畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

試運転

2012-07-10 20:56:16 | 農作業

7月10日(火)  ときどき 

昨日、帰ってきた母は、忙しく、今日、次のショートステイに出かける。母にとっては、昨日帰ってきたのに、またショートステイに行かなければならないのか、というような発想はできなくなっている。はるか昔の過去は、しっかりと認識しているが、認知症を患ってからの記憶は、欠け続けている。直近の記憶は、ほとんど無い。そういう意味では、出かけることを、拒否することはないから、ある意味、楽である。今日も、ショートステイの迎えは、10時ころだよ、というと、そうですかと答え、出かける気持ちになる。

送りだしてから、田畑を回り、何を優先すべきかを検討する。明日からは、また梅雨空の復活とか。午後の優先作業は、サツマイモ畝間の、籾殻敷きと決める。昨日の今日なので、本当なら、2~3日、陽の光に当てて、枯らしてからの方がよいのだが、待ってはいられない。その後、夕方仕事は、畔の草刈。モアでの作業後の、刈払機での仕事。除草剤を使っていない田んぼなので、畔の草よりも田の中の草のひどさに、草刈の手間がもったいないと、思うほど。でも、草を刈らないことには、周囲の田んぼに迷惑かかるし、今後のこともある。

それにしても、ものすごい田の草の量。ほとんど目立つのは、ホタルイ。ホタルイのツンツンとした葉の絨毯の中で、かろうじて、イネが育っている、そんな感じだ。中に入ってよく観測すれば、田の草のデパートといったところだ。この田んぼ、今年の収量の惨憺たる状態を、思うと憂鬱になだ。そんなことを思いながら、約二時間。新しい刈払機の、二度目の試運転。機械の種類により、握り方等、少しづつ異なる。今回の機械は、私にとって、初めてのタイプ。昨日は、なんとなくなじまず、ギクシャクした感じだったが、今日の2時間で、ほぼ、自分のものにできたかな、という所だ。


一週間

2012-07-09 20:50:07 | 農作業

7月9日(月)  ときどき 

中の晴れ間。前線は南下しているので、蒸蒸感はない。気分良く外に出れる、そんな晴天。管理機を積んで、秀畑に出かける。サツマイモの畝間を中耕し、草を抑えるためだ。一週間ほど前に見たときに、今、耕しておけば、手取り除草はごく簡単に済ませそうと、思っていた。それからは、ぐずつく日ばかりだったので、ちょうど一週間ほどたってしまった。到着して、びっくり。草はぐんと伸び、これで、管理機での中耕で、処理しきれるだろうかと思うほどに生育している。サツマイモも、マルチの畝からかなり伸びてきている。前回見たときは、まだ、マルチの上を這う程度だったのに、ものすごい生育の早さだ。このままでは、サツマイモの蔓も機械で、切ってしまうことになる。

どうしようかと思うが、せっかく来たのだし、炎天の手取り除草を想像すると、もう一人の私が、無理してもやってしまえと、葉っぱを掛ける。少々手間だが、蔓を畝の上に掻きあげて、ロータリーの二度掛けをすれば、効果はあるだろうと判断。さっそく取り掛かる。半日、たっぷりかかるが、畝間の草は、八割ほどは、処理できただろう。

この時期の、高々一週間。しかし、初夏の生命力は、何倍もの生育を、遂げることを再認識。一週間の時の長さに、その時々を大事にしなければと、改めて思い知らされた。

午後は、母を病院に連れてゆくこともあり、またまた、とぎれとぎれの時間を過ごす。ここのところ、母のショートステイは、月に3回に分かれている。出かけて帰っての繰り返し。病院へ連れてゆくタイミングがなく、薬だけをもらっていたが、3回目は、「診察してください」との命令書。今回は、今日帰って、明日また出かけるスケジュール。しょうがないからと、病院の診察時間に合わせて、迎えに行き、病院に連れてゆく。

