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花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

速報!2013年・鎌倉の紅葉情報「源氏山」

2013年11月24日 | 鎌倉散策
お蔭様で父も無事退院し、私もようやく普段の生活に戻りました。
今週は朝晩は冷えたものの、快晴の小春日和が続いています。

さぁ~、私も遅まきながら紅葉を楽しまなくては


当日突然思い立っての行動では友人も誘えない
「一人で箱根の紅葉を見に行こうかしら・・・」と朝から思案していたら

TVの天気予報の「紅葉」を紹介するコーナーで
「鎌倉の鶴岡八幡宮」にモミジマークがついていました

まずは偵察のつもりで、鎌倉でも早めに紅葉が見られる
「源氏山公園」に行って見ることにしました。


ブログの順序としては、「濃密な休日」編の後半をUPするのが正しいのですが
紅葉情報は旬がベター

速報版として「源氏山公園の見頃の紅葉」をUP致します。

11月22日(金)・最初は「寿福寺」へ
鎌倉駅西口から歩いて7~8分のところにある「寿福寺」は
まだ紅葉が始まったばかり・・・


ここは北条政子が夫の頼朝亡き後、菩提を弔うために建てた
鎌倉五山第3位の古刹ですが・・・

境内は一般公開されていません。


裏の墓地には北条政子と源実朝の墓と伝わるやぐらがあります。
(実朝は頼朝&政子夫妻の次男、甥の公暁に暗殺された三代将軍)

墓地の入り口近くの色付き始めたモミジに、
スポットライトのような陽の光が射し込み、美しく輝いていました



山の上はもっと赤く染まっているかもと、期待が高まりましたが、
化粧坂は土砂崩れで通行止め
住宅街を迂回して、ひたすら階段を登って行きました。


「源氏山公園」
源氏山は、奥羽を舞台とする後三年の役(1083~1087年)で
八幡太郎義家が出陣するときに、この山上に源氏の白旗を立てて
戦勝を祈ったところから「源氏山」とか「旗立山」といわれるようになったといいます。


区域内には源頼朝像や大小の広場などがあり、桜や紅葉の名所にもなっています。
この日は修学旅行の小学生で賑わっていました。

今年は台風の影響もあり、茶色くなっている葉も多々見受けられますが・・・


逆光で見れば素晴らしい


光芒も意識して取り入れ、ひたすら逆光で撮りました。


鎌倉の紅葉の見頃は11月下旬から12月初旬と言われていますが
今年はいつまでも暑かったわりには、昨今の寒さが紅葉を早めたのでしょうか・・・

源氏山はすでに紅葉の最盛期を迎えていました


特に「大仏ハイキングコース」に向かう右手にある④の丘のモミジが見事でした。


立派な東屋があります。
私もここで持ってきたおにぎりを食べました。


ファミリーで、お花見ならぬ紅葉狩り・・・
トップの画像もここで撮ったものです。


この道を進めばおよそ30分で「大仏」に出ます。

そこから歩いて7~8分の「長谷寺」の紅葉を楽しむことも考えましたが
時計を見ると1時半を過ぎていました。

葛原岡ハイキングコース
私は大仏とは反対側の葛原岡神社から北鎌倉の「浄智寺」方面に
向かうことにしました。

葛原岡神社は後醍醐天皇の忠臣として鎌倉幕府倒幕に活躍した
日野俊基卿をお祀りする神社です。

今は縁結びの神様として若い方の姿が多く絵馬もハートの形をしていました


「建武の中興」を見ずして、
ここで処刑された日野俊基卿の墓も近くにありました。


途中古い石塔などを見ながら山道を進みます。


常に人が行きかう鎌倉のハイキングコースなら、一人でも怖くはない・・・


2時過ぎに浄智寺に下ってきました。

紅葉も始まっていましたが、境内はすでに陽が翳っているところが多く
写真撮影は難しい

ここはパスして、「明月院」に向かおうか?それとも「円覚寺」?
迷いましたが・・・

「円覚寺」
結局駅の近くの「円覚寺」を見ていくことにしました。。



総門前のモミジは真っ赤に染まっていました。

舎利殿から奥はまだでしたが、本殿の周りの紅葉も見事でした。
その模様は改めてと致します。

思った以上に進んでいた鎌倉の紅葉
お天気にもよりますが、この週末から2週間ほどは楽しめそうです


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初夏の鎌倉・最終章

2013年07月04日 | 鎌倉散策
7月に入り、今年もはや後半となりました。
5月6月にせっせと通った鎌倉も、紫陽花の季節がそろそろ終わりです。

まだUPしていなかった鎌倉の画像を纏めましたので、お付き合いくださいませ。

6月17日・御霊神社の紫陽花と江ノ電のツーショット

御霊神社は紫陽花と江ノ電を同時に写せるスポットです。
極楽寺駅から電車がトンネルを抜けてくる右側がベストポジション


電車がやってくると、カメラを連写モードに設定してシャッターを切ります
カシャ!カシャ!カシャ!
なんだか音だけは一人前ね


今度は反対側から電車がやってきました。
江ノ電は単線で、家々の軒先すれすれの狭い中を走っています

車両の色は似ていますが、型はちょっと違っていますね。


「御霊神社」の鳥居のすぐ前を走って行きます。

ここには2年前の6月にも来ていますので、神社の詳しいことはこちらをご覧ください。


境内には以前に見たヤマアジサイの「八丈千鳥」が咲いていました。
楚々とした涼やかなお花です

紫陽花の小路に咲いていたヤマアジサイ「清澄沢」ガクアジサイもたくさん咲いていました。


この2日前に参加した「女性だけの撮影会」で、酒井先生が下見の時に写したという
道端の何気ないショットの場所を教えていただきました。

「成就院」から御霊神社に向かう自動車道路脇に建つ「郵便ポスト」です。


古い形のポストとアジサイのコラボが絵になりますね。
陽射しの加減で先生の写真とは違った画像になりましたが・・・


        

