8月12日(日) のち
千切れ雲が通る小雨もあったが、昼過ぎまでは、梅雨空のような曇り空で、蒸し暑い。午後は、青空も出て、夕日の熱さが、背中に強く感じる。午前中は、精米をしながら、刈払機の刃を研ぐ。ゆったりとした、日曜日という感じ。
午後は、虫干。秋祭りに向けての、幟や、山車に使う幕や、提灯などを倉庫から出して、日に干す。この「虫干」も、夏の生活の季語らしい。当然のことだが、今の私たちの生活においては、ほとんど「絶滅」している。よほどのことが無い限り、衣類を風に当てて、などということはない。農作業の作業着で、夏服も冬服も、私にはない。ほとんど、Tシャツしか作業着として使わない、そんな私は、夏はそれ一枚。(作業時には、半袖は使わないので、何時も長袖だ。)秋になるとその下に、肌着のシャツがプラスされ、さらに寒くなると、ヤッケや、ジャンパー。作業用のベスト、そんなものだ。そして、春が、暖かさを運んでくると、逆の順番で、脱いでゆく。虫干するようなものはない。
ところが、どっこいで、その「虫干」は、集落の行事として、しっかり残っている。集会所周りの草刈もするが、そんな作業は、一時間ほどで終わり、あとは、同じ地区に住んでいても、それほどは合わない者同士での、井戸端会議と、バーベキューを囲んでの慰労会と云っての、飲み会だ。しかし、この集りにしても、話題が出たが、歳の順番でやっている役員、残る若手は、2~3人とか。この集落の行事としての虫干も、風前のともしび。絶滅寸前なのかも。
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