畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

休暇

2012-08-06 18:34:56 | 暮らし

8月6日(月)  

年に一度の、胃の内視鏡検査。朝一番ではないが、汗になるのもいやだから、ゆっくり休み、9時過ぎに出かける。何時ものことだが、喉の違和感はきつい。が、まあ順調に進み、結果も問題なし。一年間、異常な進行は無。主治医の問診、そして次の、3か月後の血液検査の予約で、終わり。帰ってくるが、昼になる。

今日は、雨が確実に降ると云う予報だったので、昨日のうちに、残りの大豆の植え溝をきっておいたが、雨は降らない。雨雲の動きの予報を見ると、午後は、夕方になるほどに、雨雲の強いものがかかってくる。今日のうちに植え付ければ、水をかけなくとも済みそうだ。残るは、黒豆の二トレイだけ。一時間少しで植えることができる。寺や集落の入出金の記帳のため農協に回る足で、畑に行く。

畑の具合は、一雨来てほしい状況だが、空は明るい。駄目なら、明日朝に水を運ぼうと、植付を始める。ほぼ植え終わる4時ころに、空も黒くなり、ポツポツしてくる。畑土を潤すほどに降ってくらないかな、と思いつつ、作業を終えて帰路に着く。濡れるほどには降らないが、ときどき、ワイパーを必要とするくらいだ。弱くとも、時間をかけて降ってくれればと思い、家に入り、のんびりしている。

 しかし、望みの雨は、たいしたことなく終わったようだ。我が家の雨量缶に溜まる水量は、1㎜にも達していない。庭の表面もうっすらと云う状態で、歩けば乾いてしまう位。畑とは離れているから、通雨では、降り方も違うかもしれないが、それにしてもこの雨では、役には立たないだろう。雨雲も均等にとは行かなかったようだ。


ヒユナ

2012-08-06 05:58:23 | 農作業

8月5日(日)  いちじ 

花畑。早速に、畝間の草の処理。特に目立つ草は、ヒユナだ。夏草の代表の一つ。発芽したてはとてもきれいだ。夏の畑、ある日突然、薄赤く変色している。トラクターで耕された、むき出しの畑土が、突然化粧した、そんな感じになる。発芽したばかりの数センチほどのヒユナの群生だ。その色が段々と緑を帯びてくる。すっかり緑色に代わると、背丈は10㎝を超える。今が、ちょうどその状態。これからは、ドンドン背丈も伸び、茎も太くなってゆく。根も、乾ききった大地から、水や養分を吸い取ろうと、深く広く畑土をとらえる。

背丈が1m近くなると、両手で引いても、引き抜くのにありったけの力が必要なほどになる。さらに生育すると、人の背丈を越え、太い所は、手首ほどにもなる。こうなると、刈払機のエンジンを全開しても、撥飛ばされることもあるほどの頑丈な小木のようになる。そして、花が咲き実を結ぶが、その穂は、アワやキビのようだが、さらに小さな多数の実を付ける。一本のヒユナにいくつ穂があるか数えたことはないが、その種の数たるや。昨秋に、そんなヒユナを何本も畑に鋤きこんでいる、まさに、ヒユナ畑である。

今を逃したら、ちょっとしたことでは退治できない。小型管理機で畝間を耕す。10㎝にも育ったヒユナは、引き抜かれ、土をかぶせられ、あるいは引きちぎられる。その後、もう一度、中耕ロータリーで耕す。ほとんどカラカラの畑土だから、根を抜かれた草たちは、夏の太陽の熱さの下、数時間で、干からびてしまう。さっきまでのきれいな緑の絨毯はどうしたんだろうと思うほどに、赤茶けた土色に戻ってしまう。これが、除草の成功である。

透明マルチを張っていない、空いている畑も、ヒユナがびっしり。一応、小型管理機で耕しておく。小さな機械なので、土の表面を書きまわすだけで、一度だけでは、すべての草の除草にはならない。しかも、時間がかかる。やらないよりまし程度の効果だろうが、ついで作業だ。