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なぜ肌の色が黒、白、黄色とあるのか? それが分かる記事があった。(日経電子版)

2015-04-29 15:52:00 | 健康

 おそらく100人の人に肌色は何色が好きか? と訊ねたら全員が「白」と答えるだろう。古来日本でも「色の白いは七難かくす」と言われ顔、鼻、目などの形がそれほどでなくても、色が白いだけですべてが良く見える。

 日本では透き通るような白い肌の人は滅多にいないから、ますます貴重な存在で憧れの的といえる。まあ、そういう特別な人はともかく、大半の人は遺伝子の黄色で我慢するしかない。

 じゃあ、いったいなんで私たち日本人は黄色になったんだろう。もともと人間の肌は黒が基本らしい。アフリカで誕生した肌の黒い人の一部が数万年前にヨーロッパへ移動した。黒い肌というのは、肌を守るためメラニン色素を表皮に蓄積する仕組みを進化させた結果という。肌には紫外線を浴びてビタミンDを合成する作用がある。

 ヨーロッパはアフリカと比べて日差しが弱い。光を遮る黒い肌では十分なビタミンDが作れない。そこで進化の過程で肌が白くなっていった。黄色も同じ理屈で日差しに合った肌色といえる。植物もその土地の風土に合ったものが生育するように人間も同じだろう。日本でも東北美人といわれる色白の女性が典型的といえる。

 眼の色もメラニン色素と関係があるらしく、白人にはブルーとかグリーンの目が多いのはそのため。ただ、色の白い人はシワやシミが出来やすいとも言われる。そういえばある80代の白人の写真を見ると腕なんかにシワが一杯あった。これからの季節、色の白い人は紫外線対策も入念にというところか。なお、詳しい記事はこちらからどうぞ!
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二コール・キッドマンに酔いしれますぞ! 「グレース・オブ・モナコ/公妃の切り札 ’14」

2015-04-27 17:25:34 | 映画

              
 マリリン・モンローと同時代の品のある女優の筆頭だったグレース・ケリー。このグレース・ケリーを二コール・キッドマンが演じている。この役は二コール・キッドマン以外は考えられないと思う。適役だった。

 お話そのものは、小国モナコがフランスのド・ゴールにいじめられているのを見て、それまで宮廷に馴染めなかったグレース・ケリーが腹を据えてフランス語の習得や宮廷のしきたりを学び、国境の検問所にいるフランス軍に差し入れまでする。
 モナコの国民を惹きつけ赤十字主催の大舞踏会を催す。ド・ゴールやアメリカの国防長官も招待。マリヤ・カラス(パス・ベガ)のアリアが終わってのスピーチ。これが功を奏したのかド・ゴールは、国境の閉鎖を解除。ストーリーはあまり魅力的ではない。

 二コール・キッドマンだけを見ていたというのが本当のところ。伝記映画と謳っているのであれば、1982年9月の自動車事故による死亡までを描かなければ。案の定、遺族レーニエ3世の実子であるアルベール2世、カロリーヌ公女、ステファニー公女の3人は、撮影終了後の2013年1月に本作に対して「必要以上に美化され、史実に対して不正確」と批判、数多くの変更を要求したにもかかわらず無視されており、本作は伝記映画ではなく、完全なフィクションであるとしている。

 アルベール2世は、特に父親であるレーニエ3世が「指導者として一方的で、妻を束縛する男」として描写されている点に不満を感じ、第67回カンヌ国際映画祭のオープニング上映への出席を拒否した。
 モナコ公室の反応について、主演のニコール・キッドマンは「本作にファミリーを批判する意図はなく、完全な伝記映画とも違う」とコメントしている。(ウィキペディアを引用)

 グレース・ケリーは、日本文化を愛好し(特に華道をはじめ植物に関するもの)、モナコに日本庭園を造営することを希望していた。死後、レーニエ3世の指示によって、別府保男設計による本格的な日本庭園がつくられた。1994年に開園。庭園内の茶室「雅園」は、フランス語訳すると"Jardin de Grace"すなわち"グレースの庭"の意となる。(ウィキペディアから引用)
          
