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日本人の知らないアメリカのコメディアンがまじめな本を出した「恋愛の社会学」の中身のひとつ

2015-12-31 16:44:09 | 社会

 渡辺由香里さんが書くニューズウィーク日本版の「ベストセラーからアメリカを読む」からの引用と私の味付け。

 コメディアンの名前は、Aziz Ansari(ファンはシンプルにAzizと呼ぶ)と言いアメリカの若者の間で大人気のコメディアンという。ニューヨーク大学の社会学教授Eric M. Klinenbergとの共著の内容は「インターネットによって男女の恋愛・結婚観や行動がいかに変わったのかを検証するものだ」とあり「
 Azizは国際的な恋愛事情を比較するためにいくつかの国を訪問していて、そのひとつに選んだのが日本だ。彼はかつて訪問した日本が気に入ってしまったらしく、「現地調査(field study)」という言い訳で遊びに行きたかった感がある。コメディアンらしく「美味しいラーメンがあるから」と理由を書いているが、今月ボストンで開催された『Inbound 2015』というイベントでの共著者対談では、海外の恋愛事情で「最も興味深かったのは日本だった」と語っている。

 その理由は、「セックスレスな若者」と「草食男子」の存在だ。性欲たっぷりのはずの年齢なのに「触られるのも嫌」という若者がたくさんいるという日本の話に、対談を聞いていた約1万人の聴衆は大爆笑。アメリカ人にとっては、それくらい想像を絶する現象なのだ」

 これが事実とすれば、私にとっても想像を絶する現象だ。その想像を絶する現象になった原因は何なのか? その検証はないのか? ただ、爆笑に終わっては意味がない。

 どうしても分からないのが「触られるのも嫌」ということ。ゲイばかり調べたんじゃないのと言いたくなる。それはともかく、私も同性に触られるのは嫌だけど、異性なら問題はない。

 もう一つの事情として「最近のアメリカの若者は、付き合っている相手と別れるときも携帯電話のテキ ストメッセージ1行で済ますらしい。実際に会うどころか電話もかけないのだ。先日私の友人が、13歳の息子が忘れていったiPhoneにメッセージが浮かび上がったのでふと読んだら、たった1行のお別れメッセージだったのよ。それまでガールフレンドがいるのも知らなかったわ。最近の子って冷めてるわね。 と、呆れていた」とのお話。

 これ若い世代に批判的なんだ。歳をとるとどうしても自分が行った過去の経験でしか物を見ないという欠点がある。江戸時代には夫から妻に渡す離縁状を三行半(みくさりはん)と言った。一行の字数は分からないが、ぐだぐだと妻の欠点をあげつらったのだろう。最近は夫の定年後、妻から夫への三行半も多いと聞く。

 そういうことで江戸時代は紙の時代。その後、電話の時代になって声を聞きながら別れ話をする。インターネットの時代だからメールで別れを告げるのは当然と思うが。

 「こんにちは、君との関係を解消したいよ。じゃあね。バイバイ」こんな感じかな。私はあっさりしていていいと思う。ぐじゃぐじゃと言われると、腹が立ってくるだろうから。
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ニューズウィーク日本版から、熾烈なアメリカ社会が見えてくる。

2015-12-30 16:10:01 | 社会

     
 どれほど熾烈かというのがコラム「ベストセラーからアメリカを読む」の中にある。コラムを書いている人は、渡辺由香里さんという人。

 この人の略歴は「助産婦、日本語学校勤務、広告業、外資系医療製品製造会社勤務など、さまざまな職業を経験。 平成13年/2001年に「ノー ティアーズ」で小説新潮長篇新人賞を受賞。翌年「神たちの誤算」を新潮社から出版」となっている。

 「今年5月にニューヨークで開催されたアメリカ最大のブックフェア『BookExpo America』で新人作家のジェシカ・トム(Jessica Tom)と偶然出会い、10月に発売予定の彼女のデビュー作品『Food Whore: A Novel of Dining and Deceit』をいただいた」という紹介があって本の中味の説明は「食べることが大好きで、料理本を出版する夢を持つ若い女性ティナが、ニューヨークの熾烈なグルメ業界で恋とビジネスに格闘するという小説」という。

