「鎌倉七口」と言って、鎌倉には七つの切り通しがありますが・・・
この六浦と鎌倉を結ぶ道は、初代侍所別当和田義盛の3男、朝比奈三郎義秀が太刀で一夜のうちに切り開いたという伝説からこの名が付けられたそうです。
1240(仁冶元)年11月、幕府で造道が決定され、翌1241(仁冶2)年4月、工事が着手されました。
時の執権北条泰時みずから赴き、造道に熱心であったそうです。
道筋には今でもやぐらに彫られた仏像や石仏を見ることが出来ます。
マウスオンでアップのお姿もご覧下さい
幕府は「切り通し」を敵の侵入を防ぐ防衛拠点とも考え、兵士が隠れる穴の造営はモチロンの事、道を曲がりくねらせたり少し急にしたりして、人や牛馬が通りずらくなるように造りました。
しかし一大物流ルートであった「朝比奈切り通し」はそうするわけにはいきません。
そこで金沢八景~鎌倉の道筋には幕府に縁の深い人物の領地としたそうです。
ここでは今でも、往時を偲ぶ遺跡がたくさん残っていました。
茂みの中に長いお髭が特徴の「ウラシマソウ」が見られました。
マムシ草にソックリですね。
そのすぐそばで三脚を立てて、太いレンズを構えているおじさんが二人
「ルリビタキがいるよ」と教えてくれましたが、私の目では追えません
この鎌倉古道では川の誕生と成長過程が見られます。
道の真ん中で湧き出していた清水はやがて一筋の川となり、小さな滝つぼへと流れ込んでいきました。
このコースはぬかるんだ道を下るので、滑らない靴、水に強い靴が必要です。
私はトレッキングシューズを履いて歩きました。
この滝のそばに、鎌倉五名水の一つの「梶原太刀洗水」(かじわらたちあらいみず)があるらしいのですが・・・?
私は滝の横の石に座って休憩し、オムスビを食べました。
冷たいお茶が美味しいこと
この5月1日は初夏のような暑さの日でした。
この「朝比奈の切り通し」は鎌倉七口の中でも規模が大きく、その古き原型が保たれている鎌倉古道です。
私はふと「鎌倉七口」を全部歩いてみたくなりました。
その内の一つの「化粧坂」は前回歩いていますが、わずか7~8分の道のりでした。
1時間ほど歩いた鎌倉古道「朝比奈切り通し」(いにしえ風に書けば朝夷奈なんですね~)はここで終了です。
水の流れは更に・・・
鎌倉市内をゆっくりと下って行くのです。
県道と交わった所が「十二所神社停留所」
鎌倉駅から金沢八景行きか太刀洗行きのバスに乗って、鎌倉側から「朝比奈切り通し」を歩く場合はここで降りるといいですね。
私は県道を渡った先にある「十二所神社」まで行って見ました。
素朴な「村の鎮守様」といった風情の木造社殿が、杉林に囲まれて佇んでいました。
創建は弘安元年(1278)。
かつては熊野十二所権現社と呼ばれ、光触寺の境内に鎮守社として祀られていたそうです。
石の祠がその古さを物語っているようでしたが・・・
とにかく案内板も何一つ見当たりませんでした。
私は更に川に沿って歩き、「十二所神社」が昔あったという「光触寺」から「明王院」「浄妙寺」「杉本寺」と進み、最後は鶴岡八幡宮の「牡丹園」で盛りのボタンを見てきました。
お寺見物だけでは飽き足らないという方は、真夏前の緑の綺麗な季節に、是非「朝比奈切り通し」を絡めて歩いてみませんか?
私は今回、3時間半、およそ13.000歩の歩きとなりました。
この六浦と鎌倉を結ぶ道は、初代侍所別当和田義盛の3男、朝比奈三郎義秀が太刀で一夜のうちに切り開いたという伝説からこの名が付けられたそうです。
1240(仁冶元)年11月、幕府で造道が決定され、翌1241(仁冶2)年4月、工事が着手されました。
時の執権北条泰時みずから赴き、造道に熱心であったそうです。
道筋には今でもやぐらに彫られた仏像や石仏を見ることが出来ます。
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マウスオンでアップのお姿もご覧下さい
幕府は「切り通し」を敵の侵入を防ぐ防衛拠点とも考え、兵士が隠れる穴の造営はモチロンの事、道を曲がりくねらせたり少し急にしたりして、人や牛馬が通りずらくなるように造りました。
しかし一大物流ルートであった「朝比奈切り通し」はそうするわけにはいきません。
そこで金沢八景~鎌倉の道筋には幕府に縁の深い人物の領地としたそうです。
ここでは今でも、往時を偲ぶ遺跡がたくさん残っていました。
茂みの中に長いお髭が特徴の「ウラシマソウ」が見られました。
マムシ草にソックリですね。
そのすぐそばで三脚を立てて、太いレンズを構えているおじさんが二人
「ルリビタキがいるよ」と教えてくれましたが、私の目では追えません
どこからか水が沸いていて | それがスジになり |
まとまった流れになって | 滝と交わります |
この鎌倉古道では川の誕生と成長過程が見られます。
道の真ん中で湧き出していた清水はやがて一筋の川となり、小さな滝つぼへと流れ込んでいきました。
このコースはぬかるんだ道を下るので、滑らない靴、水に強い靴が必要です。
私はトレッキングシューズを履いて歩きました。
この滝のそばに、鎌倉五名水の一つの「梶原太刀洗水」(かじわらたちあらいみず)があるらしいのですが・・・?
