イギリス人の宣教師、ウォルター・ウェストンは、
徳本峠(とくごうとうげ)を越えて、
槍ヶ岳や穂高連峰に登っている。
その徳本峠からは、目の前に穂高連峰が開ける。
2016年10月20日、徳本峠の見晴台から。
N西穂高岳、2,909メートル、O奥穂高岳、3,190メ-トル、
M前穂高岳、3,090メ-トル、手前に広がるJ明神岳、2,931メ-トル。
ウォルター・ウェストンは、
槍ヶ岳を目指して、徳本峠に上がってきた、1892年。
そして、この穂高連峰の雄大な山塊がそびえ立つ絶景を見て、
穂高連峰に登ろうか? と心を動かされた。が、思いとどまって、
予定どおりに、槍ヶ岳に登っている。
槍ヶ岳は、穂高連峰の右後方になる。
徳本峠から蝶ヶ岳方向に4キロほど先の、
「明神見晴し」へいくと、槍ヶ岳がちょこんと頭を出す。
2016年10月20日。
M前穂高岳、▼槍ヶ岳、3,180メートル。
徳本峠小屋。
徳本峠、2,140メートル。
徳本峠小屋は、屋根に石がある手前が、創設当時の建物(1923年)で、
つっかえ棒で補強してある。奥のトタン屋根が、新館(2010年)。
徳本峠は、奥に下りれば島々谷へ。
ウェストンは島々谷から上がってきた。
手前に下りれば明神、上高地へ。
私は、明神から上がってきた。
左に上がれば、明神見晴しを経て、蝶ヶ岳方面へ。
右に上がれば、霞沢岳(かすみざわだけ)へ。
霞沢岳、2,646メートルまで登ると、なんと言っても、
穂高連峰の眺めがすばらしい。
2016年10月21日、午前10時33分。
穂高連峰が、霞沢岳に対峙して、
「見てくれ! 」と言わんばかりに、迫ってくる。
W西穂高岳、2,909メートル、A間ノ岳(あいのだけ)、2,907メートル、
T天狗ノ頭、2,909メートル、Gジャンダルム、3,163メートル、
O奥穂高岳、3,190メートル、M前穂高岳、3,090メートル。
▽は岳沢小屋、2,170メートルで、重太郎新道が、
右上の⇒紀美子平、2,910メートルへ伸びる。
⇒紀美子平は、M前穂高岳とO奥穂高岳の分岐点、
▽岳沢小屋の下は、上高地になる。
穂高連峰は、上高地、1,500メートルから、
すばらしい景色を見ることができる。
2016年10月20日、朝9時30分、河童橋で。
N西穂高岳、O奥穂高岳、M前穂高岳、J明神岳。
3,000メートル級が、屏風のようにそそり立つ。
霞沢岳とは、上高地を挟んで反対側にある、
活火山の焼岳、2,455メートルに登っても、
穂高連峰を見ることができる。
2014年10月7日。
焼岳からは、Y槍ヶ岳を見ることができる。それに、
N西穂高岳、O奥穂高岳、M前穂高岳、J明神岳。
右下に、上高地が広がる。⇒は河童橋。
梓川左岸に▽帝国ホテル。
梓川右岸に▼清水屋ホテル(新:上高地ルミエスタホテル)。
焼岳からは、上高地の右側にそびえる、
R六百山、S霞沢岳を見ることができる。
上高地は、焼岳とR六百山、S霞沢岳の間に広がる。
⇒河童橋、▽帝国ホテル。
手前は焼岳で、右からは、小さな噴煙が上がる。
あちこちにある噴煙には、なるべく近寄らないようにする。
霞沢岳から見る、穂高連峰と上高地の清水屋ホテル。
上高地の梓川右岸には、▼清水屋ホテルが見える。
ウェストン碑は、▼清水屋ホテルの右、梓川の曲がり角にある。
左上の西穂高岳の稜線にある▽は西穂山荘、岳沢にある▽は岳沢小屋。
上高地から、六百山と霞沢岳の両方を見るには、清水屋ホテルの前がいい。
2004年11月10日。
R六百山、2,470メートル、S霞沢岳、2,646メートル。
手前は、梓川。徳本峠へは、梓川の上流、明神から東に上がる。
清水屋ホテルの前には、六百山と霞沢岳の説明板がある。
「穂高の名声に隠れがちですが、梓川左岸の山にも捨てがたい魅力があります。
あまりにも近すぎるため、全容を望める場所がかえって少ないのですが、