そんな訳で、夏に向けての、網戸の張り替えや、新着刈払機の試運転を兼ねた、ハウス周りの草刈が出来ただけだった。


前線南下

2012-07-08 19:15:49 | 農作業

7月8日(日)   いちじ  のち、いちじ 

今日もすっきりしない。夜間の雨は、水溜りが出来るほどではないが、地面を潤すほどには、降っていたようだ。そんな空もようが、昼近くまで続く。一時の間だったが、ハウスの天井をたたくほどの雨足となった。ただ、昨日までと違ったのは、蒸し暑さが幾分かは収まったこと。汗ばむほどにはならなかった。

それで、この日を逃すまいと、ハウス内の片付け、草刈。

いちに半分は、インゲンとキュウリが、2メートルほども立ち上がり、今が収穫のピークといってよい時期だ。しかし、キュウリのピークは短く、すぐに、病気で、下葉から枯上がり、株の勢いが無くなり、収量ががくっと落ちてしまう。それで、つながるように次の苗作りは始まっている。その定植準備をしなくてはならない。イネの育苗資材など、そのまま置いてもあるので、片づけ収納。ハウス外から侵入してきた、チガヤなどが、かなりの部分を占拠している。機械の力を借りることにし、刈払機を背負い、地面を削るように、草刈をする。

一、二日放置して、枯らしてから片付け、しっかりと深耕したい。茅の根や地下茎は深いところをどんどん侵攻してくる。小型の機械による耕起では、絶滅させることはできないが、ダメージにはなるだろう。

今日も、たいした作業はせず、こんなことで、お茶を濁してしまった。


蒸暑

2012-07-07 18:06:17 | 暮らし

7月7日(土)  いちじ 

夜の間に、また少し降ったようだ。明け方以降も、時折、パラパラ。蒸し暑く、けだるさを感じる。思い切って、えいやっと動いてしまえばよいのだが、なんとなく、こんな天気だから、出荷を手伝うよ、と言ってしまった。それ以降は、ダラダラしてしまう。

作業場で、腰を掛けて、野菜を選別し、量ったり、包んだりの作業だ。時折、雨水が射すのか、外が明るくなる。かと思えば、うす暗く、黒い雲。降り始めるのか、と思えど、雨は落ちない。そんな空気の中、ラジオのパーソナリティーの声が、遠く聞こえて、ついこっくりとしてしまう眠気に誘われる。頭を左右に、眠気を振り払おうとするが、大きな欠伸が、何度も出てしまう。それでも、作業は人手だ。二人でやると、午前中に終わってしまう。夏の野菜になると、嵩が少なくなる。ダイコンやキャベツのような大きな野菜が無くなる。果菜類や、インゲンなどは、小さな包みとなる。我が家のS箱では、中はガラガラ。もったいないから、少し小さな箱を調べてくる、と、連れ合いは、ホームセンターへ。私たちの野菜便は、タマゴも同送する都合で、少し丈夫な物にしている。(段ボール箱を発注して、作ってもらっている) 単価は少し高くつく。ホームセンターなどでは、半額近い価格だが、薄手の箱だ。タマゴなしの荷物は、それで間に合いそうだと、出荷担当者。

私は、何をするわけでもなく、30分もして、昼食。昼寝。横になっていても、何となく体がべとべとする感じ。外は晴れ上がり、真夏のような太陽。けだるい身体は、そんな陽射しを拒否する。結局何をするともなく、箱詰めした連れ合いから、伝票を受け取り、出荷表に打ち込み、納品書を印刷して、渡して、作業終了。パソコンの前から離れず、こんな時間になってしまった。


再耕起

2012-07-06 18:48:48 | 農作業

7月6日(金)  

蒸し暑い曇り空。雨雲の通過するような予報もあるが、ごく稀に、ポツポツ感じる程度だった。

午前中は、花畑の、二回目の耕起。6日ほどたったが、雨のせいもあり、地上部に顔を出している草などは、再生しかかっている。土中に埋まっている草もまだ青い所も残る。再耕起することで、さらに細断、鋤きこみをして、再生を防ぐ。そろそろ、太陽熱処理をしなければならないが、草や残渣の状態からは、もう一度位は、耕起した上になりそうだ。

