栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

先週の雑感・中山編~減速しない戸崎のコーナリングにまたも驚嘆

2012-12-11 19:29:54 | 血統予想

黒松はあまりレベルの高くない組み合わせでモグモグパクパクが押し出されて人気になるのはまあ納得、しかしナカナカファイヤーヒースもスプリンターというよりは1400mぐらいに向いた馬だし相手がややこしいなあ…とパスしたら、2着にDanzig3×4の10人気コスモリープリングが流れ込んで、中山芝1200mは迷ったらDanzigは押さえとけですな~

幕張と最終は戸崎が1人気馬に乗ってて、ニシノジャブラニはローエングリンをシンボリクリスエス的に胴長にしたような馬で内回り1800mは少し忙しい感じがしたし、ミエノゴーゴーはスプリンターではなくマイラーなので1200mで1分8秒前半の決着だと少し忙しいと書いたんですが(終わってみれば勝ち時計は1.08.5)、そしてどちらも勝負所ではちょっと忙しいですやん追走がシンドイですやんという手応えで、しかしそういう馬をできるだけ減速させずに3~4角を回ってきて最後の末脚につなげていて、戸崎ってやっぱり達者やなあ~と、コスモバタフライに捲りきられたかというところで頑張って突っ張らせて、そして直線でひと伸びさせたところをみて、そうやファイナルフォームのラジオNIKKEIもこんな感じやったなあ…と

「直線で手前変えたら伸びる感じでした」と戸崎はコメントしていますが、内回り小回りでの機動力があまりないような馬でも、なるべくパフォーマンスを落とさずなるべくコーナリングで減速させずもってこれる手腕がすごいなあ…と思います

たとえばルーラーシップは東京と中山内回りでは2馬身ぐらいパフォーマンスが違うとすると、戸崎が乗ればそれを1馬身半とか1馬身ぐらいに詰めてくるんじゃないか…と思わせるものがあります

カペラは良馬場で1.10.8と時計がかかり、こうなるとGone Westとアフリートと「ミスプロ+Tom Fool+ナスキロ」が浮上するレースではなくなる…ということがハッキリしました(^ ^;)

勝ったシルクフォーチュンはNureyev3×3、2着エーシンウェズンはミスプロとTom Rolfeのクロス、3着シセイオウジはKingmambo×ブライアンズタイムのダート黄金配合、パワーの裏付けがシッカリある配合で1400m寄りの距離適性の馬の追い込みが届いた…というレースになりました

スリーボストンは前崩れに巻き込まれたのもありますが、Bold Ruler系の軽さが出た走りでもっと軽いダート向きで、京都ダ[4.2.1.0]ダ稍~不[4.0.0.1]という戦績どおりの馬でしょう

最終は金持ちケンカせずでトモロマイスターインプレザリオのワイドだけ、展開はハマったかと思えたんですがまあ仕方なし…

というのも好走はするだろうけどどちらを頭にするかとなると、どちらも勝ちきるイメージがなかなか湧いてこなかったからで、どうせまたインプレは後ろからいくだろうしなあ…てなもんで

インプレザリオのベストパフォーマンスは3歳1月に東京2000mで2-2-2と先行し2着、ルルーシュには惜敗したもののサトノタイガーとラヴェルソナタに先着した平場500万下で、そのレースを含め4角3番手以内にいたときは③②①

その後ルルーシュは徐々に前受けに転じて今や堂々のオープン馬に出世しましたが、ミッキーパンプキンの下でハーツクライのLyphard4×3なのに頑なに先行せずに2着を拾い続けるというのは、それはそれで凄いのかもです(^ ^;)

コメント
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