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花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

鎌倉「仏行寺」のツツジ

2016年05月02日 | 鎌倉散策
風薫る季節の到来です
GWの前半はお天気に恵まれ、私も連日楽しむことができました。

誘ってくださった写真仲間・ご近所仲間・山仲間の皆さん、ありがとう。

ツツジの名所「鎌倉・仏行寺」(4月29日)

写真仲間のSさんが「26日(火)に行ったお寺のツツジが素晴らしかったので案内したい」と
誘ってくれたのが鎌倉にある日蓮宗「仏行寺」(ぶっこうじ)

大船からモノレールに乗って「深沢」で下車、歩いて10分の所にある静かなお寺です。


裏山の斜面一面に「ツツジ」が植えられ、安養院と並ぶ「ツツジ」の名所。
(安養院より広くてツツジの種類も断然多い


山門を入ると本堂、その裏に池庭、そして裏山がツツジ畑となっています。
境内はそれ程広くありませんが・・・


裏山の形状と一面に広がるツツジのせいか、とても広く感じます。


仏行寺(日蓮宗)は、源頼朝に信頼された梶原景時の子源太景季の菩提寺。

ツツジの間を登っていくと、景季の片腕が埋められていると伝わる「源太塚」があります。


「三日前に来た時はお天気も良くて、どのツツジも鮮やかだったのよ」
「今日は終わったツツジが多くて残念だわ」とSさん・・・

でもツツジの間に植えられた、小さな可愛い花々が楽しめます

こちらは「芝桜」?それとも?ツツジの下で隠れるように咲いていました。



白い「シラン」がたくさん見られます。これから楽しめる「ナデシコ」


濃いピンクの「シラン」は我が家の庭でも公園でも、あちこちに咲いていますが
白は楚々としていて素敵です


庭師姿の若いお兄さんが作業をしていたのでSさんが
「3日前に来た時は素晴らしかったけど、ツツジはもう最後?」と聞きました。

「前日の雨で花弁がずいぶん痛みましたが・・・」
「濃いピンクのオオムラサキはまだまだ楽しまますよ」との返事

確かに花弁には水滴が・・・白いツツジは丁度見頃でした


一番上まで登り、墓地の中を通り過ぎていくと・・・

「源太塚」

梶原父子は、頼朝の死後、御家人の弾劾に遭い、鎌倉を追放され駿河で討死し
その死を悲しんだ景季の妻信夫(しのぶ)はこの地で自害したといわれ、
すぐ近くの鎌倉山には「しのぶ塚」があって、「源太塚」と向き合って建っているという。

ただ・・・
「道路整備で今はその塚も移動して、向き合ってはいないらしい」と
そこに居合わせた女性が教えてくれました。

鎌倉には街のあちこちにそんな悲劇の史跡が見られますね


私たちは本堂に向かって下ります。


再び若い庭師さんに出会ったので、私は興味を覚え
「どこかの造園会社に属していて、このお寺のお庭の管理を任されているの?」
と聞くと・・・

「僕はこの寺の副住職です」
「裏山の土砂崩れを防ぐためにせっせとツツジを植え、庭を管理し本堂を守っています」との事でした。


本堂横には小さな竹林もありました。

この日まだまだ元気に咲いていたのはオレンジ色の「ヤマツツジ」でしたが
その後の暑さでどうなりましたか?


私とSさんは池の手前のベンチに座り、持ってきたお茶とお菓子でノンビリしました。
前日の雨で空気がシットリとしていましたが、強めの風が爽やかで気持ちが良い・・・

北鎌倉や鎌倉駅周辺の観光地から少し外れた「仏行寺」
GWの混雑とは無縁の静けさでした。

その日のお天気を見て、思い立ったら30分で行ける鎌倉散策楽しみました

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早春の花を求めて鎌倉へ(2)

2016年02月25日 | 鎌倉散策
春を感じる日和が続いて、我が家の庭のツバキやマンサクが咲きだしましたが
またまた冬に逆戻り、昨日今日の寒さに震えました。

八王子などでは夜中の雨が雪になったようですね

おんめさま「大巧寺」のツバキ(2月18日)
(沖の波)
鎌倉駅から徒歩3分、八幡様に通じる若宮王子の信号を渡ると「大巧寺」があります。
いつ行っても何かしらのお花が見られるお寺ですが・・・

一週間前に行った時は椿がたくさん咲いていました。


安産祈願のお寺としておんめさまの愛称で呼ばれ、多くの参拝客が訪れるお寺です。

(鮮やかな緋色の緋縮緬)
前回ご紹介した「宝戒寺」~「浄妙寺」と歩いた日、最初のスタートが「大巧寺」
鮮やかなツバキが見頃を迎えていました。

(優雅な羽衣)
お花を愛で、カメラに収め、お寺を三つ訪ねて歩いて一万歩強
山道で転んで怪我した後の、最初の一人歩きには丁度良い・・・

「naoさんはどうしてそんなに頑張ってせっせと歩くの?」と
ご近所仲間のノンちゃんに聞かれました。

私ね、33歳の時に大病して、その1年半後に主人の転勤で札幌に引っ越したんだけど
最後の段ボールの中身を押入れに納めた途端、目が回りだし・・・

「心臓ドキドキで夜は眠れずで、医者に行ったら自律神経失調症と言われたのよ」
そこで処方された薬が精神安定剤

(ロゼフローラ)
桜の咲いた東京から吹雪の札幌に引っ越し、気温の変化でホルモンバランスが崩れ
引っ越し疲れと、新しい土地での生活の不安感が原因と・・・

「医者には家に籠っていないでせっせと出歩けと言われたの」
でも・・・
お稽古事に出かけても、とかくサボってしまいがち

それで月に12日、何が何でも外に出て歩かねばならない大手洗剤メーカーの
市場調査の仕事を始めたのよ・・・

そしたらどんどん元気になっていったわ
やりがいもあったし、お小遣いも入ったし、仕事仲間の友人もできて
私の札幌での4年間は、とても充実していて楽しかった

(銀閣寺ヤブ)
「夫を亡くして又同じような症状が出たから、35年前を思い出してせっせと歩いているの」

ただあの時と違って孤独感がつきまとい、淋しくて涙が出て
それでワンゲルの会や防犯パトロールに入会し、お仲間さんたちと歩くことにした次第よ。

「そうだったんだ~」と感心されましたが、そういうノンちゃんも
健康とダイエットを目的に毎日20000歩近く歩いたら、膝をやられて手術したんだもんね。

もう若くはないのだから何事も無理は禁物

(ヒマラヤユキノシタも咲いていました)
ただねぇ~、晴れていれば出かけようとも思うけど
今週のように寒くてハッキリしないお天気が続くと、家から出る気になれず
気分が落ち込み、不定愁訴が襲ってくる・・・

ご主人が心臓で検査入院中、「私も落ち着かなくて眠れないのよ」と彼女
「季節の変わり目は特に要注意、お互い鬱には気をつけようね」
ストレッチ体操の後、サンドイッチとコーヒーのランチしながら話しました


宝戒寺ではたくさんの葉を付けて咲いていた「福寿草」
この大巧寺では葉が見当たらない・・・
種類が違うのでしょうか?