6月27日(木)・友人と北鎌倉でお食事会
去年の9月に「萩寺と竹寺」を見学し、浄妙寺の「石釜ガーデンテラス」でランチを楽しんだ
高校時代の友人と「次回は春の鎌倉散策とお食事会を楽しみましょう」と約束しましたが・・・

遅れに遅れて、6月の末にようやく実現しました。


最初に訪ねた「東慶寺」
尼寺に相応しく、3月の梅や6月上旬のイワガラミ&イワタバコ、
そして6月いっぱい花菖蒲や紫陽花と楽しめるお寺ですが、そのほとんどが終わっていました


カシワバアジサイの最後はピンク色に染まるのですね


我が家の庭と同じ様に、あちこちに「ネジバナ」が・・・
蝶のランデブーの瞬間を撮りました


オレンジ色のグラジオラスと白いハンゲショウがたくさん咲いていましたが
ハンゲショウは先日観た歌舞伎役者のような「白塗り」のゼンゲショウになっていた

夏の風物詩「ホウズキ」ができつつあります。秋の七草の「キキョウ」も咲き出していました。


私たちは入りませんでしたが、
東慶寺の松岡宝蔵では二十世「天秀尼(てんしゅうに)展」をやっていました。

一般の墓地よりも高いところに歴代住持の墓があり、北条時宗夫人・東慶寺開山の覚山尼と
用堂尼(後醍醐天皇皇女用命女王)のお墓は「やぐら」の形態のお墓になっています。


その前にわずか7歳で東慶寺に入寺した豊臣秀頼の息女
千姫の養女となった豊臣家最後の姫君「天秀尼」のお墓がありました。
女人救済の駆け込み寺を中興し、大和尚と称されたそうです。


お食事は東慶寺近くの和食処「光悦」で
山口の高校で共に2年間、同じ学び舎で過ごしたMさんと年に2回は美味しいものを食べ
お喋りを楽しみましょうと・・・
俳句が趣味の彼女は鎌倉が希望とのことなのですが、この時期はお店選びが大変でした。

1週間前に予約を入れたのですが、希望のお店はことごとく満パイで断られ
以前東慶寺前にあったこのお店が、浄智寺近くに移転して開業していることを知り
「姫懐石」を予約しました。

先付のお豆腐の上の空豆にはカエルの顔が・・・お向こうは茄子とお魚の野菜巻きをゴマ味噌で


食べながらお料理の内容を確認しました。


魚へんに喜ぶと書いて何と読むのかしら

椀盛りは「鱚」(キス)の挽茶揚げ入りです。八寸は稚鮎とイカ飯、姫竹が美味しい

アレマ焼き物のサワラと薩摩芋の写真を忘れたわお茶漬が出た後、青梅のお菓子で終わりです


このお店は以前の狭い店舗で利用した事があります。
お料理は美味しいのですが、接客サービスがちょっと?でした。


食後は「浄智寺」を散策
鎌倉5山の第4位に数えられる臨済宗円覚寺派の「浄智寺」には3年前の6月に
中学時代の友人のtomoちゃんと、大仏までのハイキングの最初に寄りました

あの時はイワタバコやアジサイがたくさん咲いていましたが、今回は終わっていて残念でした。


「浄智寺」のお馴染みの山門は鐘楼を兼ねていて、花頭窓をあしらった中国風の造りが特徴です。

早春に咲いた花々が実になる時期ですね。Mさんがタイザンボクのお花を見つけました。


自然なままに草木が繁っているお庭を見つめながら、俳句をやるMさんがノートに何やら書き込んでいます。

写真も「何を訴えたいのかとよく聞かれますから
目の前の風景を眺める思いは、俳句も写真も同じかも知れませんね。

「今度連携でフォトと俳句を合体させましょう」というお話になりました


最後に東慶寺横の喫茶店でコーヒーとケーキで、お話は更に盛り上がりました。

アジサイはほとんど終わりましたが、白いアナベルがまだまだ楽しめる北鎌倉でした。




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鎌倉・女性だけの撮影会(その2)

2013年06月22日 | 鎌倉散策

祝「富士山」
世界文化遺産に登録

6月22日朝7時、我が家の2Fのベランダから写した富士山です
この梅雨時に見えるなんて滅多にないことで
世界遺産登録が決まる日、いつもより誇らしい姿に見えました。

         

6月15日(土)・撮影会は「大功寺」へ
さて・・・
一週間前に参加した「鎌倉・女性だけの撮影会」の後編です。

「寿福寺」で撮影したあとは、お洒落な街角の風景にカメラを向けながら
「鎌倉駅」まで歩いてきました。

予定ではここから江ノ電に乗って極楽寺まで行き、「成就院」~「御霊神社」~「長谷寺」と
巡る計画ですが、江ノ電が大混雑でホームに人が入りきれず改札規制が行われていました


撮影解散予定の1時まで残り時間はもう30分しかありません
結局Sさんと私の案内で、鎌倉駅東口の目の前にある「大功寺」に行くことにしました。


安産祈願て有名な「おんめさま」の大功寺は、いつ訪ねてもお花が見られます。

楚々とした美しさの「ギンバイソウ」小さくて可愛い「ハナツルソウ」

こちらは何の実でしょうか・・・?ゲンコツのようなシデコブシの実?