 「著者のトムによると「Food Whore」とはA person who will do anything for food.(食べ物のためなら何でもする人)を意味する」の説明もある。

 このWhoreは、売春婦という意味とアメリカの学生俗語で何かを夢中でやる人という意味もあるらしい。詳しい中味は省くとして、この本の真髄はこちらにあると著者は言う。
 「アメリカでは、日本のように有名大学を卒業するだけでは優良企業への就職はできない。アメリカの就活で物を言うのはコネであり、親が金持ちでコネがある学生は成績が悪くても職を見つけることができる。
 だから『Food Whore』のティナのように普通の家庭で育った学生は、人一倍努力しなければならない。料理本を出版する夢があるなら、大学のグルメ雑誌で記事を書き、在学中にインターンで実績を積み、奴隷のような仕事までしてコネを作り、卒業時にはすでに熾烈な競争を勝ち抜いたプロになっていなければならない。
 ティナのようなグルメ業界だけでなく、どの分野でも大学や大学院卒業の時点で何年ものキャリアを持つプロであることが要求される。そうでないと希望の場所には就職できない。それがアメリカの厳しい現実なのだ。成功を目指すアメリカ人の若い男性ならまったく普通の行動だ。女性の場合は普通の男性を超えるくらいでないと、マンハッタンの厳しいビジネスの世界では生き残れないのだ」

 シリコンバレーも厳しいんだろうなあ。マンハッタンの厳しいビジネス社会というから地域限定なのかな。それにしても入社してから学ぶなんてお笑い種なんだ。社内教育なんて期待する方がおかしいんだな。

 子供も親次第とはねえ。親も血眼で金を稼いでコネを作らなくてはならない。大変だなあ。しかし、卒業生が全員マンハッタンに行くわけじゃないからな。おれはコロラドで牧場に勤めるよという人もいる。

 いずれにしても、どんな本でも得るところがあるものだ。ついでに、この本はいまのところ洋書のみ。

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中国・上海市の高層ビルに世界最速のエレベーターが設置されるという新聞記事

2015-12-28 16:52:27 | ニュース

 読売朝刊に、中国・上海市に来年開業の高さ632㍍の超高層ビル「上海中心大厦」(上海タワー)に時速64.8キロ・㍍で世界最速というエレベーターが設置される。

 25日公開され21人乗りで地下2階から地上119階まで約565㍍を55秒で到達。このエレベーターは三菱電機の上海三菱エレベーター製。

 また、来年広東省広州市に完成予定の高層ビルには、日立製作所が時速72キロ・㍍の世界最速のエレベーターを設置するという。日本の新聞だから日本企業が関係していればこういう風に書くだろう。

 私の頭をよぎったのは、中国の新聞はどのように報道しているかということ。意地悪な見方をすると、日本製のエレベーターには触れないで最速だけを強調するかもしれない。そのあとはお得意の詭弁を弄すかもね。


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人生は幸せ探しの旅なのか?「しあわせはどこにある’14」劇場公開2015年6月

2015-12-27 17:08:16 | 映画

          
 精神科医のヘクター(サイモン・ペッグ)は、日常の診療が苦痛になってきた。患者の話をメモする振りをして、患者の顔や履いている靴をデッサンして質問に質問で返すという気のなさだった。

 妻のクララ(ロザムンド・パイク)との仲も、子供がいないせいかいつまでも甘い時間を過ごす。それもやや食傷気味。私ならロザムンド・パイクのような女性だったら48時間甘くてもかまわない。が、キレイな花もいつも見ているとそれほどでもないと感じ始める。ヘクターにもそれが起こる。

 クララは休暇が取れないということで一人旅に出る。(どうやらこれも画策したようだ)中国、アフリカそして意味あるロサンジェルス。

 中国ではやや羽目を外して中国女性となにやら親密。しあわせとは、複数の女性と親密になること。 とヘクターは思う。しかし、中国女性には彼がいた。スクーターで去っていくその女性。

