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「拾い読み 女は男より運転が下手?」

2013-03-31 13:10:50 | 雑記

 女は男より運転が下手とは限らないということです。特に比較されるのが、後進での駐車です。

 ドイツの田舎町での出来事は、新設の駐車場に「難易度」に応じた男女別の駐車スペースを設置したことです。照明が明るく、広々とした出口付近の12台分は、運転が苦手とされる女性専用。一方で、柱と壁の間にバックで駐車しなければならない2台分の変形スペースは男性専用となりました。


 この計画が発表されると、即座に怒りの大論争が巻き起こったそうです。ドイツ国内はもちろん国外のメディアからも「性差別者の駐車場」との非難が殺到いたしました。これは女性は運転が下手という前提ですから非難されていますね。

 そこで、イギリス最大の駐車場会社の自社駐車場で男女2,500人について密かに観察をしました。すると20点満点で女性の平均は、13.4ポイントで、男性の12.3ポイントより高かったそうです。
 後進駐車を選んだ人の割合も女性は11%高い結果だったそうです。更に駐車スペースの中央に車を寄せる人の割合は女性が53%で、男性はわずか25%の数字です。

 とは言っても逆の結果を示す研究もあります。ドイツのルール大学ボーフム校の調査では、男性は女性より迅速に適切な位置に駐車できたという。車庫入れのように頭の中で物体の回転を想像する能力が必要な動作では、男性のほうが空間認識能力がやや高いとする研究もあり、運転免許試験の結果にも、男女の差が明確に表れているらしいです。

 イギリスの11年の統計では、後進駐車の「コントロール欠如」が原因で運転免許試験に不合格になった女性は4万863人。一方、男性は1万8798人だったといいます。

 これにめげてはいけませんぞ! 女性の方々! 先の駐車場会社の調査で「自分は大半の男性より車庫入れがうまい」と答えた人は回答者の5分の1以下のようで、別の調査では、女性に自信を与えて固定観念を取り除くと、運転スキルが顕著に向上したというのもあります。自信さえつければ、女性は優良ドライバーになり得ます。

 それにもっと大事なことは、ひとたび路上に出れば、男性のほうが危険の度合いが高まることです。アメリカでは死亡・重傷事故の8割は男性が引き起こしたもので、飲酒運転をする男性も女性の3倍に上ると言われます。日本の現状もあまり違わないのではないでしょうか。

 ただ、私から見ると車の流れには乗って欲しいとは思いますがね。他車への気配りも大事で自己本位は事故を誘発することもありますからね。例えば、後続の車がイライラする結果でということもありますね。これは女性に限らず、高齢者の男性にも言えますね。特に年をとってから免許を取った方によく見られます。以上自戒をこめて。
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映画「アルゴARGO ’12」劇場公開2012年10月

2013-03-28 12:33:52 | 映画

                            
 1979年11月4日イランのアメリカ大使館人質事件が発生。外交官や大使館警備の海兵隊員とその家族52人がデモ隊の大使館占拠の際、人質として拘束された事件である。その時外交官6人が裏口から脱出してカナダ大使館私邸にかくまわれた。

 この救出作戦を、トニー・メンデス(ベン・アフレック)の提言によるSFファンタジー大作映画のスタッフが現地調査でイランを訪れて帰国すると言う計画でその映画の題名がアルゴというわけ。

 一体どうして人質事件が発生したのか。映画はその辺をまず説明している。ナレーションで次のように流れる。「1958年英米が陰で操ってパーレビを国王にした。若きパーレビは贅沢な浪費で知られた。王妃は牛乳で体を洗い、パーレビはコンコルドでパリから昼食を運ばせた。民は餓えていた。パーレビは権力維持のため秘密警察“サヴァク”を創設。拷問と恐怖の時代が始まった。パーレビはイランの西欧化をめざしシーア派教徒たちを激怒させた。1979年イラン国民はパーレビを追放した。亡命していた最高指導者ホメイニ師が帰国。恨みの応酬、粛清、混沌がイランを覆った。米国はガンを患うパーレビの入国を許可。イラン国民は米国大使館に押し寄せパーレビの引渡しを要求した。裁判にかけ絞首刑にするために」

 感想の多くは、手に汗握るスリリングな展開でさすがベン・アフレックだ。というのが多い。ただ、確かに1980年1月27日の脱出決行日は緊張感に包まれるが、それまでは淡々としたテンポで流れていく。この辺は創作できない実話を基にした欠点かもしれない。全体に緊張感が押し寄せてこない。