各自自由に境内を撮影します。


「もっと綺麗な蝶に来て欲しいわね~」

山野草が多いお寺ですが、ユリも咲いています何ユリかは分かりませんでした


前を歩いていた酒井先生が「フリルのようで可愛いわ」
ハスの葉にカメラを向けました


私も真似て写してみましたが、先生の画像のような優雅で柔らかな感じが出ません


午後は雷注意報が出ていて、私はザックに山用の雨具を入れてきましたが
ナント、晴れて日が差してきました

すぐ横の手水舎で手を洗う方々、内緒でそっとハスの葉に雫をたらしてみると・・・


水滴は細かなダイヤモンドのように弾けて、一滴だけが残りました。


それは梅雨の晴れ間の陽の光に、キラキラと輝いていました

ここで「撮影会」は解散です。
希望者16人が先生と一緒に駅前のカフェで食事をし、先生が前日の下見で撮ってきた
「成就院」や「御霊神社」の画像を見せてもらいました。

参加者の年齢層は30代から70代と幅広い感じですが、同じ趣味を持つ女性同士
和気藹々と写真談議は弾みました。


6月17日(月)「成就院」
遠く千葉や埼玉から参加した方々は、食後個人で予定のコースを周ったようですが
家が近い私は2日後に、気分転換を兼ねて1人で「成就院」~「御霊神社」と歩きました。


成就院の小さな門をくぐり階段を上っていくと・・・


突然「由比ガ浜」が見えてきます。

紫陽花の咲く季節、ここからの風景が有名なのですが・・・
肝心の右側の紫陽花に陽が当たっていないので、青い海にピントを合わせると
紫陽花は真っ暗に写ります


ならばとお花にピントを合わせると、海がボケる


紫陽花が主役だからと思って撮ると、海の存在感はなくなります


妥協点として、F値を22に上げてピントを中間地点に当てて撮ってみました。

明月院の丸窓もそうですが、こういう場合の撮り方をジックリと学びたかったです。
「それ用のフレームがある」と、以前撮影バス旅行の中で聞いたことはありますが・・・


境内の「お不動様」が建っている所が縁結びのパワースポットとして有名のようで
若い女性が大勢並んでいました。

控えめな美しさの日本紫陽花も・・・華やかな美しさの西洋紫陽花も・・・


17日現在、たくさんの紫陽花が丁度見頃の「成就院」でした。

     

この3日間、我が家には内装工事業者が入っています。

リビングと1階のトイレのリニューアルのために、私は黙々と食器棚やリビングボード
大きな本棚の中身を取り出し和室に運ぶ日々・・・

お陰で骨折した方の手が腫れてしまってドクターストップがかかりました

そう言われても、主人は仕事とゴルフで忙しくて家には殆どいません
工事日が決まってからは待ったなし

腕と肩がバリバリに張って、連日日帰り温泉に入浴したりマッサージを受けたりで
無理が効かない歳になったと実感です




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鎌倉・女性だけの撮影会(その1)

2013年06月16日 | 鎌倉散策
関東南部は梅雨空が続いています

蒸し暑さも加わわって真夏日になった15日(土)、カメラ仲間のSさんと
女性だけの撮影会に参加しました。

講師は30代の酒井梨恵先生、この日の受講者は21人、北鎌倉駅集合の撮影会です。


鎌倉の紫陽花が見頃の休日は、大勢の観光客で混雑するのですが

”スナップ体験!、カメラを持って出かけよう!”
「おしゃれな、素朴な、可愛い写真を撮ろう」
というキャプションに惹かれました。

しょっちゅう出かけている鎌倉ですが、何時も同じ目線で写す変わり映えしない画像
何とかしなくてはと思っていました

渡りに舟のような企画を見つけ、Sさんと台風の動きを見ながら前日に申し込みましたこちらです。

「明月院」
この日周る予定コースの地図をもらってビックリ
明月院~寿福寺~成就院~御霊神社~長谷寺と・・・
私とSさんがカメラ抱えて行くなら3回に分けるコースを僅か3時間で

午後からは雷マークの天気予報の中、人ごみを掻き分けながらまずは明月院に行きました。


明月院といえばアジサイ寺ですね。
明月院ブルーで有名な2500株もの姫アジサイが咲き誇っています。

私は毎年、まだ人出の少ない5月末か6月初めに訪ねていますので
もっと淡いブルーのアジサイを見ることが多いのですが・・・
昨年の6月5日の様子はこちらです。

6月中旬の姫アジサイはブルーの色がちょっと濃い感じ
酒井先生の指示で、逆光のアジサイ撮影にトライです。


今度はバックの玉ボケを意識して写します。


両側にアジサイが並ぶ山門前の階段は人の列で写真など写せません
目線を右手奥の竹林側に移します。

題して「竹林と紫陽花」ですが・・・
アジサイにピントを合わせれば竹林が暗くなり、竹林にピントを合わせればアジサイの色が
白飛びします、難しいところですね。


竹林の中の写し方として、酒井先生はレンズを上に向けてカメラを地面に置きました。
最新のカメラは液晶モニターが自由に動き、ピントもそれを見ながら合わせられます。

私のカメラにもその機能が付いているのですが、まだ使ったことがありませんでした。
今回の収穫はそれが習得できたことと、マニュアルフォーカスの写し方を習った事ですね


お馴染みの「丸窓」の撮影も、列をなしての順番待ちです。
まず向こう側の風景にピントを合わせて写し・・・


次に手前の部屋でピントを合わせて撮りました。

もっともっと設定を色々変えて撮りたい所でしたが、後ろの人が待っています

何故に1年中で一番混む時期の土曜日に催行したのかと、聞きたかったのですが
普段お勤めしているような若い女性の参加も考えれば、致し方ないのかもしれませんね。


ナツロウバイによく似た「沙羅双樹」(ナツツバキ)のお花が咲いていました。

この明月院には毎年のように「ナツロウバイ」を撮りに来ますが
今年は「浄妙寺」で見たから来ませんでした。


「亀ヶ谷の切通し」
凄い人出の明月院を後にして、鎌倉方面に向かうバス道路を進みます。
やがて右手に折れて、亀ヶ谷の切通しに入りました。


「こういう所も絵になりますね」と酒井先生が示しました。
階段をシンメトリーで写し、奥の緑を輝かせましょう・・・


「このハート型の葉っぱも可愛いわ
金網に絡まった自然薯芋の葉でしょうか・・・?