 ヘクターは、雪山に来ている。頂上に寺院がある。元気な僧侶のおじさんから、しあわせは義務だと知らされる。

 アフリカでは、死の淵を見て開放されたとき、生きる喜びがしあわせと感じる。さて、いよいよロサンジェルス。

 学生時代の恋人アグネス(トニ・コレット)がお目当て。しかし、「もし君と……」ヘクターが言い終わらないうちに心理学者のアグネスの逆鱗に触れる。「私も夫があり子供が二人よ。幻想を捨てて現実を見なさい」端的に言えばこういうこと。

 どうも男は昔の恋人に執着する傾向にある。そういう私も同じだけど。やっぱり男は子供なんだな。まあ、結局はクララとの生活が一番しあわせということが分かって、はいおしまい。

 私はDVDをヘッドホーンをつけて観ている。なぜかというと細かいセリフを聞きたいから。なかなか難しいけど。今回は「Why not?」という言葉が気になった。

 LA行きのファーストクラスに乗るヘクター。スチュワーデスが「ヴィンテージのシャンパンは?」ヘクターは「Why not? いいね」
 別の席の女性に「マダム、ヴィンテージは?」「Why not? 頂くわ」日本語は男女の違いを示しているが、音声ではアクセントが違っていた。Why notには否定の意味でも使われる。DVDにはこんな楽しみ方もある。

 主演のサイモン・ペッグは、トム・クルーズの「ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション」にイーサン・ハントの友人という役柄だった。いま公開中の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」には役名なしの出演。ハリウッドは少々主役をやってもいい役は回ってこないみたいだ。キビシイね。

 クララのロザムンド・パイクも2014年の「ゴーンガール」でアカデミー主演女優賞にノミネートされている。今後の飛躍を期待しよう。
         
         
         
         
   

監督
ピーター・チェルソム1956年4月イギリス生まれ。

キャスト
サイモン・ペッグ1970年2月イギリス生まれ。
トニ・コレット1972年11月オーストラリア、シドニー生まれ。
ロザムンド・パイク1979年1月イギリス、トンドン生まれ。
ジャン・レノ1948年7月モロッコ、カサブランカ生まれ。

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10年前の「プレイ・ボーイ誌」

2015-12-25 17:29:07 | 音楽

               
 年末大掃除のおかげで日本版「プレイボーイ」の2005年6月号が出てきた。日本版「プレイボーイ」は集英社が1975年7月21日に創刊し、2009年1月号をもって休刊となった。

 ヌード写真が売り物の雑誌だったが、この号は、ビル・エヴァンス特集と付録に「ジャズ・ピアノ・トリオ100名盤」があったので買った。勿論、ヌード写真もある。

 「ジャズ・ピアニストの壮絶なる人生ビル・エヴァンス」「エヴァンスの魅力を語る」としてノラ・ジョーンズ、クリント・イーストウッド、ハービー・ハンコック、オスカー・ピーターソン他のコメント。名盤「ワルツ・フォー・デビー」のモデル、デビーをついに発見!これらのキャプションが表紙を飾っている。

 壮絶な人生って、何が壮絶なのか?
1961年、最高のパートナーだったベースのスコット・ラファロが事故死。66年、最愛の父ハリーが病死。73年、長年の恋人だったエレインが自殺。そして79年、仲のよかった兄ハリーがやはり自殺。エヴァンスの後半生は「愛するものたちが世を去っていく」事態の連続だった。しかもエヴァンス自身深刻な肝臓病をまったく治療しようともせずに「歴史上一番時間をかけた自殺」を遂げることになったのだ。と記事にある。
   
 クリント・イーストウッドは「彼はジャズという形式にある“純粋さ”を信じ切って、即興を愛していた。私はエヴァンスの音楽が大好きだ。楽しませてくれて最後には満足させてくれる。ビル・エヴァンスの映画を作りたいね」残念ながら、いまだにビル・エヴァンスの映画は完成していない。

 そして「ワルツ・フォー・デビー」のデビーがビルの姪だったと分かる。その姪はもう60代(2015年)になっている。
           
 ジャズ・ピアニストの木住野佳子(きしの よしこ)は「音楽と自分自身を奥深く追求するところがエヴァンスの凄さだと思います」と言い「ワルツ・フォー・デビー」をレパートリーに加えている。
        
 ちなみに発売価格880円がアマゾンでは2,492円+送料257円になっていた。ビル・エヴァンス・トリオで「ワルツ・フォー・デビー」をどうぞ!