このあたりは二つの山がもっともよく見えるところです」
「登る人もまれな山ですが、霞沢岳(かすみざわだけ)には、
徳本峠(とくごうとうげ)から尾根伝いに登山道が通じています」
「六百山(ろっぴゃくさん)、八衛門沢(はちえもんざわ)などの、
こあたりの地名には、かつて木材生産の場であった上高地の、
長い歴史が示されています」
「穂高の名声に隠れがちです」
「登る人もまれな山です」、とあるから、
霞沢岳に登るのは、後回しにしよう、と思った。
松本から見える霞沢岳を確認できたことで、満足していた。
それが、今回の2016年10月に登ろうと思ったのは、
すでに、槍ヶ岳、奥穂高岳、前穂高岳には登った。
ウェストンが、槍、穂高に登るときのゲートウェイとした、
徳本峠を見たくなった。それに、穂高連峰の眺めがいい、という。
徳本峠小屋は、霞沢岳に登る人が宿泊する。
食事をしながら、宿泊者と話をすると、
霞沢岳に登る共通点があった。それは、
すでに、槍、穂高には登っている、
穂高連峰の眺めのすばらしは、気になっていた、
そして、ウェストンが通った徳本峠も見ておきたかった。
田代橋から、清水屋ホテルを見る。
2013年11月9日、朝8時30分。
奥には、奥穂高岳と前穂高岳、明神岳がそそり立つ。
六百山、涸沢岳は、白い清水屋ホテルから梓川を挟んで、反対側。
清水屋ホテルの左、木の陰に上高地温泉ホテルがある。
ウォルター・ウェストンは、
上高地を訪れたときには、清水屋ホテルに滞在している。
ウェストンは、世界には、日本アルプスを紹介し、
日本人には、近代登山の道を拓いた。
それまでの、狩猟や鉱物資源を得たり、
信仰や修行のために、山に入ることに加えて、
登山は探検になり、スポーツになり、行楽や観光になっていく。
ウェストンの勧めで、日本山岳会が結成された。
ウェストン碑が、清水屋ホテルの近くにある。
上高地の開山祭である、ウェストン祭は、
毎年6月の第一日曜日に、ウェストン碑の近くで開催される。
今回の2泊3日の、徳本峠と霞沢岳の行程。
2016年10月20日 上高地 ⇒ 明神 ⇒ 徳本峠、徳本峠小屋泊。
09:30 10:30 13:06
2016年10月21日 徳本峠小屋 ⇒ 霞沢岳 ⇒ 徳本峠、徳本峠小屋泊。
04:30 10:23 11:22 16:00
2016年10月22日 徳本峠小屋 ⇒ 明神 ⇒ 上高地。
07:00 08:47 12:36
2日目の2016年10月21日、
霞沢岳往復に11時間半もかかっているが、
これは、ご来光をのんびりと待っていた。
今日は、急ぐ必要はない、4時までにもどって、
夕食5時半を待てばいい、と思っていた。
本当は、霞沢岳を甘く見ていた。予想より険しかった。
K1ピークの登りがきつかった。が、まだ勢いがあった。
帰りは、K1ピークからいったん下りて、
ジャンクションピークへの登りでへばった。帰りが遅いから、
徳本峠小屋で知り合った人が、様子を見に、上がって来てくれた。
3日目の2016年10月22日、
明神 ⇒ 上高地は、1時間のところ、4時間弱と、
上高地の、今や見ごろの紅葉をゆっくり見ていた。
それでは、2泊3日の徳本峠と霞沢岳の道中をみる。
2016年10月20日。
河童橋から、梓川沿いの道を上がる。
この橋を渡ると、分岐点(1,545メートル)を右に折れて、徳本峠に向かう。
奥は、明神岳。
分岐点からは、がらりと人が減る。
登山者だけになる、散策の人はいなくなる。
白沢、つぎは、黒沢に沿って上がる。
誰とも合わない道を、上がる。
登山道わきの紅葉。
振り返ると、西穂高岳が見えてきた。手前の山は紅葉。
上がるにつれて、下山する人に会う。
近くの山の紅葉。
振り返ると、穂高連峰がせり上がってくる。
N西穂高岳、O奥穂高岳、J明神岳、M前穂高岳。
徳本峠に着いた。
早朝の穂高連峰。
2016年10月22日、朝5時58分。
