まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-277-

2008年01月30日 |  マツタケの林地栽培 
マツノザイセンチュウ病による枯損松を運び出す参加者


まつたけ復活・里山再生市民運動


        第127回(2月2日)開催のお知らせ

 1月の天候は、気温で見ると、今のところ平年並みである(平年は京都アメダスで4.6℃).しかし、降雪回数が多いようである.
 運の悪いと言うべきか、開催日の天気が良くないのである.にもかかわらず、皆さんは大いに活動される.寒い日は、体がこわばる.怪我の無いように活動を続けたいものである.

開 催 要 項
 まつたけ復活・里山再生まつたけ十字軍運動は、生物の保全・多様性上危機に瀕する里山をマツタケ山に戻すことが目的である.
マツタケは、京都府では絶滅危惧種である.2000年代の国産マツタケの生産量は、最盛期であった1930年代の1.2%である.その原因は、里地里山の開発や拡大造林によるアカマツ林減少と里山放棄による植生変化に伴う土壌の富栄養化などである.
 アカマツとマツタケとの共生関係が断たれ、マツノザイセンチュウ病によるアカマツの大量枯損を招いている.また、地球温暖化によるマツタケ発生期の気象変動(厳しい残暑と雨不足)によるマツタケ発生の高温障害が全国的にしかも常態化している.
 江戸時代には、京まつたけが最高級まつたけとされていたが、現在、通常では見ることが出来ない.
 近代的マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動の拠点として、崩壊しているアカマツ林をマツタケが生活できる林に戻す山づくりを楽しむことをモットーとしている.
私たちの山づくりは、
1)山-川-畑・水田(-海)のつながりを意識する.
2)“自然”との共生-徹底した有機物循環型の農林「業」をおこなう.
3)里山のバイオマス資源と有用植物・キノコなどを活用する. 
運動の中身は参加者の皆さんが創り上げることを前提としていて、参加者の数だけ面白いことがあると自負している.

1)実施日:2008年2月2日(土)
2)集合時刻:午前10時30分から
3)集合場所:
京都バス「岩倉 村松」行き終点、村松バス停.初めての方は要連絡(連絡先は下記)あるいは京都市左京区岩倉村松町現地アカマツ林(「村松」から徒歩6分).

4)アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車:
このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側約40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル 1番、約15分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

5)服装等:
山で軽作業できる服装、防寒対策を考慮.ノコ・ナタ、運動靴か長靴か地下足袋、
雨具、タオルなど.

6)持参するもの:
昼食は皆で作るので(結構リッチ;食べ過ぎにご注意)、MY皿と椀と箸、コップ、料理の持ち帰り容器など.飲料水(お茶があるので水筒).食材費(実費、通常 400円くらい)は徴収

7)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業はは中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さん岩倉で軽作業などされます.

参加費は無料(活動費は皆さんの浄財カンパで成り立つ).資格も問わない.参加時間も自由.傷害保険等は各自加入のこと. ゴミ等は各自持ち帰り願います.

<本日の作業予定>
山づくりエリアや作業内容を変更するときは、事前に連絡下さい.

1)玉城山班、澤田山班、香川山女性班、畑・水田Grp共に、山づくり作業や、今年も米や野菜や果物のために堆肥の鋤込み作業をします.茶畑に、用意された肥料の半分量を入れます(林屋さん談).
各班の世話人の方は、気温が低いので、無理のない作業を組んで下さるように御願いします.

2)その他
 
<メール便り> どんどんお寄せください!

2008年2-3月活動日
 活動場所は岩倉香川山.活動開始は、午前10時頃から.
第128回:2008年02月08日(金)
第129回:2008年02月16日(土)
第130回:2008年02月22日(金)
第131回:2008年02月28日(木)
第132回:2008年03月07日(金)
第133回:2008年03月15日(土)
第134回:2008年03月21日(金)
第135回:2008年03月29日(土)

<お知らせ>
1)里山産業創造ワークショップ開催のお知らせ
  2月7日(木) 2月21日(木) 3月6日(木) 3月28日(金)。
 午前9時30分 観音寺峠道の入口に集合
 まつたけ山の下草刈りと間伐と地掻きなどを行ないます。※峠道入口の南側(モン・ソイユ向い)に駐車スペースあり。 外来の方はJR線路側から進入してください。
 持ち物 作業に適した服装(軍手、長靴等)、弁当、水筒。 ヘルメット、カマ、ナタ、ノコギリ等の作業道具や救急セット をお持ちの方は、持参してください。
■連絡先
都市機構・事業計画第2課、田中までご連絡ください。(TEL 0774-73-2708[直通]またはFAX 0774-72-2646) 活動当日の連絡は、090-4274-4346(中村)まで
■木津町巡回バス(100円)
【平日ダイヤ】 高の原発 8:41・・・木津駅発9:11・・・鹿背山着9:16

<カンパ! ありがとう> 
 カンパ等の振込先: 
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 
口座No.: 普通預金 3698173 

主 催 
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 代表
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27.075-581-8932, 090-6227-4305

共 催 団 体
大月 健(京都大学マツタケ研究会 代表)
京都市左京区北白川 京都大学農学部図書室気付(大月 健090-4280-3334)

NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
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