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花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

鎌倉の紅葉2・「獅子舞」「覚園寺」と、そして・・・

2012年12月02日 | 鎌倉散策
早12月、この所の寒さはもう真冬並みですね。
今年は暑い夏が長かったわりには寒さが早く、秋が短かったような気がします。

紅葉も場所によってずいぶん差がある感じ・・・
木々も戸惑っているのでしょうか

11月28日(水)、カメラ仲間のSさんを誘って鎌倉駅から鎌倉宮まで歩き
瑞泉寺近くの獅子舞(モミジ谷)に向いました。

獅子舞(モミジ谷)から天園ハイキングコースへ

11月28日現在のモミジ谷の紅葉はまだ始まったばかりでした

モミジ谷は水が流れ、滑りやすい山道です。大手旅行会社の団体様も歩いていてビックリ


鎌倉宮から瑞泉寺方面に向かって歩き、赤いポストのある二股の分かれ道で、
「瑞泉寺方面→」を右に分け、左側の川沿いを進みます。

整備事業が進む「永福寺跡」の横を行くと約20分で山道が始まります。

とても滑りやすいぬかるんだ山道なので、軽登山靴がお勧めですね。

今年の見頃は12月10日頃だそうです。でも、落葉が進んでいるイチョウも見られます。


天園までの、およそ20分の登りの途中の、
モミジとイチョウの紅葉黄葉が素晴らしいのですが・・・


3年前の同じ日にここに来ていますが、山が燃えるように真っ赤に染まり、
イチョウの黄葉とのコラボも素晴らしいものでした
こちらで紹介しています。


登りきると鎌倉アルプス(天園ハイキングコース)に出ます。
大きな岩の上が展望台で、ここから鎌倉の街と相模湾が見えました。

この日は残念ながらの曇天で、今にも雨が降り出しそうな寒い日和でした
友人を誘うとなるとお互いのスケジュールもあり、お天気は選べませんものね。

でも友が居ると楽しいお喋りが弾みます。
このすぐそばのお茶屋さんで、甘酒を飲みながら一休みしました


平日なのに大平山山頂では大勢の人々が休憩していました。
標高157メートル、鎌倉アルプスで最も標高の高いポイントとなります。


前回一人で歩いた時は「建長寺」まで行きましたが、今回は「覚園寺」に下ります。


一方を海に、三方を山に囲まれている自然の要塞「鎌倉」
山のすぐそばまで住宅街は迫っていますが、
ハイキングコースはあくまでも深山の趣があります。


「覚園寺」
ハイキングコースから下ったところが、鎌倉時代の風情を残す「覚園寺」です。


建立は永仁4年(1296)の鎌倉時代中期。
尾根と尾根の間の谷戸にそった境内は、自然豊かで静寂と言う言葉がピッタリですが・・・

門を入ってすぐの愛染堂までは自由に入れますが、
そこから先はフリーでの拝観はできません。

毎日数回、有料でお寺の方が境内を案内してくれます。
10:00,11:00,13:00,14:00,15:00。所要時間約50分。
土・日・祝日のみ12:00の回あり。

私たちが行ったのは丁度1時、すでにお坊さんの説明が始まっていました。


境内にはご本尊の薬師如来坐像を祀った薬師堂や、黒地蔵が祀られている地蔵堂
市内手広から移築した江戸時代の古民家など見所まんさいのようですが・・・
すべて撮影禁止です。


愛染堂前の紅葉も5~6分ほど染まり、充分に美しかったので
私たちは中には入らず、ここだけの撮影で満足する事にしました。


Sさんが、自由に入れない境内と撮影禁止の意味を聞きに行きました。


「ここはあくまでもお寺です。公園のようにはしたくない・・・」
というお話しだったそうです。


それも一理ありますね。
次回はお天気のよい日に、じっくりと時間をかけて訪ねたいお寺ですね

そろそろお腹もすきました。
私たちは鎌倉宮(大塔宮)からバスに乗り、小町通りに戻ってイタリアンのランチを楽しみました

この日は7~8kmくらい歩いたでしょうか?
カメラ撮影をしながら、大いに笑っておしゃべりを楽しんだ一日でした。

食べる力が衰えて、もう二年も口から水も食料も食していない母を見ていると
人間いつまでも元気で居るには、人との交流で大いに笑いお喋りをして、
口とノドの筋肉を鍛える事が大事と悟った私です。


11月25日の「円覚寺」の入り口

お天気に恵まれた11月25日、前回ご紹介した「長谷寺」と由比ガ浜を見た後に寄った
「円覚寺」の入り口の紅葉です


丁度見頃で、青空の下眩しいばかりに輝いていました

紅葉見物はやはり晴天の日に限りますね。


25日は大勢の人が訪れて、入り口前の行列は階段下の横須賀線の踏切まで延びていましたので
叉来る予定もあった私は中に入らず、入り口だけの撮影で帰途に着きました。


12月1日に再び訪ねた「円覚寺」は最後の紅葉で
風に舞い散る風景も風情がありました。

今年の鎌倉の紅葉の最盛期は北鎌倉は11月末、
海辺に近い所は12月上旬と言う感じですね。



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鎌倉の紅葉1・「長谷寺」と由比ガ浜

2012年11月26日 | 鎌倉散策
ようやく晴天に恵まれた三連休最後の11月25日(日)
カメラを抱え、一人で鎌倉に行ってきました。

私の個人的な印象ですが
鎌倉のモミジの綺麗なお寺は「長谷寺」と「円覚寺」のような気がします

まずは鎌倉駅から江ノ電に乗り、長谷寺に向いました

11月25日の「長谷寺」

まだ紅葉は始まったばかりでした。


山門からご本尊の「十一面観音」が祭られている「観音堂」や「宝物殿」に向う階段の両脇がモミジで
晩秋になると真っ赤に色付くのですが・・・


昨日の25日はこの程度でした。

それでも23日から夜のライトアップが始まりましたので、ご興味のある方は
こちらをご覧下さい。
12月9日(日)までやっているようですね。


登りきった上境内から眺めると、それなりに色付いているのが解かりますが・・・
まだまだと言う感じです。

2年前の11月20日に来た時は、それは見事な紅葉が見られたのですが
その時の様子はこちらです。


午前11時過ぎ、観光客はドンドン増えています。(正面は海が見渡せる展望台&休憩所)

