Wind Socks

気軽に発信します。

「房総の冬の海」海にはロマンティックな味わいがある。

2019-01-26 16:50:20 | 見て歩き

 かつて私は山男だった。3000メートル級の冬山経験がない未熟な山男だ。それでも夏には北岳や奥穂高岳にも登った。奥多摩周辺の山々にも足繁く通った。なぜ山へ行ったのか? 今考えてみると仕事の合間ということで、ストレスの発散の場としたのではないだろうか。

 実際のところ、真夏の北岳の記憶は、けだるさと爽快さが同居している。8月の照りつける太陽の日射しを受けると、僅かに残る雪渓から滴り落ちる水滴が何万円もするヴィンテージワインの味わいをも凌駕する。喉を潤すのはワインではなく水なのだ。このときほど水の有難さと大自然の恩恵を感じるときはない。

 富士山に次ぐ高峰北岳からの下山は、茶色いライチョウを見てもハトよりちょっと大きいかという感想しかなく、汗だくで登山口によろよろとたどり着く。しかし、気分は爽快感に満たされる。

 爽快とか雄大を心に感じるのは、海も例外ではない。繰り返す満ち引きの波の音、見渡す限りの果てしない水平線、これらの大自然の営みは、癒され愛を語る舞台装置としては海が適しているように思われる。

 そして消し去ることがない映画の1シーンが蘇る。一つは、1953年の映画「地上(ここ)より永遠(とわ)にFrom here to eternity」だ。監督フレッド・ジンネマン 主なキャスト バート・ランカスター、デボラ・カー、モンゴメリー・クリフト、フランク・シナトラ、ドナ・リード。

 太平洋戦争開戦前の夏にハワイ・オアフ島のスコーフィールド米軍基地で起こるいじめやシゴキに加え、中隊長夫人の不倫や恋愛模様が描かれ、日本軍の真珠湾攻撃へとクライマックスを迎える。曹長のバート・ランカスターと中隊長夫人のデボラ・カーの波打ち際のキス・シーンが有名で記憶に生々しい。
 この映画、アカデミー賞の作品賞、監督賞、助演男優賞(フランク・シナトラ)、助演女優賞(棚・リード)、脚色賞、撮影賞、録音賞、編集賞を受賞している。
  
 もう一つは、2003年の「恋愛適齢期」である。監督ナンシー・マイヤーズ キャスト ジャック・ニコルソン、ダイアン・キートン、キアヌ・リーブス、フランシス・マクドーマンド。63歳の音楽業界の有名人で裕福な独身貴族ジャック・ニコルソン、しかも30歳未満の女性が恋の対象という心情の持主。現在の恋人は、人気劇作家の娘だった。ある日、アメリカで最も高価な住宅地、ハンプトンズにある劇作家ダイアン・キートンの別荘にその娘と共に訪れる。しかし、残念なことにジャック・ニコルソンは心臓発作で倒れこの別荘で療養することになる。世話を焼くダイアン・キートンに次第に心が動いていく。この二人が、ハンプトンの海岸を散歩する。
  
 やはりロマンスには海かと思わせる。そんな海を房総の沿岸に伸びる九十九里を撮って来て(スマホの動画です)YouTubeにアップしましたのでご覧ください。
  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海辺の花「ハマヒルガオ」千葉県白子・剃り金海岸と片貝漁港の直売所でイサキと蛤を買って大満足の夕食

2016-05-19 16:52:30 | 見て歩き

 17日は一日中雨。18日は天気予報通り一円玉の快晴。一円玉の快晴というのは、10円玉は5円2枚に崩せるが、一円玉は崩せない。そういうところから天気が崩れないという掛け言葉でしょう。なかなか粋なNHKのお天気お姉さんだ。

 その勢いに後押しされたのかもしれないが、いざ九十九里へ。自宅から1時間と少しで到着する剃り金海岸の駐車場は、「ウミガメノ丘」として整備されサイクリストやサーファーの集まるところでもある。

 海岸の小さな砂の盛り土には「ハマヒルガオ浜昼顔」が潮風に震えていた。『この「ハマヒルガオ」は、匍匐性植物となっている。茎は砂の上を這い、毛はなくてなめらか。時に茎が砂に埋もれて葉だけが出る。葉は腎心形、やや丸くて基部は左右に張り出す。葉はつやのある緑で厚みがある。長さは2-4cm、幅は3-5cm。花は5-6月に咲き、淡紅色で、径4-5cm。花柄は葉より長く、葉の上に抜き出て咲く』とウィキペディアにある。
   

