花と緑を追いかけて

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映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

突然の「真夏」

2010年07月19日 | 日常の日記
南関東地方は7月17日に「梅雨明け宣言」が出され、真夏の暑さがやってきました。
ギラギラとした太陽が今日も朝から照っています

梅雨入りが遅かった今年は、本格的な夏の訪れも遅くなるに違いないと思い込んでいましたので
私はまだ心の準備が出来ていませんでした

7月17日(土)

夕方の6時半過ぎ、西の空が赤く染まっているのが見えたので2Fのベランダに出てみると
「富士山」のシルエットがクッキリと浮かび上がっていました

久しぶりに見る「富士山」です。梅雨明けを実感しましたね。


カメラのレンズを慌てて200mmに切り替えましたが、300mmにすれば良かったと悔いています

7時を過ぎる頃には空がいっそう赤く染まり、珍しい雲の姿にも魅せられて
私は夕げの準備も忘れてベランダに立ち尽くしていました。


晩秋の頃には富士山の左側に沈んでいた太陽も、今の季節はそれよりずっと北側の
「富士山」の右側に沈んでいったようです。

手前は夜のとばりの黒い空が広がっていますが、富士山の周りだけが太陽の残照に空が赤く染まっていました。
明日のお天気を約束するように・・・

7月18日(日)

翌日も真夏の太陽が朝から照り付けていました。
朝8時、「富士山」もバッチリと見えています。もう雪もほとんどありませんね。


9時を過ぎる頃には「夏雲」も湧きだしていました。
いよいよ「盛夏」、真夏の到来です。

母の入院騒ぎで、我が家の夏の準備が進んでいませんでした。
午前中は汗だくになって、リビングの絨毯をはがし、籐の敷物に替えました。

午後から両親のところに行ったら、母は久しぶりに笑顔を見せてくれました。
まだまだボンヤリすることが多いけど、少しづつ表情も豊かになってきています。

今の一番の心配は誤飲性肺炎ですが、タンの絡む咳も少なくなって、
どうにかお食事も時間をかければ出来るようです。

お天気に恵まれたこの3連休、多くの方々は海や山へと飛び出したことでしょう。
私も焦りますが、何だかどっと疲れが出て、戸外に遊びに出かける気力がまだ湧きません。

1994年のアルバムより・・・

遥かなる「黒部五郎岳」
古いアルバムをとり出して、アルプスの雄大な風景と爽やかな風を懐かしんでいます。
こちらの紙焼き写真は、北アルプスの薬師岳から
黒部五郎~三俣蓮華岳~双六岳~新穂高と3泊4日でダイヤモンドコースを縦走した時のものです。

一面に広がるお花畑の向うに目ざす「黒部五郎岳」
夏雲の左手には「雲の平」が見えていました。

40代のあの頃は行けない山はないと思っていましたから、「雲の平」も当然歩くつもりで居ましたね。

実は今月初めに山仲間のYさんと夜行日帰りで百名山の「皇海山」に行く予定でした。
彼女は8月中旬にお嬢さんが第二子の出産を控えていて、
「夏山は無理なので早めにどこかに行こう」となったのです。

ところがYさん自身の体の不調が続いて検査が決まり、私は母の入院で登山どころではなくなった

この5~6年は親の介護、孫の誕生などで皆忙しくなり、山に行けない夏が続いていますが


北アルプス・後立山連峰「爺岳」頂上からの眺め

同じ年の9月に、立山黒部アルペンルートの基地「扇沢」から柏原新道を歩いて登り
爺岳~鹿島槍ヶ岳と2泊3日で縦走しました。
朝の「爺ヶ岳」頂上からの眺めは最高でした

この写真の右手には針ノ木岳・蓮華岳の向こうに「野口五郎岳」などの裏銀座コースが望め
その奥には薬師岳から立山までのダイヤモンドコースが・・・

そして更に右手に目をやると「釼岳」がドカンと存在感を示していて
北アルプスの名だたる山々が全部見渡せて感激しました。


目ざす双耳峰の「鹿島槍ヶ岳」
山は季節やお天気などに左右され、どこが一番良かったかというのはその人々で違うと思いますが
初秋でお花は少なかったけど、展望に恵まれたこのコースは思い出深いものがあります。

