まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-173号-

2007年01月24日 |  マツタケの林地栽培 
玉城山で除間伐材を木馬道で下す





第75回(1月24日)活動報告
今回は水曜日の開催とあって、参加者が少ないようである.奈良県吉野郡から久保さんがお越しになった.初めての参加である.以前はマツタケが良く取れたところを回復させたいとのことである.

 今日も地球温暖化のお陰でアウトドアの活動が実に楽しくやれる.全世界の、とりわけ先進国に住む方々に感謝申し上げなくてならない.お陰で今日1日で100種以上の生物を絶滅に追い込めたであろう.

地球を人間だけのものにするにはまだまだ頑張らなくっちゃ.皆さん、もっともっと二酸化炭素を吐き出しましょう.この京都を亜熱帯に変えましょう!

そうして2000年台半ばには、世界で5人に一人が洪水の被害にあう.海水の二酸化炭素吸収によるpHの低下でサンゴなど水生生物の命を奪うこと、生物の絶滅速度を飛躍的に上げること、そんな事に平気になりませんか!

生物の多様性を考える、環境保全を志す者は非常に多い.本物になりたいものだ!

<メール便りコーナー>に、環境問題を理解するために必見の映画紹介が届いている.そこまでは読みましょう.

 10時ごろから、香川BCでは、まつの枯損材の焼却が始まり、調理用の窯に火がはいっていた.本日は、猫田シェフを応援する方は阿閉(眞)さんお一人である.買出しから戻ってくるまでにと、野菜類の下ごしらえに精を出していただいた.

榎本さん、中廣さんから簡単に山づくりの作業報告があり、午前中は澤田山で除間伐材等の運び出しをやることになる.橋本さん、三輪さん、石原さんの車に分乗、現場に出発.

猫田シェフが大きな荷物を抱えて戻って来る.予定を変更して石釜で豚肉を焼いて食うことになる.スープとキノコ飯が食卓に並ぶそうだ.久方ぶりの石釜は、冷え切っていてなかなか温度が上がらない.

有山さん、小吹さん、加藤さん達は、柵づくりに余念がない.矢野さんは大きなケースを抱えて、カエルの生息場所を設置するという.アカマツの伐根を掘り起こそうとトウグワを振るう.

五目飯が炊け、スープが出来、石釜も所定の温度に上がってきた.山から腹をすかして仲間が戻ってくる.シェフは、豚肉のピカタを石釜で焼く.みんなで戴くが、ジューシーで柔らかで火が通っている.旨いと声が上がる.又、今日も喰いすぎだぁー.昼から頑張るぞぉーとなる.

澤田山班と玉城山班に分かれて作業が進む.両班の活動振りを写真に収めに同行.玉城山では、地掻の程度が話題となる.掘って確かめる(NIKON写真集5510,5512)が、多いところでは10cmの地表堆積物を取らねばならない.

澤田山の石切り場に進んだ辺りにタラノキがわんさとあるそうだ.春にはてんぷらが食えるらしい.中居さんの贈り物、大根と白菜を陰干しする.漬物となるそうだ. そんな一日でした.皆さん! お疲れ様・・・・・・・・

 本日の参加者(敬称略)は、三輪、榎本、中廣、阿閉夫妻、大久保、三品、有山、ツトムチャン(母上が17日に没、ご冥福を祈る)、矢野(朝掘りのたけのこ、tためになる色々な情報に感謝)、加藤、小吹、林屋、鎌田、橋本(敏)、岡坂、池内(正)、周田、久保、石原、猫田、吉川(配達途中に我々を激励による)、と僕の23名.

<皆さんの活動の様子を見る>
本日もNIKON写真集にのみ新しい写真をアップロードしています.
写真は、このブログの左下にあるBookmarkのまつたけ十字軍運動写真集(Nikon:今週の活動風景)、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo、1ヶ月分の活動風景)で見られます.それらを覗くにはパスワードが必要.
 
Bookmark中のまつたけ十字軍運動写真集(Nikon)をクリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛びます.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(半角英数)を入れる.これでOK. スライドショウが見やすい.
 もう一つ、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo)をクリック.Yahoo Japan のフォトに入る. IDはmatsutake40,パスワードはtricholoma(すべて、半角英数).フォトアルバム内の「アルバムを見る」をクリック.画面が変わり、“まつたけ十字軍”の文字をクリックでOK.
両者とも必要な写真は、保存も印刷も出来ます.大いにご活用ください.

<お知らせ>
1)1月27日(土)に、大阪府能勢牧場がマツタケ救出作戦を実施する.中城さんが皆さんの参加を呼びかけている(詳細は072-734-1797).
2)鹿背山の作業も佳境に入り、皆さんの参加を要請している(詳細は中村075-213-4883).
3)寒の頃に、餅を搗くことになっている.もち米を確保せねばならない.もち米の情報を下さい.
4)7月には、100回という節目を迎える.面白い企画というか記念になるようなことを考えませんか?

<メール便り> 感想やアイディアなど、どんどんメールを下さい.
1) 林屋和男さんから環境破壊の現状をえぐりだす推薦の映画を紹介
『不都合な真実』 TOHOシネマズ二条で上映
二酸化炭素などの温室効果ガスが増えることで地球の気温が上がる「地球温暖化現象」。これにより海水面の上昇や異常気象、巨大ハリケーンの発生、生態系の変化といった事態が引き起こされている。このままいけば、植物や動物、そして人類は危機的な状況に陥ってしまうだろう。人々の意識改革に乗り出していくためにも必見。これはメールではなく昼の自己紹介から編者無断転用

2)杉山廣行さんから推薦映画 『ダーウィンの悪夢」 京都みなみ会館上映
アフリカのヴィクトリア湖。かつてそこでは多様な生物が棲む「生態系の宝庫」だった。しかし半世紀ほど前に放流された外来魚ナイルパーチが、他の魚を駆逐していく。それと同時に湖畔では、ナイルパーチの一大漁業産業が発展。加工された魚は、毎日のように飛行機でヨーロッパへ運ばれていく。それは湖畔に住む人々に、大きな影響を与え始める…。
タイトルのダーウィンは、ご存じ「進化論」の提唱者。この説により、「現存する生物は適者生存による進化の結果の産物」ということになった。つまり環境の変化に対応できないものは敗者として滅び、生き残ったものは勝利者として繁栄できる。この湖でナイルパーチが他の魚を駆逐したように。しかしそれをそのまま人間の世界に当てはめるとどうなるか。現在のシステムは常に「強国が弱い国を喰い殺していくことになる」という事だ。本作でも湖畔の町には貧富の差が生じ、ストリートチルドレ
ンが増え、売春や犯罪がはびこるようになる。魚はEU、そして日本へと運ばれ、地元の人間は捨てられた残骸を食べるしかない。富は北へ吸い上げられ、公平に配分されることは決してない。永久に解決しそうもない南北問題。それがこの湖畔の町に集約されているのだ。
追伸
ナイルパーチは日本へも送られています。白身の切り身でスーパなどでもフライ用やバター焼き用などで販売されています。誰かが放流した魚から生態系の破壊と経済的な歪が拡大していく過程がよくわかります。
 

寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
               口座No.: 普通預金 3698173 
主 催 団 体
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所

コメント
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