(みなとの春)
こちらのツバキは名前が気に入りました。

            

お隣さんから山のような「柚子」をいただきました。
カチカチ会のお仲間に配って、まだこれだけ残っています。

この中から半分を一緒にストレッチ体操のお教室に通っている
ご近所仲間のノンちゃんとFさんにも配りました。

我が家の庭の柚子は年が明けたら全部「タイワンリス」に食べられてしまった


シーズン最後の水気の少なくなった柚子ですから、もっぱらお風呂に入れて使っています

顔にもせっせと塗り込んだので、その成果が出たのか
頬の内出血も大分目立たなくなりました

怪我をして以来、毎日のように電話やメールで励ましてくれた写真仲間のSさんと、
先週、薄暗い居酒屋さんの個室で、今年初めて二人で飲み会をしました

サラダとチヂミと豆腐ハンバーグお刺身も頼んで5時間お喋り


ビールもお代わりして、瞬く間に時間が過ぎました。
私もマスクを外して、彼女に「ほとんど分からないわよ」と言われて勇気が出ました。

お陰様で今週のストレッチ体操も素顔をさらして参加できましたわ。

怪我以来私は落ち込んで、メンタル的に危ないと思ったのでしょう・・・
Sさん、忙しい中付き合ってくれてありがとう




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早春の花を求めて鎌倉へ(1)

2016年02月20日 | 鎌倉散策
今週は好天気が続きましたが、週末は雨になりましたね。

そろそろ梅以外の早春の花々が咲き出しいるはずと
春風に誘われ、18日(木)にカメラを抱えて鎌倉に行ってみました。

「宝戒寺」の福寿草
萩寺で有名な「宝戒寺」ですが、この時期は梅と福寿草が見られます。


福寿草が見事に咲いていました


福寿草を写真に収めていると、15~16人の団地様ご一行がやってきて
講師の女性が「お釈迦様の命日が2月15日ということで、各お寺では涅槃図を掲げますが」
「この宝戒寺さんではまだ観られますので、本堂の中に入ってゆっくりご覧ください」と・・・

私はすでに本堂前でお参りを済ませていましたが、御一行様と一緒に中に入りました。
撮影禁止ですが、確かに入り口の目の前に「涅槃図」が掲げられていました。

「中央の宝台の上に、頭を北にして横たわるお釈迦様が描かれています」
「これが北枕の由来ですね」
「右脇を下にしているのは、西方浄土に向かうという意味だとされています」

フムフム・・・
こうした説明付の案内を受けると良く解りますね。


本堂前の梅はそろそろ終わりのようで、境内には多くの梅の花びらが足元に散っていました。
枝垂れがこれからのようですが・・・


本堂右横にある大聖歓喜天堂前の紅梅が目を惹きました。
(扉のガラスに写っている梅が分かりますでしょうか?)

前回来たのは丁度2年前の2月17日、雪の中に咲く福寿草を見に来ましたこちらです。

あの時は父の危篤状態が続き、連日の病院通いがあり
その合間にカメラを持って心癒しにきた覚えがあります。

2年前は梅が花盛りでしたが、今年は散り始めていて・・・
やはり暖冬ということで早かったのでしょうか?


2年前に比べると、福寿草はずいぶん増えてあちこちに咲いていました。


お目出度い名前のお花が増えるのは嬉しい事です

他には「椿の花」が目立ちました。


こちらは大きなフキノトウ、春の香りが味わえますね。

「浄妙寺」のセツブンソウ
宝戒寺の福寿草を堪能してから、歩いて15分の「浄妙寺」に向かいました。

日差しはもうすっかり春の光です
厚手のダウンを着ていたので汗がにじみました。


4年前の梅の時期に行った時、浄妙寺の本殿前に「雪割イチゲ」が咲いていたのですこちらです。
4年前は3月12日に行っているのでまだ早いかなぁ~?

それにしても以前の記事を読むにつけ、私にとっての鎌倉は親の介護の合間の癒しだったと実感です。

今回は浄妙寺の山門から本堂までの梅もまだ5分咲き程度で、ちょと寂しかったですね。
宝戒寺の梅とは種類が違うのでしょうか?

