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花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

「阿蘇・くじゅう国立公園」の旅(Ⅲ)

2011年05月09日 | 旅日記

GWも終りましたね。
サンデー毎日の私には関係ないのですが、それでも行楽地やショッピングセンター、
そして道路が混むので落ち着きませんでした。

GW中に満開となり目を楽しませてくれた「モッコウバラ」
昨日の日曜日の夏日の暑さにそろそろ終わりのようです。

主人がお隣との間のフェンスに、垣根のように仕立てた白いモッコウバラ
今年は大きく枝を伸ばし、それは見事に咲きました


こちらはお隣のお庭に咲いた、カナリア色のモッコウバラ
道路に向って垂れ下がり、道行く人の目を楽しませてくれました

ご夫妻共々体が弱いので、お庭の手入れは我が家の夫が任されていますが・・・
陽に当たると金色に輝くこのお花を、我が家の玄関からも借景で堪能させていただきました。


腰の不具合もあって、連休後半は近くの日帰り温泉に行ったり
息子一家とお食事に行ったり しただけで、殆んど出歩きませんでしたが・・・

家でTVを観たり、読書をしたり、PCに向ったりしていると逆に腰に良くないような気がして
昨日の日曜日は舞岡自然公園を1時間ほど散策してきました。

痛みは殆んどなくなりましたが、まだど~んと重い感じがしますね

さて先月中旬に行った九州「やまなみハイウェー」周辺の旅日記を再開したいと思います。
宜しくお付き合いくださいませ。

4月13日・「阿蘇めぐり」


前日「久住山」に登ってから、「やまなみハイウェー」をひた走り
南阿蘇の「一心行の大桜」を鑑賞した私たち
2日目は
阿蘇の広いカルデラの中にある「米塚温泉・阿蘇リゾートグランヴィリオホテル」に泊まりました。

ゴルフ場の中のホテルで、山スタイルの我々はちょっと場違いな感じもしましたが、
温泉が良くて気に入り、3度も入ってしましました
温泉の画像やアクセスマップはこちらです。

ツインのお部屋は長者原のホテルよりも狭かったのですが、阿蘇の外輪山が綺麗に見渡せました

夕食は和洋食のコース、ワインを頼みました。お魚のポワレに野菜サラダが付きました(写っていない?)
地元野菜の煮物、冷酒の方が良かったかな?地鶏のグリル焼き

そして主人が追加で頼んだのがこちら「馬刺し」

私は1~2切れつまんだだけでもういいわ。ノーサンキュー
最近ニュースで騒がれているユッケ(生肉)の病原性大腸菌(Oー111)の食中毒事件
後だったら、多分私は食べなかった

主人は大好きなようですが・・・
日本人はいつから「生肉」を食するようになったのかしら?

※今日の夕方のニュースで
「馬肉だけは生食用があり、厳重な衛生管理の中で製造されている」と
熊本の工場が紹介されていました。
こちらは安心できるようです。

「大観峰」へ

朝風呂に入り、ホテルのビュッフェ形式の朝食を済ませてから、
最初に阿蘇外輪山の最高度地点にある「大観峰」(標高936m)に行きました。

阿蘇随一の眺めを誇る天然の展望台で
阿蘇観光の中では、中岳の火口とともに人気のスポットです。


この大観峰から眺める阿蘇五岳は「涅槃像」の姿にたとえられるそうですが、如何でしょうか?

真下には田畑が広がる阿蘇谷などが箱庭のように望めます。
昔は遠見ガ鼻と呼ばれていたそうですが、熊本出身の徳富蘇峰によって「大観峰」と名づけられました。


朝の9時半過ぎ、まだ観光客の姿も少なく、
標高1000m近い「大観峰」の風は身を刺すように冷たかった


この大観峰の展望台は駐車場から約10分程度歩いた所にあります。
360度の眺望が素晴らしいのですが、あたり一面野焼きの後の黒い風景が広がっていました。

草原の草は、春から夏にかけての放牧の牛馬や、冬の間の飼料の為の干し草の原料になります。
阿蘇のすばらしい草原は自然に生まれたものではありません。
何百年もの間、人々が野焼きを行って人工的に作ってきたものなのだそうです。