逆光を意識して、太陽の光をダイヤモンドのように撮りたかったのですが
一人ではカメラの設定数値などを相談する相手もいない・・・


まだまだ満足できる写真が撮れません


少し色付き始めた木々の中に「冬さくら」が咲いていましたが
標準レンズでは花びらまでは捉えられませんでした

黄色いツワブキの花が、境内のあちこちに・・・
真っ赤なボケの花も見られました


お馴染みの心癒されるお地蔵様
初夏には紫陽花が咲き乱れる山の小径にも・・・


6月の紫陽花鑑賞、9月の鎌倉古道歩きの時の一休みと・・・
今年3回目の「長谷寺」ですが、すっかり晩秋の風景に変わっていました。


山門を入ってすぐの日本庭園のモミジも辛うじて色付いていましたが・・・
鮮やかさに欠けています。

今年は台風などの塩害で、海に面した所の紅葉に影響が出ているかもしれません。
痛んだ葉も沢山見られましたね。

真っ赤な紅葉が見られず、ちょっと残念な気持で・・・
ファミリーや恋人同士の二人連れでますます賑わってきた「長谷寺」を後にしました。

鎌倉「由比ガ浜海岸」

「長谷寺」から歩いて7~8分で由比ガ浜海岸に出ます。

好天に誘われ行って見ました。
正面に「大島」が・・・


朝方は冷えて、真冬の厚手のダウンを着てきましたが
浜辺を歩くと汗ばみました。

陽光が輝く湘南の海岸は風も優しくて暖かい・・・


子供達も砂遊びに熱中していました。


休日の海岸はファミリーと、若い男女のグループばかりです。

長谷寺から由比ガ浜経由で鎌倉駅まで歩きましたが、
運動量はタップリでも、話す相手が居ないのはやはり淋しい・・・

次回は、友人を誘っての鎌倉散策を楽しみたいと思いました。


※帰りの電車の中から見た北鎌倉の「円覚寺」入り口前の紅葉は
だいぶ赤くなっていました。
慌てて途中下車して撮影しましたが、紹介は次回と致します。



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初秋の鎌倉・萩寺と竹寺

2012年10月07日 | 鎌倉散策
「宝戒寺」(萩寺)

まだ夏の気配が残る9月27日、高校時代の友人Mさんと初秋の鎌倉を歩いてきました。

まず最初に向ったのが鶴岡八幡宮近くの「宝戒寺」
この場所は北条義時以来代々の執権館があった所だそうです。


200株ともいわれる「シロハギ」が見事で「萩の寺」と呼ばれています。


鎌倉幕府滅亡後、後醍醐天皇が足利尊氏に命じ、北条一族の霊を弔うために
宝戒寺を建立させ、
勅命により円観慧鎮を開山とし、1335年(建武2年)創建

廃寺となった東勝寺をこの場所に移したともいわれますが詳しいことは不明だそうです。


本堂ではご本尊の子育経読地蔵の他にも、梵天・帝釈天、閻魔大王など多くの仏像も拝観できます。

M子さんと靴を脱いで中に入り、畳に座ってユックリとお参りをしました。

まだ観光客の少ない時期で・・・
仏像に囲まれ、静かな雰囲気の中に座っていると心が洗われるようでした。

「最近の願い事は、家族皆の健康を祈るのみよね」



そんな彼女と自分のためにお守りを買いました。
「宝戒寺」のワラジのお守りです。

友人達に差し上げることが多いのですが、今回は自分のためにも買いました。
それだけ足腰に自信がなくなったということです

白萩が多い中、彼岸花もあちこちに
こちらも赤より白が多かった・・・




ここではコムラサキも白実のものでした。

新田義貞の鎌倉攻めで北条一族はこの近くの東勝寺で果てました。
その供養のために建てられた「宝戒寺」には、白いお花が似合います。

ただ今年の白萩は満開になる前に、台風や豪雨にやられてイマイチデしたが・・・

俳句が趣味のMさんは、このお寺の印象を
”白萩の分け入る古刹こぼれ花”と詠みました。

浄妙寺境内「石釜ガーデンテラス」
「宝戒寺」で心癒されてから、浄妙寺まで20分ほど歩いていきました。
この日は台風の影響で風が強い日で、秋を感じながらの心地良い散策となりました。


ランチは鎌倉五山第5位の「浄妙寺」境内にあるレストラン詳しくはこちらです

お庭を見ながらデッキで食べるお食事が何とも気持ちが良い・・・

パンプキンスープと美味しいパン鎌倉野菜と地元のソーセージの盛り合わせ


1年前の春に、京都での同窓会に出席して以来の再会です。
高校時代の懐かしいお話しに花が咲きました。


いつもは並ぶこのレストランも、9月はまだ観光シーズンでないせいか?
案外すいていました。

お花は端境期のイングリッシュガーデンですが
このお花は一体なんでしょう?