 主人公役のベン・アフレックのほとんど笑顔のない演技と最後に別居中の妻と顔を合わせるが、言葉がなかった。無言の抱擁だった。それでもいいかもしれないが、実際のトニー・メンデスは、妻から「あなたは英雄だ」と言われたといっている。そういう一言があってもよかったかもしれない。

 映画は救出作戦のみを追った感じだ。アカデミー作品賞も、なんだかアメリカ賛歌の気がしないでもない。ベン・アフレックの’07「ゴーン・ベイビー・ゴーン」’10「ザ・タウン」の二作ほどの重みと余情は感じられなかった。ちなみに「ゴーン・ベイビー・ゴーン」は劇場未公開だ。
            
            
        
監督
ベン・アフレック1972年8月カリフォルニア州バークレー生まれ

キャスト
ベン・アフレック
ブライアン・クラストン1956年3月カリフォルニア州産フェルナンドヴァレー生まれ。
アラン・アーキン1934年3月ニューヨーク生まれ。
ジョン・グッドマン1952年6月ミズーリ州セントルイス生まれ.。
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「拾い読み 世界長者番付に文句をつける人もいる」

2013-03-25 14:23:47 | 雑記

 実に面白い。文句を言っているのは、先に発表されたフォーブス誌の世界長者番付で、26位とされたサウジアラビアのワリード・ビン・タラール王子で正当なのは10位だと主張している。とニューズウィーク日本版にあった。

 フォーブス誌は、ワリード王子の資産は200億ドル(日本円で約1兆9千億円)と判断したのが気に食わないらしい。実際は、296億ドル(約2兆8千億円)だという。
 しかし、フォーブス誌はワリード王子は長者番付にこだわっており、資産の価値を調整したのではないかとまで言っている。

 それにしても大金持ちは大金持ちで小さなことにこだわっている漫画的なシーンで笑ってしまう。まあ、言ってしまえば肝っ玉の小さい男だなあ。

 肝っ玉が小さいと言えば、中国もそうだ。3月11日の東日本大震災の2周年追悼式で、台湾の「指名献花」に抗議して欠席したことだ。
 その理由が「日中共同声明の原則と精神に背く行為だ。日本に言行一致を促す。小細工はしないでほしい」と言う。こんな重箱の隅をほじくるようなことを言うとはねえ。ご恩に報いて何で悪いのだろう。どっしりとした大国の姿を見せてほしい。

 韓国も欠席だったが、こちらは事務的ミスだという。これも眉唾だね。中韓は情けない国だね。この二国と付き合っていくなんて気が重いね。
                 
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映画「いとしい人Then She Found Me’07」劇場公開2009年3月

2013-03-22 13:01:41 | 映画

                 
 女優のヘレン・ハントが監督した作品。共に教師の二人、エイプリル(ヘレン・ハント)とベン(マシュー・ブロデリック)は結婚した。39歳のエイプリルは、子供が欲しくて焦っていた。
 だからコートの下に黒いセクシーな下着を潜ませたりする。夫のベンは、唐突に別居したいと言う。毎夜のセックスに逃げ出したのかも。

 そんな時、出会ったのが小説家のフランク(コリン・ファース)だった。当然恋が始まる。養母の死の後、実母だと現れたバーニス(ベット・ミドラー)がエイプリルの悲嘆を和らげる。

 特別印象に残る映画ではなかった。俳優出身の監督で成功しているクリント・イーストウッドやベン・アフレックは、俳優としてはアカデミー賞受賞の経歴はないが、ヘレン・ハントは’97「恋愛小説化」で主演女優賞を受賞している。この辺が面白いところで、演じることと演じさせることの違いがあるようだ。

 映画のほうは、結局エイプリルが養子を育てることで終わる。これがよく分からない。フランクには二人の子供があるからその子供たちで十分だろうに。しかもその養女は、中国人で全然可愛くない。女のこだわりなのかもしれないが、不快感が残った。
            
            
監督
ヘレン・ハント1963年6月ロサンジェルス生まれ。

キャスト
ヘレン・ハント ベット・ミドラー1945年12月ホノルル生まれ。
コリン・ファース1960年9月イギリス、ハンプシャー生まれ。’10「英国王のスピーチ」でアカデミー主演男優賞受賞。
マシュー・ブロデリック1962年3月ニューヨーク生まれ。
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「拾い読み 精子の旬」