午後は、宮畑。こちらは、大豆の作付け予定なので、再耕起をしておく。さすがに、粘土質の強い畑土。花畑に比べると、水分飽和状態の個所もある。そんな所は、耕しても、細かくなるどころか、練られたように土塊ができるほど。急ぎ過ぎた感じだが、草処理のためいたしかたないか。次には、かなり乾いた状態で、耕す必要がある。大豆植付に、苦労するかもしれない。

夕方は、家の近くの田んぼに、モアを走らせ、畔の草刈。


蚊取線香

2012-07-05 19:08:57 | 暮らし

7月5日(木)  

梅雨も後半に入り、曇り空に、薄日程度の日が続くようだ。こうした天気の日は、蒸し暑い。ただしゃがみ込んでの草取りでも、汗びっしょりになる。昼上がりでも、全部着替えなければならない季節になる。昨日夕方、遠くの山で、蝉の鳴き声が聞こえてきたと、連れ合いが行っていた。これから、二カ月ばかり、暑い日が続くことになる。

午前中は、花畑で、ヤマイモの畝間の草取り。終らす。午後は、田んぼ。一か所の田んぼは、生育具合から、肥料を散布する。いわゆる穂肥に当たるが、他の田んぼは、必要なさそうなので、やらない。購入してある粒状の有機肥料を、動力散布機で撒く。天水頼みの田んぼを回り、一昨日の雨水を無駄にしないよう、水手の点検。案の定、二か所の田んぼで、水漏れ穴が開いていたので、直す。

ハウスの中に広げてあるタマネギをコンテナに入れる。片付けて、草を処理して、耕して、次のキュウリの植付の準備のためだ。

こんな作業は、ラジオを付けてやることが多い。季節がら、蚊取線香のコマーシャルが、良く流れてくる。これがとても面白い。

蚊取線香の長さは、人の睡眠時間に合った長さだと説明する。と、聞き手が、「でも、睡眠時間は、人によって違いますよね」と答える。間をおいて、しらけ鳥ならぬ、しらけゼミの鳴き声。思わず、膝を叩いてしまう。こうゆうことって、良くあることなんだなと、思う。蚊取線香の長さがどうのということだから、笑って済ませられるが、作業の現場では、笑いだけでは済まされない。大きなストレスを受けてしまう。こうした私は、ちょとおかしいのかしらん。   

実例を二つほど。

餅搗きの時、もち米を洗い水に浸けて置くのだが、何臼も搗くときは、種籾とか、タマネギなどを入れる細かい網袋に一臼づつ分けて水に浸けておく。米を何度か洗い、網袋に入れるのは、結構な手間がかかる。つい何年か前、パッとひらめいて、網袋に直接入れてから、その袋ごとたらいに入れて洗うと、その楽なこと。時間も何分の一ほどで済んでしまう。このことを話した。

「30年近くも、無駄なことをしてしまった。袋に入れてから洗えば、こんなに楽なのに。」

「でも、米を研ぐことができるのですかね」

もう一つは草取りのこと。

草取りの時、イネ科の草や、丈が高くなり、野菜を害するような草は取るが、ハコベなどの背が低く地面を覆うような草は、取る必要はない。逆に、そのような草が土を被覆しているぐらいの方が、畑には良い。こう云う話を、街から手伝いに来てくれる人たちに、良くする。一緒に、草取りをしていて、いくらなんでも、遅いなあと、見ていると、残す草と取る草を、一つ一つというほどに選り分けて、ていねいに草取りをしていた。

ちょっと違うかな。


サトイモ

2012-07-04 19:14:23 | 農作業

7月4日(水)  のち  いちじ 

夜間の雨は、十分だった。150ミリ近く降ったのではないか。しばらくは、田んぼの水は大丈夫だろう。そして、また当分梅雨の中休み状態が、続くのではないか。この間に、秋冬野菜の為の畑作りをやっておきたい。また、7月に入ったから、大豆の準備も必要だ。

