畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

準備

2012-08-20 19:28:10 | 農作業

8月20日(月)   いちじ 

稲刈の準備。作業場の籾すり機の周りの片づけから始める。籾すり機も、年に一回くらいは、大々的に分解清掃する。おおまかには、各掃除口を外して、残米などを取りだせばよいのだが、どうしても残米が残ってしまう場所がある。そうした所は、米に着く虫の繁殖につながる。新米の作業前に、やれるだけやっておく。再組み立てを済ませ、何時でも今年の新米の籾すりが出来る状態となる。

さて、次は、乾燥機の順簿だ。ここでも、乾燥機を動かすためには、片づけ、掃除が待っている。排気口とか、排塵口付近を片付け、ダクトを据え付けなくてはならない。一年振りのことで、なんだかんだと積みこんだものを、右に左に、大汗をかく。籾殻や埃が、汗まみれの身体にちくちくする。ほどほどにして身体を洗う。

コンバインなどの準備に、もう一日はかかるだろうと思いながら、カラカラの身体を、ビールでうるおそう。


日記

2012-08-19 19:15:59 | 農作業

8月19日(日)  

朝のうち少しだけ、雲に隠れることはあったが、一日照りつける夏の太陽。気持ちは、さあやるぞと。しかし、身体は、グデ~ン。動き出しても、しゃっきりしない。そんな体の動きが、気持ちも萎えさせる。頑張って草刈をと思っていたが、少し身体を慣らしてからにしようと、精米作業。そして、田回。精米には、一時間ほど掛かるので、その間に田んぼの様子を見て回るとちょうどよい。少々難ありはあるが、ほぼ順調な田んぼの状態と、イネの様子に安堵しながら、一回り。三回の精米を終わり、ようやく草刈をする気になる。

モアを積み、冷たい水を携帯して田んぼに。稲刈前の最後の草刈。午後も一時間ほどかけて、家の周りの田んぼは終わる。

夕方は、花畑。植え穴に水を注ぎ、連れ合いと友人が、インゲンと、セルリーを植え付ける。明日の雨予報はあてにならないので、この先一週間の晴天続きのようなので、水やりを予定に入れておかなくてはならない。ニンジンも、ようやくポツンと発芽。遮光ネットのトンネルが低くて、熱がこもるようなので、背の高いアーチを組んで、トンネルを高くする。うまく育ってほしいが、この暑さと、雨の少なさ。いつまで続くのだろうか。

植え付けた苗。花畑では、数少ない若い野菜だ。新芽や花が大好きな、キョン。せっかく植えたのに、餌食にならなければよいがと話しながら、夕方の作業、解散する。


日記

2012-08-18 18:38:30 | 農作業

8月18日(土)   のち  のち 

天気予報は、のち。だが、実際は。午前中は、今にも降りそうな曇り空で、雨もパラパラ。すこしは、しっかりと降ってほしい畑だが、何の役にも立たない。降水量にもカウントされない。そんなパラパラも、昼前には、青空に代わり、真夏の太陽が顔を出し、いっそうの熱さとなる。

花畑に出かける。雨はパラパラしているが、何時ものことで、濡れることはないだろうと、合羽の用意はしない。程よいパラパラで、曇り空で、太陽も出ていないから、動いていても気持ちがよいほどの作業始めだった。

昨日、土埃の中、作った畝に、アーチを組み、ネットを張る。インゲンもキュウリも、全く同じ作りだ。ところどころアーチパイプに縛り、たるまないようにしておく。インゲンは、蔓が伸び始めたと云うので、すぐ植え付けなくてはならない。夕方には、マルチに植え穴をあけ、水を注入しておく。とにかくカラカラの畑なので、畑土に水分を保たせてから、植えなければならない。マルチの上からの水かけだと、水の多くは流れて畝間に吸収され、草の発芽を助けることになる。植え穴にパイプを指し込み、マルチの下の土に水を吸わせる。一度に大量にやっても、溢れ流れるから、ある程度の量にしておく。明日の夕方に、もう一度水をやり、植え付けることにする。

キュウリの苗は、まだ幼く、しばらく後の植付だ。


土埃

2012-08-17 18:42:02 | 農作業

8月17日(金)   いちじ 

朝から、照りつける日差しは強い。気温も急上昇。暑い一日だが、午前中は、雑用。トラックの車検。農協等への支払いなど。畝立機の調整。鶏ふんの袋詰め。

午後は、花畑。

施肥、畝立、マルチ張り。短い、10mほどの畝を、6本作る。トラクターで耕していないので、土の中の方は固く、表面の土を掻き寄せるだけになる。土が少ないから、畝は高くならないし、崩れたような畝にしかならない。ロータリーで土を掻き寄せ、成型機で山形の畝を作るのだが、その成型機に、はいる土が少ない。中途半端だがしようがない。