   

   

          
          

   
 海岸には釣り人やサーファーの波と戯れる姿があった。帰路、九十九里の片貝漁港直売所で20㌢ほどの「イサキ」と「ハマグリ(小)」を買って帰る。

 このイサキは、釣りや定置網、刺し網などで漁獲される。旬は初夏で、この頃のイサキを麦わらイサキ、梅雨イサキとも呼ぶとウィキペディア。

 「ハマグリ」は、ハマグリ・パスタを夕食に残りを翌日昼にハマグリのお吸い物にした。「イサキ」は、直売所のおばさんは脂が乗って刺身がいいと言っていたが、刺身が大好物でない私はムニエルにした。

 「イサキのポワレ マスタードソース」というれっきとしたフランス料理もあるが、生クリームが手持ちになく簡単なムニエルと相成った。

 三枚におろしたイサキの身から小骨を抜いて、両面に塩・こしょうを振って小麦粉をつけてサラダ油で焼くだけ。残り物の無塩バターとマスタード、醤油を入れた私流バターソースを熱したものをイサキにかけて完成。

 味は、ハマグリもイサキもスーパーマーケットで買うものとはまったく違うものに思えるくらい美味だった。美味しいものを食べると、何故か幸せな気分になる。
   

   
ご面倒ですが、クリック一つで私は幸せになります。よろしく!

料理 ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羽田空港国際線ターミナルと中央区の晴海地区へ行ってみた。

2015-05-13 18:07:40 | 見て歩き


 快晴の朝。突然羽田の国際線ターミナルで飛行機の離発着を見たいと思い立った。今回は電車。千葉から京葉線、りんかい線、東京モノレールと乗り継ぎ、ぐるっと東京湾を反時計回りになる。

 この線の利点は、すべて高架で海がいつも見えるという点だろう。この日も天気に恵まれて、青い海に癒された思いと同時に倉庫の多さが目に付いた。

 さて、飛行機の離発着は残念ながらいまひとつだった。羽田空港は、正式には東京国際空港で滑走路が4本ある。国際線ターミナルの展望台からはA滑走路が手前にあり、その先には第1旅客ターミナルビルと管制塔が見える。

 この日は、A滑走路右手からの着陸が多い。空港の滑走路配置図では、このA滑走路が見渡せる唯一のもの。しかし、デジカメでは迫力のある映像なんて撮れるはずがない。広々とした滑走路を静止画で撮るしかなかった。

 このあと中央区の晴海地区をうろついたが、どこも人が多い。それに以前とまったく様相が変わり高層マンション街と言ってもいい。日陰の多い町だった。

 2020年東京オリンピック選手村予定地の先に晴海客船ターミナルがある。この対岸の豊洲地区に築地市場移転の工事が進む。晴海客船ターミナルは、クルーズ船の寄航がないと閑散としている。展望台もあるが、白い枠に囲まれてレインボー・ブリッジも迫力不足。































































コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デジカメでは、やっぱり動く被写体を撮るのは難しい。羽田空港で……

2014-10-26 17:19:37 | 見て歩き

 過日、成田空港やその周辺で飛行機のデジカメの動画撮影を試みたが、手持ちでは画面が安定せずうまく撮れなかったし、空港の展望台からも離着陸が見られなかった。

 そこで羽田空港はどうだろう。羽田空港を調べてみるとA滑走路とC滑走路がありお気に入りが撮れるかも知れない。泡い期待を込めて前週の金曜日(10月24日)出かけて撮ったのが掲載の写真です。

 途中ビューポイントやキャンプ場の寄り道もあり小さな旅といったところ。それにしても、デジカメでは限界があることを確かめに行ったようなものだった。

 金曜日の空港は出かける人々で混雑していた。お昼ごろは、駐車場のP1、P2、P3は「満車」の表示。P4だけが「空」の表示だった。それも午後2時ごろになるとかなり埋まっていた。

 この日は、国内線だけだった。国際線は日中の発着が殆どないらしいから割愛した。有名外国のエアラインの飛行機も撮りたかったが、早朝か夜間ならいいという。

 そして空港で迷うんだよなあ。空港にはこんな看板があった。「迷ったら循環道路を走りましょう」つまり迷う人が多いということ。この循環道路は、オレンジ色のペイントがしてあった。空港は一番ややこしくて疲れるところだった。今後は電車がいいなあ。
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
動画もどうぞ。ただし映像は乱れているところもあります。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