春先にはたくさんの山野草が咲いていた「浄妙寺」も彼岸花と萩が見られるくらい・・・

秋の七草の萩の花
同じく七草のオミナエシも咲いていました



「報国寺」(竹寺)
お食事後は歩いて7~8分の所にある「報国寺」に行きました。


足利尊氏の祖父、家時開基と伝えられる臨済宗の禅刹です。


写真でパチリよりも、日がな一日画を描いて過ごすほうが優雅な感じ・・・


竹林に一歩足を踏み入れると、竹のあまりの高さにビックリします。
直射日光が遮られて涼しく、笹の乾いた葉すれの音はとても心地よい・・・


京都から移したという無数の孟宗竹の中に、所々灯篭や石塔を配したシンプルな庭は、
和の風情の究極ともいえるようです。


喋りながら忙しく写真を撮ってきましたが・・・
ここでは二人とも圧倒される思いで、自然と無口になりました。


竹林の中の石仏たち


竹林を抜けると、岩肌に掘られた大きな横穴を見ることができます。

「やぐら」と呼ばれる、鎌倉独特の横穴式の墳墓で、足利尊氏の祖父・家時ほか一族の墓だとか・・・

ここでのMさんの一句は
”竹林の中に二本の曼珠沙華”

「報国寺」を見てからバスで鎌倉駅に向いました。

今度は小町通りでお茶することにします。


昭和の香りが残る喫茶店で有名なのは「ジョン・レノンが毎朝食べた」という
超厚手のホットケーキ

「焼くのに20分かかります」と最初に言われるのも納得です。

いつも大勢の人が並んでいるこのお店も、9月は空いているのか?
私たちはすぐに席に案内されました。

萩の花が咲く頃の「鎌倉」は案外静かでお薦めですよ。





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鎌倉「長谷寺」の夏の花々と、私のリハビリ

2012年07月05日 | 鎌倉散策
7月2日に左手のギブスが外れて、
一番嬉しかったのはそのまま素手で湯船に入れたこと

まだとてもむくんでいて、擦ると皮がベロリとむけそうで・・・
まるでボロボロのお子様用のグローブみたいな手だけど
空気に触れて、少し生気がでてきたでしょうか・・・


鎌倉・「長谷寺」
さて・・・
窮屈で煩わしいギブスから中々解放されず、いい加減嫌気がさしていた6月29日
心を鎮めるために訪れた鎌倉です。

前回ご紹介した、静かな光則寺で充分癒されましたが
まだ時間が合ったので、すぐお隣の「長谷寺」に寄りました。


「長谷寺」は北鎌倉の「明月院」とならび称される「アジサイ寺」として有名です。
観光バスも続々とやって来る人気のスポットです。

去年は紫陽花の盛りの頃に来ていますので、その歴史などと一緒にこちらを参考にご覧下さい。


300円の拝観料を払ってすぐの下境内は、妙智池と放生池の2つの池が配され、
周囲を散策できる回遊式庭園になっています。


「妙智池」の周りには涼しげな「キキョウ」が咲いていました。

そして池の中には「スイレン」が・・・
200mmのレンズに換えて写してみました。



こちらの「放生池」には「ハナショウブ」が辛うじて残っていました。


ハナショウブの撮影は難しい
アップに耐えられるお花をどうにか見つけて、逆光気味に撮ってみました。

可愛い地蔵様の笑顔にホッとします。
金魚の形の葉が珍しい「金魚葉椿」

更に上境内まで階段を登って行きます。


上の境内には、本尊である十一面観音菩薩像(長谷観音)が安置される観音堂をはじめ、
主要な諸堂宇が建ち並ぶほか、
鎌倉の海と街並みが一望できる「見晴台」と、傾斜地を利用した
「眺望散策路」があります。


この「眺望散策路」の周辺には40種類以上約2500株のアジサイが群生しており、
梅雨の季節は「アジサイの径(こみち)」とも言われ、大勢の観光客が押し寄せます。
休日には30分待ち、40分待ちとなるらしい・・・


私が訪ねた6月29日はもう見頃が過ぎていて、待ち時間はありませんでしたが
アップに耐えられる「紫陽花」も殆んどありませんでした


シミが目立つ紫陽花にとって代わって咲き出したのが「アガパンサス」
何だか身につまされるお話しです


若いお花には蜂もやってきます


そして見えてきたのが「由比ガ浜」から材木座海岸にかけての鎌倉の海・・・
梅雨明けが待たれますね。

        

骨折のあとは「リハビリが大事というお話はさんざん聞かされましたが
ノーテンキな私は、骨さえ着いてギブスが外れれば一段落と思っていました。

2ヶ月間も固定されていた私の左手の指は殆んど動かなくて、
グー・チョキ・パーが全く出来ません

昨日はリハビリ一日目、電気を当ててから先生に5本の指を曲げたり伸ばしたりされたら
あまりの痛さに悲鳴が出ました

「僕もお手伝いしますから、大変かもしれませんが週に三日ではなく毎日リハビリに来て下さい」
「今までは待ちの治療でしたが、これからは攻めの治療です、頑張りましょう」と
息子より若い先生に手を握られ、ハッパをかけられました。
嗚呼~


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鎌倉「光則寺」・名残のヤマアジサイ

2012年07月01日 | 鎌倉散策
7月がスタートしました。
今年も早、半分が過ぎ去ったということですね。

しばらく梅雨の中休みが続いていましたが、今日は叉梅雨空が広がっています

青い空、白い雲、輝く太陽・・・
エネルギッシュな「真夏」がもうすぐですが、
まだまだ梅雨は折り返し地点、私の怪我も合わせてしばし我慢のしどころです。


(ヤマアジサイ・清澄)

