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ナノテクノロジーの世界

2005-01-11 16:17:26 | 雑記
  9日付の新聞紙上で日本政府は「世界最高のスーパーコンピューターやナノテク装置など、十の基幹技術を今後十年以内に開発する」という記事が載っていた。2000年に当時のクリントン大統領が国家ナノテクノロジー戦略を打ち出し、多額の研究開発費を計上している。日本政府も遅ればせながら、世界一を目指すことにしたようだ。

  ナノテクノロジーは、十億分の一メートル級の超微細な世界。そう言われても想像もつかない。ただミステリーの世界から覗き見することは出来た。マイクル・コナリーの作品で「チェイシング・リリー」というのがあって、ナノテクの世界をミステリー仕立にしたものがある。人体の血流をパトロールし、そのあるじを脅かす病原体を破壊するバイオ・ロボットにエネルギーを与えるシステムを開発した天才科学者が嵌められるというお話。

  この本を読んでいて、10年以上前の大腸がん内視鏡摘出を思い出した。ナノテク技術が発達していれば、マグライトほどの太い内視鏡を突っ込まれずに済んだかもしれない。ナノテクであらゆる病気の早期処置が可能になって、今以上に長生きできることになる。将来的には平均寿命が120歳になる予測もある。科学の発達で、人類にばら色の人生を与えてくれることになるのだろうか。
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