畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
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食、農への思い

刈り始め

2012-08-26 20:02:10 | 農作業

8月26日(日)  

相変わらず、猛暑が続く。陽が昇ると、7時過ぎだと云うのに、陽射しの強さは、痛いほどに肌を射す。

が、今朝、ホッとするようなことがあった。日の出時刻ころに、庭に出る。肌に感ずる外の空気が、思いのほか爽やかだった。何日振りのことだろう。部屋に戻り、温度計を持ってくる。25℃近くを指していたのに、少しずつ下がり、20℃を切った。最終的には、19℃だった。熱帯夜とか、30℃を超す猛暑に慣れた身体には、ひんやりした気温と感じた。季節は、やはり、秋に向ってはいるのだ。もう何日、我慢すればよいだろう。

週間予報は相変わらず、連日の晴れての猛暑。雨の気配はない。しかし、8月も下旬も半ばを過ぎた。ニンジンの播種時期は待ってはくれない。二回目の種蒔をしてもらうことにする。午前中、太陽熱処理マルチを外し、夕方に種を蒔いてもらう。日暮れ前に、ポンプを積み、水掛けに行く。短い畝だが、3畝の水かけだ。相変わらず、発芽はごく少ないが、諦めず、かけ続ける。

もち米の刈り取りを始める。昼前に、コンバインを搬送し、軽トラの荷台には、籾搬送コンテナを積んでおく。昼食後の休みは少しにして、田んぼに向う。刈り取り作業は、実質1時間ほど。籾を乾燥機に入れ、乾燥運転のスイッチを入れる。これで、自動的に仕上げ水分まで運転し、停止する。

コンバインを引き上げ、さあ?、と思案。これからのコシヒカリの収穫の件だ。計算上は、30日頃からが登熟期なのだが、現実のこの猛暑と水不足をどう方程式に入れるかだ。すべての田んぼを一回りして、それぞれの圃場の現況を確認しようと出かける。土が乾ききって、倒れてきた圃場が増えてきた。穂の状態からは、まだ少し早い。計算はあっている。しかし、倒伏すると、刈取が大変だし、遅れて、雨にあったりすると、品質も落ちる。全体を勘案し、少しだけ、前倒し。28日から刈取を始めることとする。順番も変更し、倒伏のひどい所から始めることにする。

さあ、これから、忙しい。軽トラの荷台は、積んだり下ろしたりとなる。