今年は私の大好きな「ヤマアジサイ」を見ていなかったので、
6月29日、鎌倉の長谷にある「光則寺」に行ってきました。

きゅうくつなギブスが流石に鬱陶しくなり、やりたい事も出来ない日々と先々の不安が重なり、
心がザワついてイライラしていました。

そんな時は心静かに、好きな花々を愛でるに限ります。


(ヤマアジサイ・レイホウノユキ)

3年前に訪ねたときは見事な鉢植えのヤマアジサイがズラリと並んでいましたが
この日はもう殆んどが片付けられていて、残っていたのは数鉢のみ・・・

3年前の素晴らしい「ヤマアジサイ」の画像はこちらです。
ご興味のある方は是非ご覧下さい。

「光則寺」のヤマアジサイ、素晴らしいです。



花のお寺としても名高い「光則寺」
先日の台風4号の被害による「塩害」で、門前の木々が枯れ出していました
このような現象は我が家近辺でも見られます。

ここは北条時頼の側近宿屋光則の屋敷に開いたお寺です。
日蓮上人が「立正安国論」を1260年幕府に上呈した場所で参道に石碑が残ります。

境内から少し山側に上ると、日蓮上人の弟子日朗が監禁されていた土牢があります。
それらも合わせて3年前の画像をご覧下さい。



ヤマアジサイは残り少なかったのですが、珍しい紫陽花が数鉢残っていました。
こちらは、スイス国立園芸試験場作出の「アイス・フォーゲル」

鮮やかなブルーがスイスの爽やかな風と氷河を思い起こします。



そしてこちらは「アスペラ・ヒマラヤ」
ヒマラヤの峰々に咲く紫陽花でしょうか・・・



紫陽花はそろそろ終わりですが、これからは「ハスの花」が咲き出す季節ですね。
バックは「立正安国論」の石碑です。



現在の本堂は1650年(慶安三年)に建てられました。
その前には「ハンゲショウ」の白い葉が眩しい感じです



ドクダミ科の多年性落葉草本植物のハンゲショウは半夏生と書き、
別名をカタシログサ(片白草)とも言います。

暦の上では、夏至から11日目を半夏生といい(丁度今頃の時期)
このころに花を開き、葉が白くなるから半夏生と呼ばれています。

半化粧・・・
白粉を塗りかけた、つまり半分しか化粧ができていないとする理解もあるようです。

境内には他にも珍しい「八重のホタルブクロ」や「バイカアマチャ」がまだ咲いていました

アマチャ(甘茶)は、ヤマアジサイの変種。
そのアマチャに似た葉を持ち、梅のような花をつけるのでバイカアマチャ
ヤマアジサイとは全く違った花をつけていました。



そしてこちらは3年前に来たときにもあった、食虫植物の「ウサギゴケ」



「夏椿」別名「沙羅の木」のお花が上の方に辛うじて残っていました。

200㎜のレンズに替えて撮りましたが、この作業が少々骨折した手に響きます
これからは一本で対応できるレンズが欲しくなりますね。

叉、このお花は、一ヶ月前に「明月院」で見た「ナツロウバイ」に似ていると思いましたが
比べて見てみるとやはり全然違ったお花です。

こじんまりとした境内は、人々の喧騒も関係なく、あくまでも静かで
私の昂ぶった神経も少し癒されました。


            

風情ある鎌倉のお寺の花々の後に、このような画像のアップで申し訳ございません

2年半前、便利な駅前マンションを購入し引越していったご近所の友人が、
「サイズが合わないからお嫁にもらって」と、突然持ってきた食器洗い機です。

この間、主人は「こんな物はグ~タラ主婦が使うもの」
「邪魔だ、邪魔だ」と文句タラタラ目の仇にしていました。

熱風乾燥で仕上がり清潔で、私は気に入っていましたが・・・



骨折して一番出来ない仕事が、台所と洗面所&お風呂関係・・・

「二人分の食器洗いなど、こんなものを使わなくても俺がやる」と、宣言していた夫も
一年中で一番仕事が忙しい今の時期、とても洗い物をする余裕がなくなり・・・

電気代がかかるのが気になりますが、現状ではこの食洗機がとても重宝しています。

若い息子夫婦に言わせると
「今ではシステムキッチンに当たり前に付いている食洗機、洗濯機と同じ感覚で使っている」
とのことでした。

7月2日追記
お陰様で本日、ようやくギブスが外れました。
でもまだ80%の治癒で、お茶碗やお箸は持っても良いけど、重いものを持ったり
力を入れたりしない事

家では素手のままで良いけど、外出時には添え木を当ててカバーする事と言われ
またまた包帯で添え木を当てられグルグルまきで帰宅しました

これからは週に三日のリハビリで、100%の治癒を目指して頑張りたいと思います

この2ヶ月間、ブログ仲間の皆様にはたくさんの励ましを戴き有難うございました




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「明月院」の紫陽花と花ショウブ

2012年06月12日 | 鎌倉散策

紫陽花寺として有名な北鎌倉の「明月院」の姫アジサイです(6月5日撮影)
この透明感のあるブルーが美しい・・・

同行したnikonikotaroさんを真似て、露出補正をプラスにして明るく撮ってみました。

ここのアジサイは境内のいたるところに咲いていて、その数2500株
90%が日本古来の品種の姫アジサイで、明月院ブルーと呼ばれる爽やかな青色が魅力です


梅雨入り前の5日時点では、まだ多くの紫陽花がこの位の色合いでしたが
あれから1週間が経ち、境内の殆んどが明月院ブルーに染まった事でしょう

関東地方も梅雨入りとなり、今週の天気予報はと並びます。
そぼ降る雨の中で見る紫陽花も、風情があって良いものですが・・・

この日私たちは9時前に「明月院」を訪れました。
10日前には300円だった拝観料が、6月に入ったとたん500円になったようで、
ポケットに入れてた小銭が足りず、不自由な片手で慌てました