切通しの崖に「イワタバコ」のお花が咲いていました。
今年は諦めていたこのお花が見られて、嬉しい限りです

更に住宅街を進み線路を渡って寿福寺に向かいました。


「寿福寺」
まず山門の外からカメラを向けます。

北鎌倉の混雑から見れば静かな静かな寿福寺ですが・・・
休日なので人の姿は途切れません。


いなせな姿の車屋さ~~ん、立って後姿を見せて欲しい・・・


今度は山門の内側から、やはりシンメトリーを意識して正面を写します。

ここから鎌倉駅に出て江ノ電で極楽寺に出る予定ですが
時計を見ると早12時でした。

鎌倉駅の西口まではお洒落なお店や住宅が並びます。

この鉄扉も可愛いわねと先生は呟きます。レンガとお花も絵になりますが・・・


順番に酒井先生と同じ位置に立って写しますが「何かが違う
味というか風情というか・・・
写真って、やはりとても難しいものですね~~~


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緑の鎌倉(その3)・「円覚寺」

2013年06月05日 | 鎌倉散策
5月23日・北鎌倉「円覚寺」
前回、カメラ仲間のSさんと行った報国寺で咲き始めていたセッコクを見て
円覚寺のカヤランを思い出し、10日後にようやく行ってきました。


北鎌倉の駅のすぐそばにある「円覚寺」は輝く緑の中にありました

セッコクは薄いピンクですが、カヤランは黄色いランが木に寄生して咲くのです。
昨年、ブログ仲間のtonaさんから「円覚寺に咲いていた」と教えていただき見に行きましたが、
すでに終わっていて黄色い残骸が見えただけ・・・


この門↑をくぐって入り、拝観料の300円を払う時に
「カヤランはまだ咲いていますか?」と聞いてみたところ
「今日同じ事を聞いてきたお客様が居たけど、詳しくは分かりません」とのお返事

去年は本堂と方丈の前のビャクシンに咲いていると教えていただいたのですが・・・」
受付では埒が明かないので、方丈まで行って見ましたが何も咲いていませんでした。

お庭の手入れをしていた職人さんのお話では2~3週間前に咲いていてもう終わったとのこと
「今年はどのお花も早くて、例年とは違っているね」というお話でした。
今年も見ることが出来ず残念です


代わりに方丈横のモミジに光芒が見られたのでパチリ


アップで撮った別の一枚をトリミングしてみました。

光芒が写せただけで満足でしたが、すぐ前の「松嶺院」で山野草を見ていくことにしました。

「円覚寺・松嶺院」の山野草
山門横の松嶺院は「山野草の花の寺」として知る人ぞ知るところです。
無人の料金箱に100円入れて左から「遍路みち」を1周しました。


この日はまだ入梅前でしたが、すでに紫陽花は色付き始めていました。


ヤマアジサイはすでに見頃となっています。
こちらは「清澄沢」でしょうか・・・


そしてこちらは「七変化」?

入り口正面に咲いていたユリ・・・ヒメヒオウギ



ミツバシモツケキョウカノコ




サラサウツギ


初めて見た「ニオイロウバイ」

この5月には浄妙寺で「ナツロウバイ」、報国寺で「クロバナロウバイ」を見ましたが
こちらの「ニオイロウバイ」は初見です。

お花の形は「クロバナロウバイ」に似ていますが・・・
近くに居た人と香りをかいてみましたがイマイチ分かりませんでした

目的の黄色のランの寄生花「カヤラン」はもう終わって見られませんでしたが
光芒とニオイロウバイが撮影できたこの日の「円覚寺」行きは、
それなりに成果がありましたね

          

昨年のGWに利き手の甲を骨折して一年が経ちました。
まだ指先に力が入らす、握力も以前よりは弱いですが、普段の生活に支障はなくなりました。

この一年、大きな物の片付けが出来ずにいて、一階の八畳の和室は納戸状態になっていました
それで今年のGWはこの和室を大々的に整理し、昨年末に亡くなった母の箪笥を運び入れたのです。


母の箪笥は、22年前に実家の築18年の家を取り壊して70坪の二世帯住宅に建て直し、
弟一家と同居した時に買った比較的新しいものなのです。
(この時の母は丁度今の私と同じ歳でした

私が嫁入りの時に持ってきた三点セットの箪笥はもう40数年も使った古いもの・・・

今までこの和室に並べて置いていた私の大きな和ダンスは処分し、
整理ダンスは洋服ダンスの置いてある2階の寝室に持ち上げ、
下の部分はクロゼットの中に入れて、上の部分はTVの下のチェストとしました。

主人と二人で持ち上げたこの作業がとにかく大変で、更に腰を痛めた原因です

タンスの中身は三分の二以上が母の着物類で、コートやワンピースなどは整理しきれずに、
三つある海外旅行用の大型ケースに入れたまま。。。

普段着類は殆ど処分しましたが、まだ大きなダンボール一個が残っています。

暇を見ては仕分けし、リサイクルや形見分けにしようと思っていますが、
何年かかるやらですね。




祝「ザックジャパン」
2014年・サッカーW杯「ブラジル大会」
出場おめでとうございます。
TVでの応援に熱中し、昨夜UPの予定の「緑の鎌倉」シリーズ最終回も
翌日の今日に持ち越しとなりました。

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緑の鎌倉(その2)・「報国寺」と「文学館」

2013年05月30日 | 鎌倉散策
5月13日・「報国寺」
カメラ仲間のSさんとカメラ片手に「朝比奈の切通し」から歩き出し
「浄妙寺」でナツロウバイのお花を撮影した後は、
すぐ近くの竹寺として有名な「報国寺」に行きました。


足利尊氏の祖父、家時開基と伝えられる臨済宗の禅刹です。


昨秋、高校時代の友人とここに来た時は真っ赤な「彼岸花」が咲いていましたが
風薫る5月は緑鮮やかな風景が見られました。


ご本尊は釈迦三尊、本堂前で帽子を脱いでお参りしました。
”足腰丈夫でいつまでも歩けますように・・・”

GWでの庭仕事と畑仕事、そして亡き母の箪笥を運んだ影響で、ずっと腰が重かったのですが
この日、歩くのに支障がないのが分かって少しホッとしましたよ。
(ただPCなどに長く向かっていると、腰が痛くなり辛いものがありましたが・・・)


松ぼっくりの赤ちゃんでしょうか?
それとも松の花?