     
 このグレース・ケリーをネットで調べていて、孫たちの美形には驚かされた。そのサイトはこちら

監督
オリヴィエ・ダアン1967年6月フランス生まれ。

キャスト 
二コール・キッドマン1967年6月ホノルル生まれ。
ティム・ロス1961年5月ロンドン生まれ。
パス・ベガ1976年1月スペイン、セビリア生まれ。
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英語の会話力、圧倒的に不足。高3の実力、中卒程度と日本経済新聞(4月20日朝刊)

2015-04-25 16:43:54 | 社会

 何十年も延々と言われていることだが、どうして多くの日本人は英会話が出来ないのだろう。この記事の中で、英語教育に詳しい立教大学経済学部の松本茂教授は次のように話す。

 「学校の授業は文法や読解に大半が割かれ、自分の考えを表現し、会話する機会が圧倒的に不足している。海外研修などを通じて教員の指導力を高めることも必要だ」

 そこで出てきたのが「英語村」の事業らしい。大阪府寝屋川市、徳島県、岐阜市、横浜市など英語を母国語とする国の出身講師を揃えて運営するという。東京都も18年度から大掛かりな「東京グローバル・スクエア」というような名称で始めるらしい。飲食店や銀行、病院などのセットで海外生活を疑似体験する施設を検討中という。

 これには課題もあって、例えば韓国では04年ごろから自治体直営や民間委託によるテーマパーク型の英語体験施設が増加。しかし、欧米風の建物が並ぶ空間の維持や外国人の雇用に多額の費用がかかり、経営に行き詰る施設が目立ち始めているという。つまり費用対効果が問題だというわけ。

 日本も2020年の東京オリンピックに間に合わせようとするが果たしてどうだろうか。なぜ会話力がないのか。理由は簡単。使うところがないからだ。英語の教材なんて至るところにごろごろしている。

 戦後すぐの時期ではそんな教材なんてまったくない。会話の教師の話だが、アメリカ映画を教材にしたという。それに比べれば今の時代恵まれすぎている。それなのに会話がダメ。だから上のような施設を作るという発想だろう。

 しかし、施設は所詮学校の授業の延長だ。遊びながら、酒を飲みながら、美人を追いかけながら身につかないだろうか。こういう状況なら楽しいだろうなあ。

 一つ思いついたのが「ENGLISH ONLY」のレストラン、カフェ、居酒屋、百貨店やスーパーマーケットに医療機関などを揃えて、英語を老若男女が身近に感じるようになればいい。人の雇用は大変かもしれないが、政府は援助して何とかできないものだろうか。

 例えば、英語圏から来る観光客には、飲食代を無料にするとか。ただし、日本人の英語の相手をするという条件付で。

 要するに生まれた赤ちゃんが言葉を覚えるような過程を作り上げればいい。そうなると今の人には間に合わない。今年生まれた赤ちゃんが、高齢者になるまでの時間が掛かるだろう。それでもいいじゃなの。このまま英語の通じない国でいるよりは。

 これから人口が減少傾向にあるといわれていて、労働力の不足が確実になる。それを外国からの人で補おうとしても言葉の壁が立ちはだかる。介護の世界で日本語の習得を義務化しているが、こんなことをいつまでも出来るはずがない。フィリッピンの人なら何も日本語を苦労して習得しなくても、アメリカへ行けば事足りる。

 日本は第二言語を英語にして、性根を据えて取り組むべきだろう。でないと人手不足が経済の足を引っ張り、成長率の鈍化から二流国へと滑り落ちる。

 英語教育を大学まで受けて喋れないなんて、こんなおかしな国は日本と韓国ぐらいのものか。私が現役の頃、監査役の人が東大出の頭のいい人だった。日系銀行員の息子さんがロンドンで結婚式を挙げるというので訪れたときのこと、地下鉄で英語が通じなかったといって嘆いていた。これは日本の英語教育の瑕疵だ。

