まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-276-

2008年01月24日 |  マツタケの林地栽培 

吹き付ける雪も寒さも何のその、もの好きな人々!してそのココロは?



まつたけ復活・里山再生市民運動


        第126回(1月24日) 活動報告
 
 天気予報では「曇り時々雪」でしたが、その「時々雪」が、ここ岩倉の山沿いでは吹雪のような雪になります。それでも朝9時半頃にはもう、三々五々やってきて焼却場やかまどの準備をする人たちが。構成メンバーの平均年齢や作業のシンドさを考えると、普通の団体ではお休みとなるところですが、自らの意思で集まってこられるのは何がそうさせるのでしょうか?
 本日の「もの好きな」参加者は、加藤、阿閉夫妻、斉藤、周田、三輪、林屋、橋本(敏)、小林、榎本、玉城、小原、安永、まりこ、中広、三品、有山、森、宮崎、猫田、吉村代表、前田、杉山(敬称略)の23名の方々でした。

<本日の作業>
1)21日実施の炭焼きの炭出し
2)香川山付近地(阿閉班)の整備
3)古損松、粗朶の焼却、チッパー試運転
4)田んぼへの有機肥料施肥。ベースキャンプの畑、植樹の寒雪対策
5)玉城山除伐材、粗朶の搬出、諸準備
6)澤田山除伐地への幼松植樹
7)本日の昼食(賄班 猫田シェフ)メインは、寒いときには嬉しいカレーうどん

1)ドキドキの炭出し

大分ウデが上がってよい炭ができるようになりました。


2)香川山付近地(阿閉班)の整備

【入り口付近】。      【整備後の様子】 女性中心の班ならではの気持ちよい散策道ができあがっています。まるで公園のようです。一度散策してみては?春が待ち遠しい。

3)古損松、粗朶の焼却、チッパー試運転
焼却の様子は、「もの好きな人々」の集うタイトル画像に。
長らく故障中であったチッパーを何でも屋の猫田さんが修理。貝殻、太い粗朶もバキバキと力強く食べては細かいチップにして吐き出してくれます。チップは肥料や燃料になります。画像はカキ殻を砕いているところ。


4)田んぼへの有機肥料施肥。ベースキャンプの畑、植樹の寒雪対策
午前中は時折日も差す穏やかな天気。田んぼに堆肥、草木灰をまきました。

畑と植栽保護用のワラを持ち帰る有山さん。


榎本さん、草木灰散布中。風の強さが分かりますね。


撒かれた腐植堆肥。しばらく寝かせてから鋤きこみます。


ベースキャンプの畑も午後は吹雪。


5)玉城山除伐材、粗朶の搬出、諸準備

大量の粗朶を担いで運ぶ玉城さん。さすが昔のやんちゃ坊主。


続けるには体力温存も大切。一輪車で運ぶ三輪さん。


橋本さん製作中の竹シュラと和ハシゴ。竹シュラはパーツに分けて移動可能とする最新型。間伐材で作った、釘を1本も使っていないハシゴは見事。勉強になりますね。玉城山の現場に展示中。

6)澤田山除伐地への幼松植樹
寒風吹きすさぶ中、黙々と幼松を植樹する前田さん、周田さん。


植樹用幼松は有山さんが採取してきてくれました。

7)本日の昼食(賄班 猫田シェフ)メインは、寒いときには嬉しいカレーうどん
写真撮り忘れました。スミマセン。多分、ニコンアルバムにあると思います。

<行政って、誰のため、何のため?>
最後に一言。
 澤田山で幼松植樹中に、京都府林務事務所の方2名が来られて、「ここは保安林だから勝手に作業されては困る」とおっしゃる。ここが「保安林」に指定されているとは私も知らなかった。以前、B大グラウンドを作るためにK建設が重機通行用の道路を作ったときには、比べ物にならない大規模な自然の「変更」(あえて「破壊」とは言いませんが)が行われたであろうに(抜け目ないゼネコンのこと。まあ、形だけの申請はしていたんでしょうが)。
 吉村代表との話し合いでは、「とにかく現状変更申請の手続きさえ踏んでくれれば文句はない」の一点張り。京都府・市でも松枯れやナラ枯れによる景観破壊を問題視していろいろ対策を練っているはずなのに、ほったらかしで荒れている山を市民が善意で整備・保全しようとすると「役人の顔をつぶすようなマネはするな」とイチャモンをつけてくる。「行政手続きさえ形だけ整えれば中身はどうでもいい」と言わんばかりだ。そんな態度だから妙な圧力団体につけ込まれ、不公平、不可解な補助金支出や怠慢勤務や給料泥棒が横行するようになってしまったのではないのですかね(文責 宮崎)。

宮崎 記

コメント
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