Sさんが「セッコク」を見つけました。


鐘楼横にある木戸の上です。
枝に寄生するだけでなく、木ならこんなところにも

去年、2人で行った「海蔵寺」でたくさんのセッコクを見ましたね。


歴史を感じる古い石仏がいっぱい・・・


石仏の前で、今度は私が「黒花ロウバイ」を見つけました。
これまた「ナツロウバイ」とは全然趣の違うロウバイです。


報国寺といえば「竹林」が有名
(ミシュランの三ツ星に選ばれていて、外人さんにも人気のスポットです)

カメラで捉えそうな光芒を探しながら、あちこち移動しましたが・・・
なかなか上手くは行きません


その内外人さんの団体さまご一行がやってきて、とても無理と悟りました。

アベノミクスとやらで円安となり、今までより鎌倉にも外人さんの姿が多く目立つようになりました。

世界遺産の登録は残念ながら見送られたようですが・・・
「これ以上観光客が増えたら、市民の日常生活に支障をきたす」
鎌倉に住む友人はクールに述べていました。

鎌倉時代に建立された神社仏閣はあちこちにありますが
鎌倉幕府の政治が司られた所の遺跡がないのがマイナス点になったようですね。

午後4時近くになり、私たちは報国寺を見終わってから鎌倉駅までバスで行きました。

お蕎麦屋さんでのお食事とお喋りの1時間半を入れて丁度5時間の、
ノンビリ撮影しながらの鎌倉散策を楽しむことが出来ました。


速報!「鎌倉文学館」のバラ祭り(5月27日)
まだ5月だというのに入梅近しのニュースが流れた今週の月曜日
慌ててバラを見に行ってきました。


鎌倉駅から「大仏方面」行きのバスに乗り、長谷の手前の「海岸通り」で下車
5~6分歩いていくと、深い緑に囲まれた中に「鎌倉文学館」があります。

ここは1890年ごろ、前田侯爵(加賀の前田家)の鎌倉別邸として建てられましたが、
1910年(明治43年)火事により消失・・・
その後1936年(昭和11年)に洋風に全面改築されたそうです。


戦後はデンマーク公使や佐藤栄作総理大臣が別荘として使ったそうですが、1983年に鎌倉市に寄贈されました。
外装はそのままにして内部を改装し、1985年10月31日に「鎌倉文学館」として開館。
2000年には国の有形文化財として登録されました。


その庭園はバラ園として有名で、今年は5月15日から6月9日まで「薔薇まつり」が開催されています。

そして今月の文学館の催しは「太宰治展」
こちらはさらーっと見学させていただきました。

4年前に来た時は、NHKの取材でインタビューを受け、
それが2週間後のお昼のニュースのローカル版で流されたらしい・・・

私本人は見ていませんでしたが、あちこちから「見たわよ」と言われ
恥ずかしい思いをしたものです
その時の顛末はこちらです。

一重のバラも楚々としていて綺麗です。こちらは勇ましい名前の「ブラッシングノックアウト」

黄色いバラはその名も「月光」このくらいの咲き具合が丁度いいですね




盛りは過ぎていましたが、まだまだ見られるバラも多々ありました。
前回は6月9日に来ているのですが・・・
今年のお花はすべてが早すぎて、追いかけるのも大変です

この「鎌倉文学館」のバラ祭りの様子をデジブックに纏めました。
お時間とご興味のある方はご覧下さい(画像は全部で20枚です)

デジブック 『鎌倉「文学館」の薔薇』


関東も昨日の5月29日に入梅となりました
史上3番目の早さだそうですね。

(鎌倉文学館のバラ園の脇に咲いていた紫陽花です)

これからの季節、バラに替わって主役になる紫陽花もすっかり色着いて・・・
鬱陶しい雨の季節を心癒してくれそうです。


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緑の鎌倉(その1)・朝比奈の切通しから浄妙寺へ

2013年05月27日 | 鎌倉散策
久しぶりに一眼レフカメラを抱えて、鎌倉散策に行ってきました。


毎年5月下旬に「明月院」で見られる「夏ロウバイ」が、この日はまだ5月の中旬(13日)でしたが
思いがけず「浄妙寺」の境内に咲いていました。
(あれから2週間が過ぎましたので、もう終わっているかも知れませんが・・・)

5月13日(月)・朝比奈切通し
カメラ仲間のSさんと大船から金沢八景行きのバスに乗り、朝比奈の停留所で降りました。
標識に沿って歩いていくと、すぐに鎌倉七口の一つ「朝比奈の切通し」に入ります。


こちらを読むと、横浜に通じる「朝比奈の切通し」(古くは朝夷奈切通し)は
六浦の港に集められた物資を鎌倉に運ぶ道だったようですね。


鎌倉の町は三方を山に、正面を海に囲まれた天然の要塞のような地形で、
それだからこそ武家政権である鎌倉幕府がこの地に定められました。

しかし物や人が出入りするという点ではこのような地形はとても不便・・・
そこで鎌倉幕府が山を切り開いて作ったのが「切通し」です。

ここは七つある鎌倉の切通しの中では一番当時の面影を残している所です。
男性が1人、絵を描いていました。


緑が眩しい、深山幽谷の趣のある森の中を歩いていきます。

光の当たる所と当たらない所のコントラストが激しくて、撮影が難しい
やはりフィルターを使うべきでしょうか?


