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花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

鎌倉「ガーデンハウス」でランチ

2014年10月17日 | 鎌倉散策
「七五三のお食事処の候補の下見を兼ねながら鎌倉でランチをしませんか」と
お嫁ちゃんから声がかかり、出かけてきました。

そう・・・
今年は孫娘の菜奈ちゃんの七歳のお祝の年なのです。

この日(16日)は富士山に初冠雪が見られ、朝はとても冷えましたが、
日中は気持ちの良い秋日和となりました


第一候補の和風のお店を下見してから向かったのが、鎌倉駅西口の紀伊国屋の先、
鎌倉市役所横の「ガーデンハウス」お店の詳しい画像はこちらでどうぞ

緑豊かな中に広いテラス席もあり、11時半過ぎに行ったらゲットできました。


鎌倉ハムのステーキセットをチョイス、パンか玄米を選び、飲み物が付いて2000円

ハムステーキはちょっとしょっぱかったけど、付け合わせの紫キャベツのサラダの中には
干しブドウやカボチャのタネが混じっていて美味しかったです。

飲み物は2人共ホットコーヒーを頼みましたが、
マグカップにたっぷりと入っていて気に入りました。


お嫁ちゃんのおごりでデザートも頼みましたが、おしゃべりに夢中になり
写真は撮り忘れました

以前はアトリエだったという建物はそれなりに古いようですが、
おしゃれでモダンな鎌倉らしいお店と言った感じです。

お嫁ちゃんと二人きりでのランチは初めてでしたが、今回の主人の出来事を経験し
グンと距離が縮まり話は尽きません。

前日の水曜日は孫娘を預かる日だったので、皆で我が家で食事をしていきましたから
2日続けてのお付き合いです。

私も気付いていますが・・・
お嫁ちゃんが語る「息子が如何に父親の死を深く悲しんでいるか・・・」という話が気になりました。

あっという間に2時近くになり、孫たちが学校から帰ってくるいうことで
彼女は走るように帰っていきましたが・・・

私はカメラを抱えてきましたから、近くの「寿福寺」に向かいました。


紅葉にはまだ早い鎌倉・・・
人出もアジサイの頃とは違い静かです。


ここには去年の12月初めに高校時代の友人を案内しましたねこちらです。

あの時は父が最初の入院から退院してすぐの頃でした。
主人は当然元気に仕事やゴルフに励む日々・・・

私は「亭主元気で留守がいい」とほざいていまししたが、
元気に帰ってくるというのが当たり前ではないことを思い知らされた昨今です。


鎌倉は主人と通った思い出は特にありませんが・・・
以前来た時の私と今の私は違うと思っただけでも、じ~~んとしてしまいました

次に寿福寺近くの「英勝寺」に行きましたが、木曜日はお休みで境内に入れません。

鎌倉駅東口前の「大巧寺」に向かいました。


そろそろ初秋のお花も終わりです。
主人が好きだった「コムラサキ」が辛うじて残っていました。


「白もありますよ」と庭師さんが案内してくれました。


以前我が家にもあった「シュウメイギク」が頑張って咲いていました。。


こちらは「ムベの実」だそうです。


この日(16日)は富士山も初冠雪

いよいよ秋は深まってきて、朝晩はすっかり寒くなりましたが
日中は爽やかな秋日和が続き、着るものに迷う日々ですね。

爽やかな「鎌倉」を久しぶりに歩き、ぐっすりと眠れると思ったら
興奮したのか?、逆に眠れなくなり真夜中にパソコンてネットサーフィン

奥様を亡くされて7年になるという男やもめさんのサイトに

"人は失ったものが大きいことに気づくと、思いが変わるらしい。
 何気ない日常を、失ってしまった自分に気づき、
 それがたまらなくつらいというよりも、とにかく悔しい。
 
 でも、そこにいつまでも、留まってはいけない。
 自分で悲しみに埋もれてしまってはいけない。
 所詮、誰も救えはしないのだから、自分で這い出るしかない。

 悲しみ光線を周囲に撒き散らしたって、誰も救ってはくれない。
 たとえば、手をさしのべてくれたって、
 それは「蜘蛛の糸」であって、自分の重みで切れてしまう"
と書かれていて、大いに頷いた次第です。

             

大型台風19号直撃予報をTVで見て、一日中不安を抱えていた日に息子から夕食を誘われました。
「こんな日に」と最初はビックリしましたが
「風雨が酷くなる8時前には帰る」という条件付きで参加しました。

皆で焼き肉を食べに出かけました。ロース肉はほっぺたが落ちるほど美味しいね。


帰る頃には大雨となり、3人の携帯に横浜市から避難準備のメールがいっせいに入りましたが
主人と同じB型人間の息子・・・
こういう日の方が店が空いてていいんだそうです


ハロウィンのディスプレーの前ではしゃぐ元気な孫たちに癒されました。

今季最大の台風と騒がれた19号を迎え撃つべき2日間、私は庭の鉢植えを整理しましたもの・・・
真夜中に風雨の音が聞こえていましたが、大きな被害もなく
翌日は朝から富士山が綺麗に見えていました。

私もそろそろ肩の力を少し抜いて生きていかねばと思いました。




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梅雨時の北鎌倉・「明月院」の花々

2014年07月01日 | 鎌倉散策
今日から7月がスタートしました。
今年も早後半に突入です。
このままいっきに歳をとって行きそうで焦りますが・・・

いろいろあった前半に区切りをつけたいと思い
美容院で思い切り髪を短くカットしました。


そして中学時代からずっと自然のままに、右分けにしていたのですが、
今回はパーマを逆にかけて、左分けにしてもらいました。

少しでも運が上昇するように、ささやかなイメージチェンジです。


アジサイ寺で有名な「明月院」の姫アジサイ
この透き通るような清らかな青色が「明月院ブルー」と言われています。


6月29日(日)・「明月院」へ
朝方まで降っていた雨は8時過ぎにはやみ、うっすらと陽も出てきました。
「明月院」の最後のアジサイを見に行こうと、9時には家を出て北鎌倉に向かいました