航空科学博物館と日本寺という奇妙な取り合わせ

2014-10-04 20:55:49 | 見て歩き

 千葉県多古町にある日本寺(にほんじ)が本来の目的地ではあるが、行程の途中に航空科学博物館があるため覗いてみた。

 博物館は成田空港の南側に位置していて離陸する旅客機が見える。ただ、離陸地点がかなり先のため博物館からは、着陸装置の脚が格納された状態を見ることになる。

 この日は、小雨がぱらつく雲の多い天気で上昇する旅客機がすぐに雲間に消えていく。離着陸を見るには、やはり晴天に限るようだ。
 成田空港周辺には4ヶ所ほど離着陸のビューポイントがあるようで後日そちらには行くことにする。

 博物館の駐車場には車が2台とバイクが1台停まっているだけだった。平日は閑散としているのだろうか。時刻は午前11時ごろだが。入館料500円を支払う。

 大型の航空機の模型や装置類、部品類が展示されている。その中で特に気を引いたのがボーイング747の胴体の断面と零式艦上戦闘機21型のコックピットだった。

 ボーイング747は3階構造になっていて高さ8m強、幅6,5mとなっている。胴体の鉄板そのものは薄っぺらなもので、全体の構造が強度を保っているのだろう。

 一方ゼロ戦の方は、コックピット実物が展示してあり、狭く座り心地のよくないシートに揺られながら、片道のガソリンだけの特攻という自爆攻撃にやるせない気持ちで一杯になる。当時の軍部は、気が狂っていたとしか思えない。

 この博物館には、ジェット旅客機の操縦シュミレーションもあって、時間をかけてみると面白いだろう。

 3階にあるレストランでハンバーグ・ランチを食べたが美味しかった。ライスがついていて、これも美味しかった。推測だが多古米ではないだろうか。空港に隣接する多古町は、多古米で有名。
   
   
   
   
   

 日蓮宗の日本寺は県道74号線沿いにある。日本寺には中村壇林(学校)があって学僧の学舎として小西壇林、飯高壇林とともに関東三壇林と称され、廃壇までの270余年の歴史がある。
   
   
   
   
   
      
   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アウトドアを久しぶりに楽しんだ。キャンプと北八ヶ岳坪庭逍遥

2013-09-15 18:21:43 | 見て歩き

 今年の猛暑は、アウトドアという気になれなかった。ようやく平年並みの気温に落ち着いて、熱帯夜からも解放されどこかへ出かける気分になった。

 11日から12日にかけて北横岳と縞枯山の間に架かるロープウェイで坪庭を散策、あと山梨県北巨摩郡白洲町にある篠沢大滝キャンプ場でキャンプ、翌日武田信玄の菩提寺恵林寺の拝観とぶどうの丘に立ち寄って帰宅というスケジュールを計画した。

 ところが天気は、意に反して11日雨、12日晴れとの予報。したがってスケジュールを逆にした。

 11日起床3時半、朝食後キャンプ道具積み込み。結局5時半に自宅をスタート。この時間帯の首都高の標識には、時速40キロ以上の走行で順調、なんの渋滞表示もなかった。

 小雨が降り続いていて時折ワイパーが窓を払う。調布あたりで午前7時半頃、上り車線の渋滞が始まっていた。わたしたちは中央道下り、渋滞には無縁だった。
 笹子トンネルを抜けると、そこは甲府盆地への入り口。笹子トンネルの中では、思わず天井を見上げていた。あの考えられない悲惨な事故。犠牲になった人たちの冥福を祈らずには居られない。
       
 トンネルを出ると明るい陽射しが射しこんで、雨のかけらもない。乾徳山恵林寺には午前9時少し前に着いた。風林火山の武田信玄の菩提寺で、国指定の重要文化財や名勝の庭園が見どころ。宝物館も時間があれば見るのもいい。拝観者もチラホラ、約1時間の散策後近くにあるぶどうの丘の地下のワイン貯蔵庫を見学。
              
           
 ここは無限にワイン試飲ができる。だだし、タートヴァンという試飲用の小さな器を1100円で購入しなければならない。まわし飲みは禁止だから、一人一個を買うことになる。ここは十数年前以来の再訪で、若い人たちも結構来ていた。
           