私は滝の横の石に座って休憩し、オムスビを食べました。
冷たいお茶が美味しいこと
この5月1日は初夏のような暑さの日でした。
この「朝比奈の切り通し」は鎌倉七口の中でも規模が大きく、その古き原型が保たれている鎌倉古道です。
私はふと「鎌倉七口」を全部歩いてみたくなりました。
その内の一つの「化粧坂」は前回歩いていますが、わずか7~8分の道のりでした。
1時間ほど歩いた鎌倉古道「朝比奈切り通し」(いにしえ風に書けば朝夷奈なんですね~)はここで終了です。
水の流れは更に・・・
太刀洗地区を流れて | 滑川へと成長し |
鎌倉市内をゆっくりと下って行くのです。
県道と交わった所が「十二所神社停留所」
鎌倉駅から金沢八景行きか太刀洗行きのバスに乗って、鎌倉側から「朝比奈切り通し」を歩く場合はここで降りるといいですね。
私は県道を渡った先にある「十二所神社」まで行って見ました。
素朴な「村の鎮守様」といった風情の木造社殿が、杉林に囲まれて佇んでいました。
創建は弘安元年(1278)。
かつては熊野十二所権現社と呼ばれ、光触寺の境内に鎮守社として祀られていたそうです。
石の祠がその古さを物語っているようでしたが・・・
とにかく案内板も何一つ見当たりませんでした。
私は更に川に沿って歩き、「十二所神社」が昔あったという「光触寺」から「明王院」「浄妙寺」「杉本寺」と進み、最後は鶴岡八幡宮の「牡丹園」で盛りのボタンを見てきました。
お寺見物だけでは飽き足らないという方は、真夏前の緑の綺麗な季節に、是非「朝比奈切り通し」を絡めて歩いてみませんか?
私は今回、3時間半、およそ13.000歩の歩きとなりました。
そこをGWにハイキングなんて洒落ているなあ
当時から物流の拠点として発展したわけで、歴史的な遺産なので大事に残していきたいですね。
ブログで行かずして見せて貰えるって、本当に有り難いことです。
名前を「朝比奈歴史の道」とでもしたほうがよさそうです。(笑)
水が出て年中ぬかるんでいるようですね。
でも夏は涼しそうです。
歩いていると思うのですが、もうだいぶ前のようです。
また行ってみたくなりました。
石仏は感心しながら見させてもらいました。
それにしても一日で切り開いたた路とは聞いてビックリ!昔の人は凄いですね。
ウラシマソウ実際に見てみたいです、マムシグサのように茎には斑点がないようですね。
ルリビタキ見れなくて残念、私も見たかったですー。
それにしても3時間1300歩、お疲れ様でした。
前回の熊野神社には、6年前、ハイキンググループと一緒に、このコースを歩きました。
身近なコースですが、歩き方でいろいろと楽しめますね。
風邪気味との事でしたがお仕事は大丈夫でしたか?
鎌倉、やはり歴史ある場所ですね
この辺りは観光客もあまり行かない静かな所でしょうか
naoママさん、一人歩きも楽しいものでしょうか
私が先日戸隠で一緒に歩いた広島から来られた方は「一人旅は楽しいですよ~」って何回も言っておられましたが・・
スタミナ源のおむすびをほお張り13000歩いいですねぇ!
思い知らされながら歩いた鎌倉古道でした。
今ならさしずめ「東名高速道路」に匹敵するのでしょうね。
これらを国の史跡として残されている事自体、もっと子供達に知ってもらいたいですね。
そして現代、ハブ空港やハブ港が、アジアで遅れをとっている事にも思いを馳せた一時間の切り通し散策でした。
もっともそんな難しいことを考えなくても、充分に楽しめる気持ちの好いハイキングコースでした。
盛りだくさんのブログを前回と続けて読みました。
詳しくて一緒に歩いてるみたい♪
お水は飲めるんでしょう?
汗をかいた時は美味しいでしょうね
切り通しは、それぞれの地にあって面白いですね。
どうしてもそこへ行ってみたくなります。
鎌倉の今に栄える文化やモノの豊かさは、いにしえの物流に支えられてきたのですね。
もはや廃道になった峠道がたくさんあるけれど。
昔は、盛んに行き来したんですよね。
そういう山道を、将来も保存して、歩けるようにしたいなぁ、と願っています。
もっと近くなら必ず行きそう^^
マムシソウとウラシマソウ似てますよね。
私はマムシソウは見たことがあります。
ルリビタキ♂も♀も可愛いです。
♂は動物園の野鳥の森で見ました^^
私もカメラが追いつかず(笑)
今日も雨模様ですね。
鎌倉も有名なお寺は人で溢れていましたが、この切り通し歩きは人も少なくとても静かで良かったですよ。
アップダウンもあまりなく、初心者を連れて行くにはいい所です。
この後のコンクリート歩きやお寺の階段歩きの方がずっと足に負担がかかり疲れるのに、若い方々のハイヒール姿が多いのには驚きました。
北海道は桜が楽しめた連休だったのですね。
この道を一日で造ったと言うのは伝説ですが、北条泰時が自ら赴いて造営する以前から、人の足跡程度の道は出来ていたのでしょうね。
山で見るのは圧倒的に茎に縞模様のある「マムシグサ」の方が多いのですが、髭のある「ウラシマソウ」は久しぶりに見ましたね。
叉機会があったら違う「切り通し」を歩いてみたいと思っています。