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映画 「グッドナイト、&グッドラック(‘05)」

2006-12-21 13:08:13 | 映画
 マッカーシーは、1948年ごろから1950年代半ばの反共産主義者運動の急先鋒を担い、政治家、軍隊、映画産業、テレビなどのメディアへの追求で魔女狩りといわれて恐れられた。
              
                マッカーシー 
 この映画の背景となるマッカーシー対テレビ番組についてウィキペディアから引用すると
“マッカーシーへのもっとも有名な攻撃のひとつは、ジャーナリストのエドワード・R・マローによるテレビのドキュメントシリーズの「今(それを)見よ(See it Now)」の中の一編で、それは1954年3月9日に放映された。
 ショウのほとんどはマッカーシーの演説のクリップであり、それは否定的反応のほとんどがマッカーシー自身から生まれるようにしたものだった。
 このクリップの中で、マッカーシーは民主党を「20年間にわたる裏切り」(1933年~1953年)と非難し、陸軍大将を含む証人をどなりつけた。
 この放送は大衆に大きな反響とマッカーシーへの不信を巻き起こし、反マッカーシー派を勇気づける結果となった”
               
                 エド・マロー
 ジョージ・クルーニーが、今では珍しい白黒の色使いで制作した。カラーにない深みがあって印象的だ。出演者の自然な演技も見応えがある。屋外の撮影はまったくなく、挿入音楽もダイアン・リーヴスの歌うジャズが効果的でしかも6曲のみという控えめに徹している。
               
 その6曲をエンディング・クレジットから拾い上げてみると
  《When I fall in love》
  《I’ve got my eyes on you》
  《How high the moon》
  《TV is the thing this year》
  《You’ve driving me crazy》
  《One for my baby》
 そしてこのダイアン・リーヴスは、深みのある声が高音から低音まで淀みなく繋がって聴き惚れてしまう。風貌は、最初の映像でブッシュ政権のライス長官を連想した。

 監督 ジョージ・クルーニ
                
 キャスト デヴィッド・ストラザーン1949年1月サンフランシスコ生れ。1980年からの芸歴。この作品で、ヴェネチア国際映画祭で男優賞を受賞、アカデミー主演男優賞にノミネートされようやく花開く。
                
 ロバート・ダウニー・jr1965年4月ニューヨーク生れ。
 パトリシア・クラークソン1959年12月ニューオーリンズ生まれ。
 レイ・ワイズ1947年8月オハイオ州生れ。
 ダイアン・リーヴス1956年9月デトロイト生れ
なお、この作品は2005年アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞、撮影賞、美術賞にノミーネートされた。
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