早くに行ったのは、この丸窓から見る風景に人が入らない写真を撮りたいという
nikonikotaroさんの配慮でした。

10日前より緑がいっそう深くなっている感じです
背伸びをすると色鮮やかなハナショウブが正面の垣根の向うに見えていましたが、
不安定な姿勢での撮影は諦めました。


更に500円を払って、ハナショウブと紅葉の時期だけ開園している
丸窓の向う側の後庭園に入ります。

反対側から見た風景、方丈前の石庭が望めました。


そして緑の山々に囲まれた庭園内には、ハナショウブが見事に咲き出していました。
前回来たのは4年前、その時の方がお花も人もいっぱい・・・こちらです。


去年、カメラ教室の撮影会で行った横須賀菖蒲園の方がお花の数では断然勝りますが
鎌倉のお寺のハナショウブは、周りの風景と融合していっそう風情が感じられますね。


「尾形光琳の絵のような味を出すにはどうしたら良いの?」と呟いてしまいました。

花ショウブの撮影は本当に難しい・・・


4年前にも記していますが、良く似たお花「カキツバタ」には、
ハナショウブと同じように花びらの付け根に白いスジがあるそうですが・・・
違っているのは葉っぱ。

ハナショウブの葉は、上の写真のようにお花より短め、そして中央に葉脈が入っているのですが、
カキツバタの葉はお花より長くて、葉脈がなく垂れる事が多いそうです。


着物の柄のような粋な模様のハナショウブ・・・
この黄色いスジが特長とか。
良く似たアヤメはこの部分が網目の模様なのですね。


ハナショウブを堪能してから本堂前に戻ったとき、「面白いものが見えるよ」
nikonikotaroさんが屋根を指差しました。

天女が笛を吹いていました。
反対側の天女は何をしているのでしょうか?


「似たような天女がこちらにもいるよ」と、竹林に案内されました。
10日前、この周りで私がカメラに収めた「ナツロウバイ」はそろそろ終わりの姿でした。


しょっちゅうここは通っているけど、今回初めてまじまじと眺めた竹林の中の「天女様」です。
違う目で見る仲間がいると、新しい発見がありますね。

Sさんが以前から入っているカメラ教室のお仲間のnikonikotaroさんは
地区センターなどで「初級のカメラ講座」の講師をしている腕前・・・
今回も竹林の中で、しばしカメラ講座を受けました。

もっとも私だけカメラのメーカーが違うので、ちょっと話に着いていけませんでしたが


10時半を廻り、明月院の山門に通じる狭い紫陽花ロードはいよいよ混んで来ました。
ツァー客の姿も見られます。


こちらは北条時頼の墓近くに建つ「時頼廟」の屋根
私は美しい瓦が気になりだしました。

これからの鎌倉散策シリーズに「お寺の屋根瓦」が加わるでしょうか

私たちは混み出した「明月院」を後にして、前回紹介した「東慶寺」に向かい
イワタバコとイワガラミを撮影

最後にnikonikotaroさんお薦めの、鎌倉駅近くの鎌倉野菜とシラスのパスタが美味しい
イタリアンのお店に行きましたが、残念ながらお店は閉鎖されていました

この不況の時代、鎌倉でもよくあるお話です。

結局駅裏の洋風定食屋さんでランチして、カメラ談義を楽しみました。
Sさん、taroさん、有意義な一日をありがとうございました


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「東慶寺」のイワタバコとイワガラミ

2012年06月08日 | 鎌倉散策
いよいよ「入梅間近」ですね。
昨日今日と、梅雨の前の貴重な晴れ間が広がっていますが
片手では洗濯物を干すのがやっとで、布団干しも出来ません

そんな中、ギブスが延長になって気落ちしていた私を、カメラ友達のSさんと、
彼女のカメラ仲間のnikonikotaroさん(私のブログ友でもあります)が、北鎌倉に誘ってくれました

3人で9時前に「明月院」に行き、色付き始めた紫陽花と、奥庭のハナショウブを撮影してから
次ぎに私が希望していた「東慶寺」に行きました。

順序が逆になりますが、まずは東慶寺の最新のお花情報からお伝え致します。

6月5日・北鎌倉「東慶寺」のイワタバコ

毎年見に来てる星型の可愛い「イワタバコ」
この日はまだ3~4分咲きでしたが、今年も逢う事ができました。

東慶寺の奥の、墓地に近い右側の苔むした崖に一面に咲いています。
どうしてこんな場所にと、毎年思いますね。


いわたばこ(岩煙草) イワタバコ科、
星型のお花の直径は2~3cm、中央にある雌しべを雄しべが取り囲むように密着しています。
中央部のオレンジ色の部分は、虫達に蜜のありかを教える役目をしているのでしょうか?