2016年10月21日、霞沢岳往復。
徳本峠小屋を朝4時半に出発。真っ暗な中、ライトを灯けて登る。
1時間でジャンクションピーク、2,428メートルに着く。
誰もいない。南側が開けている。
八ヶ岳の空が燃えてきた。
2016年10月21日、朝5時43分。
左のピークが▼蓼科山、右が主峰▽赤岳。
右側の空の方が赤い。こちらから、ご来光? と思った。
八ヶ岳の右に南アルプスがあり、富士山が見えた。
2016年10月21日、朝5時46分。ジャンクションピークで。
F富士山、K甲斐駒ヶ岳。
ご来光。
2016年10月21日、朝6時。ジャンクションピークで。
ご来光は、蓼科山の左から上がってきた。
ジャンクションピークまで上がってきたが、そのあと、下りが続く。
南側に御嶽山(左)と乗鞍岳(右)が見える。
ジャンクションピークから、いったん下りて、
K1ピークを目指すが、この急登が険しい。
K1ピークに近づくにつれて、北側が開けて、穂高連峰がせり上がってくる。
K1ピークに着いた。
正面にK2ピーク、奥に霞沢岳が見えた。
K1ピークまで登って、霞沢岳が見えると、
「K1ピークで、引き返そう! 」
という軟弱はなくなって、奮い立ってきた。
K2ピークを過ぎると、焼岳が大きくなる。
右下は上高地で、⇒は大正池。
焼岳の噴火で、梓川がせき止められて、⇒大正池ができた、1915年。
霞沢岳の頂上から、登ってきたK2ピーク、K1ピークを振り返る。
奥の▼は常念岳。▼常念岳の右は、蝶ヶ岳。
▼常念岳の左には、横通岳、東天井岳、大天井岳が連なる。
右下の▽は梓川。
霞沢岳から、奥穂高岳と前穂高岳。
霞沢岳から、西穂高岳と奥穂高岳。
霞沢岳から見る穂高連峰は、「見てくれ! 」と迫ってくる。
徳本峠から見る穂高連峰は、
「いつでも、待っている! 」と誘っている。
上高地から見る穂高連峰は、絵はがきのようだ。
活火山の焼岳から見る穂高連峰は、噴煙と景観がある。
徳本峠(とくごうとうげ)を越えて、
槍ヶ岳や穂高連峰に登っている。
その徳本峠からは、目の前に穂高連峰が開ける。
2016年10月20日、徳本峠の見晴台から。
N西穂高岳、2,909メートル、O奥穂高岳、3,190メ-トル、
M前穂高岳、3,090メ-トル、手前に広がるJ明神岳、2,931メ-トル。
ウォルター・ウェストンは、
槍ヶ岳を目指して、徳本峠に上がってきた、1892年。
そして、この穂高連峰の雄大な山塊がそびえ立つ絶景を見て、
穂高連峰に登ろうか? と心を動かされた。が、思いとどまって、
予定どおりに、槍ヶ岳に登っている。
槍ヶ岳は、穂高連峰の右後方になる。
徳本峠から蝶ヶ岳方向に4キロほど先の、
「明神見晴し」へいくと、槍ヶ岳がちょこんと頭を出す。
2016年10月20日。
M前穂高岳、▼槍ヶ岳、3,180メートル。
徳本峠小屋。
徳本峠、2,140メートル。
徳本峠小屋は、屋根に石がある手前が、創設当時の建物(1923年)で、
つっかえ棒で補強してある。奥のトタン屋根が、新館(2010年)。
徳本峠は、奥に下りれば島々谷へ。
ウェストンは島々谷から上がってきた。
手前に下りれば明神、上高地へ。
私は、明神から上がってきた。
左に上がれば、明神見晴しを経て、蝶ヶ岳方面へ。
右に上がれば、霞沢岳(かすみざわだけ)へ。
霞沢岳、2,646メートルまで登ると、なんと言っても、
穂高連峰の眺めがすばらしい。
2016年10月21日、午前10時33分。
穂高連峰が、霞沢岳に対峙して、
「見てくれ! 」と言わんばかりに、迫ってくる。
W西穂高岳、2,909メートル、A間ノ岳(あいのだけ)、2,907メートル、
T天狗ノ頭、2,909メートル、Gジャンダルム、3,163メートル、
O奥穂高岳、3,190メートル、M前穂高岳、3,090メートル。
▽は岳沢小屋、2,170メートルで、重太郎新道が、