本堂前の梅の木の下で見た「雪割イチゲ」を目を皿のように探したら、
しおれて倒れている無残な姿でした


その代り思いがけずに楽しめたのは「セツブンソウ」


4年前は2~3輪しか見られなかったのに、今回は群落で咲いていました。


15~16年前に、バスツァーで秩父の小鹿野町両神地域(旧・両神村)の
セツブンソウ自生地に行ったことがあります。

あそこの群落には到底叶いませんが、鎌倉のお寺でこれだけ楽しめたのは初めてでした


年によって、咲く時期もお花の順番も違ってくるのですね。
お花の撮影会や旅行を決めるのは本当に難しいといつも思います。

前回は見頃だった山門前の梅もまだチラホラ」緑の梅の「青軸」です


大部収まってきたものの、まだ私の頬の内出血は残っていますが・・・
この日は最初からマスクを外してカメラのファインダーを覗きました。

この2週間、マスクをして趣味の会や防犯パトロールには参加していましたが
飲食を伴う友人との遊びはパス、そろそろ限界です

もう気にしないことにして・・・

怪我をしてから初めて、友人と食事の約束をしました。
まずはちょっと薄暗いお店を探す事に致しましょう・・・



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暖かい師走、「覚園寺」最後の紅葉

2015年12月17日 | 鎌倉散策
今月初めから、我が家の庭の水仙が咲き出しています


この地に住んで30年、お正月前に咲いたらラッキーという感じでしたが・・・
こんなに早いのは初めてです

今日17日は夕方から冷たい雨が降りだしましたが、
この一週間は師走とは思えない暖かい日和が続きました。


こちらのシンピジュームも先月から咲きだしています。

今までお正月に間に合ったのは数えるくらいなので・・・
今年の晩秋の暖かさにはとにかくビックリです。


そうそう・・・
前回ご紹介した4日のワンゲルの会で、鎌倉の獅子舞のモミジ谷を下った時
ナント「アジサイ」が咲きだしていて驚きました

鎌倉「覚園寺」の紅葉(12月7日・月曜日)
taeさんを見送った2日後は、私とカメラ仲間のSさんが幹事の撮影会でした

山形往復時、ずっと喪服姿にパンプスはいていたので、膝と腰が痛くなり
心痛も加わって翌日は立ち直れずにいました

翌々日の7日の撮影会も午前中の「獅子舞」は、Sさんに案内をお任せして私はパス


午後1時半に、次の撮影地「覚園寺」で合流しました。
鎌倉のお寺の紅葉もそろそろ終わりですが・・・


モミジの裏側に廻ってみると、ご覧の通り見事な色合いです


こちらはこの撮影会の10日前(10月27日)、Sさんと下見に行った時に、
「覚園寺」の同じ所に立って写したモミジです。

10日間で赤く色付いたさまが分かりますね。


山門から本堂の前庭までは誰でも自由に入れます。


以前所属していた写真クラブの親しい仲間から、鎌倉の紅葉の撮影会を企画したいけど
「どこが良い」と相談を受けた時
私とSさんは「獅子舞・モミジ谷の山の紅葉と覚園寺」と答えました。

(ワンゲルの会で三日前に獅子舞を歩いた時は少し早かったのですが、この日は丁度見頃だったとか)


覚園寺の境内は広くて、古い仏像もたくさんありますが
本堂から先は500円を払って、ツァー形式でお坊さんの説明を受けながら
約1時間かけて廻ります。


モミジや大きな大きな銀杏、そしてメタセコイヤの紅葉・黄葉も綺麗で
古い仏像もたくさん見られますが、中は全て撮影は禁止

それでも一見の価値はありますのでお薦めです詳しい情報はこちらです。


古い仏像を眺め、案内のお坊さんからあの世のお話を伺っていたら
taeさんの安らかなお顔を思いだし、凍えていた心が少し和らぎました

大船の小さなお店で「忘年会」
「覚園寺」での撮影会&境内見学ツァーを3時半で終了し、
鎌倉宮をお参りしてから鎌倉駅まで歩き、横須賀線に乗って二駅戻ります。


二ヶ月前に同じ仲間と来た「大船」の、女将が一人で切り盛りしている
小さな小料理店を借り切って、男4人・女4人で「忘年会」を楽しみました


八人でお鍋をつつき、お酒を飲みながらカメラ談義や写真展の話をして、
私もしばし悲しい現実を忘れました。


            

夫の干支の羊年も、あと2週間で終わります。
去年は夫亡きあとの諸々の手続きに追われ、一昨年は父が年末から危篤状態となり
更にその前年の12月9日に母が亡くなったので、大掃除どころではなかった

今年こそはとも思いますが・・・
夫の物を片づけるのも心情的には一時間が限界で、遅々として進みません

今週初めには孫娘が風邪をひき、
仕事があるお嫁ちゃんに代わり私が駆けつけ、見守りました。

忘年会の予定も立て続けに入っていて何かと慌ただしい師走ですが、焦らないことにします。
何もかも一人でするのは無理

taeさんを見送って帰って着た時、横浜まで一緒の友人が電車の中で
「告別式に出たわけではないので、お清めの塩がないわ」と、思いだしたように言いました。

そして「私は寝ている夫を起こして、台所から持ってきてもらうけどnaoさんは誰もいないのね」と・・・
結局タクシーを我が家近くのコンビニで降ろしてもらい、塩を買って帰りましたよ。

その日の夜はtaeさんを失ったショックがあり、腰や背中も痛くて眠れませんでしたが、
一人でシップを貼るのは至難の業

夫を亡くすということは、「片腕を無くすのと同じ」と思い知りました。

そのことをお兄ちゃん孫に話したら、私の腰と背中にシップを貼ってくれましたわ。
お陰で元気になって、ご近所仲間と「イルミネーション巡り」に出かけることができました。
そのお話はいずれ又と致します。


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鎌倉「東慶寺」の秋の花々と、脆い心

2015年10月14日 | 鎌倉散策

この宝石のような美しい実は何でしょう
鎌倉の駆け込み寺で有名な「東慶寺」に生っていた「野ブドウ」です

こちら関東は連日爽やかな秋晴れが続いていますが・・・
私は最近哀しいことを見聞きする機会が重なり
少々心がブルーになっていました。


そんな時に以前所属していた写真クラブのお仲間の男性2人に誘われて
写真展見学&東慶寺でのミニ撮影会に行ってきました。

境内は紅白の萩が咲き乱れ

ホトトギスがあちこちに咲いていました。こちらは珍しい「ジョウロウホトトギス」だそうです。


三連休の中日で午前中は雨が降っていましたが、自称「低気圧性ウツ気味」のワタクシ
雨の休日に一人家に居るのも淋しくて、喜んで参加させていただきましたわ。

幸い午後には雨も上がり、何とか東慶寺の花々を撮ることができました。

白いホトトギスは初めて目にしたような気がします紅白のシュウメイギクもたくさん咲いて


この日私が声をかけて誘ったのは・・・
この一ヶ月間、ストレスが原因でほとんど動けなくなったSさんです。
彼女も薬が効いて、ようやく眠れるようになったとか


私も辛い一年を過ごし、Sさんほど酷くはありませんが
似たような症状も味わいましたし・・・

そして日暮れが早くなり寒さに向かうこの時期は、私も心が震える日々が増えましたし・・・

Sさんも「家に籠っていないで外の風に当たる必要あり」と思い
「無理しない程度に付き合わない?」と、同じ写真仲間の彼女を誘いました。


東慶寺のお庭は色々な花々が、一見雑然と入り混じって咲いていますが
この日一番目立っていたのが見上げる高さの「シオン」でした。


夏山でよく見る「ヨツバヒヨドリ」によく似たこちらのお花は何でしょう・・・?
白とピンクが咲いていました。

これは秋の七草の一つ「フジバカマ」と、ブログ仲間の山小屋さんが教えてくれました。


こちらは黄色い「ジンジャー」
昔行ったハワイでお土産に買った覚えがあります。

白いジンジャーの花が、我が家の庭にも咲いたことを思い出しました。

あの時のハワイ旅行は、実家の両親と弟一家、そして私たち夫婦と家族皆で行きましたね。
50歳前後の私は、両親も夫も元気で居てくれるのは当たり前と思っていた幸せな時代でした。