まだ9時半過ぎだというのに、ご覧の通りの人出でビックリ
土日は若い人が多いようですね。


ここのアジサイは境内のいたるところに咲いていて、その数2500株
90%が日本古来の品種の姫アジサイで、明月院ブルーと呼ばれる爽やかな青色が魅力です。

でもそろそろ終わりのようで、アップに耐えられる姫アジサイを見つけるのに苦労しました

門をくぐるとすぐに石庭と方丈があり、お馴染みの「丸窓」の撮影場所なのですが・・・


ユニセフに寄付と言う名目で300円払うと中に入れるのですが
奥庭のハナショウブが見頃のころだけの行事かと思っていました

もうハナショウブも終わり、奥庭の開放も終了なのにこの人数


仕方がないので方丈の周りの風景を撮りましたが、どのアングルにも人の姿が入ってしまいますね

前回来たのは2年前の6月上旬
人も少なく姫アジサイのブルーも浅くて新鮮で、丁度ハナショウブも見頃でしたこちらです。


姫アジサイ以外のアジサイもずいぶん見られるようになりました。


「開山堂」を背景に、人の切れ間を狙ってアジサイを撮ります。


こちらは夏のお花の「クサギ」でしょうか・・・?


「開山堂」の前に建つ「花想い地蔵さま」の持つ今月のお花はもちろんアジサイですね。
そして身に付けられたイヤリングとネックレスは明月院ブルーの色でした。

明月院には小さな竹林があります今年の春に生まれた竹の子も大きくなりました


この日は太陽が顔を出したり隠れたり


しばし人混みの中に佇んで、光待ちをしながら上を見上げて
ダイヤモンドのような輝きの光芒を狙います

若い二人連れやグループの方々が圧倒的に多い中で
孤独を感じながら撮りました。

竹林の脇にはナツロウバイの実が・・・色鮮やかに咲くノウセンカヅラ




以前は見られなかった姫アジサイ以外の種類も増えましたね。


11時近くなり入り口付近は大混雑となっていて、入場制限も行われているようでした。
私は引き上げることにします。


お馴染みのワッペンを付けた「クラブ〇〇〇」の他にも、多くの団体様ご一行もやってきて
整備員が整理する始末・・・

やはり「アジサイ寺」で有名なお寺の撮影は、土日は避けるべきでした。

実は30日の月曜日に高校時代の友人の希望で、この「明月院」を歩いてからお食事をする予定でしたが
急きょご主人のトルコ旅行に同行することになったとかでキャンセルとなりました

それで前日の梅雨の晴れ間を利用して撮影だけでもとやってきましたが・・・
休日のため、大勢の人々の中で逆に孤独感を味わいました。


「明月院」前の道路脇の水路に、ネムの木のお花が咲いていました。
こんなに近くで見たのは初めてです。

ご近所仲間のK子さんもご主人と2週間のフランス旅行にお出かけ中
ブログ仲間の何人かもこの時期海外に行っています。

私は4年前にご近所仲間の4人でエジプトに行って以来、両親の入退院が続き
海外旅行どころではなくなりました。

両親二人を見送って「さぁ~!いつでも行けるわ」と思っても、夫は忙しくて暇がない上に
海外旅行仲間のご近所の友人達の状況も変わり、一緒に行く相手がいない
気が付いたら、私自身の気力・体力・ヘソクリも赤信号です

まずは近場の新潟で、心優しき友達と弾けてきたいと思います


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梅雨時の北鎌倉・「円覚寺」の花々

2014年06月28日 | 鎌倉散策
今週は豪雨・落雷・雹と、各地で大荒れのお天気が続きましたね。
特に三鷹では大粒の雹が降り、ニュースで見た白い景色には驚かされました。


我が家近辺は豪雨や雹などは見られませんでしたが、
雷などの不安定なお天気は続きました。

6月23日(月)・「円覚寺」へ
東慶寺を後にして、次は「北鎌倉」駅前の円覚寺に行きました。
今考えてみると、今週はこの日が唯一の梅雨の晴れ間でしたね

「三門」

仏殿の前にある三門は三解脱さんげだつ(空くう・無相むそう・無願むがん)を象徴するといわれ、
諸々の煩悩を取り払って涅槃・解脱の世界である仏殿に至る門とされています。


お昼近くには太陽が照りだし、三門の周辺の緑が輝いていました


三門の奥にはベンチが置かれ、私も一休み
木陰に座り、持ってきた冷たいお茶を飲み、おにぎりを食べました。

境内が広いので、観光客の姿もさほど気になりません。
涼しい風が通り抜けて行き、心地よい良いひと時でした。

一人で鎌倉の食事処に入る勇気はありません
一人歩きの時にはもっぱらサンドイッチかおにぎり持参です。


三門の周辺にはたくさんのアジサイが見られます。

写真サークルでは「お花の撮影はバックが大事と、日頃から言われています。
特に講師は「そのバックは黒に限るとまで言いますが・・・


私は逆光狙いで玉ボケが入った方が好きですね。


前ボケにも挑戦してみましたが、まだ撮り慣れていません
お花の撮影はとても難しい・・・


アップばかりではどこで撮っても同じです。
鎌倉らしい風景を探すことにしました。

アジサイの後ろに見えるのが「松嶺院」
5月には山野草とボタンが見事に咲きそろいます。


お賽銭箱に100円入れて中に入ってみました。

殆どの山野草は終わっていましたが、緑色のアジサイが見られたことが収穫でした。

最初は白から始まって、緑に染まり、最後は赤が広がってくるのでしょうか
緑の桜「御衣黄」に似ている感じが致します。

緑のアジサイのことはブログ仲間のころんさんの所で初めて知りました。。


カシワバアジサイの葉も黄色くなってきて、そろそろ最後のようですね。
ただ最初に行った「東慶寺」よりもアジサイは遅いようで、まだまだ楽しめそうでした。

この4月から円覚寺の「方丈」も一般開放され、中に入れるようになったようです。


私も早速靴を脱いで上がり、ご本尊の釈迦牟尼坐像をお参りしてから
お庭が見える廊下に進み、しつらえてある椅子に座って正面のお庭に向かいました。
中の様子はこちらでどうぞ