とりあえず、今日は、家の脇のサトイモ畑をちゃんとしてしまおうと、予定する。朝一は、出荷の手伝いを二時間ばかり、から始める。サトイモ畑は、鶏舎のすぐ脇だが、この何年かは、まともに耕作せず、荒していたので、宿根の多年草が非常に多くなってしまった。それらの処理が大変なので、一年草は、とにかく発芽を抑えたい。イモを植えた畝は、黒マルチを張ってあるが、畝間は畑土が露出している。難雑草を極力引き抜き、その後は、籾殻をかなり厚く敷いて、籾殻マルチで、草の発芽を抑えたい。籾殻は、十分あるので、ポリ袋に詰めて、畑に運ぶ。

畝間の草を引き抜き、根の土をできるだけ払い、ポリマルチの上に置く。再生しないように、根の部分は畑土に触れないようにして、乾かして、刈らそうと云う魂胆だ。枯れた草が、マルチの上にあると、日除けになり、これからの太陽熱による土焼けを防いでもくれる。畝間には、たっぷりの籾殻を被覆する。夕方には、すべて完了。きれいになった畑で、サトイモも、満足そうだ。

    

 


草取

2012-07-03 18:08:52 | 農作業

7月3日(火)  いちじ  のち 

さあ、身体を動かそうと、8時過ぎには、軽トラックを走らせるが、着いた先の、花畑で待っている作業は、畝間の草取り。しゃがみ込んでの、這うように動くだけの、静かな作業だ。しかし、今やらなければ、適期を逃してしまう。張り切っていたのに、肩透かし気味だが、頑張ろう。

ヤマイモの畝は、二畝並べて、アーチとネットを張ってある。その間の草が、かなり伸びている。今は水分を含んだ土で、草も取りやすいが、しばらくすると、根の張りが強くなり、梅雨明でもしてしまうと、土も固くなり、苦労することになる。右手に草取り鎌を持つが、基本は、引っこ抜く動きの方が多い。ときどき、しっかりと根を張り育った草が、強く抵抗する。そんなときに、草取り鎌で、土のなか深く根を切り引っこ抜く。土の濡れ具合が、ちょうどよく、思ったより捗り、午前中に、貫通してしまう。時間が余ったので、ヤマイモと隣のカボチャの畝間に取り掛かる。カボチャもよく育っているので、脇芽が、ヤマイモ畝に侵入しようと伸びて一る。そんな蔓は、カボチャの方に返してやる。

午後は、田んぼを一回り。今日の雨は、確実そうなので、ちゃんと湛えようと、水手を点検土の流れているような所は手直し。3時近くになると、小さな雨粒が、フロントガラスに、点々としてくる。ときどき、少しばかり強まったりするが、本降りにはならない。でも、空は大分暗くなってくるので、畑には回らず、家に帰る。サトイモ畑の草を取っていると、4時過ぎころから、本降りになり、シャツの上からも雨を感じれる位になる。昨日、少々濡れてもと、決意したのだからと、雨に打たれながらも、一列の切りの好い所までと、続ける。


一茶

2012-07-02 18:39:40 | 食、農への思い

7月2日(月)   いちじ 

今回の雨も、関東の梅雨雨。たいした雨量にはならないが、ときどき、弱い雨をパラパラさせる。そんな空もようが、昨晩から、午前中まで続く。外仕事をするつもりなら、できないことはない程度の、パラパラだったが、やらなかった。

私たち、もともといい加減な質だと思うが、歳を重ねるにつけ、頻繁に、酷くもなってくる。

電話がかかる。「今日、荷物が着く日でなかった?」 「あっ!ごめんなさい。よていひょうにかきわすれてしまっていた。来週送るから許して」 

そんな応対が増えてきた。我が家の発送形態はさまざま。毎週もあれば、隔週から月一まで。しかも、水曜、土曜の発送だから、10通り以上に及ぶ。出荷担当の連れ合いが、月初めに、一月分の予定表を作る。五十音順の顧客リストから拾い出して行くが、記録漏れが出ることもある。チェックするのにどうすればよいだろうと思案していた。出荷形態をグループ分けして、リストを作り、最後にチェックすれば、拾い忘れも減るだろうと、そのリストを作る。止めたり、新たに加わった人もいたりで、改訂版顧客リストを作り、それをグループ分けする。

