栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

Haloクロス使いはデムではなくルメだった?

2012-12-12 21:37:29 | 血統予想

とあるデータを使って、中央競馬に出走したHaloクロス馬群(Haloを父系2~5代目に一つ以上持ち、母系2~5代目にも一つ以上持つ馬)793頭を抽出し、それをTARGETを使って騎手別の芝レースのデータを出してみたら、なんとズバ抜けてよかったのはルメールちゃんでした

ルメールがHaloクロス馬に乗ったときの芝成績
[5.4.1.6]連対率56%,単回値160,複回値122

特に京都阪神中山の内2000mでは①②①①④②で単回値263,複回値186、アダムスピークもダノンバラードもミヤビアミュレットもソツなくもってきてます

「ルメールは外回りでナスキロ柔い馬に乗せたら達人だが、内回りを捲らせたらどうもワンテンポ遅いイメージがある」と書いたこともありましたが、少なくともHaloクロス馬に乗ったときは完璧ですね(^ ^;)失礼しました…

デムーロ兄は[5.3.2.9]連対率42%,単回値106,複回値89とさすがの数字ですが、これを中山と内回り小回りに限定すると、[4.1.2.3]単回値146,複回値127とますます優秀

ヴィクトワールピサを除いても、中山と内回り小回りでは[2.1.2.2]で単回値68,複回値137ですから、捲れるコースでHaloクロス馬に乗せたらやっぱり間違いない乗り役やです(ロゴタイプはHalo4×3ですか、そうですか…)

他で主なところを列記しておくと(連対率順)
武豊[21.17.11.52]連対率38%,単回値63,複回値91
後藤[8.7.4.23]連対率36%,単回値150,複回値90
蛯名[7.9.10.47]連対率34%,単回値56,複回値80
福永[19.9.14.44]連対率33%,単回値104,複回値93
横山典[10.8.2.38]連対率31%,単回値101,複回値70
勝浦[5.9.2.30]連対率30%,単回値213,複回値130
岩田[14.9.6.48]連対率30%,単回値75,複回値75
戸崎[1.2.0.7]連対率30%,単回値41,複回値69
藤岡佑[11.8.3.49]連対率27%,単回値115,複回値89
川田[8.3.2.38]連対率22%,単回値146,複回値68
内田博[5.8.8.37]連対率22%,単回値26,複回値72
浜中[4.4.1.30]連対率21%,単回値100,複回値44
中舘[2.5.5.33]連対率16%,単回値22,複回値74
北村宏[8.2.11.45]連対率15%,単回値49,複回値52
小牧[5.5.8.61]連対率13%,単回値40,複回値74
和田[3.5.4.54]連対率12%,単回値87,複回値68
ウィリアムス[0.0.1.8]連対率0%,単回値0,複回値43

地方出身の騎手とウィリアムスが思ったより成績があがっていない一方で、祐一の成績が良いというのは、Haloクロス馬はわりとソフトに乗る騎手のほうが合ってるというか、いわゆる剛腕タイプとはあんまり合わないのかもですね~

ヴィクトワールピサ、ロジユニヴァース、ヴィルシーナなどが典型ですが、Halo的な機動力というのは追っつけ追っ付つけ動かしていくという感じではなく、持ったままでフワッと捲るイメージですからね~ 

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先週の雑感・阪神編~強風のイン伸び馬場で

2012-12-12 11:02:55 | 血統予想

北海道は今の時期タラの白子=タチが出回り、天ぷら、タチポン、あと鍋や味噌汁なんかで食するのがふつうですが、スーパーで買ってきてたのに小麦粉まぶして、オリーブ油で表面がカリッとするようソテーすると、これがなかなかいけるんですよね~
どっかのイタリアンで出てきて美味かったので自分で再現してみたんですが、タチ好きな人は一度試してみてください
私はクレージーソルトと最後に魚醤を回しかけますが、バター醤油でもいけるみたいです

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先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週分を3頭更新しましたが、このところアグネスタキオン産駒の好素材が何頭か勝ち上がっていて、ラストクロップ、頑張ってもらいたいです

土曜4Rは「一口馬主好配合馬ピックアップ」のレッドアリオンをまずは応援していたんですが、「ディープインパクト好配合馬リスト」のショウナンダイチのレースぶりにも注目していて(LyphardのクロスにFairy Kingを絡めるというディープ必殺配合)、ただこの馬は母母父がLear Fanなので、同じマイルでも外回りよりは内回り向きというか、捲りがきくコースのほうがベターやと思うんで、たとえば小回り1800mなら頭から狙えるんじゃないかと

リルダヴァルはサンダーガルチの力馬っぽさを引きずっているのでカシオペアや大原や毎日杯3着や鳴尾3着などをみてのとおり、1800m前後の上がり12秒戦を前で受けるとベストパフォーマンスを発揮する馬で、朝日CCは上がり12.7ですから好走パターンにハマってたんですが、にもかかわらず思わぬ大敗
ま~15着といってもクビ・クビ・クビ・クビ・ハナ・クビ・クビ・クビ・クビ・クビ・ハナ・アタマ・クビ・ハナしか負けてないのですが(^ ^;)、1人気を裏切ったヒストリカルともども、そして3Rカレングラスジョー、4Rショウナンダイチ、5Rフェリーチェレガロともども、この日凡走した人気馬の敗因は大なり小なり外を回らされたぶんでしょう

GCで津田照之さんが強風の影響もあってイン伸び馬場になっていたと解説しておられましたが、私もその説に乗りたいと思います(日曜は土曜に比べると外差しも決まっていましたが)

Hペースで先行馬総崩れになった六甲アイランドですら、勝ったタマモトッププレイは4角で最内にいたし、境港のカフナのように外から捲りつぶすのはよほど脚力が抜けていたとみるべきで、昨今は強風が吹いてもイン伸びになるし、雨雪が降っても乾きはじめたらイン伸びになるし、芝がはげてきてもイン伸びになるしで、母さん僕はもう疲れました…

タマモトッププレイの全弟には2戦2勝のタマモベストプレイがいて、これでフジキセキ×ホットプレイは5打数5安打でたぶん全部長打、一方で異父兄姉の3頭(父バブルガムフェロー、ブラックタイアフェアー、オジジアン)はいずれも未勝利ですから、フジキセキとの相性が際立ってます

ステイゴールドやサッカーボーイの近親で、ロイヤルサッシュ(Nearco3×3)→ダイナホット(Out)→ホットプレイ→(Nearco4×5・5)→タマモ○○○プレイ(Out)という、緊張と緩和のメリハリだけでこれだけの成功をおさめることもできるのです
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009100483/

エリカ賞のマイネルマエストロはイン伸び馬場の恩恵もありましたが、ラストインパクトはやっぱりディープ産駒でもビュンと斬れるほうではなくパワーでねじ伏せる脚質なので、あんまり相手に合わせて乗っているとビワハヤヒデみたいに2着が多くなりそうやなあ…という予感と、リジェネレーションはこの血統やから後ろからいっていると2着3着が多くなりそうやなあ…という予感が残りました(^ ^;)

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