今までは左横から眺めていた方丈背後の庭園には心字池が配されていて
心という字をかたどっていることからこのように呼ばれ、禅宗様式の庭となっているそうです。

しばし静寂の中、私自身も無の境地に浸れたような気がしますが・・・
俗人ゆえ、さまざまな悩みや煩悩は断ち切れませんね
修業を積まないと無理なのでしょう・・・


舎利殿や北条時宗の「開祖廟」の前を通り、一番奥の「黄梅院」まで歩いていきました。

黄梅院は八代執権北条時宗の菩提を弔うため、妻の覚山尼の建てた華厳塔があった場所。
その後、足利時代に第十五世夢窓疎石(夢窓国師)の塔所となりました。。

ホタルフクロがたくさん咲いていました。苔むしたお庭に石塔や木像が絵になります。




帰り道、涼しげなアジサイを見つけてパチリ

高い木に絡んだ白いお花は何でしょう?受付の方に聞いても分かりませんでした


時節柄「ツルアジサイ」かとも思いましたが、唯一新潟県の山で見た「ツルアジサイ」は
イワガラミに似たお花で、どうも違うような感じです。

※ブログ「舞岡公園の自然」や神奈川の花々を紹介している「花便り」の管理人さんより
この白いお花は「テイカカズラ」でないかとの情報を得ました。ありがとうございます


鎌倉のお寺では、作業中の植木職人さんを見つけて聞くのが一番ですが・・・
この日は姿が見られませんでした


最後に入り口の「総門」から緑のモミジと「横須賀線」を撮りました。

両親が眠るお墓のあるお寺のご本山がこの「円覚寺」・・・

駅前という地の利の良さもあり、しょっちゅう訪ねるお寺ですが
季節が違えばその時々の良さがあり、今回も癒されて帰途に着きました。

ただし翌日からの荒れたお天気に、心身不調でマサージに通う日々が続きました。
どうも疲れ目がひどくて首がゴリゴリにコリ、PCを開くのが苦痛となりつつあります。

XPから8.1に切り替えたら、カメラ教室で使う写真用のフォトショップもダウンロードできずにあたふたしています
もう面倒なことがすべて嫌になり、ヤル気が出ません。

挙句の果てに延期になっていた「入笠山のスズランハイキング」は、雷が怖いので再び中止
楽しみにしていただけにガックリきています。

お花は待ってくれませんし、仲間は皆忙しくてすぐに再度の日取りは決められません
一人で山梨県の山に出かける勇気もなく、梅雨空を見上げてタメ息ついていますわ。


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梅雨時の北鎌倉「東慶寺」の花々

2014年06月24日 | 鎌倉散策
6月23日(月)
この日の天気予報はマークでしたが、起きてみるとが輝いていました。
朝6時、ゴルフに出かける夫とその友人たちを見送って・・・

