過ぎたが、まだ多いようである.でも楽しいことが一杯ある.

 日本ミツバチ飼育班は、分蜂の時期を迎えて巣箱設置作業に取り組んでいます.キンリョウヘンというシンビジュームの仲間である東洋蘭の蜜腺に集まるニホンミツバチの習性を利用して蜂を集めます.詳しいことは京都大学生態学研究センター「CERの森」( http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/ecology/cooperate/forest/research/cer-bee.htm. )をご覧下さい.
 蜂蜜は、純粋のものを手に入れるのは大変難しいときいている.数年先には、水飴の含まれない蜂蜜を購入できることになるだろう.

楽しいことをもう一つ.
 多目的窯設置日が決まりました.陶芸アーティストの近藤高広さんとそのお弟子さんとまつたけ十字軍運動の仲間が、4月25日、26日と27日の3日間で造ります.その名も「行ってこい-帰ってこい窯」.その良さは、炭や陶器を焼くにしても短時間で、それでも12時間は掛かるが、済むという良さがある.5月には、「火入れ式」と名打って、大したことをやろう!

<次回4月18日(金)の作業予定> 
山づくりエリアや作業内容を変更するときは、事前に連絡下さい.
1)玉城山班では、昨年のマツタケ発生地あたりを整備しています.色々な手作りアイディア道具を利用して、枯損木の整理、粗朶の整理、地掻作業を行います.
2)澤田山班もマツタケ山づくりを継続.枯損木の整理がほぼ終了.中広班は、土砂崩壊の恐れある斜面にアカマツを補植.村上班は、梅雨マツタケ狙っている.7月が楽しみである.N-M班も山づくりを継続.美しく整備されている.香川山女性班は、食事の後片付けが終わると、マツタケ山づくりをする.

<参加方法など>
1)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは京都市左京区岩倉村松町現地アカマツ林(「村松」から北東へ450m徒歩6分).初めての方は要連絡(連絡先は下記)
2)アクセス:京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側約40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル 1番、約15分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

3)服装等:
山で軽作業できる服装.ノコ・ナタ、運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど.

4)持参するもの:MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器など.
昼食は皆で作るので(結構リッチ;食べ過ぎにご注意)、飲料水(お茶があるので水筒)食材費(実費+α、通常 400円くらい)は徴収

5)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さん岩倉で軽作業などされます.

6)参加費は無料(活動費は皆さんの浄財カンパで成り立つ).資格も問わない.参加時間も自由.傷害保険等は各自加入のこと. ゴミ等は各自持ち帰り願います.

<お知らせ>

<メール便り> どんどんお寄せください!

<カンパ! ありがとう> 
多目的釜設置のカンパを頂戴しています.報告は後ほどいたします.
 カンパ等の振込先: 
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 
口座No.: 普通預金 3698173 

2008年4-7月まつたけ十字軍運動開催予定
まつたけ復活・里山再生まつたけ十字軍運動は、生物の保全・多様性上危機に瀕する里山をマツタケ山に戻すことが目的である.近代的マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動の拠点として、放棄されたアカマツ林でマツタケ山づくりを楽しむことをモットーとしている.
私たちの山づくりは、
1)山-川-畑・水田(-海)のつながりを意識する.
2)“自然”との共生-徹底した有機物循環型の農林「業」をおこなう.
3)里山のバイオマス資源、有用植物・キノコなどを活用する. 
しかも楽しくなければならない!
運動の中身は参加者の皆さんが創り上げることを前提としていて、参加者の数だけ面白いことがあると自負している.
活動場所は岩倉香川山他.活動開始は、午前10時頃から.
(曜日)の後のアルファベットはブログ報告担当者
第138回:04月18日(金)E
第139回:04月26日(土)E
第140回:05月02日(金)M
第141回:05月10日(土)MW
第142回:05月16日(金)E 
第143回:05月22日(木)M
第144回:05月31日(土)Y 
第145回:06月07日(土)E
第146回:06月13日(金)M
第147回:06月21日(土)Y
第148回:06月27日(金)E 
第149回:07月05日(土)MW
第150回:07月11日(金)M 
第151回:07月19日(土)E
第152回:07月25日(金)M

主 催 
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 代表
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27.075-581-8932, 090-6227-4305

共 催 団 体
大月 健(京都大学マツタケ研究会 代表)
京都市左京区北白川 京都大学農学部図書室気付(大月 健090-4280-3334)

NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
コメント
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