更に奥の宮内庁管轄の「皇女の墓」のある階段の上にもイワタバコが見られます。
こちらの方は6~7分咲きでした。

湿った岩壁や石垣に生えるので「イワタバコ」葉がたばこに似ているからこの名が・・・

去年の記事を参考に記していますが、写真は去年の方が綺麗ですこちらをどうぞ
やはり手の怪我が影響しているように思います

「イワガラミ」の一般公開

本堂裏の崖一面に咲いている「岩がらみ」
ガクアジサイによく似ていますが、ユキノシタ科のお花です。


「この一本の根から幹を伸ばし、岩全体に広がっているのです」と
若いお坊さんが説明してくれました。


このように崖一面に茂っているのがオドロキです。


お花の中心部には小型の両性花がたくさんあり、
周辺には1枚の花弁状になった白色の萼を持つ装飾花があります。

白い装飾花がなかなかクッキリとは写りません
腕もカメラもイマイチです

尚、このイワガラミの特別公開の時間とイワタバコの開花状況はこちらをご覧下さい


「東慶寺」にも紫陽花はありますが、「明月院」や「長谷寺」と比べればほんの僅かです。
でもこの日は、私の好きな「ヤマアジサイ」が見頃となっていました。


派手さはありませんが、風情がありますね。

葉が柏によく似た「カシワバアジサイ」
装飾花の色が何とも美しい「ヤマアジサイ」



こちらは「八重のドクダミ」

「東慶寺」のお花は派手さはありませんが、尼寺に相応しく
楚々としたお花が何気なく咲いている様が私好みです。


「シロバナシモツケ」
赤いシモツケは我が家にもありますが、このふんわりとした白いお花を見ていると
心が優しくなれそうす


そして、一つだけ残って咲いていた「オオヤマレンゲ」を見たときは、思わず興奮しました。

前々回、このブログで紹介したばかり・・・
我が家近くのお宅のお庭に咲いていた似たようなお花は、中のオレンジ色のシベが
写真に撮れなかったのです。

受付で確認したら、やはり思ったとおり「オオヤマレンゲ」でした

OL時代の勤め先の会社と縁あって、娘の頃から通っていた縁切り寺とも呼ばれている「東慶寺」
会社を辞めて40年以上になりますが、この季節になると未だにこうして通って来たくなるお寺です。

6月9日追記
この日一緒に「明月院~東慶寺」と、カメラ撮影を楽しんだSさん
2日後の7日(木)に、ハイキング仲間と再び同じコースを歩いたら
「テレビ東京」のクルーが撮影に来ていたそうです。


6月9日(土)、夜6時半からの「初夏の絶景を歩こう」の番組で、
鎌倉のお花が紹介されるようです。
ご興味のある方は7チャンネルでご覧下さい。


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「明月院」のナツロウバイ

2012年05月28日 | 鎌倉散策
ゴールデンウィーク明けから梅雨入りまでの3~4週間は、緑がいっそう濃くなり
晴れると爽やかな風が気持ち良い初夏のような陽気が続きます。

私は1年中でこの季節が一番好きなのですが、今の怪我をしている身では中々遠出もままならず・・・
でも昨日の日曜日は紫陽花寺で有名な北鎌倉の「明月院」に行ってきました。


「明月院」と言えばこの丸窓ですね。


あちらの「庭園」側にピントを合わせて見ましょう。
6月の花菖蒲と11月の紅葉の時期には有料で開放され、今年も6月1日から入園できるそうですが
まだ花菖蒲の鮮やかな色は全然見られませんね。


今度はレンズを引いて、畳にピントを合わせて写してみました。
こちらのお座敷側と、あちらの庭園側が同じように明るくハッキリと写すには
どうしたらよいのか?と、迷いました


すぐ後ろ側、本堂の前にある庭園・・・
禅寺らしい趣です。

この日は日曜日でしたが、まだ「紫陽花」が咲いていないので、人出もさほど多くなく
カメラ撮影もラクでしたね。


茅葺屋根の「開山堂」の右手には鎌倉十井の「瓶の井」があり
そして左側には「明月院やぐら」と呼ばれる、鎌倉最大のやぐらがあります。

詳しい事はこちらでどうぞ
雪の「明月院」が見られ、丸窓からの風景も綺麗です。

おそろいのバンダナを首に巻いた、賑やかな子供達のグループがやって来ましたが
足早に戻って行きました。


私がまだ紫陽花も咲いていない「明月院」にやって来たのは、このお花を見るのが目的です。
今年も「夏ロウバイ」に逢うことができました


このお花を知って6年になります。

最初はご近所仲間の3人で、6年前の5月22日に「鎌倉お寺巡り&お食事会」と称して
この明月院を訪ねた時でした。

静かな境内でこの白いお花を見つけ、作業中の庭師さんに何のお花か聞きました。
そうしたら和尚様を連れてきてくれて・・・
和尚様みずから教えてくださいました。


「竹林」の周りにたくさんの「夏ロウバイ」の木があり咲いていました。


陽の当たる側で咲いている「夏ロウバイ」を写してみます。
花びらのフチがピンク色


蕾はもっと濃いサーモンピンク

例年は「東慶寺のイワタバコ」が咲きだす頃に合わせて、このお花を見に来ていましたが
その頃ではちょっと遅くて、最後の「夏ロウバイ」が辛うじて残っているだけで・・・
蕾は初めて撮影しました。


6年前の和尚様のお話では
「私が京都から持ってきて植えました。鎌倉ではこの明月院にあるだけです」
「ここには冬に咲くロウバイ、5月中旬に咲く黒いアメリカロウバイ、そしてこの夏ロウバイの三種類があります」
とのことでした。

黒いアメリカロウバイを探してみましたが、もう終ったようでした。


逆光気味に撮ると、このお花の優雅さがいっそう引き立つ感じですね。
竹林の近くが工事中で、余計人の姿も少なくて心行くまで撮影ができました。

山門前の紫陽花の奥にも数本の「夏ロウバイ」が咲いていましたが、訪れる人は殆んど気がつかない・・・

「紫陽花はまだ全然咲いていなくて残念ね」という言葉ばかりが聞こえてきました。


入り口のそばの、お茶席の前にも「夏ロウバイ」は咲いていました。


カメラを向けていると、「ナツツバキですね」という声がたくさん聞かれました。
「いえいえ葉っぱが全然違いますよ。これはロウバイ科のお花です」
「冬のロウバイとは全然違いますね」と・・・