東慶寺の一番奥に、十月桜が2~3輪咲いていました

遠くに咲いていたリンドウ、ボケました。こちらは帰り際に見つけた「高砂フヨウ」


3時過ぎの鎌倉「東慶寺」での、約一時間の撮影会を楽しみ
私たち四人は「カメラ談義と反省会」と称して、大船の小料理屋さんに直行です。

「葉山文化園」での写真展

この日の最初の目的は「風景写真・入賞作品展」の見学です。
JRの逗子駅で待ち合わせ、4人でバスで行きました。


写真は「光と影」が大事と学び、たくさんの刺激を受けました。
私はまだまだ目の付け所が解らない初心者と悟りましたわ

ここのオーナーの花の写真展もやっていました。作品の購入もできるようでした。


お花の写真は撮ればとるほど難しさを感じます。


趣味の良い木造の素敵な建物の「葉山文化園」でした。

大船のお店で反省会
写真仲間のK氏が連れて行ってくれた小料理屋さんは、女将が一人でやっている
素朴なお店で気に入りました。


手作りのお料理が並び、久しぶりの再会にまずは乾杯です

Sさんが「今日は風が気持ち良かったわ。久しぶりのビールも美味しい」
「無事に歩けたし、参加して良かった」と言ってくれて、私も嬉しかった

私から見れば3人もお嬢さんが居てその内2人は同居、
持病はあるもののゴルフが趣味のご主人と賑やかな家族に恵まれ、
羨ましいくらいの彼女ですが・・・

人間誰しもが悩みやストレスは抱えているのですね。
真面目な頑張り屋さんほど、身体に症状が現れてしまうのでしょう


他にも一口餃子や串カツなども頼みましたが、Sさんも食べているようで安心しました。
彼女もこの日楽しんで、一時的にも気持ちが開放されたなら誘った甲斐がありましたわ

夕方の5時から8時まで飲んで食べて喋って楽しんで・・・
9時前に家に帰ったら電気を点け忘れて出かけた我が家は真っ暗で・・・
玄関を入ったら、涙がポロポロ出てしまいました。

「強くならね」ばと思いつつ、私の心もまだモロい

今回は今が盛りの秋のお花の紹介が、少々湿っぽいお話となりましたが
次回は「東京路地裏ブラ歩き」後半の、楽しい記事のUPと致しますね。





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映画「海街diary」と、鎌倉の大正ロマンと鎌倉文学を訪ねて(2)

2015年07月05日 | 鎌倉散策
連日の雨模様に、中々歩く機会がありません。
アウトドァー派の私は心身ともに固まって、肩こり腰痛に悩まされ、胃腸の調子までイマイチです


月末と月初めの週は趣味の会の集まりもなく、お墓の件や外壁工事の件での打ち合わせもあり
友人との約束もできず・・・

雨の中、一人で家にいるのも淋しくて、小雨を見計らって駅前のシネマまで傘をさして歩いて行き、
鎌倉を舞台にした映画「海街diary」を観てきました。、


”鎌倉で暮らす、幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳(夏帆)。
そんな彼女たちのもとに、15年前に姿を消した父親が亡くなったという知らせが届く。
葬儀が執り行われる山形へと向かった三人は、そこで父とほかの女性の間に生まれた
異母妹すず(広瀬すず)と対面する。

身寄りがいなくなった今後の生活を前にしながらも、気丈かつ毅然と振る舞おうとするすず。
その姿を見た長女幸は、彼女に鎌倉で自分たちと一緒に暮らさないかと持ち掛ける。
こうして鎌倉での生活がスタートするが……”


美しい鎌倉の四季を通じて、次第に心を通わせていく美人3姉妹と、中学生の健気な異母妹すずの
本当の家族になっていく1年が淡々と綴られていきます。

何気ない場面でもジンワリと涙が出ました


天然ボケのイメージが強い綾瀬はるかさんが、しっかり者で多少ユーズーのきかない・・・
それでもすずを一番心配している長女を熱演。

お酒が好きで男運も悪い、信用組合勤務の次女役の長澤まさみさんのスタイルの良さに感動!
ほんわかとした雰囲気で場を和ませる、スポーツ店で働く三女夏帆さんの存在感が良かったですね。

そして何と言っても一番は広瀬すずさん演じる主人公の、きらりと光る気丈な健気さが心打ちます。
今後の活躍が楽しみな女優さんですね。

鎌倉名物のシラス丼、シラストースト、アジフライ、アジの南蛮漬け、シーフードカレー、ちくわカレー
そして梅酒造り・・・
それらを食べ、飲んでみたくなるような映画でした。

家族とは、一緒に食卓を囲んで同じものを食べ、季節の行事をこなして
心が通うようになるものなのですね


そしてロケ地になった場所も、殆どが知っている場所でした。
4姉妹が住む祖母が残した古い日本家屋は、江ノ電の「極楽寺駅」周辺に建つらしい・・・

関東の駅100選にも選ばれたこの駅がふんだんに出てきます葬儀や法事が行なわれる場面は「極楽寺」境内


4姉妹が浜辺で戯れるシーンも多々出てきます。
由比ガ浜や材木座海岸、七里ヶ浜や稲村ケ崎など見覚えある浜辺ばかりでした。

こちらは稲村ヶ埼から見た江ノ島幸とすずが思いのたけを叫ぶ衣張山からの眺め


すずがジュニアサッカーのチームメイトの風太に連れられて、自転車で走る桜のトンネルの場面が美しくて
「あれはどこだろう?、桜で有名な高級住宅地のハイランドにしては家が見えない」と気になり調べてみました。

ナント、沼津の愛鷹広域公園でした。
ロケ地の詳しい情報はこちらでどうぞ
パート1・パート2・パート3・パート4と全部が見られます。

迫力満点の外国映画が好きで、日本映画はあまり観なかったのですが・・・
今の私は、大好きな鎌倉が舞台の淡々とした中にも温かみが感じられる
是枝裕和監督の映画に心癒されました。


              

6月27日に歩いた「鎌倉の大正ロマンと鎌倉文学を訪ねて」の後半をご紹介いたします。

「文学館」を出てすぐに見えてきたのが鎌倉市長谷子ども会館(旧諸戸邸)


