畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

2012-07-12 18:58:25 | 農作業

7月12日(木)   いちじ 

梅雨空に戻るが、雨が降る気配はない。午前中は、薄雲を通して、うっすらと日も射すほどで、蒸し暑い。午後は、御愛想ほどに、パラパラを繰り返すが、地面がうっすらするが、すぐに乾いてしまうほどでしかない。

ハウスの中の作業。侵入した茅を先日刈っておいたものを片付け、外に出して焼却。耕起をしなくてはならないが、小型管理機では、表面の固さと、茅の根が邪魔をして、うまく行かないだろう。管理機の中耕ロータリーもそれほどの効果は期待できない。管理機の車輪の所に取り付ける、ローターで耕すことにする。中耕ロータリーを外し、管理機の本体だけにする。ゴムタイヤを取り外し、ローターを取り付ける。ロータリーを外したところには、抵抗棒という部品を取り付ける。

エンジンを掛け、ギヤを入れると、管理機は走りだす。その車輪には、土を耕す爪がついているから、土に喰いこみながら進んでゆく。少し力を入れて、抵抗棒を土に食い込ませると、進行が遅くなるから、土を深く細かく、耕すことになる。

抵抗棒への力の入れ加減で、適度の耕し方に調整しながら進む訳である。耕すほどに、ものすごい量の茅の根や、地下茎が掘り起こされてくる。一度耕したら、表面に掘りだされた、根や茎を拾い集め、再度の耕起。再び現れる根や茎。都合四回繰り返す。すべて拾い出すには、際限もなく繰り返さなくてはならない。適度におしまいとする。それでも、もう5時を過ぎてしまう。かなりのダメージを与えられたと思うので、今後は、茅の再生具合をよく見て、広がりを防がなければならない。