洗濯機を回しながら
”今日はお昼ごはんの支度をしなくていいんだわ”と、
解放感に浸っていました


この所夫は近場の仕事が多く、お昼に帰ってきて家で食事をすることが殆どで
中には助手さんも連れてきて、デッキで「キッチンnaoママ」を開店する日もありました


北鎌倉「東慶寺」へ
この日は珍しく他の用事も何もなかったので
春先に父を亡くして以来、すっかり足が遠のいた鎌倉に行ってみようと思いました。


今の鎌倉はアジサイの季節です。
まずはマイテリトリーの「東慶寺」へ・・・

来週、俳句をやる高校時代の友人と北鎌倉を歩くことになっているので
その下見も兼ねて行きました。


カイワバアジサイやヤマアジサイはもう最後でしたが、
まだまだ綺麗なアジサイが見られます


昔から「駆け込み寺」で有名な尼寺です。
鎌倉では報国寺とここだけが、ミシュラン☆☆☆に選ばれているらしい・・・

こじんまりとしていて、静かな静かな境内は自然のままの風情のお庭が楽しめます。


アジサイも明月院のように境内一面に咲いて居る訳ではありません。
あちこちにポツンポツンという感じです。

「東慶寺」といえば何といっても6月上旬に、崖一面に咲く「イワガラミ」と「イワタバコ」ですね。

今年は6月14日まで本堂を公開してのイワガラミ観賞がおこなわれたようですが
流石にもう見られませんでした。


でも・・・
境内奥の、皇女のお墓の周りに辛うじて「イワタバコ」が残っていました。


鎌倉に自生する植物で、星型の紫色のお花がとても可愛いです。
なんとなく「セントポーリア」に似た感じ・・・


日の当たらない湿った崖に咲く「イワタバコ」はアジサイと並んで鎌倉を代表するお花だと思います。
今年も辛うじて見ることができました

正直この4年間、母と父が入退院を繰り返すたびに心癒しに通った鎌倉は
その時々の辛い気持ちを思い返すようで

毎年のように写真を撮りに来た「イワタバコ」や「イワガラミ」「ナツロウバイ」などは
気になりながらも今年はパスしました。


流石に6月のお花にアジサイがないのは心淋しいものがあり
こうして時間がとれた時にやってきましたが・・・


今年の夏至は6月21日でしたね。
丁度そのころに咲くという「半夏生」が見頃でした。

早、今年も1年の半分が過ぎようとしています
葬儀&法要続きだった今年の上半期に愕然としますね。


まさに梅雨本番の季節です
オオツユクサがあちこちに咲いていました。

去年の梅雨明けはとても早かったのですが、今年はエルニーニョ現象とかで長引くらしい・・・
しばしユーウツな日々が続きそうで、身体も不調気味です

アカバナシモツケでしょうか?ビタミンカラーのキンシバイに元気をもらいます。


梅雨の季節に咲くお花も風情があって良いものです

カワラナデシコも咲いていて・・・キキョウと一緒に秋の七草がそろいます


これらの花々を見ていると、真夏の到来間近を感じますね。


この日は梅雨の晴れ間となりました
10時半を過ぎて、人々がどんどん繰り出してきます。
東慶寺の山門に続くアジサイに囲まれた階段は人の波が途切れません。

門前の写真は最初に撮っておけば良かったと後悔しました。


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北鎌倉でブログ仲間と「新年会」

2014年02月28日 | 鎌倉散策
いろいろあった2月も今日で終わりです。
今週は暖かい日和が続いて雪融けも進み、「梅」がいっせいに咲きだしました。


今年のブログ仲間との「新年会」は、ちょっと遅くなりましたが
2月26日(水)梅の香り豊かな北鎌倉で催しました。

この2月、私は2度の食事会が大雪のために流れましたが
果たして2月最後の「新年会」は三度目の正直となるでしょうか

北鎌倉「円覚寺」
流石にブログ仲間の皆さまの、日頃の行いが良いと見えて
当日はサイコーのお天気に恵まれました


遠路はるばるやって来たラッシーママさんだんだんさん銀河さん
まずは北鎌倉駅前の円覚寺散策です。

梅がもう7~8分の咲き具合になっていました


私にとっての円覚寺は、何かにつけて心癒しに来るところ・・・

前回の雪の日もやってきましたが、あの時は雪に埋もれていた方丈の庭も
今回は池の水もぬるみ、木々や建物を映していました。
まだ片隅には雪が残っていますね。


カワセミやサギが見られる「妙香池」も、早春の陽に照らされていました。


円覚寺と言えば、歴史の教科書にも載っている「舎利殿」が有名です。
この「舎利殿」は、鎌倉で唯一の国宝建造物。

三代将軍源実朝が宋の能仁寺より請来した
釈迦の歯(仏舎利)を納めていることから「舎利殿」というそうです。

室町時代中期(15世紀)頃の建築物と推定され
日本最古の唐様(禅宗様)建築物です。

今回はこの「舎利殿」を見て戻りましたが
その奥には開祖北条時宗の廟「仏日庵」があります(拝観料は別途)

(下見に来た24日、写す)

鎌倉五山第二位の円覚寺は、鎌倉幕府八代執権・北条時宗が
弘安五年(1282)に創建した臨済宗・円覚寺派総本山です。


文永・弘安の役で蒙古の大軍を撃破した時宗は、両軍戦死者の菩提を弔い
己の精神的支柱となった禅宗を広めたいと願い、
その師祖元を開祖に円覚寺を建立しました。


円覚寺には他にも国宝があります。

円覚寺仏殿の東側の急な階段を上っていくと
洪鐘(おおがね)のかかる鐘楼があります。

高さ259.4cm、口径142cmもある鎌倉一大きなものです。


今回は膝を痛めている仲間もいて登りませんでしたが
隣には弁天堂があり、その横の茶店では景色を見ながら
お茶や甘味をいただくことができます。

24日には新年会のあとに行く予定の「東慶寺」が良く見えていました。

北鎌倉茶寮「幻董庵」で新年会
北鎌倉駅に戻り、勘違いで遅れた夢路さんも合流し
歩いて10分の住宅地の中にある隠れ家的な和風懐石のお店で
遅まきながらの新年会です。

(だんだんさんのカメラで撮った画像を使わせていただきました)

いつもたくさんの刺激をいただいているブログ仲間達です。

女性好みの器に盛られたお料理がゆっくりと運ばれてきます。

最初にビールで乾杯しましたが呑み助2人(誰と誰?)は別途ワインも


撮り忘れたメニューもありますが・・・
このお店は『ミシュランガイド東京・横浜・湘南2014』で、
3年連続で一つ星を獲得したそうです。

今回の〆はあさりご飯と赤だし
デザートはアズキでした。


ブログ仲間って、日常生活ではそんなにかかわっていないのに
お互いの考え方や境遇は分かり過ぎるくらいに知っている・・・
この関係は、何故かとても不思議です

梅の名所「東慶寺」
食事のあとは縁きり寺で有名な「東慶寺」に行きました。


前回1月16日にカメラ仲間のSさんと来た時は
ロウバイと10月桜が咲いていましたがこちらです。

今回は梅が咲き出していました。


紅梅、白梅、枝垂れ梅が約120本咲く北鎌倉随一の梅の名所
参道の両脇が紅白の梅で埋め尽くされ、満開時には梅のトンネルとなるらしい


北条時宗夫人だった覚山尼が時宗の没した翌年1285年に出家し開創。

女性から離婚を請求できなかった時代に、ここで修行することで
離縁できる権利を得る縁切寺法をつくったそうです。


明治時代まで離縁を求める女性たちが訪れ
「縁切り寺」または「駆け込み寺」とも呼ばれていました。


今でも尼寺の風情を残す美しい禅寺です。

花の寺としても有名で、5月に本堂の裏の崖一面に咲く「イワガラミ」や
後醍醐天皇の皇女の墓の周辺の崖に咲く「イワタバコ」が圧巻です。

この日も梅の他にマンサクやボケの花、
そしてミツマタも咲き出していました。


このお寺はOL時代に勤めていた会社と縁があり
私は娘時代から良く通いました。


尼寺にふさわしい奥様たち・・・
鎌倉には着物姿が特に似合いますね。


いつもステキに着物を着こなしている銀河さんに、
最後に寄った甘味処のお庭に立ってもらいました。

そして我々だけの貸しきり状態の店内で、クリームあんみつや
ぜんざいを食べながら、今の私の揺れる心情を皆さまに吐露しました。

4ヶ月にわたる父の終末医療での心労が溜まって、
最後は今の医療システムへの愚痴になりました。

新年会には相応しくないお話しでご迷惑でしたでしょうが、
聞いていただきありがとうございます

お陰様で良い気分転換となりました。

明日からは弥生3月「春」ですね
私も心機一転前を向いて、元気に活動したいと思います。





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大雪で、鎌倉での「新年会」をキャンセル

2014年02月09日 | 鎌倉散策
2月8日(土)・45年ぶりの大雪
週末の日本列島を襲った8日の大雪
首都圏では45年ぶりの記録的な積雪になったようですね。
いやはやよく降りました