この建物は、鎌倉に残る明治期の建造物として非常に貴重な存在です。

明治期の建物は、それ以降の建物と比較して外観の造形が華やかなのが特徴ですが、
この建物はその中でも秀逸なものと高く評価されているようです。

甘縄神明神社(長谷)

この辺りの豪族、染谷太郎時忠が創建した鎌倉最古の神社
創設は8世紀初めだそうです。平城京の時代


正面の階段を登りお参りしました。
御祭神は「天照大御神」

神社の前には大きな洋館が・・・


加賀谷邸は和洋折衷のお宅で、まだ家族がお住いのようでした。


この説明板を読んで失礼しました。

そしてその右奥が「川端康成邸」です。


1968年、日本人として初めての「ノーベル文学賞」を受賞。
1972年4月16日、逗子マリーナのマンションでガス自殺しました(72歳)

私たちはそのままバス通りに出て、長谷寺近くのお店で各自ランチにするつもりでしたが
土曜日のアジサイ寺近くとあって、凄い人出

コンビニでお弁当を購入して甘縄神明神社に戻り、静かな境内で食べました

「鎌倉彫工芸館」
江ノ電の「和田塚駅」近くのギャラリーでは鎌倉彫の製品の展示販売をしておりました。


土曜日の午後には鎌倉彫の職人が在館し、質問に答えてくれるようです。

リーダーが前もって予約をしていたそうで、私たちは2Fの会議室でビデオを見て
鎌倉彫の説明を受けました。


鎌倉彫は木地造りから始まって、彫りも漆塗りも手間暇かかる細かい作業の連続
物によって違いますが、30㎝位のお盆で一ヶ月から1.5ヶ月くらいかかるそうです。
お高いはずですね~

800年の歴史を誇る伝統工芸・・・

原料の木は桂の木だそうですが、これがなかなか手に入らなくなったとか
そして漆は中国産が殆どだそうです。

「川喜多映画記念館」
和田塚駅から一駅だけ江ノ電に乗り、鎌倉駅に出ました。

これがラッシュ時の通勤電車よりも混んでいて
必死で乗りましたわ

やはりまだまだアジサイ目当ての観光客が殺到し、小町通りも仲間の姿を見失うような大賑わいでした。


この日最後の目的地「川喜多映画記念館」です。

川喜多長政はヨーロッパ映画を日本に紹介した映画事業家。

昭和3年に「東和商事」を設立し、社員だった「かしこ」と結婚。
妻とともに「自由を我等に」「巴里祭」「会議は踊る」などを紹介しました。


1994年、かしこの遺志によって川喜多邸は鎌倉市に寄贈され、川喜多映画記念館として再建。
2010年4月1日開館となりました。
 
館内には映画資料が展示され、映画の上映も行われています。詳しい情報はこちらでどうぞ


私たちも200円を払って中に入りました。

この日の催しは、昔懐かしいスターたちのパネル写真がズラリと展示されていました。
「原節子や田中絹代の全盛期はあまり知らないわ」Sさんとそんな話をしながら見学

そして前日のNHKの朝の番組に出ていた岸恵子さんの話になりました。
「82歳とは思えない若さと美しさにビックリ」

「映画はあまり観ていないけど、その後の作家としての活躍は印象的ね」
「今度の小説は68歳の女性と50代の男性の恋物語だそうよ」etc・・・

取りあえずワンゲルの会としての鎌倉散策はここで解散となりました。
混んでいる鎌倉を避けて、懇親会は横浜でするらしい


私はSさんと乗換駅の大船で下車し、2人でお寿司をつまみ、を飲んで帰りました。

雨は降りませんでしたが、梅雨空の中歩いたこの日の歩数は15000歩・・・
生ビールがとにかく美味しかったです

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鎌倉の大正ロマンと鎌倉文学を訪ねて(1)

2015年07月02日 | 鎌倉散策
7月に入りました。今日2日は「半夏生」(はんげしょう)
一年のヘソということで、今年も後半に突入です。そして梅雨も後半ですね。

連日鬱陶しいお天気が続いていて
防犯パトロールの仲間たちと、歩けないのが辛いです。


我が家の玄関前の3つの大きな水盤に「スイレン」が咲きだしました。
蕾も三つ見られます。

仕事から帰ってきて、1時間ほどメダカの世話や鉢植えの手入れをして
心癒していた夫の姿が思い出されます。

先月、彼が育てていたメダカの姿を見つけた時は嬉しかったですね。
「絶滅していなかったんだ~」と・・・

植えた覚えもない「ネジバナ」とヒオウギスイセンも自然に増えました。



さて・・・
ワンゲルの会主催の鎌倉歩きに、写真仲間のSさんを誘って参加してきました。

鎌倉の大正ロマンと鎌倉文学を訪ねて(6月23日・土)
前夜からまとまった雨が降り参加も危ぶまれましたが
「雨の鎌倉も情緒があって良いかも」と行く気になっていた私・・・

幸い朝には雨も上がって、9時半の鎌倉駅西口集合には男性7名、女性6名の合計13名の顔が揃いました。

御成通りを3分行くと、古い洋館が現れました。
鎌倉市の景観重要建物に指定された旧安保小児科医院です。

車の往来が激しくて写真が上手く撮れませんでした。
興味がある方は上のURLをクリックしてご覧ください。


更に7~8分歩いて行くと立派な門が現れました。鎌倉市立御成小学校です。

校名の看板は高浜虚子筆によるものとのこと・・・
この門は1931年に廃止された鎌倉御用邸で使われていたものだそうです。

正門前にはかつて鎌倉時代に問注所があった事を示す石碑が建っていて、
学校の敷地ほぼ全域が鎌倉郡の郡衙跡(今小路西遺跡)であると推定されており
敷地内では度々考古学調査が行われているそうです。

「吉屋信子記念館」

作家 吉屋信子さんの遺志により土地・建物などが鎌倉市に寄贈されたもので
ありし日のままに保存されています。


600坪の土地に建つ、平屋の近代数寄屋建築が粋でモダンです。
入館料はかかりません。

和室の感じもやはり粋でモダン和室から広いお庭が望めます。


我が家近辺はそろそろ終わりのアジサイですが、鎌倉ではまだまだ綺麗に咲いていました。

手前の洋室も窓が広くて天井に特長があるとか北側の簡素な書斎は撮影禁止、窓から鮮やかな緑が見えていた


吉屋信子と言えば、子供のころに読んだ雑誌の少女小説の印象が強いですね。
その後「徳川の夫人たち」や「女人平家」などの、女性の視点で見た歴史小説で成功を収めました。