一昨年、お花の綺麗な時期に主人と登るつもりで大町温泉に泊まりましたが、雨で断念したこのコース・・・
辛うじてまだ登れそうです。

「母が落ち着いたら行きたいな~」と思っていたら、もう一人の山仲間のKさんからメールが届きました。
「腰を痛めて、足まで動かなくなった

親の事でバタバタしている内に、私を含めて同年代の仲間たちも健康面で危うくなってきています。
「山」どころの話ではありませんね。ガックリ

今日は弟が両親のところに行くようですから、私はまずは美容院に行って、髪をバッサリ切ってこよう・・・
そしてその後はデパートに足を伸ばして「夏物バーゲン」を見て廻る積りです。
真っ赤な半袖のジャケットが欲しい心境ですわ。


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30 コメント

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富士山 (山小屋)
2010-07-19 12:07:11
こちらからも17日の夕方、きれいな夕焼けが
見えました。
富士山は残念ながら見えませんでした。
naoママさんのところからは労せずして富士山が
眺められるのですね。
目の前の建物がなければもっとよさそうです。

黒部五郎、雲ノ平、高天原の露天風呂・・・
私もこのあたりを随分駆け巡りました。
どこかの小屋でnaoママさんに会っていたかも
知れませんね。
今月29日の夜行バスで白馬に入り、遠見尾根を
登って五竜の小屋に1泊。
そこから八峰キレットを抜けて鹿島槍を縦走し、
冷池山荘に泊まり、3日目に扇沢に降りて大町温泉
に入って信濃大町から帰ってくる予定です。
naoママさんがもう少し時間的余裕があればお誘い
したかったのですが、残念です。

naoママさんはまだまだ歩けます。
今はご両親の看病に専念してください。
返信する
富士山の見える夏 (ひろし)
2010-07-19 22:25:39
私もこの光景を我が家から見ていました。
雪渓の残った黒い富士、梅雨明け早々のこの時期に見られる光景ですね。

私はもう卒業してしまいましたが、Blogお仲間には naoママさんと同じ状況の方々がいらっしゃいます。
ご両親の看病に専念することが後悔のない道だと思います。
返信する
Unknown (夢路)
2010-07-19 22:47:48
naoママさん、私はnaoママさんが山々を駆け巡っていらっしゃる頃、
丁度両親の介護で大変な時期でした。
その頃は介護保険もなく、自宅介護が当たり前でしたので、
住居の関係で両親を引き取った姉の宅へ、ヘルパーのように毎日ほぼ欠かさず通っていました。
姉は昼夜逆転したような生活で、私が看ている昼間はグーグー寝ていましたよ。
二人とも何処へも行かれませんでした。

皆が通る道ですね。
焦るお気持ちはよくわかりますが、どうか今はご両親を御大切に。

富士山の写真素晴らしいですね。カメラの腕前プロ級と!
暫く富士山、仰いでおりません。また日本の山見たくなりました。
返信する
夏の富士.. (地理佐渡..)
2010-07-20 07:19:11
おはようございます。

いよいよ夏という感じですよね。
もう朝から蝉もうるさく鳴いています。
富士の夕景は良いですねぇ。シルエットが
浮かび上がる。学生時代にそんな風景を
見た記憶があります。
さて、後半の登山風景。こちらは夏山の
爽快な感じがします。涼しいだろうなぁ。
返信する
☆山小屋さんへ (naoママ)
2010-07-20 09:27:31
梅雨明けの三日間、カラリと晴れて「富士山」が綺麗に見えました。
今朝は空気が熱せられて水蒸気が上がり、富士山は見えません。
こういう日は特に「暑くなる日」です。
戸外で仕事中の主人の「熱中症」が懸念されますね。

アルプスの山々を駆け巡っていた頃を懐かしんでいます。
山の記事が「思い出編」ばかりで哀しいですが、今はまず「親のこと」が第一ですね。

山小屋さんは去年は唐松岳~白馬と行かれて、今年はその続きの五竜岳~鹿島槍ヶ岳~爺ヶ岳なのですね。
この後立山連峰は展望の山としては最高だと思います。
私も危険な不帰の剣と五竜と鹿島槍の間のキレットはパスして北の朝日から蓮華まで繋げて歩きました。
いつか叉とも思いますが、体力にすっかり自信を失っていますよ。
もう先延ばしできる年齢ではないような気がしますわ