45年前はまだOLだった私、当時の大雪の詳しい事は覚えていませんが
4年間のOL生活で、何度か雪は体験しました。

皇居前のビルの9Fに仕事場があり、そこから眺めた
二重橋とお堀の雪景色が、日本画のように美しかったことを
今でもはっきりと脳裏に焼きついています

昨日の雪は前日から気象庁が会見を開いて、
大雪に関する注意を呼びかけていましたから
前日に買出しに行き準備万端

私たち夫婦も覚悟して、8日の土曜日は外出を控えました。

窓から雪の様子を眺めたりリンゴを吊るし鳥の観察したり


午前中は庭に出て、咲き出した紅梅と雪のコラボを撮ったりと余裕がありました。


北海道並に暖房を効かせたヌクヌクの部屋で、TVの大雪情報を見ながら
「雪で特別番組だなんて、札幌では考えられないね」などと言っていましたが

午後になると窓辺の様子が札幌時代を思わせるような雰囲気になってきました。

2Fのベランダの正午の積雪が13cm午後3時の積雪が22cm


好天時には富士山が望める方向ですが
この日の午後は雪が舞い上がり吹雪のようでした。


夜の7時半過ぎに何度か秒単位の短い停電が繰り返され、
起きていても寒いので、懐中電灯を持って早目にベッドに入りました。

10時過ぎに外を見てみると、この30cmのスケールが
全部雪に埋まっていましたね




2月9日の雪景色
0時前には雪もやみ、横浜は17cmの積雪と発表され
東京や千葉に比べると少なかったようですが・・・

朝の8時半、横浜郊外の丘陵地帯に広がる我が住宅街は
ご覧の通りの雪景色です。


新聞配達のおじさんが、バイクは幹線道路に置いて
歩いて配っていました。

主人は3時間半以上かけて、雪かきです


公園にはまだ子供達の姿は見えませんが
午後からは歓声が聞こえてきそうです


幹線道路もスタットレスタイヤかチェーン使用でないと、走れそうにありません。

実は9日の日曜日は山仲間と3人で鎌倉を軽くハイキングしてから
北鎌倉のイタリアンレストランで新年会の予定でした

雪の予報が出た時点でハイキングは諦めましたが、
お食事は「予約もしてあることだし、横須賀線が動いていたら決行しよう」と、
私と同じ雪国生活の経験のあるYさんとで決めていましたが・・・

地元鎌倉に住むケァマネの仕事をしているKさんから、前日の8日昼頃
「大雪の中、歩いて仕事先を回ったら疲れ果てて明日は無理」との
TELがありました。

Kさんは九州出身で雪には不慣れだったようで
結局「新年会はキャンセル」です
(9日、横須賀線は間引き運転ながら午前中には全線動いたようでした)


我が家からは見えない「丹沢の山々」が、幹線道路から見えていますね。
富士山は雲の中でした。

この日は新年会のあと、弟と父の施設に行くことになっていました。

中々食事が進まない父を今後どう介護していくべきか?
看護婦さんやケァマネさんから私達姉弟に招集がかかったのです。

その事の相談もあって、介護ヘルパー派遣会社の副社長でもある
Kさんには会いたかったのですが。。。
雪の中無理して新年会を決行し、怪我でもしたら大事なお仕事にも
影響が出て大変

私と旭川生活が長かったYさんは「この程度の雪は春の淡雪」と
軽く考えていましたが、取り止めにして正解だったと思います。


まだ多くの雪が残る中、父の施設に行くのにマイカーの運転は無理
隣の駅から出ている施設の無料送迎バスを利用です。

丘陵地帯を周る我が家周辺の路線バスは2日間動かず
結局駅まで歩いて行きましたが
雪かきができていない道もあり、普段の1,5倍の時間がかかりました。

靴の裏に金具の付いた滑らない靴を履き、更に買ったばかりの
ゴム製の滑り止めを持参(写真の右下はアイゼン)