自筆の原稿類などは「文学館」に収められ、ここにはありません。


木目が目を惹く外塀が印象的でした。

吉屋信子がこの閑静な鎌倉の地で過ごしたのは67歳からの10年間・・・
最後はガンで鎌倉の病院で死去、77歳の生涯を終えました。

尚、この「吉屋信子記念館」は一般公開していない時もありますので
事前に調べてから行かれることを勧めますこちらでどうぞ・・・

ヤマボウシの花がまだ咲いていました。セイヨウニンジンボク、同行の山小屋さんが教えてくれました


庶民とは無縁の大邸宅が並ぶ中、次は「笹野邸」を訪ねる予定でしたが
この日は土曜日、結婚式が入っていて中止

鎌倉市の景観重要建物に指定された御屋敷は、結婚披露パーティーに使われているようでした。

「鎌倉文学館」

5月15日に役員仲間の女子会で来ている「鎌倉文学館」、入り口に向かう道の緑がいっそう濃くなっていました。


加賀百万石の前田家の別荘だった所です。
すぐお隣に「前田」と書かれた表札のある一軒家がありますが・・・
今は人が住んでいる気配が感じられませんでした。


5月15日に来た時は丁度見頃のバラでしたが、驚いたことにまだまだ咲いていて・・・
我々を喜ばせてくれました。上のバラは「アルデス75」

この日の梅雨空に合わせて「露狙い」で撮りました


こちらは前回も咲いていた「プリンセス・ドゥ・モナコ」
花期が長いようです。興味がある方は一ヶ月半前と比べてみてくださいこちらです。

今、我が家でも咲いている「クィーンエリザベス」花弁の裏側が黄色い「希望」という名のバラ


この日は朝方に雨がやみ、とても蒸し暑い日でしたが・・・


文学館のデッキに出ると海からの気持ちの良い風が吹いていました。
正面の垣根の向こう側の一段下がった所がバラ園で、ここから見えないのが残念

催し物は5月に来た時と同じだったので、私はノンビリデッキに佇んで海を眺めました。
(空と海とが同じ色で、画像に写らなかったのも残念です


なでしこジャパン決勝進出
あと一勝、頑張って~


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6月初めの鎌倉「長谷寺」、お墓の話とそして・・・

2015年06月22日 | 鎌倉散策

我が家の庭のムラサキツユクサが、梅雨の真っただ中であることを知らせてくれますが・・・
一昨日の土曜日は青空が広がりました

ブログ仲間とのオフ会で、銀河さん企画の大森界隈の街角ウォークを楽しみました。
ナント7人が参加

この時の模様は、いち早く皆様がUPしてくださっているかと思いますが・・・

私は翌日の雨模様の父の日に、息子と一緒にようやくお墓の本契約を済ませましたので
そちらの記録を先に更新、鎌倉「長谷寺」の画像とともに記したいと思います。

「長谷寺」(6月1日)

アジサイ寺で有名な「長谷寺」も、6月初めはまだまだ人も少なく静かで
「良縁地蔵様」も穏やかに笑みを浮かべておあしました。


5月には春鬱と風邪に悩まされていた私・・・
この日もカメラ仲間のSさんが付き合ってくれての気分転換の鎌倉行・・・

北鎌倉の「東慶寺」でよく見た「イワタバコ」が、このお地蔵様の周りに咲いていて
今年もどうにか見る事ができて良かった!良かった!


私の感情がいつまでも揺らぐのは、夫がまだ納骨されずに昇天できていないから
そう友人にも言われたので、6月に入って息子とお墓探しを本格化・・・

たくさん送られてきたパンフレットの中から、近場の霊園を選び廻りました


長谷寺の階段を登った先の本堂の周りは、丁度ガクアジサイが見頃

★無宗教でもOKの所(お寺の檀家にならなくても良い所) 
★息子夫婦&男の孫がいるので三代は入れる墓所
★家から近い事(車の運転ができなくなっても、タクシーで気軽に行ける所)
★広い駐車場がある事
★駐車場から墓地まで、車椅子で簡単に行けるフラットなアプローチ


以上を重視し、これらの条件を満たした我が家から5.5km、
息子宅から5kmの鎌倉のお寺に付属するミニ霊園の小さな墓地に決めました。、

孫のハー君も「僕もここに入っていいよ」と言ってくれましたしね


6月13日に仮予約したら、気持ちが少し落ち着いたのか?
私は安定剤なしでも眠れるようになりました。

そして昨日の父の日、我が家で息子立ち合いで本契約

前日のオフ会の12000歩歩いた快い身体の疲れに緊張が加わり
夜はバタンキュー

これからの石材選びなどの交渉は営業力のある息子に任せることにしました。
息子は娘と違い、普段の生活は殆ど役に立ちませんが、この様な時には頼りになりますね

ヤマアジサイが咲いて、次がガクアジサイお洒落な名前の「ダンスパーティー」


最後に日本アジサイや西洋アジサイが咲きだすのですね。

「アジサイの小径」
今頃はもう山の斜面に色とりどりのアジサイが咲き乱れ
そろそろ盛りが過ぎているでしょうが・・・
この6月初旬はまだ3分咲きくらいでした。


まだ梅雨入り前の明るい湘南の海が眺められました。

地震が起きたら、ここまで登れば津波は大丈夫
最近は海辺に行くとそんな思いがよぎります。


「今回購入した霊園の標高は何m?」
私にしてみれば高額のお金を出して建立するお墓が津波で流れてしまっては大変です。

「調べておきます」と言われましたが・・・
海辺から離れた大船に近いお寺だから大丈夫かな~?