足元には色鮮やかな虫が・・・

実はこのコース、4年前のGWに一人で歩いていますこちらです。
今回と同じような画像が並びますが、私全然進歩してませ~ん
あれから1年間ほど、カメラ教室に通ったのに・・・
新しいカメラも買ったのに・・・

「熊野神社」
10分くらい歩くと三叉路に出て、左の「熊野神社」に向かいます。


更に7~8分歩くと古い鳥居が現れます。
この神社は鎌倉の鬼門を守るために祀られた神社だそうです。

建物は新しく建て替えられたようですが狛犬や灯篭などは古いものでした。




左右に並ぶ灯篭の下に、獅子のような模様が刻まれていますが、
右のこちらの獅子は怒りの表情ですが、左は笑っていて正反対でした。

再び三叉路に戻り、鎌倉方面に足を進めます。

今でも、往時を偲ぶ遺跡がたくさん残っていてやぐらに彫られた仏像や石仏を見ることが出来ます。


前回と同じ画像が並びます
撮影対象の目の付け所も進歩していない私です

切通しの詳しい説明などはこちらその2をご覧下さい。


この鎌倉古道では川の誕生と成長過程が見られます。
道の真ん中で湧き出していた清水はやがて一筋の川となり、滝つぼへと流れ込んでいきました。

このコースはぬかるんだ道を下るので、滑らない靴をお勧めします。


今回は朝比奈の切通しから、更に「浄妙寺」「報国寺」と歩いて行きました。

「浄妙寺」の夏ロウバイ

Sさんが、近々友人の鎌倉案内に浄妙寺境内にある「石窯ガーデンテラス」を利用したいとかで
私たちは中に入って下見に行きました。

この日は月曜日なので、レストランはお休みでしたが・・・
思いがけず、門を入ってすぐのところに「夏ロウバイ」が咲いていました


7年前にご近所仲間と行った北鎌倉の「明月院」で初めて見た「夏ロウバイ」


ロウバイ科のお花ですが・・・
早春に咲く、芳香豊かな「ロウバイ」の仲間とは思えないお花です。


7年前に明月院の和尚様が「夏ロウバイは私が京都から持ってきました。」
「鎌倉ではまだこの明月院でしか見られません」と、自ら説明して下さいましたが・・・
最近ではあちこちで見られるようになったようですね。

久しぶりに使った一眼レフカメラでの撮影
何だか設定もあやふやで、すっかり勘が鈍っている感じがしました

そば処「ちくあん」
「浄妙寺」に向かう途中で寄った、高級住宅地ハイランド入り口近くのお蕎麦屋さんです。


行列になることもある評判のお店で、12時半過ぎに行きましたが2組の方が並んでいました。
契約栽培している北海道幌加内産のそば粉を使っているようです。


私たちは厚切りゴボウのコリコリ感いっぱいの「ごぼう天せいろ」
富山で獲れた海老の「白海老バラ揚げそば」を注文して、シェアーしました。

レモンをかけて頂く天ぷらは食べきれないほどのボリュームで、大満足でした
詳しい情報はこちらです


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「春」を探しに鎌倉へ・・・

2013年02月27日 | 鎌倉散策

穏やかな日和に恵まれた2月22日(金)、カメラ仲間のSさんを誘って
鎌倉の「春」を求めて出かけてきましたが・・・
どこも「梅」が見頃の時期でした。

2人ともこの2週間前には、バラギ高原のブリザードの中での撮影会で寒さに震えましたものね

私は「取扱説明書」持参で、新しいカメラの慣らし撮影です。

英勝寺

浄土宗のこのお寺は、かって水戸徳川家につながる尼寺で、太田道灌の居館の地であったといわれています。
今は鎌倉唯一の尼寺で、尼寺に相応しい佇まいを見せている寺です。

仏殿にはご本尊の阿弥陀三尊像が収められていました。


作業をしていたお寺の方に、仏殿の周りに十二支の彫刻が施されていて
ご本尊の両脇には「せみ」がいるので探してみてと言われました。

十二支は軒下にぐるりと並んでいて、すぐに分かりましたが・・・

今年の干支の「巳」ですね。金運の神様です。
こちらは私の干支、一体何?豚ではありません。


「せみ」の方はいくらキョロキョロご本尊様の周りを見渡しても見つかりません
ギブアップです。


結局、仏殿入り口の観音開きの扉の両方の金具に、2匹いましたよ。


周囲にはミツマタがたくさん咲いていました。
「春は黄色から・・・」という感じですね。

でも慣れないレンズはピントが難しい・・・

崖下のやぐらに向かう左手に、狭い穴倉のようなものが掘られ、4~5段下る階段が見えました。
お寺の作業員さんに「入ってごらん」と勧められ、恐る恐る真っ暗な中をいくと・・・

暗くてよく見えませんが、何やら仏像が・・・
カメラのフラッシュで、その姿が分かりました。


何度も訪ねているお寺ですが、まだまだ新しい発見がありますね。


そして境内に咲いていた薄紅色の一重の「梅」が、楚々として風情があったので・・・
Sさんと、逆光の「玉ボケ」を狙って撮りました。

大玉が辛うじて入っているかしら?
同じ梅を写したトップの画像の方が、「玉ボケ」が良く撮れていますね。


「英勝寺」と言えば竹林です。
去年の春に来たとき、行きずりの方から撮影の講義を受けましたこちらです。


今回は2人で「光芒」を狙います。

レンズが違うと、輝きの光の数も違ってくるのですね。
今までのレンズだと6つの輝きでしたが、倍以上になった感じ

「海蔵寺」の福寿草

花の寺「海蔵寺」も、今見られるのは梅と福寿草が主でした。
コケの中は立ち入り禁止ですからズームで撮りましたが、とても難しい・・・


三脚を使うのが良いのですが、鎌倉のお寺はどこも禁止です

鶴ヶ岡八幡宮の「ぼたん園」
今回、Sさんが「ぼたん園の見学券」があると言うので、午前中に鶴ヶ岡八幡宮に行きました。
色鮮やかな「寒牡丹」が柔らかい陽射しの中で咲いていました。