2013-03-18 12:29:27 | 雑記

 ロイターによると、イスラエルの研究で精子にも一番動きの活発な時期、いわゆる旬があるということらしい。
 この時期には、妊娠しやすい傾向にある。一年のうち、冬から初春にかけてが精子の一番元気な期間だそうだ。したがって、秋に出産数が多い説明にもなる。

 ただ、日本のこの季節は寒い。北海道や東北の寒い地域の家屋は、かなり暖かいと聞くが、関東以西となると部屋だけの暖房が多いはず。
 精子の元気な時期に寒さでその気になれないということもある。パジャマなどの着衣での行為は凡そ男女のスキンシップにはそぐわない。

 じゃあどうするの? 例えばこんなのはどうだろう。シティ・ホテルが盛んに昼間の利用をPRしていて、このデイユースを利用するというのは? 
 都心で安いところで3,500円、高くても6,500円ぐらい。勿論、15,000円というところもある。
 ホテルなら暖房は十分だし、それにシティ・ホテルなら、人目をあまり気にしなくてもいい。雰囲気もいいから心の安定につながり妊娠の確率も高くなろうというもの。
 そこまですることもないだろう? という言葉が聞こえてくるようだ。まあ、そんなことでロイターの記事から、あらぬ連想をしたわけ。
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「近ごろ思うこと 老いて美しい人]

2013-03-15 13:03:26 | 雑記

 女性は老いても美しくありたい、と思っている。男は若く見られたい、と思っているはず。どちらも個人差のある問題で、こうすれば美しくなれるとか、若く見られるという極意はない。
 ただ、気持ちの持ち方で変わってくるのは確か。若く見られたいなら、服装に気を使い、女性なら化粧という手段もある。女性は恵まれている。男はそのまんまで、皮膚に老化の斑点が散らばっても隠すことが出来ない。

 まあ、そんな愚痴を言っても始まらんというわけで、老いて美しい人をハリウッドの女優さんから見てみよう。
 私の好きな女優で、ダイアン・キートンとキャンディス・バーゲン。この二人は共に1946年生まれで67歳で、魅力的な女優だ。これは男の視点だけど。さすがに目じりのシワと首周りのたるみは隠せないが、顔は瑞々しく輝いている。
 添付の写真では、目じりシワや首周りのたるみは分からないが、スクリーンでアップのときにはよく分かるはず。シワやたるみも年輪を思わせて、逆に魅力あるものに変えているようだ。
           
           

 一方であまりいい老け方をしなかったのが、イングリッド・バーグマン。若い頃の輝くような美しさが少しも残っていない印象だしね。いづれもスクリーン上の比較だから、役柄によってはメイクも違ってきて印象も変わる。晩年のバーグマンは地味な役柄が多かった気がする。それで損をしているのかも。

 メリル・ストリープも64歳、美しく老けたという感じはしない。好きな女優の一人ではあるが、それはあくまで演技派として。

 曲は、Velvet Voice(ビロードのような声)と言われたロイ・オービソンで「プリティ・ウーマン」をどうぞ!
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映画「ケイト・レディが完璧な理由(わけ)I don't know how she does it ’11」劇場公開2012年6月

2013-03-12 21:37:44 | 映画

                 
 ケイトの親友アリソン・ヘンダーソン(クリスティナ・ヘンドリックス)が語る。「ケイトとは6年の仲よ。デキる女で思いやりもあるわ。働くママたちは日々忙しさに翻弄されるけど、ケイトはまさに超人! 仕事も家事もすべて完璧にこなしちゃうんだから。嫁姑問題ともまったく無縁みたい。本当にすごい女性よ。ママなら誰でも一度は挫折を味わうけど、ケイトの場合は去年の冬、すべてはバザーから傾き始めた。この話し聞いた?」

 大手投資会社に勤め出張の続くケイト(サラ・ジェシカ・パーカー)にとって、家族との関係を良好に維持していくのかが目下の課題だった。夫との関係、娘と息子との関係。娘は「ハグ」は嫌いだと言って、ケイトのハグをすり抜ける。息子はまだ小さいから無邪気なもので、毎朝ケイトのベッドによじ登ってくる。目が覚めたケイトは、至福の瞬間を満喫する。男とは一味違う働く女性を描く。