右上の⇒紀美子平、2,910メートルへ伸びる。
⇒紀美子平は、M前穂高岳とO奥穂高岳の分岐点、
▽岳沢小屋の下は、上高地になる。
穂高連峰は、上高地、1,500メートルから、
すばらしい景色を見ることができる。
2016年10月20日、朝9時30分、河童橋で。
N西穂高岳、O奥穂高岳、M前穂高岳、J明神岳。
3,000メートル級が、屏風のようにそそり立つ。
霞沢岳とは、上高地を挟んで反対側にある、
活火山の焼岳、2,455メートルに登っても、
穂高連峰を見ることができる。
2014年10月7日。
焼岳からは、Y槍ヶ岳を見ることができる。それに、
N西穂高岳、O奥穂高岳、M前穂高岳、J明神岳。
右下に、上高地が広がる。⇒は河童橋。
梓川左岸に▽帝国ホテル。
梓川右岸に▼清水屋ホテル(新:上高地ルミエスタホテル)。
焼岳からは、上高地の右側にそびえる、
R六百山、S霞沢岳を見ることができる。
上高地は、焼岳とR六百山、S霞沢岳の間に広がる。
⇒河童橋、▽帝国ホテル。
手前は焼岳で、右からは、小さな噴煙が上がる。
あちこちにある噴煙には、なるべく近寄らないようにする。
霞沢岳から見る、穂高連峰と上高地の清水屋ホテル。
上高地の梓川右岸には、▼清水屋ホテルが見える。
ウェストン碑は、▼清水屋ホテルの右、梓川の曲がり角にある。
左上の西穂高岳の稜線にある▽は西穂山荘、岳沢にある▽は岳沢小屋。
上高地から、六百山と霞沢岳の両方を見るには、清水屋ホテルの前がいい。
2004年11月10日。
R六百山、2,470メートル、S霞沢岳、2,646メートル。
手前は、梓川。徳本峠へは、梓川の上流、明神から東に上がる。
清水屋ホテルの前には、六百山と霞沢岳の説明板がある。
「穂高の名声に隠れがちですが、梓川左岸の山にも捨てがたい魅力があります。
あまりにも近すぎるため、全容を望める場所がかえって少ないのですが、
このあたりは二つの山がもっともよく見えるところです」
「登る人もまれな山ですが、霞沢岳(かすみざわだけ)には、
徳本峠(とくごうとうげ)から尾根伝いに登山道が通じています」
「六百山(ろっぴゃくさん)、八衛門沢(はちえもんざわ)などの、
こあたりの地名には、かつて木材生産の場であった上高地の、
長い歴史が示されています」
「穂高の名声に隠れがちです」
「登る人もまれな山です」、とあるから、
霞沢岳に登るのは、後回しにしよう、と思った。
松本から見える霞沢岳を確認できたことで、満足していた。
それが、今回の2016年10月に登ろうと思ったのは、
すでに、槍ヶ岳、奥穂高岳、前穂高岳には登った。
ウェストンが、槍、穂高に登るときのゲートウェイとした、
徳本峠を見たくなった。それに、穂高連峰の眺めがいい、という。
徳本峠小屋は、霞沢岳に登る人が宿泊する。
食事をしながら、宿泊者と話をすると、
霞沢岳に登る共通点があった。それは、
すでに、槍、穂高には登っている、
穂高連峰の眺めのすばらしは、気になっていた、
そして、ウェストンが通った徳本峠も見ておきたかった。
田代橋から、清水屋ホテルを見る。
2013年11月9日、朝8時30分。
奥には、奥穂高岳と前穂高岳、明神岳がそそり立つ。
六百山、涸沢岳は、白い清水屋ホテルから梓川を挟んで、反対側。
清水屋ホテルの左、木の陰に上高地温泉ホテルがある。
ウォルター・ウェストンは、
上高地を訪れたときには、清水屋ホテルに滞在している。
ウェストンは、世界には、日本アルプスを紹介し、
日本人には、近代登山の道を拓いた。
それまでの、狩猟や鉱物資源を得たり、
信仰や修行のために、山に入ることに加えて、
登山は探検になり、スポーツになり、行楽や観光になっていく。
ウェストンの勧めで、日本山岳会が結成された。
ウェストン碑が、清水屋ホテルの近くにある。
上高地の開山祭である、ウェストン祭は、
毎年6月の第一日曜日に、ウェストン碑の近くで開催される。