返信する
☆ひろしさんへ (naoママ)
2010-07-20 09:44:16
お久しぶりです。
お近くにお住まいのひろしさんも、同じ夕焼けをご覧になられたようですね。
富士山を中心に太陽の残照の光のドラマが楽しめましたね。

夏の富士山が楽しめたのも三日間だけで、今日は朝からもやっていて見えません。
暑くなりそうです。

親の事は後々後悔したくないので、第一に考えていくつもりでいますが・・・
そうしている内に、自分達の体力や健康も衰えてきてアチコチに不備が出始めています。
「楽しめるのも今の内よ」なんて言われると焦りますね。
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☆夢路さんへ (naoママ)
2010-07-20 09:59:52
スイスから帰ってすぐの夏に主人と「立山」に行き立山三山に登りました。
宿やホテルには温泉もあり、お花畑も綺麗です。
広大さではスイスに負けるけど、日本のアルプスも素晴らしいです。
夢路さんにも是非お薦めします。

両親は弟一家と二世帯住宅を建てて暮らしていて「老後は安泰」と思っていましたが、ドッコイそう簡単なものではありませんでした。
夢路さんご姉妹のようにご自宅で介護をなさっていらっしゃる方々は尊敬してしまいますよ。

両親は幸い施設に入る事ができて、私も弟も楽をしていますが、それでも次々に難題が持ち上がります。
父のことでバタバタしていたら今度は母・・・
気がついたら我が身も危うい感じで慌てています。

周りを見ても私と同じ年代の仲間が検査で引っかかり出しています
片や「楽しめるのも60代までよ」などと言われて焦りますね。
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☆地理佐渡さんへ (naoママ)
2010-07-20 10:07:40
いきなり「真夏がやって来た!」という感じです。
昨日セミがベランダに飛んできましたが、まだ鳴き声はあまり聞こえません。
セミも慌てているのかしら?

夏は水蒸気も多くなかなか「富士山」は見られませんが、梅雨明けの三日間はピカピカの富士山が姿を見せました。
富士山の夕景は晩秋が素晴らしいのですが、梅雨明け宣言の出されたこの日は晩秋に匹敵する美しさでした。

今日も猛暑となりそうです。
アルプスの山々の涼しい風が恋しいです。
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お久ぶりです。 (tae)
2010-07-20 10:23:07
富士山の写真、良いですね~~~。
お家から富士山が見えるなんて、羨ましい限りです。
お父様に続いてお母様の入院、本当に大変でしたね。
でもお二人とも、落ち着かれたご様子で
一安心といったところですね。

こちらも梅雨が明け、青い空が広がっています。
今日、息子が仕事で上京、代わりに夫が帰ってきます。
元気に仕事をしてくれる夫に感謝ですね。

最近、夫の同級生の方たちの奥様とのお付き合いが増え、
一緒に食事などをしています。その時のサヨナラの言葉に添えられるのが、「次回まで元気でいましょう」なんですよ。
そういう年齢になったっていうことでしょうか。
暑さが厳しくなるようです。
お体、くれぐれもご留意くださいね。
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☆taeさんへ (naoママ)
2010-07-20 22:43:30
日本全国「梅雨明け宣言」が出されて、いよいよ真夏の到来ですね。
猛暑の中、戸外で仕事をしている主人の熱中症が心配です。

母は全然落ち着いてはいないのですよ
入院中より少し元気になったかなぁ~と思っていた矢先、今日行ったら朝から発熱して意識も朦朧とし、タンもからんで苦しそうでした。
何とかポカリスエットとプリンを食べさせましたが、これが至難の業なのです。
「夜は看護婦さんがいないので、タンの吸引はできません。タンがらみの呼吸困難となったら救急車で搬送します」と言われていますよ。

母の一進一退に私も一喜一憂して疲れ果てています。
ここ当分は遠出はできないと覚悟しました。

親のことでバタバタしている内に我が身が危うくなりそうで・・・
施設にお任せして、親を直接介護していない私でも、老老介護の大変さが分りますね。

それでもやはり心配で顔を見ないと落ち着かず、暑い中毎日通っていますよ。




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