 その人はこんなことも言っていた。妙齢のイギリス婦人にぞっこん参ったらしくて「日本人の人種改良をしなくちゃいけないよ」お酒を飲みながら気炎を上げていた。確かに人種改良も必要かも。

 さて、ラブソングの英語の歌詞を見ると中学生でも分かる単語が並んでいる。「Love me with all of your heart」これは私の好きな歌手でもあるEngelbert Humperdinck(エンゲルベルト・フンパーディンク)の曲。

 この言葉を彼女から言われたら、男たるもの全身で愛を注ぐべきだろう。では歌詞つきをYouTubeでどうぞ! 魅力的な女性が一杯出てきますぞ。
        

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成熟した大人の恋 素晴らしいラストシーン「リスボンに誘われて’13」劇場公開2014年9月

2015-04-10 15:42:02 | 映画

               
 ラストシーンが非常に印象的だった。毛色は違うが「第三の男」のラストシーンに匹敵すると私は思う。

 スイスの高校で古典文献学を教える57歳のライムント・グレゴリウス(ジェレミー・アイアンズ)は強い雨の朝、今にも欄干から飛び降りようとしている赤いコートを着た女性を抱きかかえて助ける。「一緒にいてもいいですか?」とその女性。ライムントは自分の教室に招き入れ椅子に座らせる。

 授業を始めてしばらくするとその女性は、口に指を当てて「黙って!」の仕草をして教室を出る。
窓から見ると女性はコートも着ないで雨の中を急ぐ姿が見える。赤いコートを引っつかんで急いで教室を飛び出した。教室には、生徒の戸惑いとニヤニヤ笑いが残った。

 外へ出たが女性はどこにも見当たらない。何か手がかりがないかとコートのポケットを探ると一冊の本が出てきた。タイトルは「言葉の金細工師」。
 記されていた馴染みの古書店を訪ねたとき、本の間からひらひらとリスボン行きの切符が舞い落ちた。発車時間は15分後に迫っていた。駅で女性を探したが見当たらない。やがて発車のアナウンス。ライムントは、衝動的に何の考えもなく列車に飛び乗った。

 スイスからポルトガルのリスボンまでは、かなりの距離がある。ライムントは、女性が持っていた本を熟読した。哲学的な言葉の奔流に圧倒され感銘を受けた。

 著者は、アマデウ・デ・プラドとなっていた。ライムントが本を手がかりに謎を解き始める。そこにはポルトガルの独裁政権下の反体制運動に参加していたアマデウ・デ・プラド(ジャック・ヒューストン)、エステフォニア(メラニー・ロラン)、ジョルジェ(アウグスト・ディール)の生々しい人間模様が浮かび上がる。

 エステフォニアを巡るアマデウとジョルジェの友情の破綻。アマデウとエステフォニアとの別離の後、アマデウの早世。これらがアマデウ以外の人々と会うに従い目に見える形になっていく。

 これを手助けしたのは、眼科医のマリアナ(マルティナ・ゲデック)だった。マリアナとの出会いは、自転車とぶつかりメガネが壊れその調達のために訪れたのが縁になった。

 ようやくライムントがマリアナを食事に誘う。当然身の上話になる。ライムントが5年前に妻と別れたこと。それも妻が出て行ったという。「退屈だから」というのがその理由。マリアナは、「退屈じゃないわ」と言っていたずらっぽい表情。マリアナがライムントに好意を持っているのがすぐ分かる。

 赤いコートの女性の素性も分かり本を返してライムントはスイスへ帰る。プラットフォームでライムントが言う。
「発車まで5分あるな。ありがとう。私が退屈じゃないと言ってくれて。でも、彼らと比べてしまう。アマデウやエステファニアたちは、活力みなぎる痛烈な人生を送った」
「でも、散り散りになったわ」とマリアナ。
「だが、精一杯生きた。私の人生はここ数日を除いて……」
「その人生に戻るのね」発車のベル。
「ここに残ればいいのに」
「何だって?」
「ただ、ここに残ればいいのよ」
 ここで二人の遠景のショットで終わる。この旅は、ライムントにとって自らの人生を見つめなおすきっかけともなった。余情が残り落ち着いた雰囲気は、極上のクロージングと言える。