黒い風景の中に黄色の塊を見ました。。「キスミレ」です


ここにも、ホラあそこにも・・・

ロープが張られた向う側の斜面は、黄色い色が一面に広がっていて
草花の逞しさに驚かされました。


2月から3月のお彼岸の頃までに行われる野焼きによって、
ダニなど人畜に有害な虫を駆除するとともに、牛馬の餌の草を育てています。

野焼きをやめると木が生い茂り草原はなくなるとのことです。
草原の美しさは野焼きによって保たれているのですね。

阿蘇「中岳・大火口」

次ぎに行ったのが、阿蘇観光では欠かせない阿蘇五山の中の「中岳・大火口」

周囲128kmという広大な阿蘇カルデラの中で火山活動を続ける中央火口丘・・・
阿蘇山とはその山々の総称です。

約30万年前に始まった噴火による火山灰は、遠く北海道にまで達したという
想像を絶する大火山です。


火口の直径は約600m、深さ約130m程あり、吹き上がる溶岩の温度は1000度~1200度に達します。
火口の池は青緑色ですが、これは周りの岩石から溶かされた鉄と銅の色(鉄→緑、銅→青)によるもの・・・

中岳火口にはカメラや地震計が設置され,24時間体制で観測が続けられています。
●ぜん息の方 ●気管支に疾患がある方 ●心臓に疾患がある方
近寄らないで下さいとの注意書きがしてありました。


阿蘇山も百名山に名前を連ねています。

私たちは仙酔峡登山口からロープウェーで「火口東駅」まで上がり
中岳~最高峰の高岳~登山口と2時間半で廻れるコースを行く予定でしたが・・・
このロープウェーが運転停止中、それにより登山道も閉鎖?と聞きました。

残念ですが、すぐに観光バージョンに切り替えて、火口西駅まで車で上がりました。
駐車場から僅か5分でこの風景に出会えます。

ここで今回の旅行中、唯一フランスと韓国の外人さんのグループに逢いましたが
人気のスポットとは言うものの、ご覧のとおりのガラ空きでした。


地球のマグマの鼓動が感じられる火口と周りの風景を見ながら
今回の東日本大震災を引き起こした海の底を連想しました。

出発前に「日本中の火山が活発化しているそうよ。気をつけてね」といった
友の言葉も重なります

「少し歩いてみるか?」という夫の問にも首を振り、車に乗り込みました。



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いいて見たい阿蘇! (写楽爺)
2011-05-09 14:53:22
こんにちは。
阿蘇山は一度は行って見たいと思っている所です。
中だけのお釜の様子を見ると火山国日本を再認識させられます。
温泉が多いのは良いですが、地震も多いのは当然ですね。
O111の食中毒事件では、肉自体あまり食べない私から見れば生肉等もってのほか「食べる方が悪い!」とTVに向かって行っていましたよ。
腰が悪いからと座ったままなどは帰って良くないですよね、適度な散歩が良いのでしょう。
早く違和感が無くなることを願います。
返信する
いい旅をなさって (西恋おじん)
2011-05-09 21:30:08
関係ないけどゴールデンウィークが終わりましたね。子どもさんが小さい人は大変だったでしょうね。
黄色いモッコウバラは我家でも2階のベランダで放置されながらも咲いています。丈夫です。
naoママさんは、いい旅をなさってますね。
阿蘇の素晴らしい光景をジックリと見せて頂きましたが、大観峰の頂上で漫画みたいに目から
星が輝いているお姫様がいらっしゃいますね。
ホテルの料理、これ全部食べたんですか?
う~ん。
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☆写楽爺さんへ (naoママ)
2011-05-10 01:54:23
私も阿蘇は、高校の修学旅行以来でした。
この爆裂火口の噴煙だけは覚えていましたが、周りの景色は全部忘れていましたよ。
広いカルデラは、まるで外国の風景のようでした。
九州は良い温泉が多いのですが、それは火山が多いと言うことですね。