Sさんと長谷寺の中の海の見えるレストランで「冷やしうどん」を食べてお喋りし
それだけでは満足せずに、我が家近くのJRの駅まで戻り、

更にショッピングセンターの「ミスタードーナッツ」でドーナッツとコーヒーでお喋り・・・
夫が亡くなって以来彼女にはずいぶん助けられました。

淋しくなるとSさんを呼び出してお茶したり、ファミレスでランチ
ソフトドリンクバーを付けて、AM11時半からPM6時半まで、実に7時間話し込んだ事もありました
本当にありがとう

顧客様からのお手紙
この所、毎日のように夫の仕事の依頼が入ります。
私が今だに気持ちが引き戻される原因の一つです。

梅雨時は木々が茂る時期・・・
昨年の6月はまだまだ元気でバリバリ仕事をこなしていた夫ですものね。


そんな中、懇意にしていたお客様から写真入りのお手紙が届きました。

夫が剪定したこの木の中にIさん(夫)の姿が「自分には見える」というお手紙でした。


一部を抜粋いたします。

「近隣住民とのお付き合いを大切にする僕にとって、Iさま(夫)は生き字引のような人でした。
元広告マンだったIさんは従来の植木屋さんのイメージとは全く違い、
物腰が柔らかくて、質問には即座に回答していただけ、そして気前が良いのです。

剪定ばさみ・砂・肥料などをいつもタイミング良く頂きました。
親父(注・元有名プロ野球選手&監督)も剪定ばさみを戴いたと申しております。

いつもその時期になるとIさまの軽トラがご近所のどこかの家にいました。
安心する瞬間でした。
いつものカーボーイハットに作業着姿でおられました。

後を引きついた職人さんたちはお仕事は申し分ないのですが、
Iさまの目配り・気配り・心配りを、是非見習ってほしいと思います。」

このお手紙が届いた時、我が家の斜め向かいのお宅の奥様にお見せし、二人で涙ポロポロ


夫の姿が見えていた「ケヤキ」
夫がお庭を任されていた斜め前のお宅には大きなケヤキの木があります。

去年の7月11日に、台風襲来のニュースを聞き夫がこのケヤキを剪定しました。


秋には紅葉し、晩秋には葉を落とし、そして春になって芽吹きだしました(4月21日撮影)

夫が亡くなって以来この9ヵ月間、私もこの木の中にいつも夫の姿が見えていました。


5月下旬になるとこんなに茂って・・・
夫のお仲間の若い二人が、このお庭の剪定に入りました。

「Iさん(夫)は”あと10年は私がこのお庭を守ります”と言っていたのよ」と
85歳の奥様は会うたびに嘆きます


このケヤキの中で作業しているのは夫ではありません。
夫が一番信頼して、去年の7月の最後の仕事まで手伝ってもらった若いHさんです。


5月下旬の三日間、私も彼らのために「カフェnaoママ」を臨時オープンし
我が家のデッキで昼食と休憩をしてもらいました。

ここから見えるケヤキはもう「夫の姿が見えるケヤキ」ではなくなり
さっぱりと床屋さんに行った様な、Hさんの仕上げたケヤキとなりました。

お手紙を下さった方の周囲の家々のお庭も、夫のお仲間たちが剪定し
もう夫の姿は見えなくなったことでしょう。

私も気持ちに踏ん切りを付けて、前に歩きだそうと思います。

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鎌倉で食事会、そしてバラの咲き乱れる「文学館」へ

2015年05月28日 | 鎌倉散策
今年の5月は観測史上最大の暑さが続いたようですね。
身体がビックリしている感じが致します

昨日27日にはカメラ仲間と大船フラワーセンターで花々を撮影し
イタチ川を歩いて、我が家近くまでハイキングしようと計画しましたが・・・
熱中症が怖いので来週に延期です。


毎日8000~9000歩近く歩くようにしていますが、それに全然満たない日は
町内の防犯パトロールに参加して、1時間(6500歩)、仲間と一緒に歩いています。

5月は町内のどこのお宅のお庭も花盛りで、特にバラの綺麗なお宅が目立ちました

鎌倉「華正樓」で食事会(5月15日)
3年前、自治会の役員をしたときに親しくなった女性部長同士4人が
年に2回「女子会」を開いています。


今年の春は中華料理で有名な「華正樓・鎌倉店」に集まりました。


場所は大仏のすぐ手前、江ノ電「長谷駅」から歩いて7分程度・・・
旧華族の別荘だったという優雅さを感じる貴重な作り・・・
店内は全席が個室という贅沢さ・・・


案内された角部屋の個室から見えるお庭の緑が眩しい♪

(ネットの写真をお借りしました)

平日ランチコース(3240円)を頂き、ビールの中瓶も2本頼んで
イケル口の3人が飲みました。

自治会の月に一回の定例会のあと、「反省会」と称して各自500円の会費で
ビールやおつまみを買ってきて、会長副会長などの殿方に混じり、女性群の我々も参加しました。

煩雑で大変な仕事ながらも、和気あいあいと1年間役職を全うしましたね。

私など3年前の5月、第1回目の「夏まつり実行委員会」の集まりの日に転んで手を骨折
その年の年末に母を亡くし、1年3ヵ月後に父を亡くし、その5ヵ月後の去年の夏に
夫まで亡くして色々ありました

でも・・・
役員をやったお蔭で多くの地域の方々と親しくなれました。
「遠くの親戚より近くの他人」ということわざ通り、震災や災害時には頼りにしたいと思っています。


プリプリえびとシャッキリ小松菜デザートの杏仁豆腐も美味しかったわ♪


他に肉まんと、ピリ辛の具を春巻きの皮のようなもので巻いた一品も気に入りました。

スタッフさんのサービスも良く・・・
華正樓は横浜中華街他にもありますが、ここは雰囲気がちょっと違いますね。


食後はバラが見頃の「文学館」へ
優雅な中華料理を堪能した後は、歩いて7~8分の所にある「鎌倉文学館」に行きました。

ここには2009年と2013年に私一人でカメラを抱えてきていますこちらです。


400円を支払って、緑の中を進み最初に出迎えてくれたのは、白い「エゴの花」


ここは1890年ごろ、前田侯爵(加賀の前田家)の鎌倉別邸として建てられましたが、
1910年(明治43年)火事により消失・・・
その後1936年(昭和11年)に洋風に全面改築されたそうです。


まずは甘い香りが漂う「バラ園」に向かいます。

今年は5月13日から6月7日まで「バラ祭り」が開催されていて
土日にはコンサートも企画されているようです詳しい内容はこちらです。


こちらのバラは「ダイアナ」
アメリカで作られましたが、カッコして(プリンセス・オブウェールズ)と書かれていましたわ。

プリンセス・ドゥモナコ(フランス)ミスターローズ(日本)



この真っ赤なバラは「ラブ」(アメリカ)そして「熱情」(日本)




こちらが「プリンセス・アイコ」(日本)
少々小ぶりで可憐なバラでした。

べりタウン(アメリカ)ヘレントロベール(アメリカ)