 映像から見るリスボンの町も魅力的だ。ヨーロッパによくある車が一台通れるかという石畳の細い道。年代を感じさせる古い建物。私がもっと若ければ、マリアナのような女性との恋を夢見て飛び出すだろう。そう思わせる魅力が、この映画にはある。ドイツ、スイス、ポルトガル合作。
         
         
         
         
         
         
監督
ビレ・アウグスト1948年11月デンマーク生まれ。

キャスト
ジェレミー・アイアンズ1948年9月イギリス、ワイト島生まれ。
メラニー・ロラン1983年2月パリ生まれ。
ジャック・ヒューストン1982年12月ロンドン生まれ。
マルティナ・ゲデック1961年9月ドイツ、ミュンヘン生まれ。
アウグスト・ディール1976年1月ベルリン生まれ。
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頭のいい女が狂気に支配されると男も警察もまるで操り人形「ゴーン・ガール’14」

2015-04-05 15:34:13 | 映画

               
 「女性は猫だ」と言ったらひんしゅくものだろか。この映画を観ていてつくづくそういう連想をした。支配されているようで支配する。猫がそうだ。人間は猫を飼っているつもりだが、気がつけば猫の言いなりになっている。

 「にゃー」の一言で食事の要求やドアを開けることそして甘えることも。人間は嬉々として受け入れる。私の家にも2匹の猫がいるからよく分かる。

 男も支配しているつもりでも実は冷ややかな支配に気がつかない。この映画にも猫が出てくるのは、そういう理解でいいのかもしれない。

 エイミー・ダン(ロザムンド・パイク)が失踪した。ニック(ベン・アフレック)の妻エイミーは、ハーバード大卒の才媛で「アメージング・エイミー(完璧なエイミー)」という本の著者。

 ボニー刑事(キム・ディケンズ)が捜査に当たり、徐々にニックへの疑惑が増してくる。実際は、夫婦仲が危機的状況になり、エイミーはニックが殺人犯となり死刑宣告を受けるようすべてを完璧に準備していた。怖い女。

 これからの展開が興味深いがすべては書けない。というのも1級のミステリーだからだ。2時間半の長尺ものながら目が離せない興奮に満ちている。

 ベン・アフレックもいい。ロザムンド・パイクのすきっとした美人振りから、持金を強奪され失踪中のうらぶれた女になり、最後の眼に狂気を宿した華麗な女の姿には目が離せない。

 敏腕弁護士なったタイラー・ペリー、ニックと二卵性双生児の妹マーゴット(キャリー・クーン)など見所も多い。

 このDVDには、監督の解説版も収録されているが、2時間半も再度解説版を観る気もしないので最初の10分ほどを観た。

 それにはロケ地やニックがエイミーを口説くときのセリフやセックスシーンの説明があった。ロケ地探しは大変なようで、ようやくミズーリ州セントルイスからフリーウェイ55号線を下ったところのケープジラードという町に決まる。

 アメリカの郊外の住宅地には、日本にはない贅沢が詰め込まれている気がする。この映画を観れば分かるが、広い道路、広い芝生の前庭、天井の高い広い部屋。掃除が大変だろうなあ。 と思うのは持たないもののひがみか。いずれにしても余計なことを考えずに観て楽しめる映画ではある。劇場公開2014年12月
          
          
          
          
          

監督
デヴィッド・フィンチャー1962年8月コロラド州デンヴァー生まれ。

キャスト
ベン・アフレック1972年8月カリフォルニア州バークレー生まれ。
ロザムンド・パイク1979年1月イギリス、ロンドン生まれ。
タイラー・ペリー1969年9月ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれ。
キム・ディケンズ1965年6月アラバマ州生まれ。
キャリー・クーン1981年1月オハイオ州生まれ。
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