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未来はバラ色なんだろうか?

2015-12-24 18:40:59 | ウェブログ

 今日(12月24日)の読売新聞朝刊に1987年9月23日発行の同紙紙上に、当時から見て約30年先の2015年までに実現するかもしれないという「未来技術年表」について報じられている。それをいま、記者が検証記事にした。

 今年までに実現したものとして「日常語で使えるコンピューターの開発」これはパソコンの普及で実現した。一方実現しなかったのは、「ガン転移をふさぐ有効な手段の開発」「マグニチュード7以上の地震の数日前の予測が可能に」がある。

 マグニチュードのほうは、もし実現していれば東日本大震災も、もう少し被害が減ったかもしれない。しかし、これを嘆いていても始まらない。

 これからの未来はどうなのか。科学技術振興機構のホームページには、情報技術から社会技術まで13分野の予測がある。2006年から2035年までに、何が実現するであろうかというもの。日常生活を基点に眺めたとき、家庭の生活環境、医療、交通や災害などに集約されるだろう。

 家庭生活では、お手伝いロボット、立体テレビ、家庭内健康管理、将棋名人ソフトウェア、ポータブル会話装置、携帯型音声自動通訳装置、リアルタイム翻訳電話、網膜投影ディスプレイ装置などが実現。

 健康医療では、心身障害者用介護ロボット、人口網膜、肥満改善薬、アレルギーを起こさない食品、感覚機能つき義手・義足、遠隔手術システム、ガンのオーダーメイド治療、診断・治療のマイクロマシン、夢見の神経機構など実現。

 安心・安全では、自動車衝突防止システム、自動車事故防止システム、災害救助ロボット、バイオメトリックス認証技術、室内環境制御技術、不審者発見システム、本人識別セキュリティシステム、異常気象災害予測技術、高信頼度ネットワークシステムなどが実現と予測されている。

 こう見てくるとかなりの進歩が伺えるが、日常の身近な健康診断方法はどのように変わるのかという点はハッキリしない。現在のように胃や肺のレントゲン撮影、バリューム検査さらに胃カメラなどちょっと面倒だと思える。受診者が少ないといわれるのもその面倒な点と時間を取られることも影響しているのかもしれない。

 私なんかが思う健康診断は、MRIという検査があるが、あのように丸いずん胴の中に入って終わればすべてが判明するというのがいいと思っている。現在では発見が難しいすい臓がんも早期発見につながればと思う。

 それに加えナノテク技術の進歩が期待される。そこでナノテク技術に目を向けてみると、2019年に寸法、形状が1nm 級の精度で制御できる産業加工技術。

 2020年に変換効率20%以上の大面積アモルファスシリコン太陽電池、がんや難病の発病リスクを的確に診断するとともに、治療指針を示すための情報をごく短時間に供給するバイオチップ診断システム、ナノメ-トルスケールの3次元集積加工技術。

 2022年に太陽光で水を分解する水素生産プロセス、体内の標的細胞内部の任意の部位に薬や遺伝子を運ぶ、外部からの信号によって誘導されるナノキャリアシステムの実現を予測。これらは基礎技術が出来ただけで、応用技術はまだ時間がかかりそうだ。

 従って先の健康診断も現在のやり方が続く。ナノテク技術の進歩で外からの診断と治療が内側からのものに変わるだろう。血管の中に注射器で発信や投薬装置を備えたナノミリの機器を投入すればいいだけ。こうなればすべてが変わるだろう。医師は単なる装置の技術者となる。

 そして飛躍的に延びるのは寿命だ。いったい人間はいつ死ぬのか。重大な問題に直面する人類。食料は大丈夫か。自然災害はどうなるんだろう。

 想像は尽きないが、人生がばら色とはなかなか思えない。しかし、人生はばら色とおっしゃる方がいる。愛だけは永遠に変わらない。そう、エディット・ピアフの「バラ色の人生」岸洋子でどうぞ!
  