ハマナスもバラの仲間です。ノイバラに似た一重のバラも好き♪


私が今欲しいのは、この様な白いバラ
我が家のピンクの「クィーンエリザベス」と一緒に、夫の遺影の前に飾りたい


「ヨハネパウロ二世」(アメリカ)

バラを堪能した後、洋館内で「スーパーストーリー・源氏物語」展を観賞
たくさんの有名作家が「源氏物語」を訳していますね。

それらの原稿を眺めながら、私たちは前日のNHKの「クローズアップ現代」で
インタビューを受けていた瀬戸内寂聴さんの話になりました。

腰の圧迫骨折と胆のうガンで半年寝込んでいたそうですが、92歳にしてお元気に復帰
「熱烈な恋の物語を執筆したい」と答えていました。

仲間のMさんには「naoさんも淋しがっていないで、胸がときめくような何かを見つけなさい」と
はっぱをかけられましたが・・・

「今更韓流スターも興味がないし、憧れの歌手もいないし」
「心ときめかして追っかけをする体力も気力もないわ」
昔はシーナマコトさんの講演会などにせっせと行ったけど、最近は興味もなくなりました

(用があるからと先に帰った)40代で未亡人になったこの仲間の1人のAさんは
「幸い英語ができたので夢中で仕事をした」と言っていましたが、
私はそれもないしでどうしましょう

こうして美味しいものを食べて、綺麗なバラを観賞し、「源氏物語」の世界に触れ
風邪っ気は残っていたものの、優雅な一日を過ごしましたが・・・

鎌倉はいつもハイキングか写真撮影なので山姿で行きますが、
今回は「華正樓」でのお食事会と言うことで、ちょっとお洒落して
3㎝のヒールのパンプスを履いていったので、疲れ果てましたわ





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鎌倉の桜と早春の花

2015年04月01日 | 鎌倉散策
今日から4月がスタートです。

急に暖かくなって、あっという間に咲いたソメイヨシノ・・・
東京では29日、横浜では30日に満開になったようですね

鶴岡八幡宮「源氏池」の夕景の桜(3月31日)
3月最後の日に鎌倉に行く機会があったので、鶴岡八幡宮の「源氏池」の桜を見てきました。


あちこち寄り道をしたので現地に着いたのは4時半過ぎ・・・
陽が傾いて、桜の華やかさは出ませんでした

「花を撮るなら午前中に限る」と、カメラ仲間には言われましたものね。


この日の最高気温の予報は24度
横浜は実際には21度だったようですが、風の強い日でした。

翌日の今日は時々雨が降りましたが、花散らしの雨になるのでしょうか・・・
花芯が赤い花びらは散り際なのだそうです。


この日はご近所仲間のK子さんの染と織の作品展示即売会に
仲間3人で北鎌倉の会場に行きました。

今回はK子さんのご主人の木工作品も並べられていました。


毎年のように購入してきた彼女の作品の数々・・・
お気に入りのストールは色あせるほど身に付けますが、まだ一度も使っていないものもあります。

K子さんには申し訳ないけど、今回は購入しませんでした。
私が今必要としているのはお洒落なストールではなく、春夏物のパンツ(ズボン)数本です。

もともと私は上は9号サイズでしたが、下は太ももが張っているので11号でした。
それが6kg痩せて、どのスカートやズボンもブカブカでズリ落ちるありさま・・・

冬物バーゲンでも9号のよそ行きパンツ2本と、普段着のレギンスを買いました。
最近では9号でもちょっとゆるゆる状態です

たくさん食べているのですが、まだ感情的に揺れ動いているせいか?、太れません。

ランチは鎌倉の小町通り奥のお店でツナと水菜と大葉の和風パスタ


サラダとコーヒーが付きましたが、お喋りに夢中でいい加減な写真です。

午前中でお当番が終わったK子さんも加わって、鶴岡八幡宮に行こうと
一駅電車に乗って鎌倉に出て小町通りを歩きましたが、凄い人出にビックリ・・・

よそ見をしていると仲間の姿が見えなくなります


ランチセットとワインでお喋りに興じ、気が付いたら4時
それから鶴岡八幡宮の源氏池の桜を目指しますが・・・


女が4人いると、あそこに面白い雑貨の店があるのよ。


ここの和装小物店を観て行こうと・・・
中々目的地に着きません


人をかき分けようやく鶴岡八幡宮の源氏池に着いた時は、陽もすっかり西に傾いていました。

それでも平日なのに大勢の観光客があふれていて・・・
着物姿の若い女性もたくさんいました。

桜の満開宣言が出て、夜桜見物の人々も繰り出しているのでしょう。

尚、今年は段カズラが工事中で、八幡宮の桜もちょっと寂しいものがありますね。

高校時代のクラスメートと北鎌倉でランチ(3月17日)
私は父の転勤で新潟市から山口県の瀬戸内海に面する街の高校に転校しました。
町田に住む山口時代のクラスメートと年に二回鎌倉で会っています。

俳句を趣味とするMさんと、カメラを趣味とする私のコラボ作品を作りたいと思っていますが
今回は主人を亡くして以来初めて会ったので、お食事したりお茶したりで
散策よりもシンミリと語り合う時間が多かったですね。


2週間前はまだ梅が咲き・・・


ヒュウガミズキの花が咲き・・・


春を告げるミツバツツジが咲きだしていました。

円覚寺を歩き、東慶寺の最後の梅をチラリと門から見て・・・
精進料理で有名な「鉢の木・本館」でランチをしました。


血液検査の前の日でしたから、精進料理が丁度良いですね。


「遅かれ早かれ、私も夫を見送り一人になると思うわ」とMさんは言いますが・・・
4月には又ご主人と海外旅行の計画があるそうです。

「1人の淋しさと不安は経験してみないと分からないものよ」と、
ちょっといじけて応えた私です



              


昨夜の6時過ぎご近所仲間と4人で鎌倉から帰宅し、サヨナラして家に入った途端なぜか?
涙が出て、感情が乱れました。

ご近所同士、主人も親しかった顔なじみのご主人たちが待つ家に戻っていった友人たちが
とても羨ましかった

普段でも夜一人で誰もいない家に帰るのは淋しいものですが、
このようにリアルに感じたのは初めてです

1人でメソメソしていると、先週一緒に千鳥ヶ淵の桜を見に行ったTちゃんからTELがあり
新潟の中学時代に親しくしていたクラスメートのNさんが亡くなったとの事

ショックでオロオロしてしまい
完全に感情のコントロールが効かなくなりました。







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