滑って転ばないようにと細心の注意を払いながら歩きましたわ。

鎌倉「円覚寺」へ
帰りも施設の車で送ってもらってJRの駅にたどり着いたのは3時半
まだ十分に明るかったので、ふた駅先の北鎌倉に行きました。


雪の鎌倉を是非見てみたかったのです。


禅宗のお寺の雪景色は風情が増してステキでした。


夕暮れ時の静かさも、ワビサビが感じられて好い・・・


深刻な話は胸の奥深くにしまい込んで祈りました。


又いつか、父の事、この日の雪の円覚寺の事などを語りたいと思いますが・・・


今日の鎌倉「円覚寺」はサラリとご紹介して終わりにいたします。


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初春の北鎌倉(2)・「東慶寺」の十月桜

2014年01月23日 | 鎌倉散策
1月16日・「東慶寺」
カメラ仲間のSさんと、明月院で「ソシンロウバイ」を写してから
東慶寺に行きました。

東慶寺の境内の梅もまだ固い蕾でしたが、
ナント、桜が咲いていました。


10月桜のようです。


以前「10月桜(冬桜)」と書かれた札が、この木にかかっていましたが・・・
まさか年を越した1月まで残っているとは驚きました。
冬桜との混じりなのでしょう。


ほとんど終わりの十月桜ですが、まだ開きかけのお花も見られました

花は背景が大事

写真同好会の講師には「お花のバックは黒に限る」と
いつも言われていますが、光の加減でそれも案外難しい


背伸びしたりかがんだりして写していると、
通りかかった男性が枝をよけて押さえてくれて、
撮影の指南もしてくれました。

首から一眼レフカメラを下げている姿を見ると、同じ趣味の方らしい・・・
戴いた名詞を拝見すると、こちらのブログの管理人さんでもありました。


東慶寺にもロウバイが咲いていました。
黄色が少々薄くて花芯が赤いのが、いわゆる「ロウバイ」です。


そしてこちらが「明月院」と同じソシンロウバイですね。
それぞれに名前が書かれた札がかかっていました。

今回の収穫はロウバイとソシンロウバイとの違いが
分かったところでしょうか・・・



午後の一時近くになっていました。
今回の目的のひとつに、「東慶寺」の門前にある
イタリアンレストランでのお食事がありました

山仲間とハイキングした後の新年会にはぴったりのお店のようで
Sさんに付き合ってもらい下見の予定でしたが・・・
それがこの日はナント臨時休業で残念でした

もうひとつ、位置確認をしたかったお店があり向かいました。

北鎌倉茶寮「幻董庵」
北鎌倉駅から歩いて7~8分の、住宅地の中に建つ
隠れ家的な和風懐石のお店です。


6年前に、ご近所仲間ときたことがありますがこちらです。
看板が全くなくてちょっと迷いました

如何にも鎌倉らしい、由緒ある古い民家という佇まいで、
知っている人でなければ分かりませんね。

「新年会の下見に来ましたが・・・」と言い訳しながら入ります。
カメラザックを背負った姿では敷居が高かったけど
お腹もすいていましたし、急遽ここで食していくことにしました。

通常予約しなければ無理なお店ですが、
2人席で3800円のコースなら、何とか準備できるという・・・

季節の食材を使ったお料理がゆっくりと出されます。

冷酒と一緒にいただきたかったけど駅まで車で来ていたので諦めました


『ミシュランガイド東京・横浜・湘南2014』で、
この「幻董庵」が3年連続で一つ星を獲得したそうです。

前回来た時は、この1Fの和室には我々グループだけでしたが
この日は4テーブルが用意され満席でした。

ウニご飯とお吸い物で〆て
デザートとコーヒーで最後です。


2時間以上かけて、ゆっくり味わえるのが良いですね。
思いがけずに飛び込みで、Sさんとの新年会が楽しめた感じです

私も毎日の病院通いと心労で疲れ果てました。
弟一家は皆仕事に出ていますから、平日の父の病院対応は
すべて私一人でやっていて、流石に愚痴が募ります
友に聞いてもらって気が晴れました


「如何にも鎌倉らしい雰囲気が味わえたわ。教えてくれてありがとう」
「私も友人達とゆっくりお食事を楽しむ時には利用したい」と
Sさんも喜んでくれました。

夜は個室利用ができるようですが、ランチは和室にテーブル席の大部屋です。
3800円・5000円・8000円のコースが紹介されましたが、お値段は税別でした。

「ちょっと高かったかしら?」とも思いましたが
「鎌倉では決して高くない」とのSさんの意見です。



Sさんと別れてから父の入院している病院に行きました。

丁度夕方の5時前に医師団の巡回があります。
この日主治医から「炎症反応が上がり抗生物質は効かないようです」
との説明を受けガックリ

翌日は心電図を自動的に測ってナースステーションに送られる
ホルダーも取り付けられ、私もいよいよ覚悟を決めましたが・・・


今の所父は高熱が出ることもなく、ミキサー食もどうにか食べられるようで
私の問いかけにも応えて微笑み返してくれます。

1月21日・我が家の梅が咲き出しました。
北鎌倉ではまだ咲いていなかった梅が、大寒の日に我が家の庭で開花しました。


早咲きの「冬至梅」です。



日も少しずつ長くなり、太陽の光も力強く感じられるようになりました。
暖かい春がやって来るまで、もう少しの辛抱ですね。


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初春の北鎌倉(1)・「明月院」のロウバイ

2014年01月19日 | 鎌倉散策
寒い毎日が続いていますが、明日の20日が「大寒」ですから
寒さの底はまだまだこれからのようです。

父は抗生物質が効かなくなり、今はストップして様子見です。
だんだん言葉も少なくなり、寝ている時間が多くなりました


「富士五湖・撮影ツァー」をキャンセルした私を気遣ってくれて
カメラ仲間のSさんが
「お父様の病院に近い鎌倉なら、いつでも撮影に付き合うわよ」と
言ってくれました。

鎌倉のお寺は今「ロウバイ」と「スイセン」が見頃のはず・・・
梅もほころび出したでしょうか?

1月16日(木)・「明月院」

丁度2月に予定している2件の「新年会」の下見も兼ねて
Sさんと北鎌倉に行ってきました。


紫陽花寺として有名な北鎌倉の「明月院」は冬でもお花が楽しめます。


今の季節は中国からやってきた「慈愛」という花言葉を持つお花
「ロウバイ」が咲いています。


名前の通り、蝋細工のような花です。

お花全体が黄色で中央部の色の変化のないものは
ソシンロウバイ(素心蝋梅)でしょうか?


明月院といえば 丸窓
紫陽花の頃は 窓のむこうに花菖蒲が咲き
紅葉の頃には 晩秋の風景が見事です。

まだ午前中で時間が早かったせいか、赤い毛せんが日に照らされて
室内全体が赤みを帯びていましたね。


そして 寒さの厳しかったこの日は、丸窓の透明の扉が閉じられていて
光と影が反射して、ちょっと残念でした。 


でも、新春の陽射しのやわらかさを感じる景色がそこにありました。


お地蔵様はぬくぬくのおくるみ姿です。


皆揃って、寒さ対策もバッチリですね。


真っ青な空に透けるような花びらと 透きとおった甘い香りが漂います


小さなお花と一緒に、意外に大きな黒い実がたくさん見られます。


5月下旬に咲く「夏ロウバイ」の実も残っていました。
お花は全然違うのに、実を見ると種類が同じと感じられますね。



明月院の「夏ロウバイ」は毎年のようにUPしていますこちらです。

鶴岡八幡宮などはまだまだ初詣客も多いと聞いていますが・・・
小正月も終わった1月中旬の「明月院」は、人も少なくて静かな佇まいでした。

そういえば梅はまだ一輪も咲いていませんでした。
3年前の2月、雪の降った日に訪ましたら、紅白の梅が見られましたがこちらです。
この時は母の肺炎でバタバタしていましたね。