 国道20号線を小淵沢方面に走りながら、昼食を何にするかが車内談義になった。あれこれ言いながらセブン・イレブンでホット・サンドとは知らないで買い、暖めないでそのまま食べる羽目になった。

 ウィークデイのキャンプ場は、気味が悪いくらいひとけがない。この日の篠沢大滝キャンプ場も、夫婦と子供一人の若い家族連れがテントを張っている程度だった。難民キャンプを連想させる休日前の混雑を思うと極楽気分になった。

 バンガローが十数棟とオートキャンプ場が併設されていて、新しくてキレイな炊事場と洋式の便器がそろうトイレは快適だった。

 夕食は炭火のバーベキュー。焼き鳥にタマネギ、しいたけ、えりんぎ、しめじにバターを加えてホイル焼き。遠火でお餅、かぼちゃ、スィートコーンを焼く。時間はかかるけど、遠火で焼くこれらはガス火では絶対出来ない美味しさだ。

 夜も更けて川べりにあるキャンプ場で、水の流れる音がやけに耳について時々眠りが醒める。そんな時、誰かの足音が聞こえた気がした。人間が歩く音でもない。ざくっと二度ほど。ファスナーを開けてみても誰もいない。翌朝息子に話すと、それはカエルじゃないかという。多分そうかもしれない。
           
 昨夜の夜空は、満天の星空だった。12日は快晴。キャンプ場で迎える朝は、いつもすがすがしくてひんやりとした空気に包まれていて、生きていることに感謝する気持ちが湧き起こる。

 今日の目的地、北八ヶ岳ローウェイの山頂駅周辺は、標高2237㍍のある溶岩台地の坪庭で、33万㎡の広さがある。スニーカーで行けるとあって観光客が多い。一周30分ほどのコースがある。途中から北横岳への登山道があって登り60分とあるが、かつての私なら迷わずそちらに足を向けただろう。今は老いぼれたのか、その気力がない。もっぱら海を眺めるのがよしとするようになった。
           
 久しぶりのキャンプは、気分を爽快にしてくれた。今度は海の近くでキャンプをしようかと考えている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

都内にありながら、緑の濃い静かな浄真寺(じょうしんじ)

2013-07-04 16:53:05 | 見て歩き

 久しぶりのお寺拝観。梅雨の晴れ間のウィークデイ。東急大井町線「九品仏(くほんぶつ)」駅を降りてすぐの世田谷区奥沢七丁目にある浄真寺は、通称「九品仏」として知られる。

 奥沢城の跡に延宝六年(1678年)珂碩上人(かせきしょうにん)という人が開創したという。そしてこの九品仏は、真ん中に上品堂(じょうぼんどう)、右側に中品堂(ちゅうぼんどう)、左側に下品堂(げぼんどう)の三仏堂が並び、その中にそれぞれ三体の阿弥陀如来像が安置されていて合計九体あるところから九品仏といわれる。この日は上品堂のみ扉が開けられていた。この九体阿弥陀は、京都の浄瑠璃寺にあるのみ。

 駅から参道に入ると付近は住宅地ということもあって、静かで豊かな緑が目に優しい。かなりの広さの伽藍だ。総門、仁王門、本堂、鐘楼いずれも立派で年代を感じさせる。

 境内にはトチや高野マキ、菩提樹、カヤ、イチョウ、もみじの木々があって、紅葉時の絢爛な様子が思い浮かぶ。イチョウとカヤは、都の天然記念物となっている。

 それから珂碩上人作の釈迦牟尼如来像がご本尊として祀られている。このご本尊と九体の阿弥陀如来像も都指定の重要文化財となっている。

 そのほかに、都指定の重要文化財として民俗芸能の「お面かぶり」がある。二十五菩薩来迎会といい3年に一度、本堂と上品堂との間に渡された橋を菩薩の面をかぶった僧侶らが渡るというもので、菩薩の来迎の様子を表すものだという。

心地よい風が吹き抜ける参道を歩きながら、秋の様子も見たくなった。
           
           
           
           
           
           
           
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山が好き? それとも海?