どれもピンアマで恥ずかしいのですが・・・
フォトブックに纏めましたので、お時間のある方はご覧になってください。

デジブック 『寒さの中で鮮やかに♪』


鑑賞は今月いっぱいなのでそろそろ終わりですが・・・
まだまだ艶やかな女性を思わせる「ぼたん」が見られました。

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿はユリの花」という
美しい女性の形容もありますものね。

一日歩いて撮影して、途中小町通りのこじゃれたお店てランチ・・・
帰路には横浜に出て、写真仲間が入選した写真展も鑑賞。

Sさんと過ごした有意義な一日でした。

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鎌倉の紅葉4・「円覚寺」と母

2012年12月16日 | 鎌倉散策
頑張っていた母もついに力尽き、天国に旅立ちました。
母が亡くなって丁度一週間となります。

「お母さん、苦しみから解放されて良かったね」という想いと、
母を失った哀しみが同時に襲う中、通夜・告別式と緊張した日々を過ごさねばならず、
流石に疲れ果てました。

この数日間はまるで雲の上を歩いているような、今日が一体何曜日かも判らないような・・・
現実離れした中に身を置いている気がしましたが、ようやく何時もの生活に戻りました。

ブログ仲間の皆様はじめ、このブログを見てくださっている友人知人からも
慰めやお悔やみのコメント、メールお電話などをいただき
本当に有難うございました


「円覚寺」
12月も中旬になって、今更紅葉の写真も見飽きた感じですが・・・
今日は今月の1日にカメラ仲間数人と行って写した、北鎌倉駅前の「円覚寺」の画像を背景に
私の母と「円覚寺」とのつながりを語りたいと思います。


母は今から30年前の59歳の時に「緑内障」と診断され、深く悩み苦しんでいました
昔は「緑内障=失明」と思われている時代だったのも知れませんが・・・

それまで信仰心はあまりなかった母が、毎月4日に円覚寺の「身代わり地蔵」
お参りに行くようになったのです。


広い境内のどこにその「身代わり地蔵」があるのか、私はまだ確かめてはいないのですが・・・
鎌倉五山第二位の「円覚寺」は大好きなお寺の一つです。

この日はお天気に恵まれ、最後の紅葉が綺麗でした
カメラ仲間同士、ここは逆光を狙って撮りました


この日のテーマは自然と「光芒」になりましたね。

「絞りを20くらいに絞って、周囲が暗くなりすぎたらISOは800から1600に上げると良いよ」
カメラ仲間が親切に教えてくれます。

ピカリと輝くダイヤモンド型の光芒が撮れました。


こちらの光芒はちょっとぼやけて、迫力不足でしょうか・・・?

私の実家にはまだ仏壇がありません。
今回母が亡くなり、両親が生前に購入していた墓地のあるお寺にお通夜・告別式の読経と戒名を頼みました。

私が時々訪ねる「舞岡公園」近くの、臨済宗円覚寺派のお寺です。
「お父さんの家は曹洞宗だけど、このお寺のご本尊が目の神様の薬師如来像なので決めたの」と
母は生前に語っていました。

私も弟も初めて訪ねるお寺です。戒名の交渉など経験ありません
本家の従兄弟が「宗旨替えしたのか、まぁ同じ禅宗だから許せるか~」と
苦笑しながらも着いて来てくれました。

何せ彼は父の本家の長男として、100年もの檀家付き合いが続く新宿のど真ん中のお寺にある
ご先祖様のお墓を守っているのです。


従兄弟と弟と私の3人で訪ねたお寺は、御本山の円覚寺の雰囲気がそのまま感じられる禅寺でした。

およそ600年前に、円覚寺の別邸として建てられたとか・・・
その頃の舞岡公園周辺は「鎌倉村」の一部で、
普段は農業に従事し「イザ!鎌倉!」という時には駆けつける「郷氏」」が住んでいたそうです。


「戒名にはいろいろ位があるんだよ」
「夫婦は同じ位の戒名にしなくてはいけないから、叔母さんの戒名次第で叔父さんの位も決まるからね」
「少し上の戒名でオジキのも一緒に作るから、幾らにしてくれと言う交渉もあるぞ」と、
従兄弟は色々アドバイスをしてくれましたが、バナナのたたき売りではあるまいし・・・

和尚様はとても素朴な良い方で、戒名も従兄弟が脅かすほどバカ高くはありませんでした。


むしろお通夜の日の朝にお願いし伺った私たちに
「本来なら生前からお母様の人となりを知り、その上でお母様に合う戒名をつけたかった」と
諭されました。

檀家付き合いとはそういうものなのでしょうね。


円覚寺の「座禅」も有名ですが、実家の菩提寺となったお寺も月に二回
無料の座禅会と講話会が開かれています。

普段から「俺が死んだら墓も葬式もいらないから、散骨してくれ」と言っている我が夫が
「小学生の孫を連れて座禅に行ってみようかなぁ~」と言い出しました。

和尚様の影響を受けたようです。果たしてどうなりますか・・・?