それ以上に困ったのが、土埃。カラカラの土の表面だけをロータリーでかき回すものだから、土埃がひどく舞い上がる。少し風が強まるだけで、舞い上がる土埃は、風下に流れる。機械や、私がほこりをかぶるのは仕方ない。しかし、風下には民家があり、気になってしようがない。ロータリーの回転を抑え気味にしたり、風の具合で機械を止めたり、慎重にせざるを得ない。そんなため、能率の悪い作業だったが、夕方早めに終了。


機械作業。

2012-08-16 18:33:50 | 農作業

8月16日(木)  ときどき 

大豆の中耕徐草を終わらす。早く植えた所は、草も同じように生育しているから、大豆のそばや、株間の草は手取りをするしかない。遅く植えた所ほど、草の生育は遅い。畝間をロータリー耕して、その土を大豆の株のそばに、土寄せすると、背の低い草は、土をかぶる。土に埋まった草は、ほぼ枯れてしまう。株側や、株間の草もかなり処理できる。手取り除草が楽になる。

生育の良くない大豆の株も、土に埋まってしまうこともあるが、それはしようがない。機械作業によるロスと割り切る。鍬での作業や、手取りだと、このようなロスは生まれないが、時間がかかるため、すべてできなかったり、しまいの方は、草に埋もれた状態から、救ってやるような草取りになり、大豆の生育を遅らせたりする。そうしたロスと、欠株を少々作るロスとの比較だ。なにより、作業時間は短く、草取りの時間を他の作業にまわせる。それと、疲労と云う、身体のロスも少なくて済む。機械作業を選択してしまう理由だ。

午後は、花畑。

インゲンや、キュウリをハウス内に植えようと、準備をしたが、ハウス内は、虫の発生で、これから苗を植えるのは、虫のやつらに、大好物の、若々しい食べ物を献上するに等しい。急遽、花畑に用意することにした。

先日の、小型管理機での耕起で、ある程度のヒユナは枯らすことはできた。しかし、生育の好かったものは、しっかり生きている。いや、密度が少なくなった分、生育の進みは早く、かなり大きくなっている。中耕管理機のロータリーで耕す。これでも、完全に処理はできないが、トラクターでの作業は、かなりの土埃になるだろうから、選択できない。ある程度の草をたたき、密度をもう一段少なくして、畝を作る。その準備をやった。


行夏

2012-08-15 18:29:24 | 暮らし

8月15日(水)   ときどき 

ジュンペイ達、朝食後、帰ってゆく。明日からは仕事なので、渋滞前にと、出かける。少し海で遊んでから、帰京だそうだ。私たちの恒例の夏も終わりだろう。以前と比較すると、ずいぶんさびしい夏だが、これも、時の流れだろう。

田んぼを回り、水手を切っていない田んぼの水手切。土固めに入っているので、水がたっぷりという田んぼはないが、低い所に少しの水溜りという所はある。が、あと半月の余裕、稲刈時には間に合うだろう。暗渠排水管を敷設してある田んぼは、排水弁を開けて、排水もしておく。午後は、花畑に回り、畝間の草取りの残りを終わらせる。まだ、だいぶ明るい時間だが、仕舞にして、浴室に入り、散髪。何もしていなくとも、ジトーっと汗が噴き出すほどの蒸し暑さ。この残暑は当分続くだろう。髪を短く刈り上げ、せめてもと、さっぱりする。


溝切

2012-08-15 06:06:12 | 農作業

8月14日(火)  

今日も、陽射しはほとんどなく、弱い雨がぱらつくこともある天気。さすがの、晴れ男、ジュンペイも、最近の不順な気候には勝てないようだ。午前中は、ごろごろしていて、昼ころに、出かけて行った。

田んぼの溝切機を引っ張り出してくる。昨年は使用したかどうか、覚えてはいないが、最初は点検から始まる。ツーサイクルエンジンだからなおさら、放置後、始動しないことが多い。キャブレターを掃除するが、部品の交換をした方がよさそうだ。ホームセンターにもある、刈払機用のもので、間に合いそうだ、と車を走らせる。弱い霧雨状の中を。

修理完了した溝切機と、田んぼに向い、ドロドロ、ズブズブの田んぼに入り溝を切る。作業は、30分ほどで終わるが、泥だらけ。構造が、前方のプロペラを回転させて、泥を吹き飛ばし、溝を切る方式だから、撥ねた泥をかぶることもある。ズボンは泥だらけになってしまった。水手の反対側の水溜りの水も、溝を流れてくるようになり、田面の乾きも早くなるだろう。