2013-05-11 20:55:55 | 見て歩き

 あの三浦雄一郎さんには、ほとほと感心する。80歳でエベレスト登頂に挑戦するんだから。しかも体調はすこぶる良いというニュースもある。ぜひ成功して欲しい。

 三浦雄一郎さんに限らず年をとってもかなりハードな運動をこなす人がいる。一体どこが私と違うのか。加齢と共に肉体の衰えはかくしようもないが、鍛えている人は降下のスピードがかなり遅いのだろう。内蔵の強い、弱いもあるのかもしれない。

 私も現役の頃は、ストレス解消のために毎週のように山に登った。富士山は登っていない。あの山は見る山だと決め付けているからだ。その代わりに南アルプスの北岳には登った。でも、小屋泊まりには閉口した。
 寝静まっているのに、話し声が聞こえたり、菓子袋のがさがさという音に眠りを妨げられた。マナーのない人もいる。山小屋は嫌いになった。いま山ガール全盛らしいが、マナーは守ってもらいたい。

 今は山から遠ざかってしまった。そして、海が好きになった。海は大汗をかくこともないし、息が切れるような苦しさもない。それに茫洋とした太平洋を眺めていると癒されると感じるようになった。

 そのきっかけとなったのは、数年前私の娘がサーフィンの拠点に千葉県の一宮でマンションの一室を借りた。娘は毎日行くわけでもないので、週日は時々私が行っていた。
 朝起きて海を眺めるのがこんなに気持ちがいいとは知らなかった。それからは、山よりも海になった。

 今年のGWも天候に恵まれたが、GWも終わって世の中は働きモードになった。こういう時期は出かけるチャンスだ。
 きのうは五月晴れが広がり気持ちのいい天気になった。青空を見ていると海の青さを連想して海が見たくなった。美味しい魚も食べたいと思って、銚子に近い外川漁港方面へ車を走らせた。
 私の家からは、そこまで約2時間の距離だ。前を走る車がゆっくりだと、陽射しに暖められた車内で眠くなるから、目を落ち着きなくキョロキョロと動かして眠気を追い払う。

 予定の時間通り午前11頃外川漁港に着いた。付近には千葉科学大学、銚子マリーナ、九十九里浜に続く屏風ヶ浦がある。
 マリーナに係留してあるクルーザーの数はあまり多くない。穏やかな風に頬を撫でられ小さな波に揺れる白いクルーザーが眠っているようにも見えた。
             
 屏風ヶ浦の前の波打ち際ではハマグリを獲る人がたくさんいた。聞くと午前9時ごろからお昼過ぎまでが引き潮ということだった。獲ったハマグリを見せてもらったが、小ぶりで味噌汁の具に丁度いい。
             
             
             

 お昼が過ぎたので漁港にある「いたこ丸食堂」で、かつお、鯛、ひらめの刺身としらすの生に、えんがわの天ぷらのいたこ丸定食と磯ガキフライ定食を食べた。磯ガキは、ここのご主人お薦め料理だったが、思ったほどでもなかった。
             
             
             
 帰りに片貝漁協でハマグリ1キロを買って帰った。ハマグリは、結構大きく酒蒸しで美味しかった。久しぶりの潮風に深呼吸をすると、血管の中が洗われるように感じた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千葉ぶらり散歩「養老渓谷のトンネル」

2012-10-24 15:55:03 | 見て歩き

 ある日の朝日新聞夕刊の「幻風景」というコラムに「異世界行きトンネル」と題して千葉県大多喜町・養老渓谷にある勾配の違う二つのトンネルをつなげたのが紹介されていた。じゃあ、いって見よう。というわけで車を飛ばした。

 行ってみて思い出した。それは2007年(平成19年)の12月初旬、この養老渓谷で紅葉狩りをしたとき帰路に通ったトンネルだった。いま10月下旬、養老渓谷はまだまだ紅葉のかけらも見られない。関東地方で一番遅い紅葉の場所だろう。最盛期には遅い紅葉を楽しむ人で渓谷は賑やかになる。2007年の写真と今回の動画も合わせて楽しんでください。
    




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

六義園(りくぎえん)ライトアップ最終日

2010-12-06 18:30:36 | 見て歩き

 文京区にある東京都庭園六義園のライトアップが12月5日で終了ということなので行ってみた。先月20日には京都の永観堂のライトアップにも行ったが、ものすごい人の群れで結局入園を諦めた苦い経験だった。
 この六義園もそんな事態を避けたいので、午後三時半には入園した。ライトアップは、午後五時前ごろになる筈なので、おおよそ一時間半園内をぶらついた。永観堂の派手なライトアッ
プと比べると(外からでもその様子が窺えた)やや地味な印象のライトアップだった。
              
         
         
         
         西日が差し込んでいて眩しい
         
         
         ここがブルーのライトで彩られる

ここまでは、まだ明るいうちの園内
         
         
         
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする