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海外実録ドキュメンタリー「リーマン・ブラザーズ最後の4日間」2009年BBC

2020-03-29 15:47:18 | 映画
 リーマン・ブラザーズが倒産したのは、2008年9月12日金曜日。2007年の住宅バルブ崩壊がきっかけとなってサブプライム住宅ローン返済不能が拡大、不良債権化していった。負債総額約6千億ドル(約64兆円)という史上最大の倒産となった。金融危機は、株価の暴落を招いた。ドラマは、それに至る四日間を描く。

 政府は早々と救済措置はしない意志を表明、仲間内で助け合えという態度。仲間の金融機関も大なり小なり住宅ローンの不良債権を抱えているとなれば、誰も泥を被りたくない。結局人工呼吸器を止められるように、リーマン・ブラザーズが息を引き取る。

 日本では和製英語の「リーマン・ショック」で表現される。今現在、新型コロナウィルス蔓延で、リーマン・ショック以上の経済危機と言われる。

 このドラマは、緊張感もなければ、スリリングでもない。このドラマが言いたかったのは、エンディング・ロールのナレーションで「ヒトは、99%が動物で1%がヒト」動物は本能で動くがヒトは損得で動くと言える。この1%がリーマン・ブラザーズ最後の四日間なのだ。新型コロナウィルス・ショックが過ぎ去れば、BBCはドキュメンタリー映画を手早く制作するかもしれない。

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海外テレビドラマ「警部補ジョアン・ペーテルス シーズン1The Break」2016年Netflix

2020-03-24 15:59:38 | 映画と音楽と
 ベルギー、アルデンヌ地方の人口数千人と言われる町ハイデルフェルドを流れるスモア川から、19歳のアフリカ人ドリス(ジェレミー・ザグバ)の遺体が発見される。
 アフリカからやってきてハイデルフェルド・フットボール・クラブのサッカー選手としての夢を抱いていた。

 その捜査を担当するのはジョアン・ペーテルス警部補(ヨアン・ブラン)。このジョアン・ペーテルス警部補も心に闇を抱えている。どうやら都会の警察でペーテルスが判断を誤って妻の刑事も部下も失った事件が原因のようなのだ。

 それを逃れるように生まれ故郷のハイデルフェルドの警察に職を求めた。森林や牧場に囲まれたこの町に娘カミール(ソフィー・ブライア)と移り住んだが、金のないサッカー・チーム、怪しげなコーチ、頭がいかれているとしか思えない外交官の息子、村長の奔放な娘、ナチス崇拝のアパートの大家、そして中国人はサッカー・チームを狙う。

 ペーテルスは、幼馴染のイネス(アンヌ・コエサン)と親しくなる。容疑者は、浮かぶがすぐに消える。そして思いもしない恐ろしい結末が待つ。陰鬱な雰囲気のドラマだ。

 村長の息子と殺されたドリスが面白い会話をする。村長の息子「フランスの女がいい。ベルギーの女は太ももが太い」確かに息子の村長の母親も太ももはでかい。

 トヨタのRV車がめずらしいこの地方、家も平屋で広い部屋がありプールまである。ベルギーは、九州ほどの広さで、人口約1100万人、一人当たりGDP約48,000ドル。日本は45,000ドル、たった3.000ドルの差だがベルギーには豊かさを感じる。日本は貧困率が世界の上位らしいので、それが原因かもしれない。世界第3位の経済大国と言われる割には、住宅の質が見劣りする。
 出演の俳優たち、美男美女でなく、その辺にいる人たちという感じだった。

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海外テレビドラマ「リバー~刑事リバー 死者と共に生きる」2015年Netflix

2020-03-20 16:45:38 | 映画と音楽と
 リバー刑事を演じたのは、スウェーデン生まれの出演当時65歳ステラン・スカルスガルド。身長2メートルという長身、スーツとネクタイ姿は見栄えがする。

 ドラマは、パートナーの女性刑事スティーヴィー(ニコラ・ウォーカー)とドライブスルーでハンバーガーを買うところから始まる。車の中でお互い軽口を叩くが、スティーヴィーは殺されていて他人からはリバー刑事だけが見える。

 エンジン・スターターを捻るとラジオから、ティナ・チャールズが歌う「愛の輝きI Love to Love」が流れる。ティナ・チャールズは、1954年生まれで1976年に「I Love to Love」がNo1ヒットとなった。その曲に合わせてスティーヴィーも歌う。

 リバーは、スティーヴィー殺害の犯人を追う。ときどき現れるのが、スティーヴィーだし、リバーが追いかけてベランダから飛び降りて死んだ容疑者の亡霊などが出てくる。

 警察署内でも問題視され精神科医ロサ(ジョージナ・リッチ)の診断を受ける。6話から構成されアメリカ映画のような派手さはないが、イギリスの味とでも言える落ち着きのドラマだ。

 ラスト近くティナ・チャールズの「I Love to Love」に合わせてディスコ・ダンスを踊るステラン・スカルスガルドとニコラ・ウォーカーが楽しい。2メートルの身長ながら軽やかな動きを見せる。

 最後に抱き寄せ「I love you」と言う。彼女が生きているときに言いたかったが、手遅れかもしれないがきっと彼女は分かってくれる。これでこれからの人生、彼女とともに送れる。これはラブ・ストーリーでもある。
   

 
それでは、ティナ・チャールズの「I Love to Love」を聴いてみましょう。
 
監督
リチャード・ラクストン、ティム・ファイウェル、ジョシカ・ホッブス

キャストス
テラン・スカルスガルド1951年6月スウェーデン生まれ。

ニコラ・ウォーカー1970年5月イギリス生まれ。

ジョージナ・リッチ出自未詳


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海外テレビドラマ「コミンスキー・メソッド」2018年Netflix

2020-03-15 16:27:16 | 映画と音楽と
 ヒトは70歳を過ぎるころから頻繁に死を意識し始める。身辺がそのようになってくる。親戚や友人の死、最もつらいのが伴侶の死でそれが一層死が身近に思えてくる。

 このドラマで描かれる高齢者は一見恵まれているように見える。それは物質的に恵まれているのであって、精神的には金持ちもそうでない人も共通の悩みを抱えている。

 元俳優で今は演技指導のスクールを運営するサンディ・コミンスキー(マイケル・ダグラス)74歳。彼にはスクールの雑事を受け持つ独身の娘ミインディ(サラ・ベイカー)がいる。

 サンディの親友ノーマン・ニューランダー(アラン・アーキン)84歳は、エージェント会社を経営している。かつてノーマンには、サンディを俳優として成功させた実績がある。そういういきさつもあって、今では唯一の親友という関係なのだ。

 ノーマンの直近の悩みは妻の死だ。葬儀にはバーブラ・ストライザンド(本人ではない。それらしき装いの男らしい)が歌う1974年「追憶The Way We Were」が悲しみを増幅させる。
想い出は私の心の隅を照らす
遠い日の記憶は淡い水彩画
笑顔で写っていた忘れかけた写真
お互いに微笑みあった
遠い日の想い出

その頃はとても純粋でいられたの
それとも そう思い込んでいただけかしら
チャンスがあったら もう一度やり直せるかしら?
ね。~どう…できるかしら?
想い出は…美しくそれでいて
辛い想い出は ただ忘れたいだけ
そう笑いながら 思い出すでしょう
いつでも思い出せるわ
私たちの遠い日の想い出を
遠い日の想い出を

 これを聴きながらノーマンは涙ぐむ。慰めるサンディ。サンディも離婚して今は独身。二人とも悩みを持っている。サンディは、前立腺がんと肺がん。前立腺がんは、進行が遅いし薬物注射でPSA値が抑えられる。肺がんはちょっと厄介で行く末はシーズン3に委ねられる。

 ノーマンには、奔放な娘と険悪な状態が続くが、やっと和解の目途が見え始める。そんな悩みを抱えながら、サンディが持つ1970年代頃だろうと思えるベンツ(ドアを開けるとき鍵穴にキーを差し込んでいる)にノーマンを乗せたり、ノーマンはトヨタのレクサスのハンドルを握る。信号待ちしていたミニバンにあわや追突、自動ブレーキが利いて事なきを得た。(これトヨタも制作費を出してPRかな)

 「なんでこんなところに止まってるんだ!」とノーマン。「信号で止まっているんだよ」とサンディ。高齢者は往々にして自己中心になる。これが高齢者の欠点だろう。何かいい方法がないか。それがあるんだよね。

 どういうわけか、昔の恋人や付き合っていた女性が現れるんだ。サンディには、リサ(ナンシー・トラヴィス)57歳、ノーマンにはマデリン(ジェーン・セイモア)67歳。いずれも17歳違い。17歳から20歳という年齢差が高齢男性にはいいかもしれない。悩みは尽きないが、興味の湧く女性が身近にいることの幸せはまた格別。このドラマ、シーズン2までだが、シーズン3もあるようなのだ。

 年を重ねるごとに一つひとつ共鳴できる高齢者向きのドラマなのだ。高齢者向きと言っても爺むさくはない。ノーマンはいつもスーツにネクタイ、サンディはくだけた洗練されたスタイルで老いぼれてはいない。カッコいい高齢者と言える。

 それに付け加えれば、演技スクールの生徒の魅力的な若い女性。サンディは、そんな若い人に囲まれている幸せ者だ。




 それではノーマンが泣きたくなるほどいい曲「追憶」をバーブラ・ストライザンドでどうぞ!

企画
チャック・ロリー1952年10月ニューヨーク、ロングアイランド生まれ。

キャスト
マイケル・ダグラス1944年9月ニュージャージー州生まれ。1987年「ウォール街」でアカデミー賞主演男優賞受賞。

アラン・アーキン1934年3月ニューヨーク生まれ。2006年「リトル・ミス・サンシャイン」でアカデミー賞助演男優賞受賞。

サラ・ベイカー出自未詳 

ナンシー・トラヴィス1961年9月ニューヨーク生まれ。

ジェーン・セイモア1951年2月イギリス、生まれ



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海外ドキュメンタリー「ガブリエル事件~奪われた小さな命」2020年Netflixリミテッドシリーズ

2020-03-10 16:16:11 | 海外テレビ・ドラマ
 アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス郡パームデールで、それは起こった。

 「息子が浴槽で倒れた」という911へ救急通報があった。心肺停止状態を救急隊の蘇生処置でアンテロープバレー救急病院に搬送されてきた。その様子をベテランの看護師が語る。
 「頭蓋陥没骨折、喉が焼かれ、顔はアザと切り傷だらけ。目の周りやペニスにも。足は引きずられたような傷、足首には縛られたような痕、肺と鼠径部にはエアガンに使うBB弾が撃ち込まれ、体じゅうにタバコの火を押し付けられた痕が見られた。こんな状態は初めて」

 その子の名前は、ガブリエル・フェルナンデス8歳。救急病院から小児病院へ移された後、ガブリエルは死亡する。母パールとその恋人イサウロ・アギレが逮捕される。人種的には、名前からもヒスパニック系といえる。

 この事件がきっかけでお役所のご都合主義と無能ぶりが明らかになる。そのお役所とは、児童家庭サービス局(DCFS=Department of Children and Family Services)なのだ。ここが十分な機能をはたしていれば、ガブリエルが死ぬことはなかった。
 ガブリエルが通っていたサマーウィンド小学校の女性担任教諭の証言からも明らか。

 DCFSの責任者が「各ソーシヤルワーカーが持つ案件は、30件にもなる。手が回らないのが実情だ」というのも理解できるが、納得はできない。語られる証言からは、真剣さが見られないからだ。地方検事は、DCFSの職員数人を起訴した。

 虐待死させたイサウロ・アギレとパールを起訴するのは当然として、陪審員裁判が行われ、陪審員は第1級殺人罪か第2級殺人罪のどちらを適用するのか評議する。第1級殺人罪は、死刑か終身刑のどちらかになる。

 陪審員の評決は、「アギレに対しては第1級殺人罪で有罪」だった。ここロサンゼルスでは、量刑まで陪審員が評決する。結果は、「死刑」宣告だった。

 こういうドキュメンタリーを観ていて、当然わが日本に思いをいたすことになる。まだ記憶に残り多くの人に衝撃と憐憫で心を震わせた「船戸結愛ちゃん事件」がある。船戸雄大とその妻優里が犯した罪で、事件名が「保護責任者遺棄致死、傷害、大麻取締法違反被告事件」でどこにも殺人という文字は見当たらない。

 2019年10月15日東京地裁は、検察の求刑18年に対し懲役13年だった。軽いのか重いのか? 庶民感覚では軽いと受け止める人が多いのではないだろうか。いわゆる専門家では重いらしい。それは庶民は殺人事件と捉えているが、専門家たちは事件名に基づいた判断だからと言える。

 いずれにしても、犯人二人アギレも船戸雄大も心が壊れているのは確かだ。なんの反応も示さないという法廷での態度も共通している。日米の判決を比較するとなんと隔たりの大きいことか。

 このドキュメンタリーで、「西欧諸国で死刑制度があるのはアメリカ合衆国だけだ。いうなればアメリカは、慈悲の国でもあり報復の国でもある」日本もかつては、さらし首や市中引き回しのひどい刑罰もあったが、いつの間にすましたお人よしになったのか。

 アマゾンが運営する映画サイトIMDb(Internet Movie Database)には書き込みがあり、そこには「こういう事態を招く責任も私たちにもある。より良い解決策を見出す必要がある」社会全体で支えていこうという意見に元気づけられる思いがした。

 これらを制作したのは、プロデューサー・脚本家のブライアン・ナッペンバーガーとローウェル・バーグマンの二人。

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海外テレビドラマ「ゴッドレス神の消えた町」2017年Netflix7話完結のリミテッドシリーズ

2020-03-08 16:27:37 | 映画と音楽と
 壮絶な女の戦いの西部劇。ニューメキシコ州ラ・ベル。鉱山の町ラ・ベルは、崩落事故により男たちのほとんどが犠牲になった。残された女たちは途方に暮れる。そんな女たちを助けるという口実の偽善者が表れる。その偽善者が派遣する用心棒たちが町を牛耳り女を手籠めにする。

 町はずれの荒野で野生馬の牧場を営むアリス・フレッチャー(ミシェル・ドッカリー)のところへ、無法者のロイ・グッド(ジャック・オコンネル)が転がり込む。ロイ・グッドは無法者の育ての親フランク・グリフィン(ジェフ・ダニエルズ)から、大金を盗んで逃げ出したのだ。怒り狂うフランク。

 フランク・グリフィンは、30人の部下を従えて皆殺しをいとわない悪党。その悪党を追う連邦保安官ジョン・クック(サム・ウォーターストン)。

 町を守る保安官ビル・マクニュー(スクート・マクネイリー)と助手ホワイティー・ウィン(トーマス・サングスター)。ビル・マクニューの妹メアリー・アグネス・マクニュー(メリット・ウェヴァー)が陰で兄を助ける形になっている。メアリーは、男装でガンファイトも助手のホワイティーの腕を上回る。

 ロイ・グッドを追ってフランク・グリフィンがラ・ベルの町に近付く。騙され虐げられた女たちが立ち上がる。女の持つライフルの銃口は、建物の二階から無法者を待ち構える。

 完全な勧善懲悪劇であるが、ニューメキシコ州サンタフェで撮影され、雄大な大自然と疾走する馬の美しさに魅了された。30頭の馬が川を渡渉する水しぶきは圧倒的だったし、平原を横切るショットも砂塵を巻き上げながらの怒涛の疾走もいい。

 人間の方はというと、個性的な俳優揃いで大自然や馬に引けを取らない。1960年フロリダ生まれの脚本家・映画監督・プロデューサーのスコット・フランクによる。ロサンゼルス・タイム紙は、ハリウッドで最高の脚本家の一人と絶賛している。




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映画「トゥルー・ストーリー」2015年

2020-02-28 16:12:52 | 映画と音楽と
 記事を捏造したとしてニューヨーク・タイムズを解雇された敏腕記者マイケル・フィンケル(ジョナ・ヒル)の実話物語。

 新聞記者の命ともいえる真実の記事を捏造したとあれば、新聞界や出版界からすべて敬遠される。希望の持てない日々を雪深い故郷で送っているとき、地方紙の記者から電話で問い合わせが来る。

 「クリスチャン・ロンゴの件で、あなたに話を聞きたい」突然の話で戸惑いながら、ネットで調べてみると家族4人を殺した殺人犯だと分かる。しかも、逮捕時には自分の名前ニューヨーク・タイムズのマイケル・フィンケルと名乗っていたという。

 興味を持ったマイケルは、クリスチャン・ロンゴに手紙を書き、郡刑務所で面会する。クリスは模範囚として扱われ態度も穏やかで説得力のある話し方をする。
 クリスは「テレビ局や新聞社からオファーがあるが、すべて君に託すよ。君の文章のファンだから。文章の書きかたも教えてくれ」

 クリスはザラ紙に自身の物語を書き上げていく。面会室で文章についてのアドヴァイス。「23頁、”妻は僕がわざとクビになったと言うがやりたくなくはなかった”とあるが、これは二重否定だ。これでは弱い。”やりたかった仕事だ”と書いたほうがいい」

 この二重否定というのは「~ないない」の連続のことで、特にビジネス文章では避けたほうがいい。一例として「締め切りに間に合わないこともない」を「締め切りに間に合う」とすべきとある。

 「二重否定」というこの言葉が、のちの裁判所でクリスの口から発せられマイケルにショックを与える。無罪を信じていたマイケルにとって、クリスが司法取引で有罪を認めたことが、クリスの説明が曖昧なものだったと証明したからだ。

 クリスの文章をもとにマイケルは原稿を練り上げる。曲がりなりにもクリスチャン・ロンゴについての出版は完結した。書店でのセールス・トークの後、読者との交流で「あなたは出版という果実を得たが、失ったものは何ですか?」という趣旨の質問があった。マイケルは凍りつき呆然とたたずむ。

 マイケルの失ったものは、矜持とか尊厳ではないだろうか。記事の捏造はまさにプライドを傷つけることだし、家族四人を殺した殺人犯の伝記を書くという三流の物書きになり下がったわけだ。

 頭の切れる殺人犯だが、演じるジェームズ・フランコがよくやっているが、切れ味鋭いナイフのようなシャープさがなかった。こういうワルについては、イギリスのドラマ「ライン・オブ・デューティ」で見せた悪徳警部役のキーリー・ホーズを今は思い出す。観ていて腹が立つくらい憎々しい演技だった。




監督
ルパート・グールド1972年イギリス、ロンドン生まれ

キャスト
ジョナ・ヒル1983年12月カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。2011年と2013年にアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。

ジェームズ・フランコ1978年4月カリフォルニア州生まれ。2010年「127時間」でアカデミー賞主演男優賞にノミネート。

フェリシティ・ジョーンズ1983年10月イギリス、イングランド、バーミンガム生まれ。2014年「博士と彼女のセオリー」でアカデミー賞主演女優賞にノミネート。
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海外テレビドラマ「SAFE埋もれた秘密」2018年Netflix

2020-02-25 20:53:36 | 映画
 イギリス制作のドラマに観るべきものが多いが、これもその一つ。企画したのはハーラン・コーベン。

 この人の作品は、2020年「ザ・ストレンジャー」を先に観て、「ストレンジャー」の運命の悪戯、主人公の父が残した謎の女「ストレンジャー」が異母妹にあたるという皮肉を描いた。「SAFE」も運命の悪戯という要素が取り入れてある。

 門番と鉄の扉にガードされた高級住宅地。SAFE安全な場所であるはずが、外科医のトム(マイケル・C・ホール)の娘ジェニー(エイミー・ジェームズ=ケリー)が行方不明になる。トムは妻を亡くしていて警部のソフィア(アマンダ・アビトン)と恋人関係。ソフィアは警察に任せろというが、トムは必至で探し回る。人が殺されて謎が深まる。

 行方不明事件には、過去の秘密が関わっていて意外な結末が待っているし、運命の悪戯も用意してある。


企画
ハーラン・コーベン1962年1月ニュージャージー州ニューアーク生まれ。

キャスト
マイケル・C・ホール1971年2月ノースカロライナ州生まれ。2001年から2005年にかけてドラマ「シックス・フィート・アンダー」で葬儀社一家のお話が印象に残る。

アマンダ・アビントン1974年2月イギリス生まれ。

エイミー・ジェームズ・ケリー出自未詳

ハンナ・アータートン1989年1月ロンドン生まれ。

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海外テレビドラマ「ブラッドライン シーズン1~3」2015年~17年Netflix

2020-02-21 20:41:39 | 海外テレビ・ドラマ

 フロリダ州フロリダキーズの真っ白な砂浜を持つリゾートホテルを経営するのはロバート(サム・シェパード)とサリー(シシー・スペイセク)夫妻のレイバーン家。創業以来45年を迎え記念パーティーの日、問題児の長男ダニー(ベン・メンデルソーン)が帰ってくる。

 地元では名家と知られるレイバーン家には、地元警察の刑事次男ジョン(カイル・チャンドラー)、大型ボートメンテナンス業を営む三男ケヴィン(ノーバート・レオ・バッツ)、弁護士のメグ(リンダ・カーデリーニ)がいる。

 定職も持たず実家から出て何をしているか分からないダニー。父ロバートはメグに命じて遺産相続からダニーを外している。まだ先のことと思われていた父ロバートの死。

 これを機にダニーは、家族を支配し始める。不肖の息子ほど可愛いといわれるが、その母サリーはダニーの意見に微笑みながら承諾していく。それを快く思わないジョンをはじめとした兄妹たちとダニーの間に不穏な空気が漂う。