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映画「スターウォーズ/フォースの覚醒」のお祭り騒ぎ(ロイターの記事から)

2015-12-23 18:39:52 | 映画

               
 この年末の話題独占という感じの「スターウォーズ/フォースの覚醒」ではある。18日ホワイトハウスでもプライベート試写会が開かれたし、さらにドイツのベルリンでは、プロテスタント教会が公開記念礼拝が行われた。

 一部で「罪深い」などと批判する意見もあるが、2人の指導にあたる牧師は「現代の課題に向き合わなければ信仰を貫くことはできない」と述べたいう。いやいや何とでも言えるものですね。
       
       

 映画サイトallcinemaのレヴューも花盛り。私は未見だけど、なんだか心が躍る気がするね。人が浮かれているのも楽しそうでいいよ。音楽はジョン・ウィリアムズ。

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中国人の不動産投資が弱まったという。で、思い出すのはかつての日本も……ロイターの記事から

2015-12-21 15:49:03 | ニュース

 ロイターの記事によると「中国人の財布は寒くなったか、米不動産の投資意欲低下が鮮明、米不動産に対する中国人の投資意欲が低下し始めている。カリフォルニア州ニューポートビーチの不動産仲介業者によると、最近予算を大幅に削減する中国人投資家は目立っているという」

 笑ってはいけませんよ。かつての日本もバブル期というのがあって、実感できるのは1988年頃から1992年頃といわれている。金余り現象で大企業や中小企業まで借り入れが容易で、それが不動産投資に向かった。地価の高騰、リゾート地の開発、海外投資という投機的な現象だった。
               
 その象徴的なのが「1989年10月、三菱地所がロックフェラーセンター(アメリカ、ニューヨーク州ニューヨーク市ミッドタウンマンハッタンの5番街および6番街にある超高層ビルを含む複数のビルからなる複合施設)を約2,200億円で買収した。これはバブル景気期の成金的な「ジャパンマネー」による海外資産買いあさりの象徴的な例であり、アメリカ国民とニューヨーク市民の大きな反感を買い、アメリカでジャパン・バッシングが広まるきっかけとなった。
 しかし、後に不動産不況(バブル崩壊)で莫大な赤字を出すことになり、1995年5月に連邦倒産法第11章を申請し、運営会社は破産。三菱地所が買収した14棟のうち12棟は売却され、「タイムライフ・ビル」と「マグロウ=ヒル・ビル」の2棟のみが三菱地所の所有となっている」とウィキペディアにある。

 中国も同じ轍を踏んでいるわけで、かつての日本の失敗も分かっている筈なのに人間の愚かさを見る。日本の過去を参考にすれば、中国も下り坂は否めない。成長率も年々下降するだろう。

 欧米を中心とした先進国も成長率はせいぜい2%から3%といった現状からして、いずれこのレベルに落ち着くだろう。5年あるいは10年後かもしれないが。従って中国一辺倒の経営やビジネスは危険だろう。それに中国人の自分勝手な資質も考えるとヤバイよ。本当に!

詳しいロイターの記事はこちら


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産経新聞前ソウル支局長加藤達也氏、無罪ではあるが……

2015-12-18 16:38:04 | ニュース

 今日12月18日の読売新聞朝刊は産経新聞前ソウル支局長の無罪判決について、識者の意見も含めてかなりの紙面を割いている。

 日本国民の関心も高かった事件で外交問題にも発展したし、なによりも言論の自由という民主主義の根幹にかかわるという点でも関心を持たざるを得なかった。

 その読売新聞の記事の中に、加藤達也氏が書いたコラムの要旨が掲載されている。それを読むとインターネット上の記事とはいえ噂話の域を出ない。

 「現在も産経新聞のサイトに掲載されている加藤達也・前ソウル支局長のコラム」のキャプションでそのサイトのコビーがある。小さいので拡大鏡でタイトルを見ると「2014.8.3 12:00 [追跡~ソウル発]朴槿恵大統領が旅客船沈没当日、行方不明に…誰と会っていた?」となっている。

 で、ネットで産経ニュースを上記タイトルどおりに検索したがヒットしなかった。どうしたんでしょうね。まあ、それはそれとして、この記事について読売に掲載された青山学院大学教授大石康彦氏の「事実関係の裏づけが足りない」という指摘がある。

 左派系野党の新政治民主連合の朴映富院内代表と金室長との問答の紹介や朝鮮日報記者のコラムからの引用や証券街の関係筋によればといった加藤氏自身の調査でないことは明らかだ。この程度の記事なら私的なブログや交流サイトに載せる日記の類と大差がない。何のためにこういう記事を書いたのだろう。 とも思う。まるで週刊誌だ。

 公共的なメディアとしては、もう少し広い気配りが必要だろう。日本の政治家も政治決着でよかった、よかったと言っているが、果たしてそうだろうか。いずれ韓国から慰安婦問題で借りを返せと言ってくるだろう。


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楽しめるぞ! これ「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション’15」劇場公開2015年6月

2015-12-16 16:27:26 | 映画

                
 おなじみのイーサン・ハント役トム・クルーズも52歳。それでも20歳は若いと思わせる動き。しかし、さすがにアップでの顔はそれ相当の風貌ではある。それにこの映画、中国のインターネット大手のアリババも共同制作しているようだ。「ALIBABA PICTURES阿里巴巴」これが早々と出る。

 資金も出しているせいか、チョイ役の中国人女優やオペラの舞台をプッチーニの「トゥランドット」カラフ王子と中国の王女の物語で舞台装置は中国風。その第3幕で歌われる曲「誰も寝てはならぬ」を背景にイーサンが派手なアクションを展開する。

 オペラのシーンが終われば、もう中国風味は一切なくなる。イーサンが離陸する輸送機にしがみつくし、BMWが派手にぶっ壊れるし、バイクのカーチェイスもスピード感抜群で、山間道路をまるでサーキット・レースさながらの迫力だしという按配。ストーリーを気にすることもなく、悪いヤツをやっつけるのを観るだけ。

 ひとつだけご都合主義がある。イーサンがレコード・ショップでテレビのスパイ大作戦の象徴「おはよう。フェルプス君」と同様の仕掛けがある。LPレコードから流れるのは悪の総本山シンジケートからのメッセージだ。それが終わるとVX神経ガスが試聴室に充満する。ロックされていて出られない。イーサンは?……シンジケートの地下室で木に縛り付けられている。死んでいなかったんだ。

 それと同じことがラストで起こる。シンジケートの親玉を閉じ込めてVX神経ガスで窒息死。このラストはひねりすぎかもしれない。あっさりと銃弾を撃ち込んだほうがよかったかな。

 不思議な動きを見せるシンジケート側の女イルサ(レベッカ・ファーガソン)が魅力的だ。イーサンを助けると思えば裏をかく。それでも最後はハグして別れる。

 このレベッカ・ファーガソン、2017年製作予定の「ミッション・インポッシブル6」の出演も決まっているようなので次回も楽しみ。ついでながら「誰も寝てはならぬ」を今は亡きパヴァロッティでどうぞ!
           
           
           
           
           
           
    
           
           

        
監督
クリストファー・マッカリー1968年ニュージャージー州プリンストン生まれ。1995年「ユージュアル・サスペクト」で脚本賞受賞。

キャスト
トム・クルーズ1962年7月ニューヨーク州シラキュース生まれ。
ジェレミー・レナー1971年1月カリフォルニア州モデスト生まれ。
サイモン・ペッグ1970年2月イギリス生まれ。
レベッカ・ファーガソン1983年10月スウェーデン生まれ。
アレック・ボールドウィン1958年4月ニューヨーク州ロングアイランド生まれ。
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