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MLB イチロー、テッド・ウィリアムズに続いて四割打者になるか?

2005-04-14 14:58:28 | スポーツ
 シアトルでは地元紙がイチローの打率四割に、関心を向けているという。果たして実現するのだろうか。去年の結果は、161試合、704打数、262安打.372だった。便宜上去年の数字から計算してみると、704打数の四割は、282安打となる。一試合1.8本打たなくてはならない。

 MLBで過去に四割を打ったのは、テッド・ウィリアムズ、ジョージ・シスラーほか六人。シスラーは二度、タイ・カッブは三度記録している。シスラーのシーズン最多安打数を、去年イチローに抜かれた。ここで三人の記録を見てみよう。
1920年G・シスラー154試合631打数257安打本塁打19打点122三振19四死球44打率.407
1922年G・シスラー142試合586打数246安打本塁打8打点105三振14四死球49打率.420
1941年T・ウィリアムズ143試合456打数185安打本塁打37打点120三振27四死球145打率.406
2004年イチロー161試合704打数262安打本塁打8打点60三振63四死球49打率.372

 一試合当たりの安打数は、G・シスラー1,7本、T・ウィリアムズ1,3本、イチロー1,6本でT・ウィリアムズが少ないが、四死球が145個で極めて多く、それが原因だろう。このなかで突出しているのがT・ウィリアムズで、選球眼のよさとパワフル・ヒッターで他を圧倒している。イチローが名実ともに四割打者と言われるには、本塁打を増やす、三振を少なくすることが課題だろう。数字で言えば本塁打20本、三振30程度だ。シスラーのレベルである。それにしても一試合1,8本の安打は、気が遠くなるほどレベルが高い。毎打席集中していくしかないだろう。結果はついてくるものだから。

 私はまた別の夢を見る。王貞治や長嶋茂雄がMLBで、いまプレイしていればどんな結果を残してくれただろうかと、取り留めのないことを考える。最も恐れられた打者テッド・ウィリアムズのような選手は、いまのMLBにはいない。
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