まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

第17回まつたけ十字軍運動の報告-嵯峨嵐山調査ー

2005年10月20日 |  マツタケの林地栽培 
 皆さん、大変お疲れ様でした.
写真は、疲れた皆さんです.宮崎さんの撮影.

 今日は、江戸時代には「嵯峨まつたけ」として既にブランドになっていた京まつたけ発生の地を探索.アカマツ林の手入れの勉強に初参加の今西さん(亀岡市)、京大3回生の星野さん、それに遠くニューヨークから池内さんの友人リンダさんを含めて23人.
 
 オット、忘れていました、後一人.
MBS毎日テレビの番組「ちちんぷいぷい」の「大変でしたなー」の取材のため、ディレクター福田さんも参加しました(10月26日放映の予定).
今日は、ちょっと、がっくり落ち込んでいます.というのは、関西のアカマツ林がこんなにまでひどい状態とは思っていませんでした.このまま置いておくと、関西からまつたけは絶滅しますね.間違いなく.番組の司会者 角アナに言われソー.「あっそー、大変でしたなぁー」とね.

 嵯峨嵐山の調査林の多くは、道路を敷設のために削った額ほどのエリアにしかまともなアカマツはなく、水平距離5mも奥に入ると放置され、アカマツ林ではないのである.獣も通れないうっそうとした状態で、アカマツは全部マツノザイセンチュウ病でやられていた.

 それでも、救いがあった.アカマツの立木密度がそれなりにあるエリアを見つけることができた.山主の高木さんに感謝です.

 午後2時30分現在の、地表下10cmの地温は18.3℃でした.マツタケの発生は、14-16℃が盛んであることを思うと未だ気温が高い.また、少雨.
22日の昼から雨の予報が出ていますが、量的に余り期待できないようである.太陽は赤道を離れ南半球に確実に移動しているため、これからどんどん気温が下がるでしょう.マツタケのシロの表面温度が12℃にもなると新たなマツタケの発生は期待できなくなってくる.参加者の皆さん! 大変でしたなぁー です.

でも、来週も嵯峨嵐山で調査継続です.見つけるまで探せば必ず見つかるのだ!

第18回 作 業 予 定 日
1)実施日       2005年10月29日(土)
2)集合時刻    午後1時(午後4時作業終了)
3)集合場所    京都市右京区JR嵯峨嵐山駅前広場
4)服装等         山で軽労働できる服装、運動靴、タオル、手袋、など
5)用意するもの    飲料水など.
6)アクセス   JR嵯峨嵐山駅12時55分着のJRで(京都駅12:38発、
            二条駅12:42発、円町駅12:47発などから).
7)雨天の場合    午前11時現在雨天の場合や午後の降水確率50%以上の
           場合、本日の作業を中止します.

指定車輌に分乗する関係で、先着20名までとします.

参加申込が必要で、連絡は27日までに吉村へ.参加費は無料

自分の車で参加したい方は、通行料1150円の個人負担となります.

主 催 団 体
吉村 文彦(連絡先;担当責任者)
まつたけ十字軍運動 本部    
607-8166京都市山科区椥辻番所ヶ口町173 075-581-3210(Fax兼用)、090-6227-4305
大月 健
京都大学マツタケ研究会(京大農図、大月 健気付090-4280-3334. 飯塚弘明)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
コメント
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