2008年に来日しているというから、知らないと言うのはとんだ恥さらしだ。だが、知らないものは仕方がない。
ホセ・カレーラスやルチアーノ・バヴァロッティ、プラシド・ドミンゴという三大テノール歌手を耳にしているが、ポール・ボッツまでには至らなかった。
そのポール・ボッツは、ホセ・カレーラスに憧れて目標としていた。今彼はその目的を達したが、それまでの道のりを映画化したものがこの「ワンチャンス」だ。
私にとってオペラはあまり馴染みがない。それでも映画の中で効果的に使われると、感動するから不思議なものだ。
映画を観ながら、仮に恋人と自宅で食事という場合、ピアノ・ジャズもいいがここで歌われているような曲を流すのもいいかも知れないと思った。とにかく雰囲気が知的でなかなかいい。女性はおしゃれが好きだから、こういう雰囲気を作り出せば彼女は私のもの。
それはともかく、気持ちよく楽しい気分にさせてくれた映画だった。ポール・ボッツが歌う「ワンチャンス」からどうぞ!
監督
デヴィッド・フランケル1959年4月ニューヨーク生まれ。
キャスト
ジェームズ・コーデン1978年8月イギリス、バッキンガムシェア生まれ。
アレクサンドラ・ローチ1987年ウェールズ生まれ。