 そしてケイトは、ぬけぬけと言い放つ。「セックスレス問題は、私には分からない。いまだに夫にメロメロだし、額のシワにも、緑色の瞳にも愛情を感じる。シャワーの後の香りにも」
 ただし、問題はただ一つ。出張帰りの夫婦の会話。
「クタクタだろう?」と夫。
「ちょっとね。まだ平気」と言ってにやりとする。

 先にシャワーを浴びたケイトがベッドに横たわると同時に深い眠りに落ちてしまう。それを見た夫は、首を振るしかない。この映画では、夫婦の問題を掘り下げていないが、暗に示唆しているのかもしれない。

 すごく感動を与えられた訳でもないし、主役のサラ・ジェシカ・パーカーが魅力的に見えなかった。お疲れ様! と言ったところかな。
             
             
             
             
             

監督
ダグラス・マクグラス出自不明

キャスト
サラ・ジェシカ・パーカー1965年3月オハイオ州ネルソンヴィル生まれ。
ピアース・ブロスナン1953年5月アイルランド生まれ。
グレッグ・ギニア1963年6月インディアナ州生まれ。
クリスティナ・ヘンドリックス1975年5月テネシー州ノックすヴィル生まれ。
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映画「マリリン 7日間の恋My week with Marilyn ’11」劇場公開2012年3月

2013-03-09 12:57:54 | 映画

                 
 マリリンは、モンロー・ウォークでセクシー・シンボルとなったマリリン・モンロー(ミッシェル・ウィリアムズ)である。劇作家のアーサー・ミラーとの新婚旅行を兼ねて、ローレンス・オリヴィエ(ケネス・ブラナー)が監督・主演する「王子と踊り子」の撮影に入るためにロンドンの空港に降り立った。大変な報道陣でマリリン・モンローは、上機嫌だった。

 ところが撮影に入るとオリヴィエは、マリリンの演技に不満をつのらせNGをやたらに出し始める。しかも独り言でののしるのは、「タヌキに演技を教えるほうがマシだ!」

 マリリンは、それに悩んで睡眠不足なのか、遅刻が多くなる。良家出身の青年コリン・クラーク(エディ・レッドメイン)が、オリヴィエから見張り役を命じられる。コリンの仕事は。第三監督(サード)と言われる職務で何のことはない使い走りに過ぎない。

 夫であるアーサー・ミラーは、オリヴィエに次のように告白して単身帰国する。「私には何も出来ない。守ってやりたいがムリだ。私がいれば不安が消え自分が変わると思っている。彼女、私のメモを ただのメモだよ。読んで誤解した。仕事が出来ない。頭が働かない。彼女に食い尽くされる」

 残されたマリリンは、心の優しいエディに惹かれていく。ところがある夜、アーサーの子供を身ごもったことが分かる。コーリーは、マリリンとの結婚まで考えていたが、マリリンはあっさりとアーサーとの生活に戻ることを告げる。シビル(ジュディ・デンチ)がコーリーに語りかける。「初恋って甘くつらいものよ」

 実在したコリン・クラーク(1932~2002)は、イートン校、オックスフォード大学を卒業。1956年「王子と踊り子」の撮影のとき、サー・ローレンス・オリヴィエの個人秘書を務める。オリヴィエとともにロイヤル・シェイクスピア・シャターの世界ツアーに参加。その後、テレビ界に入り100を超えるドキュメンタリー映画を製作・監督した。
 なお、マリリン・モンロー役のミッシェル・ウィリアムズは、この映画でアカデミー主演女優賞にノミネートされた。
             
             
             
             

監督
サイモン・カーティス1960年3月ロンドン生まれ。

キャスト
ミッシェル・ウィリアムズ1980年9月モンタナ州生まれ。’05「ブロークバック・マウンテン」でアカデミー助演女優賞に初ノミネート。
ケネス・ブラナー1960年12月イギリス、北アイルランド、ベルファスト生まれ。
エディ・レッドメイン1982年1月ロンドン生まれ。
ジュディ・デンチ1934年12月イギリス、ヨーク生まれ。
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映画「デンジャラス・ランSafe House ’12」劇場公開2012年9月