作業場仕事で、玄米出荷用の石抜きをまとめてやっておく。水曜出荷の米の精米。

ひょんなことに、突然のめり込むこともある性格なのか。長続きはあまりしないが。昨晩は、のんびりしたこともあり、季語を検索してみた。そして、ひょいとアクセスしてみた先が、「季語と歳時記の会」(きごさい)のホームペイジ。

ここにもあった。「雨休」。そして、一茶の句として、

「草よりも人のはかなき雨祝ひ」  よくわからないけど、(旱で、草も今にも枯れんばかりだけれど、農民の方がもっとぐったりしている)とでもいう意味なのかなあ。そして、雨祝いは、明日への少しばかりの喜びなのかな。もう少し、古文を勉強しておけばよかった。

もう一つ疑問。雨休の季節だが、「絶滅寸前、、」では、晩夏。「きごさい」では、仲夏。この一月の違いはなんだろう。前者は愛媛と西日本。後者は新潟と北陸。この地域差なのだろうか。

いずれにしても、梅雨入り後、立秋までの二月ほど、西日本は、降れば大雨も多い。東は、それほどの大雨はない。さすれば、「お酒は大好き」な、著者さんは、「四日目の雨休」を楽しみつつも、もう四日目かと、いささかげんなりしてくるのも、分からなくはない。

この所、無理して頭をひねっているので、私もいささかぐったりだ。明日からは、ちょっと濡れるぐらいなら、しっかり農作業と行こう。

 


勘違い

2012-07-01 17:41:19 | 食、農への思い

7月1日(日) 

予定通り、午前中は、宮畑のロータリー耕。こちらは、花畑や秀畑とは異なり、強粘土質で、しかも石も多い畑土で、作業はしにくい。その上、草の種類も、イネ科の草など、土壌の豊かさを感じさせない草が多い。土や草を細断するには、回数を増やして耕すことになる。午前中いっぱいかけて、ていねいに作業する。

梅雨の中休みに、程よい土壌水分の所で、耕し、草の処理が終わり気分がよい。だからという訳ではないが、午後は、休日とする。農機具店の展示会に行き、刈払機を購入。今使っている機械は、10年以上使っているが、使い勝手はとてもよい。さすがに古くなり、ときどきトラブルがあり、キャブの清掃をすることも増えた。が、なによりも、エンジンが大きく、機械も大きいので、重い。背負い式で、ランドセルのように背中に背負って作業するのだが、この歳になると、重さが肩に食い込み、半日作業では、腕肩の痛みを強く感じるようになった。同じ背負い式でも、軽量タイプを注文してくる。

所で、6月29日の「雨休」。とんでもない勘違いをしていた。

かもたんさん、『絶滅寸前季語辞典』ありがとうございました。ちょくちょくとページを繰りさせていただきます。

それで、早速に「雨休」を調べてみたら、なーんだと云うことに。何だ、そのままの意味なのかと納得。私は、梅雨時の、雨がお休みをする時、梅雨の中休み状態を、表現することかと思った。しかし、雨で仕事を休む日の意。しかも、農村の風習ということで、雨乞いをして、雨が降ってくれたと、仕事を休み、祝う行事とのこと。とんだ勘違いだった。でも、著者の句、「もう四日目の雨休とはなれり」をちゃんと読んでいれば、私の理解が、勘違いということは、分かったはず。

がしかし、勘違いをしてしまった悔しさの、腹いせを一言。著者さんも、勘違いなのでは。

著者は、やっと雨に恵まれた「雨休」という季語は、(嬉しくもほっとした気分があふれている。)と説明している。そして続けて、(が、しかし、待ち望んだ雨であろうが、長く続いている雨であろうが、雨が降りゃ休むしかないのが農作業ではないのか、と思ったりする私って、根っから皮肉屋なのか。)として、前述の句である。

お答えすれば、「いいえ、皮肉屋ではありません。農業を知らないだけです。」

農村では、よほどの大雨続きとか、台風の暴風雨の時以外は、「四日目の雨休」なんてことはあり得ないと思いますよ。

私にとっては、畑一面の雑草を、鋤きこむことができた、この梅雨の晴れ間に、大いに感謝です。