今回の2泊3日の、徳本峠と霞沢岳の行程。
2016年10月20日 上高地 ⇒ 明神 ⇒ 徳本峠、徳本峠小屋泊。
09:30 10:30 13:06
2016年10月21日 徳本峠小屋 ⇒ 霞沢岳 ⇒ 徳本峠、徳本峠小屋泊。
04:30 10:23 11:22 16:00
2016年10月22日 徳本峠小屋 ⇒ 明神 ⇒ 上高地。
07:00 08:47 12:36
2日目の2016年10月21日、
霞沢岳往復に11時間半もかかっているが、
これは、ご来光をのんびりと待っていた。
今日は、急ぐ必要はない、4時までにもどって、
夕食5時半を待てばいい、と思っていた。
本当は、霞沢岳を甘く見ていた。予想より険しかった。
K1ピークの登りがきつかった。が、まだ勢いがあった。
帰りは、K1ピークからいったん下りて、
ジャンクションピークへの登りでへばった。帰りが遅いから、
徳本峠小屋で知り合った人が、様子を見に、上がって来てくれた。
3日目の2016年10月22日、
明神 ⇒ 上高地は、1時間のところ、4時間弱と、
上高地の、今や見ごろの紅葉をゆっくり見ていた。
それでは、2泊3日の徳本峠と霞沢岳の道中をみる。
2016年10月20日。
河童橋から、梓川沿いの道を上がる。
この橋を渡ると、分岐点(1,545メートル)を右に折れて、徳本峠に向かう。
奥は、明神岳。
分岐点からは、がらりと人が減る。
登山者だけになる、散策の人はいなくなる。
白沢、つぎは、黒沢に沿って上がる。
誰とも合わない道を、上がる。
登山道わきの紅葉。
振り返ると、西穂高岳が見えてきた。手前の山は紅葉。
上がるにつれて、下山する人に会う。
近くの山の紅葉。
振り返ると、穂高連峰がせり上がってくる。
N西穂高岳、O奥穂高岳、J明神岳、M前穂高岳。
徳本峠に着いた。
早朝の穂高連峰。
2016年10月22日、朝5時58分。
2016年10月21日、霞沢岳往復。
徳本峠小屋を朝4時半に出発。真っ暗な中、ライトを灯けて登る。
1時間でジャンクションピーク、2,428メートルに着く。
誰もいない。南側が開けている。
八ヶ岳の空が燃えてきた。
2016年10月21日、朝5時43分。
左のピークが▼蓼科山、右が主峰▽赤岳。
右側の空の方が赤い。こちらから、ご来光? と思った。
八ヶ岳の右に南アルプスがあり、富士山が見えた。
2016年10月21日、朝5時46分。ジャンクションピークで。
F富士山、K甲斐駒ヶ岳。
ご来光。
2016年10月21日、朝6時。ジャンクションピークで。
ご来光は、蓼科山の左から上がってきた。
ジャンクションピークまで上がってきたが、そのあと、下りが続く。
南側に御嶽山(左)と乗鞍岳(右)が見える。
ジャンクションピークから、いったん下りて、
K1ピークを目指すが、この急登が険しい。
K1ピークに近づくにつれて、北側が開けて、穂高連峰がせり上がってくる。
K1ピークに着いた。
正面にK2ピーク、奥に霞沢岳が見えた。
K1ピークまで登って、霞沢岳が見えると、
「K1ピークで、引き返そう! 」
という軟弱はなくなって、奮い立ってきた。
K2ピークを過ぎると、焼岳が大きくなる。
右下は上高地で、⇒は大正池。
焼岳の噴火で、梓川がせき止められて、⇒大正池ができた、1915年。
霞沢岳の頂上から、登ってきたK2ピーク、K1ピークを振り返る。
奥の▼は常念岳。▼常念岳の右は、蝶ヶ岳。
▼常念岳の左には、横通岳、東天井岳、大天井岳が連なる。
右下の▽は梓川。
霞沢岳から、奥穂高岳と前穂高岳。
霞沢岳から、西穂高岳と奥穂高岳。
霞沢岳から見る穂高連峰は、「見てくれ! 」と迫ってくる。
徳本峠から見る穂高連峰は、
「いつでも、待っている! 」と誘っている。
上高地から見る穂高連峰は、絵はがきのようだ。
活火山の焼岳から見る穂高連峰は、噴煙と景観がある。