円覚寺の撮影会では「光芒」と同時に「影」にも挑戦です。
一人での撮影だと毎回同じ様なアングルですが、数人の仲間と来ると目の付け所が勉強になりますね。

歳も性別も違いますが、同じ趣味を持つ者同士きりたんぽ鍋を囲みながら、カメラ談義です。



さて今日は衆議院選挙の日
疲れてドスンと重い身体を引きずるように、夕方仕事から戻った主人と選挙に行き、
ちゃんと国民の義務を果たしてきましたよ。

それにしても、投票率が45%にも満たないなんて何てこと
(最終的な全国平均は59,3%だそうですが、都市部ほど低い

もっとも期待を裏切った「民主党」には怒りを覚えるし、以前の自民党政治に戻るのも意としません。
烏合の衆のような第三極もイマイチ判らず・・・
我が選挙区には入れたい人がいなぁ~い




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鎌倉の紅葉3・「明月院」

2012年12月09日 | 鎌倉散策
マタマタ大地が揺れてヒヤッとしましたね。
12月7日早朝には千葉を震源とする地震で目を覚まし、夕方には久しぶりに耳にした
TVの「警戒地震速報」に身構えました。

宮城県には津波警報も発令され、3,11の時の緊張が蘇りましたが・・・
実際にはなす術もなく玄関ドァーを開けて立ち尽くしていただけでした。

更に北日本では「爆弾低気圧」が暴れ、この寒さの中停電騒ぎ

政治も12もの政党が乱立して選挙は混迷を深め、
唯一日本が世界に誇れる「技術」も「笹子トンネルの崩落事故」で影を落とし
明日の日本はどうなるのかと憂う日々ですが、
私はもっか身の回りのことでも忙しい・・・

12月5日「明月院」

OL時代の仲間7人で「紅葉を愛でる会」と称して、鎌倉に集合しました。
行った先はアジサイ寺で有名な「明月院」

この日は丸窓から眺める奥庭の紅葉がまだまだ綺麗でした


春には「世田谷美術館&砧公園」での桜鑑賞会を楽しんだ仲間達との集いです。


鎌倉なら我が家からも、そして母が入院している病院からも近いので
私もドタキャンアリでの参加を決めました。

前日に母親の様子を見て来ましたが、幸い落ち着いていたので一安心


そもそもは北鎌倉でお食事をして、「円覚寺の紅葉」を愛でようと決めていましたが
この3日前の撮影会で行った「円覚寺」の紅葉が終わりに近かったので、急遽「明月院」に変更です。


辛うじて美しい紅葉が残っていて良かったです

街はもうクリスマスのイルミネーションで溢れ、
今更紅葉も季節遅れの感がありますが・・・
それだけ湘南は温暖で暖かいということだと思います。


もっとも輝いていた青春の一時期を、共に過ごした「昔のお嬢様たち」
年に2回ものお食事会を催すなんて、若かりし頃を懐かしむお年頃となった証拠です。

境内の「東屋」で、どなたかが持ってきた高級チョコレートの分け前を
じゃんけんで決めます

最初は、じゃんけんポン,二個目のチョコをまず私がゲット


昔と少しも変わらない陽気なメンバーですが、先輩2人は独身を貫き
後輩の2人はすでに未亡人・・・
私も含めて同期の3人は娘がいなくて子供は息子のみ

「老後が心配」と言い合っていますが、どこかケセラセラの面々


「東屋」の周りは初冬の陽を浴びた最後の紅葉が、美しさを競い合っていました。


今年の鎌倉の紅葉は、台風の影響の塩害か
イマイチアップに耐えられる葉が少なかったのですが・・・
この日は4度目の鎌倉紅葉狩りで、私も充分堪能致しました。

これってヤラセ、ハイ1枚は・・・
可愛いウサギと亀の物語も見られます。



北鎌倉の「鉢の木」で会席弁当

皆で乾杯した「鎌倉ビール」
色が濃いのにサッパリとフルーティーなお味でした

シラスのふりかけも美味しかったけど、お土産用の売込みがちょっとくどかったかしら・・・

だんだん老舗もなりふり構わなくなっていく不景気なのでしょうか?
鎌倉では会席料理の有名店が次々と閉店に追い込まれていますものね。

息子が結納の時に使った「指月庵」も、母と何度も入った「吉亭」もなくなりました

「歐林洞 」でお茶
最後は北鎌倉から鎌倉駅まで歩きます。
途中鶴岡八幡宮近くの道路沿いにある、白亜の洋館「歐林洞 」でお茶タイムです。

「こじゃれたお店でお茶かと思ったら、おおじゃれたお店だったわ」と
一人が言いました。
この建物は以前は美術館だったらしい・・・

古い仲間同士、お喋りは更に続きます。お腹がいっぱいでもケーキは別バラよね。


「このお店、東急の本店にも入っているわね」と
渋谷の松涛町の邸宅に住む後輩奥様が教えてくれました。

私は写真仲間のSさんと入って知ったお店です。
「ここが本店?、ユーミンがここの生チョコケーキが美味しいと紹介していたわ」と
みんなでガヤガヤ・・・

気がついたらあっと言う間に4時半過ぎでした。
次回は桜の季節に集まりましょう


今回の現地案内は私がしましたが、予約などは鎌倉に住む後輩がしてくれました。

彼女のお土産、長谷寺の「身代わり鈴」
肌身離さずに持たなくては・・・


翌日私はガンを患う父の診察&治療に付き添い、その翌日の金曜日に母を見舞いました。
ちょっと皮下出血が濃くなり、足のむくみも気になりましたが・・・

ところが昨日の土曜日、午前中の自治会の会議から帰ってきたら弟から☎
「お母さんの血圧が低下したらしい」

慌てて病院に駆けつけ
母の呼吸が乱れがちだったので、昨夜は一晩付き添いました。

今朝は血圧は落ち着き、心電図も正常なので、弟と交代で帰宅し一休みしています。

このブログも途中までの書きかけでしたので仕上げました。
落ち着かない年の瀬となりそうです。


コメント (25)
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