2013-03-05 13:25:33 | 映画

                 
 CIAを裏切った危険人物トビン・フロスト(デンゼル・ワシントン)が、南アフリカ・ケープタウンにある隠れ家(Safe House)に連行されてきた。
 この隠れ家を一人で管理しているのがマット・ウェストン(ライアン・レイノルズ)。ウェストンはかねがね現場の体験を希望していて上司デイヴィド・バーロー(ブレンダン・グリーソン)に直訴していた。デイヴィッドはいつも「もう少し辛抱しろ」と言うだけだった。

 そこへ降って湧いたような緊迫した状況に置かれた。尋問室での拷問を目撃して、ショックを受ける。フロストは相手の心理につけ込む事にかけては卓越した才能を持っていた。盛んにウェストンに働きかけるが、ウェストンは懐疑的だった。

 そこえこの隠れ家が知られていないにもかかわらず、得体不明の一団に襲われる。ここから文字通り危険な逃走が始まる。それを追うキャサリン・リンクレーター(ヴェラ・ファーミガ)をチーフにしたCIA。
 ところがこのチームにも裏切り者デイヴィッドがいて、リンクレーターを殺しフロストが持つファイルを血眼で追ってきた。逃れてきた隠れ家での銃撃戦で、デイヴィッドが死にフロストも死んだ。

 そのときフロストから受け取ったメモは、CIA副長官に提出した報告書には記載しなかった。副長官からファイルの件を問いただされたが、知らないの一点張りでかわした。本部ビルを出て携帯電話を取り出した。

 その後のテレビでは、レポーターが「CIA MIー6などの不正や汚職に関する内容です」と放送していた。ウェストンは、危険な現場を体験し見事に切り抜けた。成長した若者だった。 特に印象に残ったのは、フロストを演じたデンゼル・ワシントンの死に方がよかった。死に方に熟考した跡がうかがえた。
             
             
             

監督
ダニエル・エスピノーサ1977年3月スエーデン、ストックホルム生まれ。

キャスト
デンゼル・ワシントン1954年12月ニューヨーク州マウント・バーノン生まれ。アカデミー賞受賞俳優。
ライアン・レイノルズ1976年10月カナダ、バンクーバー生まれ。スカーレット・ヨハンソンと結婚して離婚した経歴。
ヴェラ・ファーミガ1973年9月ニュージャージー州ノバサイク郡生まれ。’09「マイレージ・マイライフ」でアカデミー助演女優賞に初ノミネート。
ブレンダン・グリーソン1955年3月アイルランド、ダブリン生まれ。
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「読みかけの本 チャーリーとの旅から」

2013-03-01 17:48:00 | 読書

                 
 今読んでいるのは、ジョン・スタインベックの「チャーリーとの旅」。ジョン・スタインベックは、1962年のノーベル文学賞受賞作家で「二十日鼠と人間」「怒りの葡萄」「エデンの東」という代表作で知られている。

 私はそれらを読んでいないのに、この本を読んでいると言うわけ。それというのも私はキャンプ大好き人間だし、この本がキャンピング・カーで犬のチャーリーとの旅日記だからだ。
 1960年からはじまった旅は、文明批評や人間観察それになによりも人との交流をユーモア溢れる文体が爽やかでにやりとする。

 人との会話がないということは、犬を連れているとはいえやっぱり寂しいらしく、そこでこんな記述に行き当たる。

「会話の糸口を見つける技術はどこでも同じである。ずっと前から知っていて、こんどの旅行であらためて確認したことだが、見知らぬ人の注意を引き、助けを求め、相手を会話に引き込む最上の方法は、道に迷うことである。飢え死にした母親の死体を、道から蹴落として進むような人間でも、旅人に道を聞かれたら、何時間かけても、嬉々として教えるものだ。たとえ、自分がその道を知らなくても―――」
どうだろう、にやりとしないだろうか? 

 そこでふと思ったのは、今はカーナビ全盛であれを装備していないと異端視扱いされる気がしている。あれは何も考えずに目的地につくというので、道に迷うことがない。ということは、地元の人との会話がないということになる。これは旅の醍醐味を損なっているし、無味乾燥そのものといえるかもしれない。そういうことで私は悩んでいて、カーナビを買おうか、どうしようかと……。

 それと驚いたことに1,500円のこの本がアマゾンで中古品として7,462円から18,900円の値段がついていたということ。値打ちものなんだ。

 この辺で癒しの音楽もいいかもしれない。Kevin KernのRomantic Pianoで「Sundial Dreams」をどうぞ!
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