明月院の門前に茅葺屋根の古民家が建っています。
ここのすだれの影に心惹かれ、二人でカメラを向けました

紫陽花の頃には行列になるこの道路も、この時期はひっそりとしています。

「東慶寺に行けば梅が見られるかも・・・」と、
私たちは線路の反対側に向かって歩いていきました。


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友と晩秋の鎌倉散策

2013年12月08日 | 鎌倉散策
OL時代の仲間と「目黒自然教育園」を歩いた5日後に
今度は高校時代のクラスメートのMさんと鎌倉を散策しました。

OL時代の仲間とは桜と紅葉時期に集まりますが、
俳句を趣味とするMさんと、カメラ撮影を趣味とする私
「春と秋には鎌倉で会いましょう」となりました。

皆、歳とともに
「会える時に会っておこう」という気持ちが強くなってきましたね。

12月3日(火)・鎌倉「妙本寺」
町田に住むMさんを、前回は初夏の北鎌倉を案内しましたが
今回は鎌倉駅近くのコースを巡りました。


赤いイイギリの実や菊などが見られる、鎌倉駅東口前の「大巧寺」を通り抜け
右手に進むと、身延山久遠寺・池上本門寺と並ぶ日蓮宗最古の寺院
「妙本寺」の総門が左手に見えてきます。

ここ比企谷は、源頼朝の信任厚かった御家人比企能員の屋敷があった所で、
能員の末子能本がこの寺を建立したと伝えられています。


参道を進むと、本尊へ続く方丈門と、二天門と祖師堂へ続く広い道、
そして陀苦止堂への三方向に分かれますが・・・

私達は方丈門をくぐり、階段を登って行きました。

石段の上で振り返ると富士山が・・・境内には日蓮上人の銅像も




階段を上がりきった所にある本堂の屋根にかかるモミジです。


鐘楼の周りのモミジも見頃でした


私はカメラを向けて構図を考え
Mさんはメモ帳を取り出して俳句を考えます


前回11月24日に来たときはまだまだ緑がいっぱいだった「妙本寺」
今回はこの「二天門」脇のモミジが終わっていました。
(画像は24日に写したものです)

二天門の龍の彫刻の前で手を拍つと龍が鳴き声をあげるという
「鳴龍」の伝説も残されているらしい・・・


二天門を通り抜けると祖師堂
この右側には比企氏の乱で滅亡した比企一族の墓があります。

源頼朝亡き後の1203年、北条氏と比企氏との権力争いに
二代将軍源頼家も絡んだ「比企の乱」が起き

その結果、比企一族は北条氏によって滅ぼされ
頼家は伊豆修禅寺に幽閉された後、翌年暗殺されました。


左手のハイキングコースへの道を少し行くと、
祖師堂を背景に色付いたモミジが太陽に照らされ輝いていました


「紅葉撮影は逆光に限る」と、今年の秋に学びましたね。

鎌倉駅から歩いて8分の所に、こんなに静かな広い境内のお寺があるなんて・・・
Mさんは吟行を、私はカメラを向けてしばし無言で
悲劇の舞台となった比企谷の風景を眺めていました。

ランチとケーキセットでお喋り・・・
「妙本寺」から「本学寺」をお参りして通り抜け、15分ほど歩いて
鶴岡八幡宮近くの、和風創作料理のお店でランチです

ランチセットの「鎌倉御膳」その後に別のお店でケーキセット


TVや雑誌でも紹介された有名な和食料理店ですが、
私たちが入ったのは手前にあるカジュアルな支店です。

正面に大きなお釜が三つ並んでいて
オバンザイのようなお料理が小鉢にズラリと並びます。

これにご飯とお味噌汁が付いて1800円
(他に1500円と2000円のコースがあり、ご飯は少々やわらかめ)

11時半頃行ったので、予約なしでもすぐに席に案内されましたが
12時を回る頃から混みだし、ズラリと行列が出来ていて

これでは落ち着いてお喋りもできず、場所を変えてのお茶としました。

流石に行楽シーズンの鎌倉は人がいっぱいで
お店の従業員さんも素人のアルバイトを使わざるを得ないのか

最後のレジが3回も打ち直し、挙句にレシートは半分に破れて・・・
こうなるとこちらの方が同情してしまいましたよ。

「寿福寺」
11月22日に来た時はまだ紅葉の走りだった寿福寺の参道も
ご覧の通りの紅葉でした。


Mさんはこのお寺の境内にあった大きな「ビャクシン」の木に
目を奪われていました。

「海蔵寺」
ケーキを食べながらのお喋りに花が咲き、最後の目的地の
海蔵寺を訪ねたのは2時半を過ぎていました


山に囲まれた鎌倉は陽が落ちるのが早くて、
この見事な紅葉も、鮮やかさに欠けたのがちょっと残念でした。


父の転勤で僅か2年しかいなかった山口県での生活でしたが
私は一応地元の高校を卒業しました。

3年生のクラスメートの内女子は13名、その中で唯一東京に住んでいるMさん
高校時代の思い出話が語れる貴重な同級生です。


海蔵寺裏の山も色付いていましたが、そろそろ見頃も終わりですね。


            

12月1日・「覚園寺」
今回のMさんとの鎌倉散策に際して、コースとお食事処の確認のために
前々日に下見に行きました。

その際行ったのが、鶴岡八幡宮~頼朝の墓~鎌倉宮~覚園寺


中でも「覚園寺」の本堂前のお庭の紅葉が素晴らしかったです


この水盤の表面に映りこむ紅葉をアップで狙いましたが、
ボケてしまってとても残念


山の紅葉も雄大で好きですが「お寺の紅葉も良いものだ」と
この日ここで悟りました。

デジブック 『晩秋の鎌倉の紅葉』


父が退院してすぐから通いだした私の「鎌倉紅葉めぐり」
11月22日の「円覚寺」と、12月1日の「覚園寺」の真っ赤な紅葉を
デジブックにまとめましたので、ご興味とお時間のある方はご覧ください。