少し早めだが、シャワーを浴びて、着替える。夕食は、昨晩の刺身もかなり残っているので、てんぷら。卓上てんぷらで、揚げながらの宴会とする。野菜の準備をしておく。


あちら立てれば、

2012-08-14 06:30:48 | 農作業

8月13日(月)   いちじ 

安定しない天気が続く。朝起きると、庭はしっとりと濡れている。昨日、ニンジンの一回目の種蒔をしてもらったが、ちょうどよいお湿りになったか、と思う。一転、朝から、真夏よ太陽は、容赦なく照りつけ、酷い暑さとなる。やはり、夕方には、水をかけに行き、遮光ネットを張ってこようと、予定に入れる。短い、10mほどの畝にしてあるから、水かけも楽だし、他の管理も楽だ。二回、三回と、時間差で、播種の予定。

ちょっとした雨でも、度々降ってくれると、畑には良いが、田んぼは困る。そんな状態の田んぼがある。思い通りに水管理ができないからと、ずっと湛水状態にして来て、その状態を保てて良かったと思った田んぼだ。この不安定な天候から、田面が固まらずに刈り取り期に向いそうだ。水手付近の水の溜まっている所に溝を切る。早く水を落とすためだが、水手の反対側にも、水のたまる個所がある。50m以上は離れているだろうが、溝切りをせざるを得ないかも。あちら良くても、こちらは悪い。田んぼと畑、両方に良い天気にはなってくれない。

秋野菜の育苗用の、防虫ネットを張るトンネルを作る。サツマイモの苗床を片付けて、ネットを張るだけだが。

水かけ後、小一時間、畝間の草取り。この数日の、ちょっとした雨でも、何回かあったので、草の種たち、発芽を始めた。ごく小さな双葉を、点々と見れるようになっている。しばらくしたら、また、中耕か。

ジュンペイ達、来。


虫干

2012-08-12 19:46:23 | 農作業

8月12日(日)  のち 

千切れ雲が通る小雨もあったが、昼過ぎまでは、梅雨空のような曇り空で、蒸し暑い。午後は、青空も出て、夕日の熱さが、背中に強く感じる。午前中は、精米をしながら、刈払機の刃を研ぐ。ゆったりとした、日曜日という感じ。

午後は、虫干。秋祭りに向けての、幟や、山車に使う幕や、提灯などを倉庫から出して、日に干す。この「虫干」も、夏の生活の季語らしい。当然のことだが、今の私たちの生活においては、ほとんど「絶滅」している。よほどのことが無い限り、衣類を風に当てて、などということはない。農作業の作業着で、夏服も冬服も、私にはない。ほとんど、Tシャツしか作業着として使わない、そんな私は、夏はそれ一枚。(作業時には、半袖は使わないので、何時も長袖だ。)秋になるとその下に、肌着のシャツがプラスされ、さらに寒くなると、ヤッケや、ジャンパー。作業用のベスト、そんなものだ。そして、春が、暖かさを運んでくると、逆の順番で、脱いでゆく。虫干するようなものはない。

ところが、どっこいで、その「虫干」は、集落の行事として、しっかり残っている。集会所周りの草刈もするが、そんな作業は、一時間ほどで終わり、あとは、同じ地区に住んでいても、それほどは合わない者同士での、井戸端会議と、バーベキューを囲んでの慰労会と云っての、飲み会だ。しかし、この集りにしても、話題が出たが、歳の順番でやっている役員、残る若手は、2~3人とか。この集落の行事としての虫干も、風前のともしび。絶滅寸前なのかも。


水手切

2012-08-11 18:28:08 | 農作業

8月11日(土)   いちじ 

太陽の照りはないが、蒸し暑い曇り空。降るようで降らない、鬱陶しい一日。昼ころに、サーッと一雨、1~2㎜か。蒸し暑さを増すだけの雨。

午前中は、田んぼ。少し残っていた大土手の草刈を終わらす。これから何日か、夏の太陽は、一休みするらしく、今日のような天気が続くと云う。稲刈のことを考えて、少し早めだが、水手を切って、水を湛えないようにする。この辺は、天気予報に云うほどに、雨量があるとは思えないが、万一のこともある。水手を切っておけば、表面が濡れる程度で、良いお湿りとなる。半分ほどの田んぼを回り、水手を切っておく。

田んぼによって、まだ、たっぷりの水を湛えている所もあれば、完全に水はなく、大きくひび割れした田んぼもある。今、田面が固まって、足跡が少しつく位で、水がうっすらとある位が理想だが、なかなか全体がそうはならない。重粘土の強湿田では、なおさらだ。少し早めに水を落とし、固めておかないと、田面の低い所に水が残り、刈取時に苦労する。少し早めのようだが、そんな田んぼの水手を切って回った。

今朝の新聞の地方面。当市の稲刈が始まったとの報道。少し離れた同じ地区の集落だった。私たちの集落はまだだが、もう2~3日もすると始まりそうに、田んぼも色づいてきた。

一雨あったので、まだ降るかもしれないと、花畑に行く。ニンジン用の畝の透明マルチを撤去する。その後草取りをするが、昼の雨。ある程度降ったらしく、中耕したての畝間の土が、作業する指や、長靴に着き、やりにくかった。