8月9日(木) ときどき
畔の草刈をしながら、田んぼに水を入れる。この、10aほどの田んぼは、川の水をくみ上げるようになっている。川の脇にポンプ小屋がある。ポンプ一台を納めてある小さな小屋だ。周囲の田んぼに、ポンプからの配管が張り巡らされ、それぞれにバルブなどが付いている。水が必要な人は、自分の田んぼに入るようにバルブを開閉し、ポンプのスイッチを入れる。ノートが置いてあり、ポンプを動かした、電力の使用量を記録しておく。その使用料を計算し、暮には料金を支払う仕組みだ。
田んぼの水もそろそろ最後だ。稲刈は、月末くらいから。もう20日ほどだ。その時には、収穫用の機械、コンバインを走らせる。コンバインが潜らないように、土を固めなくてはならない。水を落とし、乾かして、潜らないようにする。そのタイミングが難しい。あまり早すぎると、土の水分が無くなり、イネ株が枯れるほどになってしまう。遅すぎると、土が柔らかすぎて、コンバインのクローラーが沈み、ドロドロの稲刈とか、最悪、機械での刈り取りができなくなる。これからの天候も大事な要素だ。カンカン照りの晴天続きだと、水を落とすのは遅めにするし、天候不順の場合は、早めに干さなければならない。それぞれの田んぼの状態によっても判断しなくてはならない。水持ちの良い強粘土質の田んぼもあれば、比較的早く干上がるような土質もある。
そろそろ、そんな判断をする時期になってきた。