O-111の食中毒は怖いですね。
私もユッケは食べたことがありませんが、「馬刺し」は何度か主人に付き合って食べました。
最近は横浜の居酒屋さんでもありますね。

今日も近くの自然公園を散歩してきました。


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☆西恋おじんさんへ (naoママ)
2011-05-10 02:06:52
ホテルの夕食、ご飯は入りませんでしたが、殆んど食べましたよ。
地震の被災地の皆さまには申し訳ないと思いつつ・・・
旅行中、1.5kg太りました

今回、カメラのホワイトバランスの設定を「蛍光灯モード」にしてしまい、私の写した画像は使えないものが多く、主人の撮った写真も使っています。
そのほとんどに赤いコートを着たお姫様が写っていて・・・
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野焼きの後で (とんちゃん)
2011-05-10 08:06:34
naoママさんの写真で見るとしっかりと涅槃像に見えました!
拝みたくなるような景色が広がっていますね。
野焼きの後はキスミレの大群が出てくると聞いています。
本当に一面のキスミレですね。
火口は活発に噴煙を上げて生きているという感じがします。
ダイナミックな火山!写真だけでも興奮を覚えます。
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涅槃像 (おみや)
2011-05-10 14:44:10
ご無沙汰しております。
娘が熊本に住んでいたときに阿蘇や由布院を案内をしてもらいました。もう大分前なので
naoママさんのレポートの様子が懐かしく思い起こせます。涅槃像の姿は今もくっきりと覚えています。
草千里や巨大な噴火口、いっておいてよかったと思いました。
兎に角広いと言う印象だけは日本一だったように記憶しています。
キスミレは朝霧公園で見つけました。
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ミヤマキリシマ (marri)
2011-05-10 16:46:25
今日も雨が降っています。昨日は30度もあったりして。
家から阿蘇山まで550キロなんです。西で言えば名古屋辺りかな!
行こうと思えばいけないわけじゃ無いけど。今頃はミヤマキリシマの花咲く頃かな!
貴女の説明は立派過ぎていう事なし。その通りです。去年行ったコースを思い出しました。
大観峰から巧い事、涅槃像を捉えていて凄いです。硫黄の匂いも届いてきそうな火口の写真も!
レスポーのバッグを肩にかけていますか!赤い服は私好み。貴女はお若いワァ!健脚なんでしょうね。
その後の膝快くなったのね。労わりあって、騙しだまし、上手にお付き合いしましょうね。
いつもながら、素敵な写真ありがとう!
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☆とんちゃんへ (naoママ)
2011-05-10 20:44:47
阿蘇五岳はちゃんと「涅槃像」に見えましたか・・・
良かったです

野焼きの後の黒い中に、黄色のスミレを見つけた時は歓声をあげてしまいました。
見渡すとあちらにもこちらにも咲いていて・・・
今回の旅の、私の阿蘇の想い出はこの「キスミレ」となりました。
関東周辺ではあまり見かけませんものね。

噴煙を上げている爆裂火口はさすがに凄い迫力でした。

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☆おみやさんへ (naoママ)
2011-05-10 20:54:06
GWはお忙しかったようですね。
お嬢さんのお加減はその後如何ですか?

雄大な阿蘇のカルデラはとにかく広くて、まるで外国のような感じがしました。
風景がダイナミックで温泉も豊富、お魚もお肉も美味しい中九州はとても良い所でした。

関東ではなかなか見られないキスミレが、あたり一面に咲いていて感激しましたよ。
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☆marriさんへ (naoママ)
2011-05-10 21:12:27
今日はこちらも午後から雨となり、ムシムシと暑かったです。
午前中、主人に手伝ってもらって、トマトやキューリなどの夏野菜の苗を植えました。

明日は一挙に気温が下がるそうです。
冷えると腰も痛むようで、雨の日はもっぱら温泉です。

レスポのバッグは軽いので、旅行はもっぱらこのバッグです。
赤い上着も私の定番です。
山のスタイルは年齢に関係ありませんので、平気で着ていますが・・・
若く見えるのはそのせいかと思います。

一見若く見えても、腰を痛めてあちこちボロボロです。
これからはやりたい事をするにも、体を労りながらという所ですね。
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