 人の気配の少ない海岸でダニーとジョンが話し合う。話し合いはエスカレート、波打ち際の殴り合いに発展する。ダニーより一回り大きいジョンの力が勝りダニーを水中に押し付けて溺死させる。呆然とするジョンではあるが、ケヴィンとメグを呼び死体の処理を相談する。

 この事件をきっかけにレイバーン家の秘密が明らかになり没落が始まる。ちょっとくどいなと思わせるが、ドラマとしては飽きさせず観て損はないだろう。

 企画したのは、異色の女優グレン・クローズが好演した2007年「ダメージ」、1999年「ザ・ソプラノス哀愁のマフィア」を制作した脚本家・プロデューサーのトッド・A・ケスラー。ニューヨーク生まれのデトロイト育ち。加えてグレン・ケスラー、ダニエル・ぜルマンも参画。



キャスト
カイル・チャンドラー1965年9月ニューヨーク州バッファロー生まれ。

ベン・メンデルソーン1969年4月オーストラリア、メルボルン生まれ。

リンダ・カーデリーニ1975年6月カリフォルニア州レッドウッド生まれ。

ノーバート・レオ・バッツ1967年1月ミズーリ州セントルイス生まれ。

サム・シェパード1943年11月イリノイ州フォート・シェリダン生まれ。2017年没。

シシー・スペイセク1949年12月テキサス州生まれ。

 

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映画「マリッジ・ストーリー」2019年Netflix

2020-02-18 16:40:02 | 映画

 結婚ってホント面倒くさいなあと、あらためて思わせる映画だ。「人の話をよく聞くし、相手を気遣う心がある。片付けや皿洗いは苦手。でも、息子の髪や俺の髪も切ってくれる。意外と俺に対して自由にさせてくれる。贈り物のセンスがいいし、息子と暇さえあれば遊んでいる。
 それにすごい力持ち。俺が開けられない瓶のフタもいとも簡単に開ける。そして乗る車は、マニュアル車。母親と姉とも仲良し。まだまだいいところがあるけど、これが舞台監督をやっている俺チャーリー(アダム・ドライヴァー)の妻で女優のニコール(スカーレット・ヨハンソン)だ」

 次にニコールの独白。「チャーリーの好きなところは、意志の強さ。他人に何を言われようがしたいことをする。家事が得意なのは、非常に助かる。ほつれも縫うし、料理もアイロンも自分でする。几帳面で節約家、部屋の電気を人がいても消す。負けず嫌いで子煩悩。服のセンスが良く恥ずかしくない。ほかにもあるけど、これがチャーリー」

 この二人に別れ話があって、息子の親権をめぐる争いが待っている。男と女、お互いの長所と短所を補い合える理想的な夫婦に見えるが。相手に完璧を求めても成り立たないのが世の中。弁護士を中に入れるととんでもない駆け引きをする。過去は掘り返され憎悪を植え付けるかのように。

 ニコールにはノラ(ローラ・ダーン)、チャーリーにはジェイ(レイ・リオッタ)という弁護士がつく。
ノラからの電話は「親権はあなたに
55%、チャーリー45%よ」
ニコール「そういうのは望んでなかった。50:50と」。

 かくして今日も息子を迎えに来たチャーリー。もう、元へ戻ることはできない。舞台監督のチャーリーは、仲間と食事。そのレストランで歌う。

誰かが君をきつく抱きしめ

誰かが君を深く傷つける

誰かが君の椅子に座り

君の眠りを妨げる

誰かに過剰に必要とされ

知られすぎている

急に引き上げられたと思ったら

地獄に落とされる

生きてる 生きてる 生きてる

 チャーリーの意志の強さとニコールの気遣いの歯車が噛み合わなくなったとき、「親が憎けりゃ子まで憎い」という心境まで達したのかもしれない。一筋縄ではいかないのが結婚生活。



YouTubeでアダム・ドライヴァーの歌を!

監督
ノア・バームバック1969年9月ニューヨーク市ブルックリン生まれ。本作は2019年第92回アカデミー賞で脚本賞にノミネート。

キャスト
スカーレット・ヨハンソン1984年11月ニューヨーク市ニューヨーク生まれ。

アダム・ドライヴァー1983年11月カリフォルニア州サンディエゴ生まれ。

ローラ・ダーン1967年2月カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。

レイ・リオッタ1955年12月ニュージャージー州ニューアーク生まれ。


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