まだまだ知られていないようですが、私はこのお花に会いに毎年のように通っています。
今年も片手を骨折して不自由ながらも、元気に逢いにこれて嬉しい限りですね

今はまだ静かな「明月院」ですが、あと2~3週間もすれば駅前からの行列が始まることでしょう・・・


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緑の鎌倉・「海蔵寺」&「建長寺」

2012年05月15日 | 鎌倉散策

土日は五月晴れに恵まれ、我が家からも富士山が見えましたが
今日は予報どおり雨となりましたね。

我が家の「クレマチス」も雨に濡れて、そろそろ終わりでしょうか・・・

母の日だと言うのに、前日から自治会の会議が三つも重なり
プレゼントを持ってきた息子夫婦に会うことも出来ず
玄関に「花柄のエプロン」と「アロマオイル」が置いてありました。
どうもありがとうね

会議の前後は資料の作成で、PCに向う日々・・・
片手での作業ですから大変
ブログ仲間の皆様の所にもご訪問できずに失礼しております


「今年はクレマチスがたくさん咲いた」と、主人はご満悦ですが
例年必ず咲いていた5~6鉢のシンピジュウムは一輪も咲かず

ブログ仲間のラッシーママさんからもらったジャーマンアイリスも、
鉢植えながら葉っぱは元気に茂っているけど、花は咲かない

「俺に任しておけ、咲かせて見せるから」と胸を叩いていたのは、
どこのどなたさんでしたかしら

「腰痛で病院通いが続き、それどころではなかった」と言い訳するけど
月に3~4回はゴルフに行っているではないですか・・・

エエッ、昨日ゴルフだったのに、明後日も叉ゴルフなの

でも、文句タラタラ言いながらも、買物と台所仕事は仕方なく手伝ってくれるので、
愚痴はこの辺でやめておきましょう。


私は利き腕の左手の甲を2ヶ所骨折、この状態で固められています

5本の指の第二関節までは自由に動くのですが、
「濡らしちゃいけない」「力を入れちゃいけない」で、殆んど使えません。

プラスチックのギブスの表面も汚れてきたけど、「液体で拭くと中がカビます」と、脅かされています。
そういえば何となく変な臭いが

手を心臓より下にさげるとズキズキするので、外出時は三角巾で吊るしますが
電車やバスに乗ると、席を譲ってくれちゃったりするので恐縮してしまいます。
バランスも悪くて、駅の階段などの下りが怖いですね。

まだまだあと半月もこの状態が続きます。トホホホホ


          

5月8日、カメラ仲間と「寿福寺~英勝寺~海蔵寺」と歩いた日はお天気にも恵まれ、
初夏の風を受けながら心行くまでカメラを向け、そしてお喋りに興じることができて、
悶々としていた焦りも吹き飛びました。


花と水の寺「海蔵寺」

「英勝寺」から更に12~13分歩くと「海蔵寺」の山門が見えてきます。
1年中、お花が絶える事がない「花の寺」とも呼ばれ、この時期はツツジが咲いていました。

ここは初めてと言う同行のSさんが「落ち着いた良いお寺ね」と、呟きました。

このお寺のことは何度か紹介していますよろしかったらこちらもどうぞ


臨済宗建長寺派の寺で山号は扇谷山。
鎌倉公方足利氏満の命を受けた上杉氏定が応永3年 (1394)に再建、
開山は心昭空外とされています(パンフレットより)

鐘楼の横には見事なセッコク円覚寺で見たセッコクの倍以上の大株です



着生ランの「セッコク」を、こんなに見たのは初めてです。

龍護殿とよばれる本堂
薬師堂にはご本尊の薬師三尊像が安置

龍護殿には開山の心昭空外坐像が祀られています。


ツツジと石楠花がまだ見られました。


本堂の裏手には庭園がありますが、公開されていません。


池の周りにはアヤメと白いお花が見られます。
中の建物が新しく建てかえられていました。


本堂左手に進み、民家と岩壁に挟まれた小道を行くと「十六の井」があります。
岩肌の洞穴に縦横四列づつ十六の穴が並び、きれいな湧き水を湛えるこの不思議な井戸は、
決して枯れることがないという。

誰が何のために造ったのかは分からない。
正面の岩肌に彫られているのは、上方が観音様、下方が弘法大師像。


私たちは「海蔵寺」を後にし、10分くらい戻って踏み切りを渡り
小町通のお店でランチの「シラス丼」を食べました。

それから鶴岡八幡宮裏のステキなカフェでコーヒータイム
お喋りを楽しみました。

「建長寺」

帰路は北鎌倉の駅まで歩くことにして、途中「建長寺」に寄りました。

鎌倉五山第一位の臨済宗建長寺派の大本山。
建長5年(1253)北条時頼が蘭渓道隆を開山として創建した、わが国最初の禅の専門道場です。

高さ約30mの三門は 安永4年(1775)に再建した重層門で、
楼上には五百羅漢像が祀られています。


国宝の梵鐘

3時を過ぎて疲れが出だし、カメラ撮影もおざなりの単なる記録写真ばかりです

国重要文化財の仏殿重要文化財の法殿

総門、三門、仏殿と一直線に並ぶ伽藍の周囲を、10の塔頭寺院が取り囲むのが特徴の「建長寺」
流石に鎌倉五山第一位の重厚さが感じられました。


重要文化財で方丈入口の「唐門」
仏殿と同じく、芝の徳川秀忠夫人(お江さま?)崇源院霊屋から移築したもの。
関東大震災以来の大修理が2011年5月に終了し、移築当時の姿が再現されました。
(ウキペディアより)