今日(12月8日)は母の一周忌の法要が催されました。
あれから1年、本当に早かったです。

この一週間は母の着物や帯などを取り出して、
弟の所や本家の従兄妹用に形見分けの仕分けをしました。
着物の大部分は小物などへのリメーク用となりましたが、少しホッとしました。

でもまだまだ片付かず
年の瀬なのに、物であふれた和室にため息が出ます



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2013年・鎌倉の紅葉情報「円覚寺」

2013年11月27日 | 鎌倉散策
11月22日・北鎌倉「円覚寺」
晴天の中、鎌倉の源氏山の紅葉を楽しみ、葛原ヶ岡ハイキングコースを歩いて
浄智寺に下り、その後行ったのが北鎌倉駅前の「円覚寺」です。


総門に通じる階段から振り返ると、総武横須賀線が目の前を走ります。


入り口の総門は西向きなので、午後に行くと丁度太陽があたっていて
紅葉のトンネルの中の階段からは、まさに逆光の紅葉が輝いて見えるのです


総門をくぐり抜け、受付で300円払って円覚寺境内に入ります。


すぐ正面に「三門」があります。
この周囲のモミジはまだ赤くなってはいませんでした。

三門は三解脱門(空・無相・無願)を象徴するといわれ
諸々の執着を取り払って佛殿(涅槃・解脱)に至る門とされます。

そしてその奥に配置されているのが「仏殿」です。


仏殿の周囲の紅葉が素晴らしい

仏殿は円覚寺のご本尊さまをおまつりしてある建物で、
関東大震災で倒壊しましたが、昭和39年に再建されました。

ご本尊は冠をかぶった宝冠釈迦如来、
開基は鎌倉幕府八代執権北条時宗、開山は無学祖元。
鎌倉五山第2位のお寺です。


天井画の「白龍図」は前田青邨の監修で、日本画家守屋多々志が描いたもの。


仏殿の奥が「大方丈」

本来は住職の居間であるわけですが、現在は各種法要の他、
坐禅会や説教会など多目的に使われているそうです。


創建当時は総門・三門(山門)・仏殿・法堂・方丈が一直線に並ぶ
典型的な禅宗様伽藍配置でしたが、現在法堂は失われています。
(以上ウィキペディアを参考に記しました

私は見事な紅葉に圧倒されながら、妙香池から舎利殿に向かいました。
国宝・舎利殿の周囲はまだ青いモミジが目立ちます。

中高年の女が一人でカメラを向けていると目立つのでしょうか


「ホワイトバランスを日影モードにしてアップで狙うと紅葉がより赤く写るよ」
首からカメラを2台ぶら下げたおじ様が、自分が撮った画像を見せてくれました。

言われたとおりに私が写したモミジです
(ホワイトバランスのこのお話は聞いたことがありました)
「肝心な時に忘れているなんて」と思わず苦笑いです。


でも・・・
鎌倉のお寺の境内では、建物とモミジのコラボを狙いたいですね。
それには構図が大切ですが、それが何とも難しい・・・


舎利殿の奥はまだ色付いていませんので、回れ右して戻ります。

仏殿横に建つ「居士林」は在家修行者の為の専門道場で
土日には誰でも「座禅修行」に参加できるようです。

ここは何も考えずに正面から撮るだけで絵になりますね。


そのお隣は選仏場
元禄12年(1699年)建立の茅葺き屋根の建物で坐禅道場です。

内部には薬師如来立像(南北朝時代)を安置してあり
仏殿が再建されるまでは、この堂が仏殿を兼ねていたそうです。

茅葺き屋根と紅葉が絵になるのですが、構図がとても難しい・・・


更に手前にあるのが松嶺院
春と秋には山野草が楽しめて、ボタンも有名ですね。

丁度松嶺院を入れて、紅葉と光芒が撮れました


晴れた日の午後の総門は、紅葉を逆光で撮るには最高の場所

できれば僧侶が立っていて欲しいけど・・・
若者の二人連れも鎌倉らしくて絵になりますね

午後3時15分、円覚寺を後にして帰路に着きました。
尚、円覚寺境内の配列図はこちらをご覧ください。

考えてみたら、鎌倉のお寺の中で
私が一番多く訪ねているのがこの「円覚寺」
実家のお墓があるお寺のご本山という縁もあるのですが・・・

何といっても北鎌倉の駅前と言う便利な所にあり
私の両親が入院する病院から駅で二つ目と言う利便性ですね。

以前のUP記事を見てみると、その殆どが親の入院がらみでした。
私は親の心配事があるたびに
気分転換に円覚寺を訪ねているような気がします。

今回は父も無事に退院し元気な中での嬉しい鎌倉歩き・・・
画像にその心根が出ているでしょうか?

          

11月24日・「長谷寺」へ
翌々日の日曜日は「長谷寺」に行きました。
目的は紅葉の偵察もありましたが
割れてしまった「身代わり鈴」を買うことでした。


昨年友人からもらった長谷寺の「身代わり鈴」
キィに付けて常に持ち歩いていましたが、父の入院でバタバタしている時に
玄関先で落として割れました

きっと私と父を守ってくれたのでしょう・・・
カラカラと優しい響きの鈴の音が忘れられずに、買いなおしました。

「長谷寺」の紅葉はイマイチでした。
まだ時期的に早いのか?台風の塩害にやられたか?
去年と似たような感じで写真は殆ど撮りませんでした

こちらをご覧ください。

「妙本寺」
代わりに行ったのが、鎌倉駅東口から歩いて7~8分のこちらのお寺です。


人ごみで大混雑の「長谷寺」と違い、静かな中での散策が楽しめましたが
紅葉がまだ少々早い
それと光の具合を考えると今週末の午前中に訪ねたいと思いました。

そんなこんなの私の鎌倉散策、これからもまだまだ歩く所存です。



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