できたてほやほや、ピカピカの「唐門」です


私たちは門の中の「方丈」に上がって、廻り廊下からお庭を眺めました。

庭園は夢窓疎石の作といわれています。

やはり日本庭園は落ち着きますね。
椅子に座ってしばしSさんと語り合いました。

今回の怪我のこと、これからの撮影会のこと・・・
「骨折して山に行けないのは残念だけど、カメラをやっていて本当に良かったわ」
「お陰でこうして貴女と一緒に鎌倉を歩く気になれるもの」

片手では物の出し入れが不自由な私、何かと気遣ってくれたSさんにひたすら感謝です。
ありがとうございました




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緑の鎌倉・「寿福寺」&「英勝寺」

2012年05月10日 | 鎌倉散策
相変らず不安定なお天気が続いています。
10日の横浜は大粒のひょうが降ったりで大変だったようですが、
我が家近辺はにわか雨程度で済みました

何だか最近の日本のお天気はずいぶん荒々しくなりましたね。
これも地球温暖化の影響でしょうか?

初夏のようなお天気に恵まれた5月8日
カメラ仲間のSさんを誘って気分転換に再び鎌倉を歩いてきました。

「カメラはモチロン荷物の出し入れは全部やってあげる」と言って付き合ってくれたSさんに感謝です


「寿福寺」

この日は鎌倉駅西口から歩いて「寿福寺~英勝寺~海蔵寺」と巡る予定
このブログでも何度か紹介していますが、Sさんは初めてとのことでした。

歩いて10分、最初に訪れるのが「寿福寺」です。
詳しくは「亀谷山・寿福金剛禅寺」といい、禅宗の鎌倉五山第3位のお寺です。


総門をくぐり緑の中を進むと、パッと目に入ったピンクのお花
「ミツバツツジ」です。


足元にはシットリとしたグリーンのビロードのような苔

主人はオージーに「日本庭園」の造園を教えましたが、
乾燥したオーストラリアには、この苔がなかった

そんな話をしながら、二人でカメラを向けました。


三々五々、静寂の中で絵を描く方々が・・・
カメラ撮影よりは、ずっと優雅ですね。


この中門から内側の境内は一般公開されていません。

境内裏手の墓地には、北条政子と源実朝の墓と伝わる五輪塔があるとか・・・

そもそもこの地は、昔、奥州征伐に向かう源頼義が勝利を祈願した云われる
源氏山を背にした源氏家ゆかりの地。
源頼朝の父・義朝の居館があった所だそうです(ウィキペディアより)

※義朝さんって、NHKの大河ドラマ「清盛」で玉木宏が演じているお方ですね。

この「寿福寺」は、頼朝が亡くなると妻・北条政子が夫の菩提を弔うために
1200年に明庵栄西を招いて創建したお寺です。


この日は修学旅行生の姿がありましたが、境内を一般公開していないので
鎌倉五山第2位の「円覚寺」と比べると、信じられないくらいひっそりと佇んでおりました。

「英勝寺」

「寿福寺」のすぐ先に、江戸時代の風情が漂うご門が現れます。
そのすぐ横にある狭い入り口を入ると「英勝寺」の受付があり、拝観料300円を払って進みます。
上の画像はご門の内側となりますね。


鎌倉唯一の尼寺である英勝寺は、開基英勝院尼の祖先であり、
扇谷上杉家の家宰であった太田道灌邸跡地に建てられました。

本堂は改築中、お庭も手入れが全然なされていなくて
「これで円覚寺と同じ300円の拝観料とはと陰口をたたいていたら・・・


ナント、突然素晴らしい「竹林」に出ました。

「こういう風景はどのように撮ったらよいか、迷うわね」
「カメラの設定はどうする?」
2人でつぶやいていると、すぐそばにいた我々と同年配の男性が話しかけてきました。

まずは目の前の竹の子を撮ったら・・・とカメラの設定も詳しく教えてくれます

横浜の二俣川のカメラ教室で教えているという、一人の生徒さんを連れた写真の先生でした


「たとえばほらこの小さな門の屋根に写る光と新緑を狙うのも面白いよ」
「この場合PLフィルターを付けるといいんだけど」


それからカメラとレンズのお話し、そしてその場でフォーカスロックの実地のお勉強・・・
Sさんは「半押ししている指が浮いているよ」と指摘されました。

「私の写真がボンヤリ写る原因はこれだわ
「僅か一瞬の指先の動きも見逃さないなんて凄い
Sさんは驚いたように声を上げました。

1年半もカメラ教室に通って分らなかったことが、
この「英勝寺」の竹林の中での30~40分で開眼しただなんて


2人とも、今まで通っていた「カメラ教室」をお休みして、
ちょっと写真に対する気持ちが枯渇していたところだったのです。

「是非習いに行きたいけど、二俣川から更にバスは遠すぎる・・・」
取り合えず電話番号とお名前を聞いて、お別れしました。


竹寺で有名な「報国寺」まで行かなくても、ここで十分「竹林」は堪能出来ました。

撮影実習のお勉強までできて、300円の拝観料では安い感じの「英勝寺」でしたね。

私はどうしても骨折した左手の押さえが弱くてブレがち、傾きがち
まずは骨折した手を治す事が先決です


           

昨日、ギブスをはめて以来初めて病院で診察を受けました。
「うんうん、我ながらとても上手にピッタリと仕上がったギブスだ」
と先生はご満悦・・・
「ギブスが取れるのは6月第一週目」
「それからリハビリです。頑張りましょうね」と・・・


私はせっせと圧力鍋で小豆粥を作ることにしました。
ヨガの先生も、ブログにコメントを書き込んでくれた324さんもお薦めの「小豆」を食べて
シッカリと治しますわ

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